健太「はぁ〜。耕一郎も瞬も、良い家族もってるなあ。それに比べて……」⁇「あれっ。健太?」健太「みく」みく「どうしたの?健太。元気ないじゃん。もしかして、デジタイザーやメガスーツの事、まだ気にしてるの?」健太「それもあるけどさ、何か俺だけ、おいてけぼりな感じがしてさ。」みく「健太。元気だしなよ。アタシ達の青春はこれからじゃん。何も前に進む事だけが全てじゃないよ。健太には健太にしか出来ない事がいっぱいあるはずたよ。健太はきっと、まだそれに出会えてないだけだよ。」健太「みく」みく「アタシさあ、前に健太に何となく大学に行くのって嫌だなって言った事あったじゃない。あの時のアタシにはあれが精一杯の答えだったたんだ。けど、今は違う。アタシにはちゃんとやりたい事見つかったんだ。その夢を叶える為に大学の行くの。」健太「そっかあ。みく。ありがとう。やっぱり、みくは頭良いよ。俺、みくの事一生応援するからな。」みく「ありがとう。健太。健太も頑張ってね。」健太「おう。じゃあな。」諸星学園 健太「何でだろうな。卒業して一日しか経ってないのに、凄え懐かしい。」デジ研部室 健太「ここで皆んなと過ごした時間は、俺にとって一生の宝物だよな。結局最後まで、活動らしい活動もしなかったよな。俺たち。耕一郎、瞬、みく、千里、俺、お前らに出会えて本当に良かったよ。」⁇「そういうのは面と向かって言った方がいいよ。」健太「うわっ」⁇「キャッ」健太「ち、千里」千里「もう、ビックリしたなあ〜」健太「ビックリしたのはこっちだぜー。何やってんだよ。千里。こんなとこで。」千里「それはこっちのセリフよ。健太こそ何やってるの?」健太「え、俺は……」千里「健太?」健太「何となく。」千里「ふーん。そうなんだ。アタシはね、部室の荷物整理。カメラとか色々と置いてたから。また皆んなで片付けないとね。」健太「そうだな。」千里「どうしたの?」健太「千里。俺ってさあ、ホントにメガレンジャーやってて良かったのかな?」千里「どういうこと」健太「だってよ、俺以外皆んな進路決まったんだぜ。耕一郎も瞬もみくも千里も。皆んなメガレンジャーと高校生活の両立をして。皆んな夢や目標にも向かって。それに比べて俺は……。」千里「健太……」健太「……」千里「健太。私はさ、この5人でメガレンジャーが出来て本当に良かったと思ってる。この5人だからこそ、ネジレジアにも勝てたんだよ。」健太「そんなことねえよ。きっともっと、頭の良い奴がメンバーに加わってたら、もっと早くにネジレジアを倒して、お前らはもっと高校生活を満喫出来たんだ。」千里「健太。確かにそうかもね。健太の言う通り、もっと頭の良い奴が入ってたらネジレジアを早くやっつけれたかもね。」健太「…ッグ」千里「でもね。健太。例え健太以外のメンバーだったとしても、結果は同じ。私達の未来に変わりはない。ただ、そこに健太がいないだけ。私はそんなの嫌だよ。健太。アンタは気づいてないかもしれないけど、私達は皆んな健太に救われてるんだよ。アタシ達にはなかった諦めない心と相手を思う強さを健太だけは常に持っていた。ボイジャーマシンを奪われた時だって、健太だけは最後の最後まで私達を説得しようとした。覚えてる。健太が必死で育てて、最後まで守り抜こうとしたコムタンの事。アタシ、あの時、健太には一生敵わないなって思ったんだよ。アタシの所に落ちてきてたら、きっとコムタンはI.N.E.Tに。でも健太と出会えたおかげで、コムタンはネジレジアに生まれてくる運命だったのにも関わらず、少しの間だったけど、楽しい生活を送れたはずだよ。例え私がコムタンの卵をかえして、育てたとしても、ネジレ獣だと判断していたら、私は………。健太。あなたには誰にも負けない、相手を最後まで信じて、自分の信じた物を最後まで見捨てない心がある。それは健太にしか出来なかった事のはずよ。」健太「千里」千里「ごめん。何かわかったような事、言っちゃって。」健太「いや、俺の方こそ、ごめん。皆んながそんな風に思ってくれてるの、俺、知らなくて。」千里「健太……。ねえ、一緒に写真撮らない?」健太「俺と?」千里「二人で撮る事なんてなかったもんね。」健太「そうだな。よし。撮ろう。」千里「うん。」パシャ 健太「出来上がったら、俺にも見せてくれよな。」千里「うん…。」健太「千里?」千里「ねえ、健太」健太「何?」千里「目、瞑っててくれる。」健太「え、何で?」千里「いいから、早く。」健太「わかったよ。これでいいのか。」千里「うん…」健太「千里、何黙ってんだよ。」千里「……チュッ」健太「……(何か今頬に感触が)」千里「もういいわよ。」健太「ふわぁ。あれ。千里。何で向こう向いてんの?」千里「な、何でもないよ。ア、あたし、用事思い出したから帰るね。」健太「何だ。千里のやつ。けど、千里ありがとうな。さあ、俺も帰るか。」健太「さあて。何かスッキリしたし、そろそろ帰るか。」⁇「健太」健太「あん。あ、冴子」冴子「ちょうどいい所であった。ちょっと付き合いなよ。」健太「ちょっ、おい」喫茶店 健太「はあ〜、まさか買い物に三時間も付き合わされるとはな。」冴子「何言ってんだよ。友達だろ。それにしてもビックリしたよ。アンタがまさか、メガレンジャーだったとはね。」健太「あ、バカ。声がでけえよ。一応皆んなに正体はバレちまったけど、久保田のおっさんにもなるべくメガレンジャーの正体はこれからも秘密で守りぬけって言われてんだから。」冴子「どうしてだい。」健太「結果的にメガレンジャーはネジレジアを倒したヒーローって事にはなるけど、社会の中には、まだまだ俺たちの事を理解してくれねえ輩はいくらでもいるらしい。俺たちがメガレンジャーを引退しても、そういった連中からの批判なんかを避けるために、メガレンジャーの正体はバレていたとしても、隠しとおすんだと。やってらんねえよ。俺たちが何の為に頑張ってきたのか。外の連中は何もわかっちゃいねえよ。」冴子「健太、あんたの気持ち解るよ。アタシがユウジの事で必死になって動いてる時も、周りの大人は何もしてくれなかった。人間てのは結局、人を見た目で判断して、自分の都合のいいように動いてくれる人間がいれば、それでいいって事かって、その時は思っちまったよ。」健太「今は違うのか」冴子「あんた達、メガレンジャーに会って、変わったんだよ。そういえば、千里は。元気かい。」健太「千里?ああ、今日も昼に会ったぜ。」冴子「へえー。あんた達、付き合ってんのかい?」健太「ブーッ」冴子「何すんだい。汚いなあ。」健太「冴子が変な事言うからだろ。」冴子「何も変な事じゃないだろ。その様子だと、付き合ってはいないけど、お互いに意識はしてるみたいだね。」健太「はあ。お互いって、どういう意味だよ?」冴子「あ、いや、あ、忘れてた。アタシこれから用事があるんだった。健太、悪い。また今度な。」健太「あ、おい。冴子。あんにゃろー、伝票まで置いてきやがって。はあ〜。帰ろう。」
今回はここまでです。