誕生日プレゼントに選ばれる物は様々であり、共通して言えることは、誕生日を迎えた者に対する一途な想いだけ。
「──なるほどな……」
携帯端末の液晶画面に書かれていた文字の羅列を読み終え、オレは自然とそう呟いていた。
学んだ事をノートに書き写し、纏める。作業を終えたオレは思わず、
「これ、詰んだな……」
と、つい弱音を漏らしてしまう。
──事の発端は、つい数分前。
読書をしていると、友人である
『来週の水曜日、
上記のメッセージが来た時、非常に困った。その要因は幾つかある。アプリを閉じたオレは一度考える時間が欲しいと思い、現在、彼女に返信出来ないでいた。
メッセージが来てから既に一時間が経っている。既読マークが着いている事から、オレがメッセージを見た事は向こうも知っているだろう。これは所謂『既読無視』の状態であり、世間一般的にはあまり宜しくない行為とされている。
これ以上考えた所で妙案が浮かぶ気配はまるでしなかった。桔梗とのチャットルームを再び開いたオレは、『なあ』と話を雑に振る。次いで、
『幾つか聞きたい事があるんだが』
と、メッセージを送る。
幸いにもすぐに既読は着いた。数秒後、
『私のメッセージに対する第一返信が「なあ」とは、君も偉くなったものだね』
という、言葉を頂戴する。
どうやら、オレが今の今まで彼女に返信しなかった事がお気に召さないようだった。これに関してはこちらが悪い為、素直に謝罪する。
『悪かった、これからはなるべく早く返すようにする』
『ほんとだよ。全く、これだからコミュ障は困るよね。そういう根本的な所は四月から何も変わってないよね』
友人からのメッセージを携帯端末のステータスウィンドウで確認し、どうでも良い相手からだと無視をしていた者とは思えない発言だ。だが、反論はしない。言い返した所で、返ってくるのは正論という言葉の暴力だろう。
コミュニケーションに長けた桔梗に、お世辞にもコミュニケーションに長けていないオレが挑むのは無謀そのもの。村人が魔王を倒すくらい、荒唐無稽な話だろう。
精神的ダメージを負っていると、端末の画面が切り替わった。次いで、軽やかなメロディーが流れる。なんと、櫛田がオレに電話を掛けているのだ。
『櫛田エル親衛隊』に属する者だったら感極まって咽び泣くのだろうが、残念ながらオレは『一之瀬エル親衛隊』に属している者。いや、『櫛田エル親衛隊』は兎も角、『一之瀬エル親衛隊』なんてものは存在していないが。
兎にも角にも、オレにはこれが福音ではなく凶報のように感じられた。しかし、出ないという選択肢はない。数秒後、オレは意を決して横にスワイプする。
『遅いよ』
底冷えた第一声。
この声をクラスメイトに聞かせたい。果たして、いったい何人がクラスのマドンナのものだと気付けるのだろうか。
「あー……悪かった。実は今外に居てな。少し移動していたんだ。時間が掛かったのはそれだな」
『
「……嘘かどうかは分からないと思うんだが」
『ふぅーん、へぇー。まだ白を切るつもりなんだ』
桔梗は無感情でそう言った。どうやら、オレが嘘を吐いていると確信しているようだ。
オレが思案していると、彼女は「忘れちゃったの?」と問い掛けてくる。とても怖い。尚も黙るオレに、彼女は言った。
『位置情報』
その言葉でようやくオレは思い出した。
オレたちが普段使用している携帯端末は入学した時に学校から支給されたものだ。そして、この携帯端末は普通の携帯端末とは仕様が少々異なっている。
その一つとして、自分の位置情報がリアルタイムで公開されている。学校、そして認めた相手には現在位置が発信されており、やろうと思えばいつでも特定出来るのだ。
無論、現在位置と言ってもそれは携帯端末がある場所だ。そこに所有者が居るとは限らない。だが文明が発達している現代日本に於いて、携帯端末を持たず外出する事は全然ないだろう。
話を戻そう。普段この機能を使わないでいる為すっかりと忘れてしまっていたが、確かにオレは自分の現在位置を公開していた。女性だったら話は変わってくるが、オレは男性。誰かに視られるのも生まれ育った環境の所為で慣れてしまっている。特に実害もなかったのでその辺りの細かい設定をしていなかったのだ。
桔梗は電話を掛けてくる前にオレの現在位置を確認したのだろう。
『思い出したみたいだね』
「あ、あぁ……」
『さて、清隆くん。何か言う事があるんじゃない?』
オレは精一杯の感情を込めて、言った。
「大変申し訳ございませんでした」
『はい、よく出来ました! 許します!』
桔梗からの慈悲を受けたオレは「ありがとうございます」と言うしかなかった。
彼女は面白そうに笑うと『それで? 何を聞きたいの?』と尋ねてくる。
「井の頭の誕生日パーティーにオレが出席しても良いのか?」
オレは現在、クラスで複雑な立ち位置に置かれている。より具体的に述べると、大多数のクラスメイトからは避けられているのだ。
交流があるのは極わずかな生徒のみ。その生徒の誕生日パーティーならオレも出たいとは思うが、井の頭は接点のある生徒ではない。
彼女からしても、せっかくの自分のパーティーにオレのような人間が出席したところで嬉しくないだろう。 それが異性なら尚更で、下心があると思われても文句は言えないだろう。
それは桔梗も分かっている筈。事実彼女はオレの返答を予想していたのか、口調を乱さずに滔々と答えた。
『良いか悪いかと聞かれたら、悪いかな。やっぱり今でも、清隆くんのことを不気味に思っている子は居るからね』
「それが分かっているなら、何故?」
『うぅーん。強いて言うなら、私のお節介かな』
何だそれは、と思わず言葉を零す。
『さっきも言ったけど、きみの事を恐れている子は多い。男女問わずにね』
でも、と桔梗は言葉を続ける。
『そうではない子が居るのも事実。今回井の頭さんの誕生日パーティーに出席する子は、クラスの何処の派閥にも属していない子が多いの』
「まあ、それはそうだろうな」
井の頭はクラスでもあまり目立たない生徒だ。類は友を呼ぶと言うべきか、必然的に、彼女の友人も似たような性質の人物が多い。
オレの友人である
『今Dクラスはとても不安定。どこかの誰かさんがクラスカーストを掻き乱してくれたからね』
「そうか。そのどこかの誰かさんには困ったもんだな」
『……ハア。全く、分かってはいたけど、どこまでも他人事のように言うんだね』
スピーカーから漏れる、桔梗の呆れ声。オレはそれを沈黙で応えた。
とはいえ、それとは別に疑問も浮かぶ。
『お前が言う程なのか、今のDクラスは』
「……そうだよ。今は夏休みだから表面化していないだけ。二学期が始まったら皆気付かざるを得ない」
まず間違いなく、Dクラスの内情を一番知っているのは今電話で話している彼女だ。
具体的に尋ねると、桔梗はすらすらと答えた。
『まずだけど、今までのDクラスは主に三つの派閥に区分されていたの。一つが、
「ああ、そうだな。クラスの半分は属しているんじゃないか」
『概ねその通り。次に、
「そして最後に、まあ、オレのような溢れ者だよな」
『うん、そうだよ。きみのように協調性の欠片もない生徒だよね』
言葉に刺があるがあるのは気の所為ではないと思うが、事実である為何も言い返せない。
これまでのDクラスには三つの派閥があった。溢れ者グループは論外だが、他の二つには確かな結束力があったと言えるだろう。
ところが桔梗は、それが乱れていると言う。
『無人島試験、そして干支試験。この二つの試験は良くも悪くも私たちに影響を与えた。そうでしょ?』
無言で肯定する。
二週間のうち二回行われた、特別試験。これは通常の中間試験や期末試験とは全くもって違う、高度育成高校ならではの特異な試験だ。
そしてこの二つの試験はオレたち生徒を極限にまで追い詰めた。
『それまで知らなかった……知ろうとしなかったひとの本性。それが浮き出たの。当然、これまで通りの関係を築くことは難しくなる』
桔梗が『良くも悪くも』と表現した理由はここにある。
過酷な環境に置かれたオレたちは追い詰められ──それまで隠してきた、あるいは、自分でさえ知らなかった本性が現れるようになった。
『堀北さんグループも、溢れ者グループも被害は何も受けなかった。寧ろ堀北さんグループは日々成長しているから、マイナス要素が一つもなかったの』
「つまり、地盤が揺らいでいるのは──」
『そう、平田くん軽井沢さんグループ』
桔梗は言葉を続けた。
『これまであった、平田くんの求心力が無くなりつつあるの。ほら、特別試験中の平田くんは、『らしくない言動』が目立ったでしょ?』
平田
だが、特別試験。どちらの試験に於いても、彼は不可解な行動が多々見られた。
とはいえ──オレの思考を読んでいるかのように、桔梗は何て事のないように言った。
『でも、これはそこまで問題じゃないんだよね。ううん、寧ろ、平田くんの望み通りに行っているのかな? 違う?』
オレは内心で舌を巻いた。
櫛田桔梗の最大の強さはここにあると言えるだろう。コミュニケーションに長けた彼女は微かな人間関係の乱れから情報を集め、考察し、答えに辿り着ける。オレのような人間には出来ない芸当だ。
『私と同じように、きみが平田くんと何らかの『契約』を交わしているのも分かったよ』
「まあ、そういう事だ。オレの想定よりはだいぶ早かったが、平田はその決断をしたよ」
『なるほどね』
桔梗はそう言うと、『じゃあ聞くけど』と一呼吸置いてから尋ねてきた。
『軽井沢さんの失脚も平田くんの計画通りなの?』
「……? どういう事だ?」
意味が分からず、オレは首を傾げた。
困惑するオレを雰囲気で察したのだろう、桔梗は深々と溜息を吐いた。
『軽井沢さんの影響力が揺らぎ始めたのは、無人島試験の時から。下着盗難事件の時、軽井沢さんは弾劾された。一学期にあった、彼女の問題行動を指摘された。もちろん、これは突発的なものではなくてきみが松下さんに指示を出したものによるもの』
そこまで読めているのは流石としか言いようがないだろう。
無人島試験の際、オレは
そして桔梗の言う通り、無人島試験の最中、オレは千秋に幾つか指示を出した。その中の一つに、軽井沢への弾劾がある。
仮にもクラスカーストの頂点に位置する女王への弾劾だ、必要性がなければやる必要はない。ましてや正当性がなければDクラスの女子ほぼ全員を敵に回す事になる。オレもそれは分かっていたが、試験中に起きたある出来事によって行う必要が出てきたのだ。
それは、軽井沢恵の下着盗難事件。女子生徒は男子生徒の中に犯人が居ると訴え、池寛治という男子生徒の鞄の中から彼女の下着が出てきてしまった。とはいえ、これはCクラスから送り込まれていたスパイ──伊吹澪によるものだと判明している。しかしながらこれが分かったのは試験後であった。
試験中に起きてしまったこの事件によって、Dクラスの男女間には深い溝が生まれることとなった。
そこでオレは千秋に一つの指示を出した。それこそが、軽井沢への弾劾だ。より具体的には、彼女が一学期の間に行ってきた悪業──クラスメイトからプライベートポイントを半ば強引に貰い、それを返していないという内容──を指摘し、軽井沢自身にも問題行動があったことを自覚させた。そして容疑者であった池を許し、Dクラスの男女の間を持ったのだ。
この弾劾を知っているのは極わずかな生徒のみ。女子生徒はほぼ全員知っているだろうが、反対に、男子生徒は何も知らないだろう。
「だが、その後の軽井沢の行動はクラスに貢献していたぞ。揺らいだのは事実だが、失脚とまではいかないんじゃないのか」
事実、その後の無人島試験では平田と共にDクラスを最後まで纏めていた。女王としての地位は盤石だとオレは考えていたのだが。
その旨を伝えると、桔梗は『まぁね』と一度は肯定の相槌を打つ。しかしながら彼女は続けて言った。
『その後何も起こらなかったら、軽井沢さんは女王として君臨し続けられた』
それはつまり、『何か』が起こったという事。
そしてオレには一つだけ心当たりがあった。
「
『へえ……知っていたんだ? そう、きみの言う通りだよ』
その内容は、真鍋の友人──リカという女子生徒が軽井沢から嫌がらせを受けたというもの。その確認だ。
軽井沢はその場では知らぬ存ぜぬの態度を取り、その後の追及も無視をしていた。そして話が進展する前に干支試験は終了してしまい──ここまでがオレの知っている事だ。
「真鍋たちが何か動いているのか?」
『正解。クラスメイトと一緒に学年の女子にこの話をしているの。一年生の女の子が多く所属しているグループチャットがあるんだけど、そこでも発言していてね。ほんと、馬鹿だよね』
心底そう思っているのだろう、声には嘲りの感情がありありと込められていた。
「そのグループに軽井沢は属しているのか?」
『当然。言ったでしょ? 一年生の女の子の多くが所属しているって。クラスカーストのトップに位置する軽井沢さんが参加していない道理がないじゃん』
「確かにそれはそうだな。それで、軽井沢は何か反応したのか?」
『何も。ずっと沈黙している』
なるほど、とオレは相槌を打つ。
軽井沢の判断は賢いものと言えるだろう。
恐らくではあるが、軽井沢が嫌がらせをしてしまったのは事実だろう。もししていないのであれば干支試験の時にキッパリと言っている筈だ。
だが、それをしていないという事はその事実を半ば認めているという事に他ならない。だが、完全に認める訳にはいかない。もし認めたら最後、一学期の間に積み上げてきたものが全て台無しになるからだ。
疑念は種と植えられ、発芽しようとしている。この状況で軽井沢が口を開けば種が芽吹くこととなる。だからこそ、彼女が取れる選択は『沈黙』のみ。『沈黙』を取れば、『推測』の範疇にあるからだ。とはいえ、
『はっきり言って冷戦状態だよ』
桔梗の言う通りだろう。
賢い選択ではあるがこれも時間の問題、時間稼ぎでしかない。夏休みという、学校に行かない長期休暇がこの問題を自然解決する確率は極めて低いだろう。
そして、オレの中では一つ疑問が生まれていた。
「平田は何か動いていないのか?」
平田と軽井沢は交際関係にある。
オレは干支試験中、軽井沢の彼氏である平田には直接報告をしていた。てっきり、彼が既に解決しているものとばかりに思っていたのだが。
「平田でも解決が難しいのか……。だとすると、『暴力事件』と同様……いや、それ以上に面倒臭くなりそうだな」
『さあ、ね。今の所平田くんは何もしていないよ。気付いていないのか、あるいは、気付いていて静観しているのか』
恐らく、平田には何らかの考えがあるのだろう。そう結論付けたオレは「話はだいたい分かった」と話を戻す。
「軽井沢、そしてDクラスの不安定さについては分かった。つまりお前は、オレに派閥を作ったらどうかと言っているんだな」
『大正解! これは私の予見だけどね、Dクラスはこれからまた荒れるよ。間違いなくね』
「Aクラスのような内紛になっても可笑しくはない、か……」
「特別試験の内容によっては、そうなるだろうね。そうなる前に、きみも味方を作っておいた方が良い」
桔梗の言う事は一理あるだろう。
現時点で、利害関係なくオレの仲間だと言えるのは松下千秋のみ。今後の事を考えれば、あと数人は協力者を募っても良いかもしれない。
オレは暫く黙考してから、桔梗に返事を返した。
「……いや、お前には悪いがやっぱりやめておく」
『へえ……。何で?』
トーンが二つ程下がり、冷えた声がスピーカーから出る。
桔梗は恐らく、オレが断るとは思っていなかったのだろう。オレは彼女に説明した。
「せっかくの誕生日に、オレのような部外者が本来の目的とは違う、別の目的で参加するのは違うだろう。それだと井の頭に申し訳がない」
一年に一度しかない、自分が主役の日。それが誕生日の筈だ。オレにはまだ経験がないが、その日は幸福で満ち溢れた日になる筈だ。
そのような素敵な日に交流が限りなく少ない知人が祝いに行くのは間違っているだろう。ましてや、祝う気がないのだから尚更だ。
『……清隆くんってさ、変な所で真面目だよね』
数秒後、呆れたように桔梗はそう言った。
「失礼な。オレはいつだって真面目だぞ」
『ははっ、それ、本気で言ってるの?』
オレは沈黙で答え、「そういう訳だから」と続ける。
「誘いはありがたいが、今回は辞退させて貰う。井の頭にはお祝いの言葉だけ伝えて欲しい」
『はあ……分かった。こっちも無理言ってごめんね』
その後軽く雑談をしてから、オレは桔梗との電話を終えた。
自分の派閥の形成。正直な所、先程の桔梗の提案はとても興味が引かれた。
だが彼女の話に乗ったら、オレは彼女に貸しを作る事となる。『お節介』だと表現していたが、その思惑が完全にない訳ではなかっただろう。
それに、派閥を作るのはまだ時期尚早だ。ただでさえオレはクラスから浮いているのだから、これ以上の悪目立ちは暫く避けるべきだろう。
読書を再開しようとして、誕生日について纏められたノートが目に留まる。
「誕生日、か……」
これまでは誰かの誕生日を祝う事も、自分の誕生日を祝われる事がなかった。高校生になった今なら、オレは、誕生日という一日を本当の意味で過ごす事が出来るのだろうか。
幸か不幸か、オレの誕生日はまだ先だ。ほんの少しくらいなら、楽しみにしていても良いのかもしれない。
読書の皆さんが思う、一学期の間に最も実力を示したDクラスの生徒は?
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綾小路清隆
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堀北鈴音
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平田洋介
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櫛田桔梗
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須藤健
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松下千秋
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王美雨
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池寛治
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山内春樹
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高円寺六助
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軽井沢恵
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佐倉愛里
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上記以外の生徒