EVOLinGATE 転生エボルが特地に行くそうです(一時凍結中)   作:エターナルドーパント

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『え~、今回はかっちゃん達とデップーですね』
「Yesッ!!漸く俺ちゃんの出番だぜぃ!」
『あ、前回と今回の間に、ロギア・クロニクルの方で2つ進んでます』
「ではでは・・・」
『「さてさてどうなるコラボ回!」』


戦姫絶唱エボリューション!/3人のE(+5人) ③

(出久サイド)

 

「お互い、散々だったなァ・・・」

「全くだよ~」

俺の言葉にぐでっとした体勢で返す惣司。今し方、この世界のエボルと試合した所だ。だが、結果は惨敗。現在休憩室で反省中だ。俺達の持ち味である〔馬鹿みたいに多い手数〕を使う前にやられちまったよ。畜生・・・

「ロケットで波状攻撃仕掛けたら変わってたかも・・・」

「あぁ、確かにな。俺のメモリにもあるぜ、ロケット。フォーゼ先輩のロケットモジュールみたいに使って大空を舞うも良し、相手さんに暖けぇマイクロミサイルのシャワーをプレゼントするも良しの優れモノだ」

「ヒュッ、そりゃ暖かそうだ」

にしても、まさか終わり無き地獄(NEVER・ENDING・HELL)を真っ向から撃ち破られるとは思わなかったな。初めてで手加減出来なかったのに、その上でだ。あれが、過剰進化したエボルの力・・・

「だが、思わぬ収穫もあったぜ」

「ん?収穫?」

俺が振り向くと、惣司は自分の腹に手を突っ込んでいた。俺は資料で見た事があるから驚かない。そして間もなく、惣司は手を引っこ抜いた。その手には、一本のボトルが握られている。

「新しいボトルか?」

「あぁ。これは、アイツが使った【ワード】のエネルギーを吸収して創ったボトルだ。言霊を受けた時、ブラックホールフォームに変身してて良かったぜ。ま、出来てクリエィション止まりだがな」

ははっ、転んでもタダじゃ起きねぇな~コイツ・・・

「さてと、次の試合だな」

「じゃ、戻るか」

 

(惣司サイド)

 

「え、そっちにもブラッドスターク居んの?マジで?」

「マジマジ。顔も今のお前ソックリだ。カフェ《nascita》のマスターもやってる」

異世界の奴に先越されてたか・・・よし!

「出久、これそのマスターに渡してくれる?」

俺は出久に小箱を渡す。真っ黒な地に、牙を剥くブラッドレッドのコブラがプリントされた箱だ。出久も一目見て、中身を察したらしい。

「良いのか?貴重品なんじゃ・・・」

「複製出来るようになったから大丈夫さ」

「・・・じゃ、コレは渡しとくよ」

【ボーダー!マキシマムドライブ!】

出久はスキマを開き、その中に小箱を投げ込んだ。

「俺のパンドラの武器庫(アーマリーオブパンドラ)に似てるな」

「あぁ、確かに・・・そう言えば、ビルドドライバーやスクルァァァッシュドォライバァ!はあるのか?」

「何でそんなに声真似上手いんだよ」

マジで完璧な若本ボイスだったぞ。

「あ~、それなんだがな。どういう訳か、スクラッシュだけが無いんだ。ビルドドライバーもエボルドライバーも、ハザードトリガーもエボルトリガーもある。フルボトルも、レジェンドベストマッチもあるんだ。なのに何でだろうな?」

「そりゃわかんねぇな」

ウ~ン、と2人で考えてみるが・・・

「「や~めた。わっかんね」」

全く同時に諦めて、俺達は見学室に戻った。

「出久~!」

「フンヌィ!」

と、同時にフランちゃんのロケットタックル。慣れているのか、出久は腹筋で受け止めた。流石は彼氏だねぇ。

「大丈夫だった!?」

「今大丈夫じゃ無くなる所だった」

訂正、ダメージはあったらしい。まぁ吸血鬼だからね。仕方無いね。

「あ、ごめんなさい・・・」

「良いんだ。もう慣れちまった」

やっぱ慣れてるんだ。

「よう!良い試合だったな!」

と、仁が歩いて来た。わぁ嬉しそうな足取り。

「よく言うぜ。俺らの本領発揮する前にさっさと倒しやがって・・・まぁ、戦闘じゃ正しい判断か・・・」

「出久が負けるの初めて見たよ、アタシ・・・」

「あぁ。今までは、あって精々相打ち寄りの撃破だったからな。あんな風に一方的に負けたのは、兄さん達以来だ」

流石に、星の記憶では星狩りに勝てんか。

「そう言えば仁、お前スクラッシュドライバー持ってる?」

「ん?持ってるけど・・・」

やっぱり持ってるよな。

「いやなに、俺のパンドラの武器庫(アーマリーオブパンドラ)には、何故かスクラッシュだけ入ってないからな。気になっただけだ」

「使ったブラッド族が居なかったからじゃねぇの?」

「・・・それや」

なぁるほどね~・・・確かに、ビルドドライバーとハザードトリガーは仮面ライダーブラッドが使うわ。

「・・・なぁ仁、スクラッシュドライバーを2つ、今すぐ用意出来るか?」

「ん、出せるぞ?ホレ」

そう言って仁はスクラッシュドライバーを2つ取り出し、出久に渡す。

「どうした?出久」

爆豪の質問に、出久はドライバーに向けていた視線を上げた。

「・・・この先、もしかしたらライダーシステムを使う(ヴィラン)が現れるかも知れない」

「ッ!」

・・・まぁ確かに、俺みたいな平行世界移動能力を持った奴なんていくらでも居るからな。

「ライダーシステムに勝てるのはライダーシステムだけ・・・なら、抑止力は多い方が良いと思ってな」

「・・・出久、まさか・・・」

三奈ちゃんは気付いたらしいな。

「・・・かっちゃん、麗日・・・ライダーシステムの保有者になってくれないか?」

「「ッ!」」

やっぱりな。2人共ハザードレベルはそこそこ高いから、ライダーシステムも使えるだろう。

「待ってくれ、緑谷君。流石に危険だ」

「分かってる。だから、やるかどうかは2人に任せるさ。それに狂暴化の副作用も、システムをグレードダウンすれば問題無い」

見れば、仁は出久の持っているスクラッシュドライバーをブラッド族の能力で弄っていた。

「・・・やる」

「・・・うん、私も!」

「なっ!良いのか!?」

まぁ、親父っさんからしたら子供が戦い方・・・それも対人戦のやり方を学ぶって時点で、言いたい所があるだろう。

「何時までも出久達3人じゃ、その内手が足りなくなんだろ」

「それに、身を守れる力もあった方が良いし!」

「・・・」

「親父っさん、諦めてくれ。こっちじゃ、こんな風に歪んでもいなきゃ生きられないんだ。俺だって、ヒーローも(ヴィラン)も無くなれば万々歳なんだけどな・・・そんな時代は、当分訪れそうも無い。と言うか、それで無くとも人口飽和で奪い合いになってるんだ。人口削減でもしない限り、平和には成らない」

そう言い、出久は肩を竦めた。

「・・・分かった。そもそも、平行世界の常識に口を挟むべきでも無かったな」

折れてくれたようだ。さて、今戦ってないメンバーは爆豪、麗日、デッドプール、翼、弦十郎、クリスちゃんだな。じゃ、決まったも同然だ。

「じゃ、次の試合で馴らしをしとこうか。丁度、人数も合ってるしな」

「ヒャッホウ!よ~うやく俺ちゃんの出番だぜぃベイビー!」

デップーのテンションが跳ね上がった。まぁ今まで空気だったからな。

「かっちゃん。ソイツは怪我しても5秒あれば復活するから、盾にしても問題ねぇぞ」

「了解」

「いや出久!俺ちゃんの扱いヒドくない!?」

「お前にゃコレが丁度良い」

ははは、愉快だねぇコイツ等は・・・

 

(勝己サイド)

 

「画面の前のお友達諸君!待たせたな!今回の主役、デッドプールだッ!」

「いや喧しいなプール」

ったく、何言ってっかわかんねぇわ。

「あ、因みに今は更衣室ね。ほら、出久達って今まで雄英の制服のままだったからさ。弦ちゃんがジャージ貸してくれたってワケ。因みに糞作者は書いてないけど、出久達もしっかり着替えて戦ってたよ」

「もう無視に限るなコレ」

マトモに取り合ってるとコッチが頭可笑しくなりそうだ。今だってタダの壁にノリノリでポーズ決めてやがる・・・

「さて・・・」

─ガチャッ─

俺は、出久に渡されたバックルを眺める。水色のボディカラーに、黄色いレンチとプレスが付いたバックル。持っていると、何だか言いようの無い重みが伝わってくるような感じがする。

「コレが、力の重み・・・か」

・・・思い返せば、俺の力は簡単に人間を殺せるモンだ。そんなに強く意識した事は無かったが・・・出久は、こんな重いモンを背負って、振るってたんだな。

「・・・ッシ、行くか!」

俺は立ち上がり、訓練室に向かった。

 

 

「・・・いよいよ私達だね、バクゴー君」

「あァ・・・」

訓練室に入り、麗日と並び立つ。あぁ、流石に緊張するな・・・

「俺ちゃんが居るから大丈夫さ!」

「・・・」

まぁ、実際強いからな。

「準備は良いかね?」

弦十郎のおっさんが聞いてくる。翼の姉さんとクリスの姉さんも、準備万端らしい。

「行くぞ・・・お茶子」

「ッ!・・・うん!」

【スクルァァァッシュ・ドォライバーッ!!】

・・・中々癖の強い音声だな。

「フゥゥゥ・・・」

「グルルルルッ・・・」

─ピキピキピキッ─

【デンジャー・・・】

─デンデンデン♪デンデンデン♪─

俺はゼリーパックの、お茶子は紫色のボトルのキャップを正面に合わせた。お茶子のボトルからはクラック音が鳴り、おどろおどろしい音声が鳴り響く。そして俺達は、それぞれが手に持ったアイテムをベルトのスロットに装填。

【ロボット・ゼァリー!】

【クゥロコッダイルッ!!】

ガコンガカコンップシュー!(ギュアァーンッ!!)ガコンガカコンップシュー(ギュアァーンッ!!)

待機音が鳴り響く中、俺はレンチレバーに右手をかけて左手で相手を指差し・・・叫ぶ。

「「変身ッ!!」」

ガコンッ!プシューッ!(バリィンッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!)

そして、さしていた指を上に向け、クイクイッと招いた。

【【潰レルッ!(割レルッ!)】】

すると俺達の周りに大きなビーカーが現れ、それぞれクリアブラックと紫のゼリーがその容器を満たした。

【【ナァガレェルッ!(喰ワレルッ!)】】

更にお茶子の容器の横には大きなワニの顎が現れ、俺の容器は捻れて身体に密着してスーツに変わる。

【【溢レッ出ルッ!(砕ケッ散ルゥッ!)】】

─バキィンッ!!─

最後に俺のスーツの頭から噴出したゼリーがアーマーを形成、お茶子のビーカーは出現した顎に砕かれてスーツに変化。更にスーツの顎に付いていたワニの顔がお茶子の顔を覆うブラックのクリアバイザーを噛み砕いて罅を入れ、模様を造った。その衝撃で、胸を覆う黒いアーマーにも稲妻のような白いビキビキ模様が入る。

【ロボット・イィン・グゥリッスゥ!!】

【クロコダイル・イン・ローグ・・・】

【【ブルルルラァァァッ!!(オォォルァアアアッ!!)】】

─キャァァァァァァッ!─

女の悲鳴が響き、俺達はライダーシステムの鎧を纏った。

「仮面ライダー・・・《グリス・ライト》・・・」

「仮面ライダー、《ローグ・ライト》・・・」

「ワオッ!2人共カッケー!」

デッド、雰囲気ブッ壊しやがったな・・・まぁ良い。

「心火を燃やして、ぶっ潰す!」

『訓練開始!』

出久のアナウンスを聞き、俺達は走り出した。

 

(NOサイド)

 

「オラァッ!」

─BBBBOOOM!!─

爆豪・・・否、グリスは開幕と同時に弦十郎に飛び込んだ。爆速ターボはライダーシステムによって出力が底上げされ、10m以上あった距離を一瞬で詰め切る。

「うおっ!?」

流石のOTONAも反応しきれなかったらしく、ほんの少しだがバランスを崩した。

「おぉらよッ!!」

─BOM!!─

その隙を見逃さず、爆豪は弦十郎の腹を思いっ切り爆破して大きく吹っ飛ばす。

「なっダンナ!?」

「司令!?」

この事態に、2人の装者は弦十郎の吹っ飛ばされた方向を振り向いた。そう──

「こんな状況で余所見・・・」

「何で赤色か気になるでしょ!」

──振り向いて、しまった。

「何!?」

「しまった!」

2人は正面に向き直るが、その時には2人は攻撃の射程範囲にまで近付いている。

「フッ!」

「血が出てもバレないからだよ~ん!」

麗日はクリスの胸部を狙ったパンチを、デッドプールは翼の顔面を狙ったドロップキックを繰り出した。装者はそれぞれバックステップとハンドスプリングで何とか避け、距離を稼ぐ。

 

一方グリスは・・・

「オラオラ!爆速ジェットォ!!」

「くっ!何という反射神経・・・」

空中でヒット&アウェイ戦法を使い、飛行能力を持たない弦十郎に対して有利な戦い方を展開していた。度々弦十郎が蹴飛ばしたり投げてくる瓦礫も、見てから避けるか爆破で粉砕している。

 

見学室は・・・

「「師匠(ダンナ)を押してる!?」」

「あの人間かどうか疑わしいレベルの強さを持つ弦十郎さんを!」

「「「ヒデェ言われ様だ・・・」」」←出&三&惣

当然と言うべきか、こうなっていた。

 

「クッソ!コレでも喰らいやがれ!!」

クリスは目の前の2人に向けて、6門ガトリング2丁を乱れ撃つ。

「フッフ~ン、来いよ」

だが、デッドプールは慌てずに背負っていた日本刀を両方抜き放ち・・・

─キィンッ─

弾丸を斬り落とした。

「フンフンフンフンッ!貧弱貧弱ゥ!WREEEEY!!」

─カンキャンキンキッカキンッチィンッ─

デッドプールの勢いは止まらず、弾丸の雨霰を中の人ネタを叫びながら弾く。そして・・・

「ウリャァァアッ!!」

─パキィンッ!─

最後の一発を、斬り落とした。

「フゥゥゥ・・・」

「ば、馬鹿なッ・・・」

「嘘、だろ?」

翼は目を見開き、クリスは口元を引き痙らせる。当然だろう。あの銃弾を全て防いだ()()()()()のだから。しかし・・・

「あ~・・・早いな、めっちゃ撃たれた

「「・・・は?」」

その雰囲気をブチ殺してくれるのがデッドプールだ。よく見れば、彼のコスチュームには穴が開いており、出血もしているのが見える。

「ね?血ぃ出てもバレ難いっしょ?それと作者さぁ。俺ちゃんに映画と同じ弾斬り(コレ)やらせたかっただけだろ?」

メタ発言も欠かさないデッドプール。そんな事言ってる間があれば変身したらどうなのだろうか。

「あぁハイハイ」ガッチョーン

─キュピーンッ─

【デンジャラス・ゾンビィ!】

「変しぃん!」

【ガッシャットゥ!】

【ピロンッバ・グ・ル・アァップ!デンジャラァスゾンビィ!ウォォォォォォ!】

 

「うっそだろオイ!?」

「え、仁君?どうしてそんなに驚いてるの?」

驚く仁に響が訊ねる。知らない人からしたら分からないだろうが、知ってる人が見れば分かる。アレがどれだけヤバいのか。

「・・・不死身なんだよ、アイツ」

「・・・え?」

「しかもデッドプールが変身者だから・・・うん、お前ら全員の必殺技を一斉に喰らって、何事も無く起き上がるぞ多分」

「・・・えぇ?」

「アレ作ったの俺な」

「何てモン作ってんだよ出久・・・」

混乱する装者。そして出久のカミングアウトに、惣司が突っ込みを入れるのだった・・・

 

「さて、行くぜェ~!」

レベルXに変身したデッドプールは、重心が安定しないグニャグニャした足取りで走った。上半身はグワングワン揺れるし足取りも覚束無い上にステップもランダムだしで、クリスも中々照準が合わないようだ。

「ハッ!」

─ギャリンッ!─

ゾンビゲーマーのバイザー部分を斬りつける翼。だが・・・

「利~か~ん~ぞぉ~?」

「ぴぃっ!?」

一旦海老反りになってから、有り得ない動きでゲンムが復帰した。その逆再生のような不気味な動きと光るオッドアイに睨まれ、クリスが涙目になる。

「何だコイツは!?」

「ヴェエハハハハハハハッ!だァれが教えるかァッ!」

変身して言動が神寄りになってしまっているデッドプール。こうなると最早手が着けられない。

「くっ!ハァァァァッ!」

─千ノ落涙─

本来この技は広範囲に剣の雨を降らせるモノだが、今回はその剣を一点に収束させ、ゲンムに降り注がせた。

─ズガガガガガガガガガガガッ!─

「・・・流石に、少しは利いてくれたか?」

少々の期待を込めて、土埃の舞う空間を凝視する翼。だが・・・

─ピュルルアァァァン!ピュルルアァァァン!─

「「!?」」

その期待を裏切るように土埃の中から響く、無慈悲で危険なアラート音。そして2人が慌ててアームドギアを向けた時・・・

【クゥリティカァルッデァッドゥ!!】

「ピギャァァァァァァァァッ!?!?!?」

ゾンビゲーマーの大群が現れた。纏まらない動きの癖して恐ろしい程の猛スピードで距離を詰めて来るゾンビ達に、堪らずクリスは大乱射。

『ヴオアァァァァァ』

「ッ~~~~~~~~!!」

だ が 無 意 味 だ 。

弾丸など全く意に介さず、ゾンビゲーマーの群れはにじり寄ってくる。その恐怖から、仕舞には声にならない声を上げて号泣し始めてしまったクリス。

「くっ!雪音!しっかりしろ!」

ゾンビゲーマーを斬り伏せながら叱咤する翼。しかし、右から来たゾンビを蹴飛ばした時に気付いた。このゾンビ達が・・・

─ピ・・・・ピ・・・ピ・・ピ・ピピピピピ─

赤く明滅している事に。

「ッ!!拙い逃げるぞ雪n──」

─ドカァァァァンッ!!─

「グアァァァァッ!」

「もうやだぁぁぁぁ!!」

結局逃げられずに2人共戦闘不能。仲良く見学室に送られた。

『・・・えぐっ』

『それ、作ったお前が言うことか?』

 

「あれ?そう言や麗日ちゃんは?」

千ノ落涙辺りからもうグリスの方に向かってたぞ。

「ウゾダドンドコドォーン!」

『デップー、急に冷やし土下座しないの』

 

 

 

 

「ぬぅ・・・ハッ!」

─ドゴンッ─

弦十郎は足元を踏み抜き、その隆起でライダー達を攻撃するが・・・

「オラァッ!」─BOM!─

「タァッ!!」─バゴンッ─

グリスには爆破で、ローグにはパンチで砕かれる。流石の弦十郎も息が切れてきた。

「喰ゥらえや!!」

「ハァッ!」

(くっ・・・この2人、それぞれの攻撃の裏側から追撃して来るッ!)

そう。ローグとグリスは、片方が左に行けばもう片方は右に、上を攻めれば下からと、息のあった嫌らしい戦い方をしていたのだ。しかもローグは、いくら殴ろうと装甲の白い罅を増やして防御力を上げてしまうだけ。弦十郎の疲労の原因はコレらが大きいだろう。

「決めるぞお茶子ォ!!」

「了解ッ!!」

(来るかッ!)

─ガコンップシューッグチュチュ~!─

【スクラップ・フィニッシュウッ!!】

レンチレバーを叩き下ろしてスクラッシュゼリーを潰し、グリスは両肩のマシンパックショルダーと背中からヴァリアブルゼリーを噴射して飛翔。

「オリャァァァァァァァァァッ!!」

そして弦十郎に右足を突き出して、ライダーキックを放った。

「その程度ならば・・・ムンッ!!」

─ガチッ─

弦十郎は腕をクロスする事でそのキックを受け止める。だが同時に、弦十郎は大きな違和感に襲われた。

(!?か、軽いッ!?)

「判ってンだよォンな事は!!」

─BOM!─

グリスはもう一度、今度は爆破によって上空に舞い上がった。そしてそのまま弦十郎に向かって回転しながら落下し、掌を向けて・・・

「強化・榴弾砲(ハウザー)着弾(インパクト)ッ!!」

─DGOOOOOOOOM!!─

大爆発を噴射した。しかも真上からなので、弦十郎が明後日の方向に吹っ飛ばされる事も無い。しかし・・・

「ハァァァァッ!!」

コレで倒れないのがこのOTONA。何と爆破の衝撃を発勁で5割程掻き消したのだ。

「あ、危な───」

─バリィン!ビシッビシッビシッ!─

「ッ!?」

背後からの音に振り返った弦十郎が見たのは・・・

【クラック・アップ・フィニッシュッ!!】

「ダァァァァァッ!!」

巨大な紫色の鰐の顎門(アギト)を象ったエネルギーで覆った足を、弦十郎を噛み砕かんと大きく開くローグだった。

「ぐあぁぁッ!!」

ローグはその顎門で弦十郎を挟み込み、ガチンガチンと何度も噛み付く。そして最後に腰を捻り、鰐がデスロールで肉を喰い千切るが如く弾き飛ばした。

「ガハッ・・・」

流石の弦十郎も気絶し、見学室に送られる。

『パラレルチーム!ウィィィィン!!』

「ッシャア!!」

「ヤッター!!」

出久のアナウンスで2人は喜んでジャンプ。その後「イエェイ!」とばかりにハイタッチした。

「ねぇ俺ちゃん置いてかr」

 

(出久サイド)

 

「凄いコンビネーションだった」

「師匠が・・・」

「負けた・・・」

「だとっ!?」

俺は2人に賞賛の言葉を贈り、腕を組んだ。響、未来、奏はポカーンとしている。

「ひっぐ、えっぐ・・・」

「デップー、土下座」

「大変!申し訳御座いませんでしたッ!!」

泣いているクリスと土下座するデップー、そして土下座を命令しつつクリスを宥める三奈。うん、安定のカオスだ。

「っと・・・」

「ふ~・・・」

麗日とかっちゃんは変身解除し、大きく息を吐いた。

「流石に、疲れたな」

「そうやね~」

やっぱりある程度負荷が掛かるらしい。だが、拒絶反応とかは無さそうだな。良かった良かった。

 

この日、新たな同士が誕生した。その名は仮面ライダーグリス・ライトと仮面ライダーローグ・ライト・・・祝おう。新たなライダーシステム保有者の誕生を・・・

「HAPPY BIRTHDAY♪グリス&ローグ・・・」

 

 

 

 

 

「あ、画面の前の皆。次回からお遊びのゲーム回だぜ☆乞うご期待!」

「分かる?この罪の重さ・・・謝ろうよ」

「スンマセンシタ」




『おいデップー、解説するぞ解説』
「久し振りだな~解説も」
『取り敢えず時間無いから、パパッと行くぞ。今回はこちら!』

《仮面ライダーグリス・ライト&仮面ライダーローグ・ライト!》

「で、見た目カモン!」
『おう。それぞれ書いとくわ』

・グリス・ライト:かっちゃんの顔にグリスのヴァリアリブルゼリーのマスクが付いてる感じ。髪の毛は出てる。掌は爆発を補助し、出力を上げたり腕のダメージを減らしたりする。

・ローグ・ライト:麗日のヒーロースーツのヘルメットがパープルカラーになり、クリアバイザーが黒くなった感じ。その顎には原点と同じく鰐の顎が付いており、ヘルメットの右顎には青いセンサーアイがある。手は指貫グローブで、個性の使用可能。

「フ~ン・・・イラスト描ける?」
『頑張るようにするが、あまり期待はするなよ』
「だってさ、残念。ではではこのあたりで、せ~の」
『「次回もゆっくりしていってね!」』
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