勇者一行の料理人   作:ドゥナシオン

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よろしくお願いします


活動開始‼

ダイ兄の原作での勉強嫌いはここではそうでもない。

少しでもできればすぐ褒める。

 

「すごいよダイ兄。」

「かっこいい!。」

「お兄ちゃん素敵。」等々

 

褒め言葉満載の応援の雨あられでやる気度上昇している。

大体この言葉は古今東西万国共通らしいけど、素直な心のダイ兄には効果絶大のようだ。

調味料と食材あればお菓子を作ってもっと励ましてあげられる。

島の外に出るのはあと三年待たないといけない。せめて五歳にならないと・・その前に

外に行ける移動手段として船がないといけない。

それもあってPR活動しないといけない。

将来交流した船の人にロモスまで乗っけてもらわないとたどり着けない・・つうか死ぬ。

 

「はあ~。」

 

あれこれ考えながら-ジャガイモ畑-の草むしって手入れしています。

前世に仕入れてた知識の一つに畑作りがあったので絶賛活用中で、成功しています。

畑作ったらじいちゃんに驚かれた。

 

「ティファにはモノづくりの才があるのじゃな。」

 

ついで大喜びしてもらえたけれども・・この芋はまだ水っぽくって味がいまいち・・とは

前世持ちの私の感想。

外出て本格的な畑作りを習いに行っておいしいご飯を二人に出してあげたい。

島の皆にも振る舞って、お茶会をしてと・・夢一杯です。

 

さて、そろそろ計画実行しにいきますか。

計画は簡単。

 

 -ダイ兄と遠泳競争してたら沖に流されて、そこを人に助けられました!-作戦

 

この海域を通る船も、三神様がリサーチ済み。そろそろ通る予定なので早くいかないと。

天気よし、勉強も終わった。「じいちゃん。ダイ兄と遠泳してきていい?」

「勉強も終わったのじゃからいいじゃろう。その代わり、あまり沖まで行ってはいかんぞ

二人とも。」

「はーい。」 

「行ってきまーす。」

 

いい子のお返事をして心の中で先に謝るまっておく。ごめんなさいじいちゃん!

良い子の兄も騙すの気がひけるけど!この島と皆んなの未来のためにもやり通すのだ!

 

「じゃあダイ兄、位置について・・よーいドン!」

 

ダイ兄は普通に真っ直ぐに泳ぎ始めてもう見えなくなった・・速いな~。

さて私は・・この潮流に乗って・・うん、流されてこの辺か~。

 

少し待っていたら中型の帆船が見えてきた。クルーはざっと十五、六人ってとこかな。

マストの上の人が望遠鏡持ちながら叫んでる・・私の事を見つけてくれたらしい。

こっちに近づきながら小型ボート降ろしてくれて、急いでボートにひきあげてくれた。

 

「もう大丈夫だぞ。」

 

どっしりとした野太いけれど優しい声・・親切なひとのようだ。

では頑張ってPR活動始めましょう‼ファイトよ私~‼




ようやく外部の人間に接触できました。
次回は主人公にとってのご都合主義満載のあり得ない事だらけのお話予定です。

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