健太「確かに。千里の言う通りだよな。」久保田「慌てるな。二人とも。そんな事は最初から分かってる。だから私は考えに考えた。どうすれば、ネジレジアのような侵略者が現れた時、いつ、どんな時でもメガレンジャーが出動出来るようにすれば良いかとな。」健太「え、てことは思い付いた訳?」久保田「ああ。本当はあまり使いたくはない手なのだがな。二人共、付いて来てくれ。」メガレンジャー実験室 健太「何だよ。ここ。」千里「メガレンジャー実験室って書いてあったけど。あれ?メガスーツ。どういう事ですか。博士?」久保田「ああ。これは君達が使っていたメガスーツ何だが、君達はAIという存在を知っているかな?」健太「AI?何だよそれ?」千里「それなら知ってます。人工知能ってやつですよね。ロボットと違って、プログラムされた事以外の動きも出来るとか。自分で考えて行動する事ができる。それがAIですよね。」久保田「そうだ。流石だな。」健太「凄え。そんなもんが存在してたのか。ちょっと待てよ。おっさん。そんないいもんが存在してんなら、何で今まで使わなかったんだよ。」久保田「まあ待て。AIは確かにロボットと違い、自分で考え、時には我々が思いつかないような事まで知恵をまわし、行動する事が出来る。だが、時にその優れた脳がとんでもない事態を引き起こす事にもなるんだ。」健太「どういう事だよ。」久保田「人工知能は確かに優れている。だが心を持った人間と違い、人工知能のは、情報だけを頼りに、一番的確な行動を取ろうと考える。だがそれは決して絶対ではない。時には逃げる事が必要な時もある。だか人工知能は人間と違い心を持たない分、恐怖や憎悪といったものにも無関心だ。人工知能は傷付けていないつもりでも、人間が傷つく事はいくらでもある。だから私は皆には反対されたが、メガレンジャーを人間に託す決意をしたのだ。」健太「だったらどうして、今更人工知能に頼ろうと思ったんだよ。」久保田「健太。千里。この世に終わりという日はない。だが人間には必ず誰しも死がつきものだ。今回は君達のおかげで地球は救われた。だが、またいつあのような事態になるかも分からん。あの時、君達がいなければ、大勢の命が奪われていた。私はあの時の事を思い出すと、未だに自分は正しかったのかを迷う。君達をメガレンジャーに選んだ事は後悔していない。しかし、あの時君達がいなかった時の事を考えた時、震えが止まらなかった。だから私も決意した。本当は次の世代へメガレンジャーを新たな若者達に託したい。しかし、千里が言ったように、修行を積ませて、50年後に敵が来たのでは意味がない。だから私は決意した。メガスーツに人工知能を搭載し、そして仕上げは、何のインプットもされていないロボットと人工知能をリンクさせる。新しいメガレンジャーの誕生だ。」
今回はここまで