まさかに400いいね超えるとか…マジ卍!
はい、しょーもなくてすみません。
今回はかなりネタをぶっこんでるので、キャラ崩壊注意かも知れません。
それではどうぞ。
感想、評価お待ちしております( ´△`)
前回のあらすじっ!
「あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ…。私は、モカの話を聞こうと思ったら、いつの間にか二人がガタイのいい男三人に絡まれていた…。
な…何を言っているのか分からないと思うけど、私も何がどうなってるかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった…勧誘だとかナンパだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてない…。もっと恐ろしいものの片鱗を今味わってる…。」
「…ともちん、何言ってんの〜?」
「あ、いや……人生で言ってみたい言葉ランキング五位をまさかここで使うとは…。」
「そんなことよりどーするの!?あの男の人達めちゃくちゃムキムキで怖いよ…!?警察呼ばないと…!!」
つぐみが携帯を取り出し慌てて警察に連絡しようとする。
「警察に連絡しても、まだ事件性が無いから解決してくれないかもよ〜?」
「え〜…!!じゃあどうしよう…!」
「取り敢えず、今は様子を見るしかないな…。ここで出ていっても、蘭と先生にバレるし、事態を悪化させかねない…。」
まさかこんなことになるとは…と、四人は固唾を呑んで二人を見守る事しか出来なかった…。
「…あの、何か御用ですか?」
朧は小さく微笑みながら、三人の男に話しかける。
「あ〜、アンタには別に用はねぇよ。用があるのはそっちのおねーちゃんだ。さっき歩いてる時よぉ…そのギターケースが俺の肩に当たったんだわ。」
「…それなら謝ったと思うんですけど。」
「いやぁー!痛かったわ〜…!!謝られた程度じゃwin-winじゃねぇからさ、今からちょっとお兄さん達と遊ぼうぜ?そっちのお兄ちゃんよりかは楽しく出来ると思うんだけどなぁ?」
成程、そういう手のナンパか。と、勧誘を受ける蘭を見る。
確かに蘭はかなり可愛いという部類に入るだろう。
改めて近くで見てみると、つくづくそう思う。横顔も綺麗だし…。
…じゃねぇや。今はこの状況を何とかしないと。
「すいません。今日は俺と出かけるって予定だったので、いきなりナンパされても…」
「だから、誰もオメーとは喋ってねぇんだよ。」
リーダー格の隣にいた一人が、朧の胸ぐらを掴む。
蘭は慌てて止めようとするも、もう一人いる男に遮られ、再びしつこくナンパを受け始める。
「ちょっと…!どういうつもりよ!こんな事して警察がタダじゃおかないわよ…!」
「あー、そうだな。だけど、だーれも連絡しようとしてないぜ?本当に意気地無しばっかだよなぁ!」
道行く人々はチラチラとこっちを見るだけか、立ち止まって野次馬するだけ。挙句にカメラで撮影し始める奴もいる。
顔が写ったら不味い…!Afterglowのみんな、それに先生にまで迷惑かけてしまう…。
…ここは大人しく従った方がいいのかな…。
顔を顰め地面を見つめる蘭。確かにそうするのが一番平和的なのかも知れない。
しかし、そんな考えなどすぐに打ち砕かれる事となる。
「はひゅっ」
と、間抜けな声が聞こえたかと思うと、朧の胸ぐらを掴んでいた男が地面に勢いよく倒れる。
これには蘭も、残った二人の男も、周りの人達も驚くしかなかった。
「…はぁ、やっちった。まぁ、自己防衛って事で。」
「てめぇ…何しやがった!!」
囲いであるもう一人の男が朧に殴りかかる。
が、朧は軽く拳を躱しその男の足に足を引っ掛けると、男は派手に顔から転んだ。
「ぷっ…」
あまりの派手さに思わず蘭も吹き出す。
「…お前、そんなことしてただで済むと思うなよ。」
最後に残ったリーダーらしき男は、ボクシングの様な構えをとる。
…いや、ボクシング経験者だろう。構え方が様になっている。
「君は、ボクシングをしていたのかな?」
「あぁ、そうだな。だから怪我する前に謝った方がいいと思うぜ?土下座で誠心誠意謝れば許してやらなくもないけどなぁ…?」
「確かにそうしたら許して貰えそうだし、怪我もしなさそうだな……。」
「そうだ…だから怪我したくなきゃとっとと土下座…」
「"だが断る"。この俺が最も好きな事のひとつは、自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ…!」
…は?と、木枯らしが吹きそうなぐらい冷たい空気が辺りを包む。
「…あ、知らないのこのネタ!これはジョ〇ョの奇妙な冒険第41巻、ハイウェイスターその3で出てくる岸〇露伴がハイウェイスターを使う相手に言った…」
「訳わかんねぇこと言ってんじゃねぇ!!」
朧の話を遮り、男はキレのある右ストレートを放つ。
…が
朧は上半身を右に逸らし、その右ストレートに合わせて右フックを相手の顎に軽く掠める。
そう、軽くでいい。弱点にさえ当たれば人は誰でも脆い。
男は軽い打撃にも関わらず、顎に当てられたことにより脳が揺れ、そのままバランスを崩して地面に倒れ込む。
「蘭!逃げるぞ!!」
蘭が返事を返す前に手を握り、そのまま走り出す朧。
その後すぐに警察が来た為、間一髪と言ったところだった。
Afterglowの面々は愕然としていた。ガタイのいい男三人を、あんなに呆気なく倒してしまった事が信じられなかった。
普段は冴えない感じなのに、こういう時に見せるギャップはズルいなぁ〜…と、モカは苦笑を浮かべていた。
「そりゃ惹かれるよね〜…。」
ボソリ、と独り言を述べるモカ。
つぐみが"何か言った?"とモカに尋ねるもモカは何も答えず、"早く行かないと見失うよ〜?"と三人に伝える。
そして三人は慌てて二人の後をついて行く中、モカは少し後ろを走りながら、人知れず微笑みを浮かべていた。
「っはぁ…はぁ…!ここまで来たら大丈夫だろ…。」
朧と蘭は取り敢えずショッピングモール端の休憩室へと滑り込み、椅子へと腰掛ける。
ここは人があまり立ち寄らないし、いざと言う時はすぐに逃げられる。
「せ…先生……。速く走り過ぎですよ…。」
蘭も朧の隣の席を一つ席を開けつつ座る。そして鞄に入れておいたタオルで汗を拭う。
「…先生って、昔喧嘩とかしてたんですか。」
唐突な質問に、朧は目を丸くする。
「はっ!?いやいや、そんなことした事ないぞ!?」
「でもさっき、男の人達を簡単に倒してましたよね…。喧嘩慣れしてるというか…。」
「あ〜…違う違う。あれはボクシングだよ。今回は自己防衛で仕方なく使ったけど、本当は絶対に使っちゃいけないからな。普通に人が死ぬ。」
「ボクシングって…そんなの習ってたんですか!?」
「おう。後は空手とか柔道とか…まぁ護身に使えるものは大体齧ったな。」
「…先生って何者ですか。音楽だけじゃなくて武術も出来るなんて……人間ですか?」
「人間だよ!!失礼だなぁ……。」
まぁ、アレを見たら怖いと思われるよなぁ…と、朧は溜息を吐きながら頭を掻く。
まさか見せる時が来るとは思ってなかったけど、怖がられても良かった。護ることさえ出来れば、それでいい。
「怖がらせたならごめんな。今後気を付ける様にするからさ?」
「あ、いや…違うんです。寧ろお礼を言わないとなって…。その……あ、ありがとうございました…。ほんの少しだけ…カッコイイトオモイマシタ…。」
…語尾の方はよく聞き取れなかったけど、怖がられて無くてよかったぁ…!!と、心の底から安堵した朧。
しかし、その安堵もつかの間、次の問題がある。
「…どうする、こんだけ目立ったらここでの買い物は難しいぞ。」
「そう…ですね。」
そう。先程の騒ぎによって、ショッピングモールは慌ただしくなっている。
それに加え二人の目撃者も少なからず居るので、早めにここを離れておきたい。
「じゃあ…ちょっと早いですけど、水族館行きませんか?」
「水族館…?そんな所あったか?」
「はい。ここからバスで15分ぐらいの所なんですけど……だ、ダメですか?」
もじ、と太腿の間に手を挟みながら恐る恐る朧を見上げ尋ねる蘭。
すると朧は
「行こう!!俺水族館とか言ったことねぇからさ!すっげぇ楽しみだ!」
と、子供ばりにテンションを上げている。
良かったぁ…と小さく溜息を吐く蘭は、椅子から立ち上がり携帯で水族館の詳細を確認する。
「モカからの情報だと……ここは全国で最も魚の種類が集まっている場所であり、特に直径50mにも及ぶ筒型の巨大水槽が一番人気である。そしてもう一つ特色を上げるならば、どの水族館よりもカップル……が多い……。」
……はぁぁぁぁぁぁぁ!?
蘭は心の中で声にならない叫び声を上げていた。
モカの奴〜…!!1番目立たない所に書いてたな〜……!!
とは言え、もう引き返す事は出来ない。
蘭は仕方ない…!と覚悟を決めて、携帯をポケットにしまう。
「…行きましょう先生!!」
そう言うと蘭は、早足でバス停へと歩き出す。
「…なんで今から戦場に向かう兵士みたいな気合入ってんだアイツは…。」
変なやつ…などと思いながらも、朧は笑顔を浮かべながら蘭の後ろをついて行くのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます!
今回で終わらせるつもりだったのに、書いたら止まらなかった…。
すみません、蘭とのデーt…コホン。お出かけ編はもう少し続くと思いますので、お付き合いください!汗
にしても朧は少しチート過ぎますよねぇ…羨ましい。
次回も宜しくお願い致します!
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