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蘭とのお出かけから帰って来た後、俺は自分のスマホに入っている写真を眺めていた。
総数で言えば50枚ほど撮った。
その中で二人が写っているのはたった二枚しかなかったが、それでもニヤニヤが止まらなかった。
…決してやましい感情じゃないぞ!単純に蘭が一緒に写ってくれた事が嬉しいだけだ!!
って、俺は誰に言い訳しているんだ…。
因みに水族館の後は蘭とレストランで食事をした。特に高い訳でもない普通のファミレスだったけど、そこで大いに話が弾んだ。
特に蘭がAfterglowのみんなについて話している表情は、写真に収めたいぐらい楽しそうで可愛い笑顔だった。
五人が全員幼馴染と聞いた時は驚いたが…。
ともあれ、多少のいざこざがあったとは言えお出かけは成功と言えるだろう。
今はもう泥のように眠りたい……。
朧はいつの間にかソファーの上で携帯を開いたまま寝落ちしてしまった。
カーテンの隙間から差し込む光が、ちょうど朧の顔を照らす。
朧はその眩しさに声を唸らせると、光を避ける様に寝返りを打ちゆっくりと起き上がる。
大きな欠伸をした後、目尻に浮かぶ涙を拭い時計を見上げる。
「…昼の12時か。こんなにゆっくり寝たのは久々だな。」
そう、今日は珍しく予定が何もない日なのである。
滅多に来ないそんな日を無駄にする事は出来ないと、朧は今日を有意義に過ごす為に色々と思考を巡らせる。
が、結局辿り着いたのは家でゴロゴロすると言うことだった。
とにかくやる気が起きない。ずっと布団に潜っていたい。
いかに完璧な朧といえど、そういうの自堕落な時間がなければストレスでどうにかなってしまう。
なので、今日は一日全力で怠けることにした。
まずソファーから立ち上がるとシャワーを浴びに風呂場へと向かう。
そして30分程ゆったりと風呂に入った後は、トーストに卵焼きを乗せて、珈琲を啜りながらテレビを見る。
…あぁ、幸せだ。これが毎日ってのはちょっと考えにくいが、やっぱり月に2回は欲しいなぁ……こういう時間は。
朧は食事を終えると、ほんわかと表情を緩ませながら人をダメにする事で有名なクッションに身体を預ける。
「…もう一眠りするか……と言いたいところだが、ご飯の後は運動しなきゃだからな。取り敢えず30分休憩したらランニング行きますか…。あ、それとCiRCLEにも顔を出しておこう。丁度ランニングする場所から近いしな。」
そのままクッションで30分弱休憩した後、クローゼットからランニングウェアを取り出し手早く着替える。
途中で塩分を補給する為の飴と、水分補給の為の水を腰に巻くタイプの鞄に入れると、朧は家の中でストレスッチを行う。
自慢じゃないが、俺は180°開脚が出来る。男じゃ珍しいだろ…!と、誰に向けての自慢かは知らないがそんな事を考えながらストレッチを終わらせると、鍵を閉めて家を出る。
「…今日はいい天気だな。絶好のランニング日和だ!」
朧は耳にイヤホンを付け、いつも聞いている音楽のルーティーンを確認し、自分のペースでランニングを開始した。
いつもと変わらない風景を見て、いつもと変わらない空気を吸い、いつもと変わらない音楽を聞きながら走る。
そんな他愛ない事が朧にとっては、一番のストレス解消法だった。
楽器を弄っている時も確かにストレス解消にはなるが、多少集中しなければならない。
何も考えずにただ走るだけのランニングは、凝り固まった朧の身体や心を自然に解していってくれる。
今日も、偶にある休日のいつもと変わらない一日を過ごしていく……筈だった。
久々のランニングで意識が散漫になっていた。歩道の信号が赤のままで、車が迫っている事に気付かず、朧はそのまま歩道に差し掛かってしまった。
視界の端に黒い車の影がチラついた瞬間、それに気付いた。
「っ……ヤバッ…!!!」
朧は瞬時に前へスライディングする様に飛ぶ。
幸い朧は車に轢かれること無く、朧のいた場所から少しだけ離れた場所で急停車する。
「あ……あっぶねぇ…。楽しくて全然信号見てなかった…。…いっ…!」
車に謝りに行こうかと立ち上がった瞬間、右足首に痛みが走る。ほんの少しだが、車と足が接触していたのだ。
あまりの痛みにぐらっとよろけ壁に凭れ掛かる
「やっちったな…捻挫か…。」
取り敢えずその場に座り込み、足首の状態を確認していると、車に乗っていたであろう人が駆け寄って来た。
今回悪いのは明らかに自分だ。誠心誠意謝らないと…と顔を上げると
「すみません!大丈夫でしたか?」
そこに居たのは、黒服とサングラスに身を包んだ女性が三人立っていた。
……え、いやいや怖い怖い。普通に銃とか持ってそうな風貌なんだけど!?
冷や汗が頬を伝う。マジでどう謝ろう……と、表面上は冷静に見せているものの、心はとんでもなく焦っていた。
「は…はい。大丈夫ですよ…!」
精一杯の笑顔を浮かべて言葉を返す。違和感は無かったはずだ…多分。
「しかし、先程足を痛めている様な素振りを見せておりました。車と接触なされたのでしょう。宜しければこちらで治療を…」
と、黒い車を目で指す黒服の女性。
「いや、でも悪いのは俺ですし…!!全然そっちは悪くありません!」
ヤバいヤバい…アレに乗ったら絶対殺される!!
「ですが……」
「怪我をしたなら、家で治療するわよ?」
「本当に大丈夫ですよ…!……ん?」
なんか一人知らない子が混じってる様な気がするよ?長い金髪で、金色の瞳の子なんか居たっけ?あれれ〜?
「遠慮は要らないわ!家にはお薬がいーっぱいあるから!さ、行きましょ!」
「え、ちょ……まっ。」
俺が何かをいう前に、俺は黒服の2人に肩を貸され、半ば強制的に車へと乗せられてしまった。
黒服の二人に挟まれながら後部座席を乗せられた俺は、人生の三本指に入るぐらい困惑していた。
俺が100%悪いのに、家で治療するなんて事が有り得るのか。
このまま山奥へ向かうようなら…仕方ない。女の人を傷付けるのは嫌だけど、無理矢理にでも出るしかない…。
「あなた、名前はなんて言うのかしら!」
…ここで名前を出して特定されるのも嫌だな。取り敢えず偽名を使うか。
「…山田太郎。」
「たろうって言うのね!分かったわ!」
いや、信じるの早っ!どんだけ純粋なんだよ…。
「こころ様、先程は申し訳ございません。急ブレーキを踏んでしまいましたが、お怪我はありませんでしたか?」
「えぇ、大丈夫よ!シートベルトのお陰ね!」
どんなやり取りだよ。てか様付けって……この子はもしかしてめちゃくちゃお嬢様なのか…?
車もだいぶ豪華だし…。
朧の予想は大当たり。目的地へ着き肩を貸されながら車を降りると、朧は一瞬言葉を失った。
デカい、デカすぎる。なんだこの家は…!!入り口の門からして現実離れしたデカさだ…。
その奥に見える家も、言わずもがな大きいし広いし……なんか疑って申し訳無かったな…。
こころって子も悪い子には見えないし…今は静かにしておくか。
「ここが私の家よ!さ、入って!」
緊張で身体を強ばらせながら大きな門を抜けると、鮮やかな花で彩られた庭を歩いていく。
中央には噴水みたいなものも置かれており、正しく豪邸という名に相応しい庭だ。
現実離れした風景にキョロキョロと周りを見渡す朧を他所に、こころと名乗る女の子は玄関の扉に手を掛ける。
「黒服さん、私は今からみんなといつも通り練習するから、たろうの治療、お願いね!」
「はい。」
練習…?と朧は首を傾げる。
「たろう、また後でね!」
と、手を振りながらこころは2階に駆け上がっていってしまった。
「太郎様、こちらの部屋で治療致しますので、後少し頑張って下さい。」
「は、はい…。……あの、一つ質問いいですか?」
「はい、どうぞ。」
「練習って言うのは何の練習なんですか?」
「こころ様はバンドをしておられるので、その練習です。」
「あ、そうなんですか。……えぇ!?」
俺とハロー、ハッピーワールドとの出会いは、最初から刺激的なものとなった。
…これからもっと苦労する事など知らずに。
お久しぶの更新です。
最近忙しくて中々書けませんでした…申し訳ありません。
今回からハロー、ハッピーワールド!編と言うことで、朧はこれから手を焼くでしょうね…。
朧はそこをどう乗り切るか…!!
ここまで見てくださりありがとうございます!
誤字修正致しました。ご報告ありがとうございます!
新作のバンドリ小説を書くなら、どの様なものが良いですか?
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