EVOLinGATE 転生エボルが特地に行くそうです(一時凍結中)   作:エターナルドーパント

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『書くことがねェ・・・』
「・・・それは、言っちゃお終いじゃないか?」
『適当で済まない(´・ω・`)つかメタの塊に言われるとはな』
「ハイハイ、じゃあ何時もの行くぞ~」
『「さてさてどうなる第5話!」』


イタリカ

(惣司サイド)

あの後、俺達は無事自衛隊の拠点に住む許可が下りた。で、レレイは日本語を勉強中。先生役は俺だ。レレイの吸収が良すぎて授業が予定の時間の半分で終わるなんて事はザラだったから、ついでに科学や生物学、物理学なんかもちょくちょく教えている。因みに、たま~にロゥリィも入ってきて一緒に俺の授業を聞いたりしてる。万有引力と、此処が惑星というモノだと言うことは理解出来たらしい。順調に教育が進んで何よりだ。目下の問題は・・・

「さて、どうしたモンか・・・コーヒー」

そう、コーヒーだ。喫茶店を開くのは決めている。料理もそこそこ美味く出来るつもりだ。だが、コーヒーはまだ確かめようがない。万が一、原点エボルトみたいなゲロ不味コーヒーだったら・・・

「取り敢えず、インスタントコーヒーから調達してみるか」

 

 

 

「で、これにお湯を注げば簡単に飲み物になるんだ」

「興味深い・・・」

自衛隊の皆から貰って回ってたら、途中からレレイも付いて来た。まぁ好奇心旺盛なのは可愛いな♪

「じゃ、始めますか!」

俺は仮設住宅の自分の部屋に戻り、テーブルの上に貰い物を広げた。インスタントコーヒー以外にも、カフェオレやココアなんかも貰えたぜ。よっしゃラッキー♪

「じゃ、ココアから行ってみるか」

手鍋でミルクを沸かし、ココアパウダーの入ったマグカップに注ぎ込む。後は玉を潰して混ぜれば・・・

「ほれ、出来たぞ。飲んでみろ」

そう言って差し出されたマグカップを受け取ったレレイと共に、俺は試飲を始めた。

 

(5分後)

 

「・・・何で・・・コーヒーだけ・・・」

結論から言おう。コーヒー以外は普通だった。だが・・・コーヒーだけは・・・

「これは・・・恐らく、やりようによっては兵器に転用できるレベル」

この有様だ。つか流石にひでぇよレレイ。顔真っ青にして机に突っ伏してるから尚更刺さる。

「いや!俺は諦めない!挑戦し続ければ、必ず・・・必ず何時か、美味くなるはずだ!」

俺はガタッと立ち上がり、また湯を沸かす。

「マスター、頑張って」

おぉ、応援してくれるのかレレイ・・・

「あんな物を出されたら・・・最悪、死人が出る」

「ウワァァァァァ(OMO)!?」

さ、SANが・・・削れた・・・神話生物、見た時は・・・何ともなかったのに・・・

「ふ・・・ッヘッヘッヘヘ・・・やっちゃろやないかぁぁぁぁぁッ!!」

 

(3時間後)

 

「今度・・・こそ・・・」

俺は、もうこの液体を摂取したくないと訴え拒絶する身体に鞭打って、何杯目か判らないコーヒーを注いだマグカップを掴む。レレイは、自衛隊の炊事担当の所に食材の名前なんかを教わりに行った。此処には、もう俺しかいない。早く、このコーヒーを吐きながら続ける悲しいマラソンを終わらせねば・・・さっきから不味すぎて、SANやら意識やら色々と吹っ飛び掛けてやがるからな。これ以上長引けば、最悪発狂するなんて事もあり得る・・・何だよコーヒーで発狂って・・・

「・・・匂いは・・・問題無い・・・問題は・・・味だ・・・」

俺は覚悟を決め、震える手で握ったマグカップの中の液体を口に流し込み、咀嚼する。頼む・・・今度こそ・・・!

「・・・美味・・・い?」

もう一口・・・やっぱり美味ぇ!

「やっ・・・た・・・!やったッッ!遂にやったぞォ!!ヤッタァァァァッ!!フォォォォォォウッッ!!夜は焼き肉ッショォォ!!」

思わず焼き肉ポーズをしてしまう。その後、10分ほどは興奮が冷めなかったのは言うまでも無い。

 

 

「・・・ふぁ?」

・・・どうやら、はしゃぎ疲れて寝落ちしたみたいだ。まぁ、問題無い。

「・・・さてと、これでNascita開店に近付いたな!」

と、そう言えばレレイ何処だろう・・・

「・・・外行くか」

そう言って俺は仮設住宅から外に出た。

 

(10分後)

 

「お、レレイ~!何やってんだ~?」

レレイがいたのは、拠点の外の平原だった。何か翼竜の死骸に仲間と一緒に集まってるな。

「ん、マスター。今、翼竜の鱗や爪を採っている。竜の素材は高値で売れるから」

「そうか、成る程・・・」

確かに、ワイバーンでもタダの人間にとっては脅威だからな。日本にはほぼ需要も無いから、自由に採らせてるんだろう。

「カトーお師匠の旧い友人が店を出しているイタリカに売りに行く事になった」

「ほぉ~」

で、その護衛を自衛隊に頼むのか。自衛隊を敵じゃないとアピール出来て、一石二鳥だな♪

「じゃ、そん時にゃ呼んでくれ。適当に時間潰してるからよ」

「ん、分かった」

そう言って俺達は別れ、俺は拠点に戻る。さて、面白いことになりそうな予感♥

 

(2時間後)

 

で、今俺は自衛隊のジープと併走している。バイクで(・・・・)

「いや~風が気持ちいいねぇ~♪」

これは、名付けて『マシンエヴォリュダー』。バイクとライダーシステムのクリエィションで作った、俺の専用バイクだ。見た目はディアブロッサのフロントライト部分にエボルト怪人態の頭が付いたような感じ。しかも、エボルドライバーみたいに金や青の歯車や天空儀の装飾も着いてて、控え目に言って超カッコいい。

『なぁマスター、今度そのバイク乗せてくんない?カッコいいし』

と、俺のインカムから伊丹の声が聞こえる。これは着けとけって言われて渡された物だ。

「そりゃ良いが・・・結構な暴れ馬だぜ?コイツ・・・」

いやマジで、馬力が馬鹿みたいに強い。俺の力で漸く抑え込めてるようなもんだ。

「・・・オイ伊丹、目的地と思わしき場所から立ち上る黒煙を目視で確認。どうぞ」

『えぇ?ど~いうことなの~?』

『畑焼く煙、違う。季節じゃない。〈(カギ)〉?でも大き過ぎ・・・』

「何か、文字通り焦臭ェな・・・後レレイ、鍵じゃなくて〈火事(カジ)〉な」

しかも、なんか城壁の上にデッカいバリスタ付いてるし・・・つか矢も装填済みでこっちに照準合わせてんじゃねぇか・・・あ、流石にジープ止めたか。じゃ、俺も伊丹の乗ってる車の横に止めてっと。

「明らかに、戦闘後か何かだな。どうする?退くなら退くで良いが、ここで敵じゃないってアピールすれば、後々便利かもよ?」

「う~ん、どうするかなぁ・・・熱湯攻撃とかマジ勘弁なんだけど・・・」

「マスターの言う通り、ここで敵でないと伝えられれば良い。イタミ達は待っていて欲しい。私が話をつける。危険だけど、私は恩人であるイタミ達の評判を落としたくない」

うひゃ~度胸あるな~レレイは。だったら・・・

「俺も行こう。エボルの噂は有名な筈だぜ。目の前で変身すりゃ、攻撃したらどれだけヤバいか解るだろ」

この感じだと、面白いもの好きなロゥリィも着いて行くな。なら、エムロイの使徒と(エボル)が並べば、かなりの存在感が出るはずだ。

「・・・分かった。私も行く。待ってね、今矢除けの加護を・・・」

テュカも来てくれるらしい。テュカが呪文を詠唱すると、何かエルフの魔法みたいなので俺達に風が纏わり着いた。ま、俺はそんなの無くてもバリスタの矢なんぞEVOオムニバーススーツやらで全く通らんだろうが・・・

「・・・あぁもう!俺も行く!女の子にばっかり危険背負わせられるか!止めるなよ!」

「誰も行くなと言ってませんわ」

ハッハッハw伊丹、ドンマイ。

さて、行きますか。

 

(ピニャサイド)

 

「誰か出て来たぞーッ!」

見張りの言葉に、妾は異界の荷車を見る。

「魔導師・・・しかもあの杖、リンドン派の正魔導師だ。それに金髪蒼眼のエルフ・・・何だあの服は?そして、紅い鉄の馬に乗っていた男・・・見た事も無い服だな。上は黒で、下は茶色・・・!?」

次に目に飛び込んできたのは、荷車から出て来た身の丈を大きく越すハルバードを持った少女・・・

「ロゥリィ・マーキュリー!?」

「あれが噂の、死神ロゥリィですか?」

「あぁ。以前、国の祭事で見た」

妾は隣のグレイに返す。くっ、まさかあの方まで・・・

「ここのミュイ様と、大して変わりませんな」

「あれでも齢九百を超える文字通り一騎当千の化け物だぞ!」

あの面子では、もし敵ならば・・・

─ドラゴン!ライダーシステム!エヴォリューションッ!─

!?何の音だ!?あの鉄の馬の男が腰に何か当てて・・・!!何だ、あの靄に包まれ、金の輪が付いた・・・壁?

─ドラゴン!ドラゴン!!エボル・ドラゴォォォン!!フッハッハッハッハッハッハ!!─

!?あ、あれは・・・あの、金と赤の鎧・・・あの、蒼く大きな目・・・間違い無い・・・

「・・・エボル・・・」

噂に聞いた、炎龍の胸を易々と蹴り貫いたと言う謎の亜人!その姿ソックリでは無いか!

「・・・し、しかし、エムロイの使徒が盗賊なんぞに加わりますかな?」

「あの方達ならやりかねんのだ。あの恐ろしく気まぐれな神の一端たる亜神ならばな・・・」

「は?」

グレイがワケが解らぬと言いた気な顔をする。まぁ致し方ないか。

「亜神たる使徒を含め、神とは人間には理解出来ぬモノなのだ。どれだけ偉い神官だろうとな。我々は信仰や崇拝という詐欺にかかっているかも知れない」

「し、小官は何も聞きませんでした」

(くっ、どうする!考えろピニャ!時間はない!決断しろ!)

「・・・ハァッ!」

妾は腹を括り、門の前に降りて閂に手をかける。

「姫!?」

驚くグレイを無視し、閂を外して門に手を着ける。あの怪物を2人も相手にすればこの町は少なくとも地図からは消えるだろう。ならばっ!

「(強引に仲間にするまでだっ!!)良く来てくれた!!」ガンッ!

そう言って私は勢い良く門を押し開け・・・ん?ガンッ(殴打音)

「「「・・・」」」

『ぷっ・・・クハハッw』

開け放たれた門の奥に見えたのは、口元に手を当てて笑うエボルと、黙って妾の足元を見つめる女3人・・・そして妾も見てみれば・・・

「・・・あ゛ぁ゛っ・・・」

唸りながら仰向けに倒れる、緑の人・・・え?ま、まさか・・・

「・・・妾?」

「「「うん」」」

『クハハハハハハww!』

肯定する3人と、爆笑するエボル・・・うん。

 

 

さて、どうしたものかな(思考停止)




「漸く此処まできたな。つか何だよ、コーヒーで発狂って・・・」
『マスターなら有り得る。それが飲み物になっただけ進歩だぜ』
「ひでぇ言われ様だな・・・じゃ、そろそろ締めるか」
『だな。せ~のっ』
「『次回もお楽しみに!』」
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