EVOLinGATE 転生エボルが特地に行くそうです(一時凍結中) 作:エターナルドーパント
『遅くなって申し訳無い』
「いや~作者、ヒロアカの方も宜しく頼むよ?俺ちゃんの格好いいアクションを・・・」
『あーはいはい分かったから』
「・・・期待できない俺ちゃん居るんですけど?」
『さてさてどうなる第9話!』
「また流しやがったぜコイツ・・・「ご都合主義注意!!」・・・何で俺ちゃんがもう1人!?」
『あ、消えてった・・・何だったんだ?アイツ』
(惣司サイド)
「え、帰るの?」
ピニャの所で一晩世話になった俺は、伊丹たちの言葉にちょっと驚いた。
「まぁ、国会から報告求められてるッスからねぇ」
ケモナーの説明によると、ドラゴンによる被害の原因は自衛隊の力不足にあるんじゃないのか、とか言われてるらしい。そういや難民の4分の1死んじまったんだっけ・・・まぁ確かに、現代日本でファンタジーの産物は想像し難いか。だが・・・もしかしたら、
「妾も、同行させていただきたい!」
・・・ん?ゴメンちょっと話聞いてなかった。何があったの?
(スタークサイド)
「え?危険すぎるんじゃない?」
テューレはポカンとしている。確かに危険だろう。
『大丈夫さ。この世界の人間にも人外にも、俺を殺す事なんて出来やしない』
俺は椅子にドカッと座り込みながらテューレに向かって手をピラピラ振って見せた。何時もの仕草だ。
「全く、ゾルザルの
そう、今さっき俺が申し出たのはこういう事だ。俺なら奇術もお茶の子さいさいだし、何よりこの飄々としたキャラに合ってる。それに、影から引っ掻き回せそうだしな♪
『頼むよ~紹介してくれよ~・・・お前、ある程度は歩き回れるんだろ?城内を散歩中に、偶々見かけて声を掛けたって事で良いじゃねぇか。それに・・・俺が近くにいれば、お前にかなり強力な武器を融通出来るぜ?』
「っ!」
ハハッ、
「・・・ハァ、分かったわよ。その代わり、ゾルザルの前ではなるべく私に関わらないで頂戴。良いわね?」
『ありがとよ、テューレ。その武器を使うには、お前の身体を慣らさなきゃいけない。悪いが、ちっとばかし時間がかかるぜ』
さぁてと、あのアホを陥れるのが楽しみになってきたなァ・・・
(惣司サイド)
「凄い事んなったな~」
あの後、結局ピニャとボーゼスも着いて行くことになった。理由としては、自衛隊の基地を見たいとか、日本のお偉方と話がしたいとか・・・まぁ良いか。で、今は屋敷の屋根で胡座をかきながら車待ち中。
「・・・そういや俺、ハザードレベル幾つなんだ?」
思い出してみれば、今まで一回も測った事が無かったな・・・この際だし、測ってみるか。
「・・・はぁッ!?・・・ハザードレベル・・・7,5?』
・・・うん、驚く程でも無かったかな。ウ~ン、正直微妙な数値・・・エボルトリガー使えたっけ?
「・・・せっかくだし、この際使っちまうか。そうでもしねぇと、使わずにお蔵入りしちまいそうだしな~この世界だと」
そう言って空間を指で撫で、
『さて、この際だからブラックパネルも創っちまおう』
─ガギュルルッギュッギュン!─
【オーバー・ザ・エヴォリューションッ!!】
ボタンを押してエボルトリガーを機動状態にし、パンドラボックスに放り込んだ。すると、見る見る内にパンドラボックスからエネルギーが放出され始める。そして数秒後にそのエネルギーはボックスの上でマテリアライズし、真っ黒な1枚のパネルという形をとった。
『意外とあっさり出来るモンなんだなぁ・・・拍子抜けと言うか、何と言うか・・・』
俺はそのパネル───ブラックパンドラパネルを外し、手に持って見てみる。成る程、エネルギーは完全に結晶化してるらしいな。全く外に漏れてない。
『さてと、いよいよ本命♪』
【エボル・ドライバー!】
『よし、やるか』
さて、覚悟は決まったでぇ!
─ガギュルルッギュッギュン!─
【オーバー・ザ・エヴォリューションッ!!】
俺はエボルトリガーを起動してエボルドライバーにセットする。やっぱり、緊張するなぁ・・・
【コブラ!ライダーシステム!レボゥルーッションッ!!】
ボトルをベルトに装填すると、いつもとは違う認識音声が鳴った。さて、記念すべき初ブラックホールだ!・・・初ブラックホールって何?
─デッデーデ♪デレデデレッデレーレーデン♪ヴゥンヴゥン!ヴィチュン!─
【ARE YOU READY?】
『超変身ッ!!』
俺はクッソ下らん事を考えながら変身シークェンスを起動。
【ブラックホール!】
俺を中心として銀色に変色したEV-BHライドビルダーが現れ、その周りをパンドラボックスのような立方体が黒い竜巻に乗って飛び交う。
【ブラックホォールッ!】
そしてその立方体が俺の身体を覆うように合体して、柱のような状態になり・・・
【ブラックホォ~ルッ!】
次の瞬間、俺の視界が完全にブラックアウト。多分、あの消えるシーンだろうなァ。
【レボルゥション!フハハハハハハハハハァ・・・】
そして衝撃波と共に一気に視界が弾けるように開けた。俺は自分の身体を見渡す。
─胸部のアーミラリアクターが変化したカタストロフィリアクター─
─針状の軸が長く延びたEVOアナイアレイショルダー─
─腰に追加されたローブマント、EVOベクターローブ─
よし、間違いないな。これで漸く・・・
『エボル、フェーズ4、完了!!』
念願のブラックホールフォームだ!
『ん~っと、身体は・・・別に、問題無さそうだな』
身体を捻ったりしてみるが、別に痛みやだるさなんかも殆ど無い。
──
『と、来たらしいな』
俺は遠くから走ってくる車を見ながらそう呟いた。
(Noサイド)
「あれ?そう言やマスターは?」
ピニャとボーゼスの2人を含めた全員を車に乗せたタイミングで、伊丹が呟く。
「そう言えば居ませんね。どこ行ったんだかあの宇宙人・・・」
呆れ顔でボヤく栗林。すると、その背後に白黒の影が音もなく着地した。当然、栗林は気付いていない。
『ハイ宇宙人ですが』
「ひょあぁぁぁぁっ!?」
その影・・・エボルが囁くと、栗林は驚きすぎて腰を抜かしてしまった。なかなか良い趣味をしたら宇宙人である。
『HAHAHA!チャオ♪』
「マスター!?しかも白黒!?」
驚く自衛隊御一行。因みに降りる時は、EVOベクターローブで体重を5gにしていた。故に何の音もしなかったのだ。星間航行用装備のこの上無き無駄使いである。
『おう。この姿は、ブラックホールフォームだ。今の所、最強形態だな』
そう言って右手の指でシュッと複眼を撫でるエボル。
「え~っと・・・取り敢えず、これから帰るから」
もう受け流す事に徹すると決めた伊丹。懸命な判断だろう。
『了解♪』
そう言ってエボルはEVOベクターローブの機能で空中に浮かぶ。当然、その他のメンバーは目が真ん丸になる程に驚いた。
「惣司ぃ!飛べるなんてぇ、私聞いてないわよぉ!」
『そりゃ言ってねぇからな』
「か、風の精霊の加護でも無い!?」
「一体、どんな理を使って・・・」
反応するのは特地女子。当然だろう。魔法でも精霊の加護でも無い、謎としか言いようの無い未知の力で浮かんでいるのだから。
『あ~スマン、俺は一足先に戻ってるぜ。伊丹!レレイには、重力操作浮遊について教えてやってくれ!それと、これ持っててくれよ!チャオ!』
そう言ってエボルは『答えは聞いてない』と言わんばかりに背後にワームホールを作り上げ、伊丹にお守り袋を投げ渡すと同時にその中に飛び込んだ。そして、丸投げされたこの男は・・・
「か・・・勘弁してくれ」
この後、車内ピニャとボーゼスも含めた5人から質問責めにされた。伊丹は一言、「のど飴下しゃい・・・」と呟いたと言う。
(惣司サイド)
『ふぅ・・・ちっとばかし、疲れるな。ハァァア、っと・・・』
部屋の中に転移した俺は、ボフッとベッドに飛び込む。やっぱ負荷は掛かるよなぁ・・・
『よっ、と・・・』
気だるさを何とか振り払って、ドライバーからエボルトリガーを引き抜く。すると、重い荷物を一気に降ろした時にも似た解放感を感じた。
『フゥゥ、だいぶマシ・・・』
そしてパパッとコーヒーを入れ、口に流し込む。
『・・・っあ~うめぇな・・・ちょっと待てよ?今俺どうやって飲んだ?』
何となく飲んじまったが、まだ俺は変身解除していない。つまりコブラフォームのまま、コーヒーを作って口に流し込んだって事になる・・・うわっシュール。
『まぁ良い。それより、ハザードレベルの測定だ』
俺はもうわかんねぇ事を放置し、胸に手を当ててハザードレベルを測定する。何か、どことなく懺悔してるみたいだ。これまたシュールな絵面だなぁ・・・
『・・・ふぁっ!?ハザードレベル10,0!?限界値じゃねぇか!!』
いや、大して苦戦して無いよね?変身しただけでコレ?・・・はぁ~無いわ~・・・
『・・・ま、良いか。上がっちゃったもんは仕方無いな』
どっかの帝国の糞大臣みたいな事を言いながら、俺はパンドラボックスとハザードトリガーを取り出す。
『何気にビルドドライバーも入ってたし・・・本当、どうなってんだ?この中・・・』
そう言ってハザードトリガーをパンドラボックスに放り込んだ。すると、今度は白いエネルギーがマテリアライズしてパネルを創る。真っ白なパンドラパネル───ホワイトパンドラパネルだ。これで、新世界に関わる2つのパネルが出来た。
『後は、この白と黒のパネルを・・・』
俺は右手にブラックパネル、左手にホワイトパネルをそれぞれ持ち、内包エネルギーを操作してオーバーフローを起こさせる。
『ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・むんっ!』
そして反発し合うエネルギーを無理矢理統合して混ぜ合わせて結合させた。そうすれば・・・白と黒が螺旋状に混ざり合ったパネル───カオスパンドラパネルの完成だ!
『さぁて、これで準備は整った!』
xyz軸の移動を司るブラックパネルと、平行世界に干渉するホワイトパネル・・・この2つが融合した
『平行世界に、旅行に行けるな♪』
さて、書き置きをして・・・っと。
『じゃ・・・行って来ます』
俺はカオスパネルのエネルギーを解放して特殊なワームホール・・・ギャレオリアロードを精製し、その中に勢い良く飛び込んだ。
『どこに行き着くか、楽しみだぜ♪』
(伊丹サイド)
「マスター、只今~」
俺はのど飴を舐めながら、マスターが居るであろう部屋の扉を開く。だが・・・
「・・・あれ、マスター何処?」
居ない。部屋をグルッと見渡し、ベッドも見てみたが、見付からない。
「ん?何だこのメモ・・・ンンッ!?」
・・・おいおいマスター・・・あんた・・・
「ふざけんなァァァァァァ!!」
俺が握り潰して投げ捨てた紙には、〈ちょっと異世界行ってくる。明日には戻るつもりだから〉と書いてあった。
「ひっさびさにガオガイガー」
『勇気ある誓いと共に!』
「お前にあるのはひねくれた根性ぐらいだろ?」
『良く分かってんじゃねぇか』
「いや、お前が言わせてるんだろ?」
『メメタァ』
「ハァァァ・・・で?どこに行くの?つかご都合主義だなぁ・・・よし、前書きにタイムスリップして注意して来よう!」
『あれお前か!「行って来まーす!」・・・次回もゆっくりしていってね』