EVOLinGATE 転生エボルが特地に行くそうです(一時凍結中) 作:エターナルドーパント
『あ~うん・・・』
「どうした作者?」
『・・・・・・』
「何か言えよ!」
『・・・さてさてどうなる第6話!』
「おい!今何を流しやがった!オイ!」
「何考えてるのよアナタ!」
テュカが倒れている伊丹に水をぶっかけながらピニャに怒鳴る。そしてその周りには、ニヤニヤしながら伊丹を膝枕するロゥリィ、無表情だが呆れているレレイ、そして腹を抱えて悶えるエボル・・・というかなりカオスな空間が出来上がっていた。主にエボルのせいで。エボルが厳ついドラゴンフォームに変身しながら大笑いしていることも、そのカオスさに一層拍車を掛けている。
「大変申し訳無いっ!」
腰を折って謝罪するピニャ。顔は蒼白になっており、危機感に溢れていた。まぁ文字通り一騎当千の化け物と、炎龍を簡単に屠ったと言われる神の如き戦士の仲間に対して、押し開けた城門でど突いて気絶させる、などという大ポカでは済まない事をやらかしてしまえば当然だが。
「フハハッwいや、大丈夫さ。思いの外頑丈だからな、コイツ」
そう言って手をピラピラと振るエボル。心配はないらしい。
「んん・・・わっ」
「あらぁ、気が付いたようねぇ」
と、そうする間に目が覚めたようだ。
『よっ、おはようさん。一応、お仲間には俺のインカムで連絡入れといたぞ。〈おい、伊丹の目ぇ覚めたぜ〉』
「あぁ、ありがとよエボル。〈すまん、ちょっと気絶してた。これから現状を確認するから、待機しててくれ〉」
『〈了解〉』
手早くトランシーバーで連絡を入れる伊丹。そして打ち付けた顎をさすりながら誰かに現状説明を求めるが・・・
「妾・・・?」
全員が一斉にピニャの方を向く。どうやら、満場一致のようだ。
(惣司サイド)
『成る程?つまり、首輪が外れた余所の犬共に喰い殺されそうになってるのか』
一人納得しながら、俺はレレイに自衛隊が着けている暗視スコープの簡単な仕組みを教える。
「ま、そういう事だな。にしても、斥候来てるな~。後ろに本隊もいるし・・・」
『数は・・・663人って所か』
「うへぇよく見えるな・・・で、狙いはこの南門かな?」
『今の所はそう見えるが・・・気紛れで幾らでも軌道変更が効く相手さんの方が有利だな。それに、
「お前、俺の考えることを悉く当ててくるよな」
壁にもたれ掛かる俺に対して、肩を竦める伊丹。なんかメットにスコープ着けんの難儀してるな~。と、思ったらロゥリィがメット持ってくれて着けられたようだ。
「ま、単純にここの住人を護りたいってのもあるがな」
『元々、自衛隊ってのはそういうモンだしな。じゃ、頑張れよヒーロー君。俺は念の為、守りの薄い東門に回っとくぜ。お前らが居れば、士気も大丈夫だろうしな』
【エボル・コブラァ~!フッハッハッハッハッハッハ!】
そう言って俺はエボル・コブラに変身し、コブラみたいなスライディング移動で東門に向かう。これ名前何てったけなぁ~。と、8秒たつかどうかで東門に到着。
「え、エボル様!」
『オイオイ、様付けされるほど偉くはねぇぞ?それと、念の為俺はこっちに就く。南門は緑の人で足りるし、俺はあそこまで行くのに10数えるかどうかだからな。一緒に頑張ろうぜ♪』
俺は見張りと肩を組み、胸甲をカンカンッと叩く。これで、此方も恐らく大丈夫だろう。さて・・・
『利用させてもらうぜ、
恐らく今、俺は原点エボルトのような悪い顔をしているのだろう。あぁ、夜が楽しみだ♪
(6時間後)
『お疲れさん。ほれ、ココア飲むかい?』
「おぉ、有り難い」
俺はウトウトしている見張りにココアを差し入れする。チョコには疲労回復効果があるからな。身体も温まるし、丁度良いだろ・・・!
『お前らァ!伏せルォ!』
【亀!ライダーシステム!クリエィション!】
俺が叫ぶと全員が壁の下に伏せた。聞き分けの良い子は大好きだ♪
─テ~レテテテレ~レ♪ヴゥンヴゥン!ヴィチュン!─
【READY GO!亀・フィニィッシュ!Ciao♪】
そして俺は大気圏突入時に使ったバリアを最大出力で展開し、半径15mの超巨大ゴウラシールデュオを創った。そして次の瞬間・・・
─カンッ!カコン!コカガガガガガガガガガガガガッ!─
降り始める矢の豪雨。だがそれらはゴウラシールデュオに弾かれ、此方の兵士を穿つ事は無い。持ってて良かったぜ、タートルボトル!
『ピニャに伝令!敵さんらはこっちに来た!俺が食い止めるから早くしろ!』
「わ、分かった!」
俺の命令に直ぐに従ってくれる兵士。ありがとよ!お前ら大好きだぜ!
『俺が先陣を切る!お前らは弩で援護しろ!俺にその程度の攻撃は通らんから存分に撃てよ!』
簡潔に伝えた俺は城壁から飛び降り、まず奴等の持つ梯子を粉砕、その衝撃波で周りの盗賊を肉塊に変える。そして敵の中心に飛び込めば、俺がどんな動きをしても骨が砕け、人が空を飛ぶ。さて、いい加減温まってきたし・・・
『さぁ、実験を始めようか』
俺はコブラエボルボトルをドライバーから引き抜き、そこにウサギの造形があるエボルボトル───ラビットエボルボトルを装填する。
【ラビット!ライダーシステム!エヴォリューション!】
そして俺はハンドルを回し、ボトルの中の未知の物質を抽出。
─テ~レテテテレ~レ♪ヴゥンヴゥン!ヴィチュン!─
【ARE YOU READY?】
『エボル・アップ!』
そして、出現したEV-BHライドビルダーが俺を挟み込み、リングが高速回転、変身アクション中に攻撃しようとした不粋な輩の武器を弾く。そして・・・
【ラビット!ラビットォ!エボル・ラビットォ~!フッハッハッハッハッハッハ!!】
─ガラララララララッガチンッ!─
胸のアーミラリアクターが回転、固定し、ウサギの横顔を象った紅い複眼がキラリと輝いた。これで・・・
『エボル・フェーズ3、完了だァ』
変身完了した俺は、右手の人指し指と中指で複眼をシュッと撫でる。
「やれ!畳み掛けろ!」
と、何か数で押しゃ勝てると思ったのか盗賊共が一斉に攻め立ててきた。無駄な事を・・・
「当たらなければ、どうという事はない」
俺はその攻撃を全て避ける。この程度、速度と脚力に振ったラビットエボルにとっちゃただの静止画だ。
『さて、お前らには役に立って貰うぜ?』
そう言って俺が
「おりゃ~ッ!」
丁度突っ込んでくる馬鹿が居たので、何度かロストボトルを振って・・・
【キャッスル!】
ソイツの腕に突き立てた。すると男は呻きながら黒っぽい霧に包まれ・・・
「ウガァァァァァッ!?」
─ブシュゥゥゥゥ─
消滅した。
『チッ、一瞬たりともハードスマッシュにならなかったか。まぁ良い。ブラックボトルになったしな』
そう言って俺は、男が消滅した所に落ちているロストボトルを拾い上げる。うん、完璧に真っ黒だな。じゃ、この調子で・・・
【クワガタ!】
【フクロウ!】
【シマウマ!】
【バァット!】
【コォブラ!】
【ハンマー!】
【ハサミ!】
【CD!】
【スパナ!】
っと、あっと言う間に全部ぶっさして消滅!
『いや~、これどうやって創ろうか唸ってた所なんだよ。ありがとな♪俺の為に死んでくれて』
そしてちゃっちゃとブラックボトルを回収し、後ろを振り向く。
『ロゥリィ!獲物は残しといたぜ!選手交代だぁ!』
「ウフフフフフ!」
やっぱり来てるよなぁロゥリィ。門の内側に進入してる奴もいないし、自衛隊にタッチするとしますか。
『伊丹、地球の科学力の恐さ、敵と姫さんに見せてやりな』
『りょ、りょーかい・・・』
通信で伝え終わると、俺は自慢のジャンプ力で壁の上までひとっ跳びする。見てみれば、そこそこ負傷者も居るようだ。
『お前ら!傷に矢とか刺さってる奴は抜いとけ!すぐに治療してやるからな!』
そして
【フル・ボトル!】
そしてスチームガンにドクターボトルを装填する。そしてここで一工夫。
【分身の術!】
四コマ忍法刀の機能で8人に分身し、それぞれ離れてスチームガンを放つ。そうすれば・・・
【スチームアタック!】
癒しの効果がある緑の霧を広域散布出来るって訳だ♪
─デ~ンデ~デ~ン♪デ~デデ~デ~ン♪デ~デデ~ン♪─
『何だこの音楽・・・おっとぉ』
聞こえ始めた音楽に驚いて振り返ってみれば、戦闘ヘリが機関銃やらミサイルやら色々ぶっ放している光景が目に飛び込んで来た・・・これは、うん。この言葉を使う時だろう。
『ヤる事が派手だねぇ~・・・』
もう、これしか言えねぇや・・・
その後、盗賊は大部分があの世に渡り、残りも捕虜になったのでした。めでたしめでたし・・・いや、めでたくはねぇか。
「え~・・・何だよ、途中まで無双して最後は自衛隊に丸投げかよぉ」
『いや、こうしないと自衛隊の脅威性を伝えられないからさ』
「そしてしれっとブラックボトル精製してるし・・・ん?使ったら消滅するっけ?」
『カズミンが「人体実験を受けたのか」って三羽烏に言ってた所から、ハザードレベルが足りないと消滅するだろうな~と思って。因みに、この世界では生まれ付きハザードレベルが高い、所謂天然物は居ません。なので惣司の処置を受けてハザードレベルを上げないとこうなります』
「うっへぇ・・・じゃ、ここらで」
『そうだな』
「『次回も宜しくお願いしま~す!』」