サタンは敵対者という意味合いなだけで、本来悪魔で無く、天使らしいです。アバドンも実は天使なんだそう。
追加:重大な誤字をしてました。本当にありがたいです。
「で……最奥に来たわけだが……」
「ああ………言いたいことは分かる」
「何も」
「ないな……」
それぞれが灰色の獣を倒したみたいで、全員で揃って豪華な装飾の扉を開けると、一つだけ。玉座があるだけの空っぽの部屋。以前は使われていたのかも知れないが、その部屋は何処か寂しげだった。
「玉座だけ残されるってのも悲しいな」
古めかしく、何処か懐かしい肘掛けを撫でると"ドクン"と心臓が跳ねる。
「うっ……!」
身体が内側から破裂するかと思うほど痛む。心臓が暴れまわり、身体は熱い。
「お、おい、しっかりしろ!!」
「ああ……だいじ」
大丈夫だ。と言う前に俺の意識は引きずり込まれる。
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「目覚めるのだ……契約者よ……」
頭を揺らす威厳に満ちた声だ。誰なんだ、俺は寝ていたいのに……
「お前には使命があるのだ。 約束を果たしてもらうぞ……」
ビビビと謎の光線を放つ。
「イダダダダダダダダダダッ!!」
身体中を抓られるような痛みに襲われて、俺の目は"覚めた"
「? ここは……」
何処だ、ここは。ただ真っ白が永遠に広がっている部屋。ひたすらに白一色である。
「ようやく目覚めたか契約者。」
「ろ、ロボですか……?」
ロボが居た。意味がわからない。
「あなたの事を教えていただけると助かるのですが」
とにかく目の前のロボットが誰なのかが知りたい。
「我は、☆*……いや、しばし待て」
こちらの頭に手を向け、「成る程」と言った後、
「私はメタトロン。契約の天使、72の名を持つ者。」
とんだビックネームが出てきたな。
「なんで貴方のような天使が?」
教会の一戦士でしかない俺にこのタイミングで、このような形で接触するなんておかしな事である。
「ふむ、お前は何も聞いていないようだな」
煩わしい事だ、と言いながらも説明をしてくれるらしい。
「お前は世界を救う為に私と言う存在を注ぎ込む為に造られた器だ、本来ならな。」
「へー、成る程、それにしては俺弱すぎませんか?」
「……意外だな、大体の人間なら発狂しているぞ?」
「まあ、そうなら受け入れるしか無いですか?」
「……発狂しないでいてくれるのは此方としても助かるね、話を続けよう」
「お前を創り出した人間との契約により、お前と言う存在の格を上げる。奴との契約からそのままの計画の概要を説明する。いいな」
「はい、お願いします」
「奴は絶望していた。人間の悪性は止まる事を知らす、貪る人間、淫蕩にふける人間、強欲な人間、ただ悲しみに暮れる人間、怒りに囚われる人間、怠惰をよしとする人間、自惚れる人間、傲慢な人間。七つの大罪というアレだ。人間が文明を手にし、科学の力を手にしても尚人間の精神は進化をしなかった。」
「過去の人間にはダーウィンとか言う学者がいるそうだが、『生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。』人間が早すぎる文明の速度に人間の魂が適応し切れていない事に気づいたんだとさ、じゃあ、どうする?人間の魂をどうにかしようなんて難しいだろ? 奴は人間そのものの魂を改造する事にしたんだ。笑えるよな。 ただの人間が神の領域に手を伸ばすんだ、初めて聞いたときは新手のギャグかと思ったね、私は。」
おっと、すまない。話が逸れてしまったね。
「普通に考えて魂の格上げは無理だ。その為にモデルケースを用意して実験する必要があった。で、それがお前たち。天使という高次存在を普通の人間の魂と同調させる事て人間の格上げを狙おうとしたんだな。」
「まずは天使に会おうとしたらしいが、会って相当がっかりしたらしい。それから、ひたすらに悩む日々が続いたんだが、ちょっとしたきっかけから"穴"を開けて私と出会って契約をしたと言うことだ。勿論、私は魂のデータをきっちり渡して、その他諸々の協力もしたよ。じゃんじゃんお前らを作って、514番目の完成体がお前。運良く私との相性も良かったからそこを足掛かりに"魂のアップデート"を行うはずだったんだが……、パプニングでバレて面倒くさい事になったからな〜あれは。それで、完成体のお前が持っていかれるのは困るから、日本の孤児院にお前を預けて奴は離れていたんだよ。今日、あの城に行ったことさえも全てが必然だったのさ。」
それでだ、ほい。
メタトロン?は銀色のリングを渡してきた。装飾も何もない、ただのリング。
「それはな、私がお前用に
「分かった、付けよう。 どう付ければいい?」
俺は二つ返事で答えるが、リングの付け方はどうすれば良いのだろう。とても装着できそうに無い見た目だ。
「俺のだーって念じたら付けれるぞ、魂と融合して腕輪として使える。」
俺の物、俺の物……。目を瞑り、そう念じると手から質量が消える。
「成功したな、試しに出してみてくれ」
「よし、出ろ腕輪」
シンプルな銀の輝きが腕に纏われている。これが神器の感覚というやつか。力が漲る。
「じゃあ、私の役割もここまでか、起きたら少しびっくりするかも知れないが、気にしないでくれよ」
「そうか、なら早く戻してくれ」
意識が暗転するーー
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ピッ、ピッ、ピッ……
規則的に心電図がなっている。
私はマリア、しばらく前に運び込まれ、未だ眠り続ける日本人の担当だ。
今日も点滴の付け替えなど、変わらない。あーあ、つまらないなあ。肩は凝るし、最近はお気に入りの写真立てを落としちゃったし……ついてないなあ。
「あー、あ、もし、そこの看護師さん、今日は何日?」
私は卒倒するかと思った。
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「やあ、ダイスケさん、目覚めたんですね」
「目覚めたは良いんだが……どうなってんだ?」
「実はあの後……」
俺が倒れた後、城が突然崩壊し始めたらしい。どうにかして逃げ出す事は出来たが、すっかり城は崩れて、後日隊を組んで行くと、残骸の一つも無かったそうだ。そして、俺は目を覚まさず、今日の日までベッドの上でずっと寝ていた。
「マッシモさん、そろそろ避けて下さい。脳に異常が無いか調べないと」
「分かってないなあ、教会の戦士は特別頑丈。そんなの要らないって」
そう言いながらもマッシモは避ける。
「それでは始めていきますよー」
検査は長かった。と言っておこう。
「文句の言いようのない健康体ですね、退院して良いですよ」
一日後、俺は退院した。
「次の任務ですよ、戦士山本」
俺の仕事はまだまだ続く……
アンゲロス:神々と人間との中間の霊的存在としての伝令。そのまま調べると東ローマ皇帝が出てくる。
主人公にヒロインとかいる?
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いる
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いらない