電磁戦隊メガレンジャー   作:ソニー樹木

2 / 11
前回の続きです


電磁戦隊メガレンジャー デジタル研究会にて

健太「そっかあ。じゃあメガレンジャーに変身する事も、もうないんだな。」みく「それはそれで寂しいね」千里「そうだね」瞬「ああ」耕一郎「博士、デジタイザーやメガスーツはこれからどうなるんですか?」久保田「うん。それについては、まだ考えていないんだ。だがネジレジアのような強敵がいない以上、おそらく永久に停止される事になるだろうな。」健太「どういう事だよ」久保田「お前達には話していなかったがメガスーツは一度装着すれば装着した人間以外に転送される事は絶対にない。ボイスロックもしてあるしな。それはメガスーツを悪人に利用されない為だ。」健太「それは分かってるよ。そうじゃなくて、どうして永久に停止されんのかって聞いてんだよ」久保田「まあ聞け。敵に利用されるのを恐れるあまり、私は様々な防止ロックに関してのセキリュティに力を入れすぎ、防止ロックを解除する為のシステムをデジタイザーにくみ込まなかった。またネジレジアのような侵略者が現れた時、次の世代にメガレンジャーを託すためには、お前達のデジタイザーをリセットする以外にない。しかし、デジタイザーをリセットするのには膨大な時間がかかる。メガスーツも同様だ。メガスーツにもデジタイザーにも君達の情報がビッシリとインプットされているんだ」健太「だから、それと、永久に停止しなきゃいけない事と、どう関係してんだよ」久保田「………」健太「おっさん。」裕作「まあまあ。落ち着けって。後は俺が説明してやるよ。」久保田「早川」裕作「大丈夫ですよ。こいつらは博士がおもっている程子供じゃない。俺達I.N.E.Tと戦ってきた立派な大人ですよ。」健太「裕作さん。」裕作「そんな大人な君達だからこそ説明するけど、メガスーツの転送って一回につきどれくらいかかるか知ってる?サイバースライダーなんかも同様だな。後、メガレンジャーがいつでも出動出来るようにメガスーツの転送を出来るよう、常に設備を整えておかなければならない。それは皆んなI.N.E.Tって組織が地球の為お前達が万全に戦えるように常に誰かがスタンバイしてくれていたからだ。だが、それだってタダって訳じゃない。俺たちも地球の平和の為とはいえ、家族がある。生活がある。皆んな自分達の為にも必死なんだよ。大人ってのは。デジタイザーやメガスーツは使わないからといって、そのままにしておくわけにはいかないんだ。今やI.N.E.Tはメガレンジャーの為だけに存在しているといっていい程、メガレンジャー重視の設備になりつつあった。それ程までに奴らは強敵だった。それは闘ったお前らが一番よく知っているはずだ。あの基地のほとんどの設備がメガレンジャーをサポートする為のシステムだ。それは今もずっと作動し続けている。そういう風に設定をせざるを得ないとこまできてたからな。」健太「それは分かったけど、それと停止するのとどう関係あんだよ。」裕作「ふうー、リーダー、あんたなら勘付いてるんじゃないか。」耕一郎「つまり、あの基地全体が俺たちの情報でほとんど埋め尽くされていて、これからI.N.E.Tとして本来の活動をしようにも、メガレンジャー寄りの基地になってしまい、あまり活動らしい活動もおこなえず、かといってデジタイザーやメガスーツを維持するにもリセットするのにも莫大な資金がかかり、解除する方法もない。」健太「?」瞬「つまり、デジタイザーやメガスーツの機能を停止する方が、I.N.E.Tのお財布事情的にも安心て訳だ。もっと言うなら、俺たちが使っているデジタイザーやメガスーツのリセットを膨大な時間をかけてするよりも、新しいデジタイザーやメガスーツを作った方が早いって事ですよね。裕作さん。」裕作「流石優等生。話しが早いね。」健太「で、でもよ、その間にまたネジレジアみたいなのが、現れねえと限らねえだろ。」裕作「その時はその時だ。さっきも言ったが俺たちI.N.E.Tも、これから修復作業や宇宙のパトロールを引き受ける事になるだろう。そうなってくると、別の所に費用をかけている余裕はない。」健太「けどよう」耕一郎「健太。」健太「お前らいいのかよ、このままデジタイザーやメガスーツと別れる事になっても。メガレンジャーは俺たちのもう一つの青春じゃなかったのかよ。」久保田「健太。私もまだこの結論に達した訳ではない。少し私に時間をくれ。悪いようにはしない。今日はお前たちも疲れたろう。春からはまた新たな生活だ。春休みの間、今まで出来なかった事をしっかりやってくれ。本当にありがとう。」




今回はここまでです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。