朝露乃之は勇者である   作:バロックス(駄犬

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短編なのに三話も使うとはこれいかに。完全に失敗ですね、猛省であります。
いまさらですが、今回のバーテックスはみんな大好きキャンサーさんとアクエリアスさんです。


~生きがい③~

 琴吹静流は文字通り火の玉となってバーテックスに突進していった。敵のバーテックスからは命の動きを封じたあの水球が発射され、静流目がけて数発が飛んでいく。

 

「足りないわねェッ」

 

 その一言の元に、水球に斬りかかる静流。燃え上がった刀身が水球に触れた瞬間、凄まじい蒸気が発せられ、完全に水球は両断される前にその姿を焼失させた。

 

「そんなので私の炎を消そうなんて片腹痛いわッ」

 

 振り払う剣先から零れるように炎が踊る。その炎の勢いが一層増した。

 

 

 静流が自身の勇者としての能力を調べていた時、この能力は発見された。大赦関係者の話では静流の刀から発せられている炎は武器の特性によるものであり、自身の攻撃力を一時的に引き上げる能力を持っていた。

 

 敵に一撃を加えるごとにその力は炎の勢いと共に増していく。だが、欠点はいくつかあり、その一つは持続時間はせいぜい五分程度。その時間を経過すると排熱が強制的に行われ、その間に静流は全く動けなくなってしまう。

 

 そして致命的なのは、この機能を使用した静流でさえも、火傷によるダメージを負ってしまうという点だった。

 

「・・・・・」

 

 凄い、と命は思う。水球は静流が刀で斬らずとも素手で触れただけで沸騰し、はじけ飛んでいる。先ほど自分たちが苦しめられていた水の攻撃は完全に無力化していた。

 

「はぁ・・はぁ・・どう、よ」

 

 静流の様子がおかしいことに命は気づく。たった数度の攻撃、むしろ敵に対しては殆ど攻撃をしていない静流が既に肩で息をしているという事だ。

その正体は静流が今纏っている炎にある。

 

「あつ・・・」

 

 命が静流の近くまで歩み寄ろうとした時、感じた物。それは熱気だ。神樹による加護と勇者服の防護性を持ってしても言葉にしてしまう程の熱気。数メートル離れた場所からでもこの熱さ、一体静流本人はどれほどの熱さなのか。

 

「私は・・・大丈夫だから、命・・・自分にしか出来ない事をやりなさい」

 

ブンッ、と炎を纏った刀を振るい静流は前へと駆ける。身を焼くほどの熱に負けることなく。そして敵を圧倒する彼女の炎に充てられるように、命もその後を追うように駆け出したのだ。

 

「・・・ほんと、熱いわよ、ね・・・!!」

 

 上昇した体温が静流の体力を奪っていく。欠点の多い能力だと思ったが、いざ発動してみるとやっぱり面倒な能力だと感じた静流だった。

蓄積されたパワーはだいたい7割と言った所か。まだパワーは上がる、現在の段階で体力的に結構きついのに熱が限界値まで達したら恐らく自分は立っていられないだろう。

 

 それでも、と彼女は気をしっかりと保ち、走る。それも全て、

 

「わが愛しの友の・・・ゲーム達のためぇぇぇ!!」

 

 

 だが、その一撃を確実に敵のバーテックスに叩き込めるか、それについてはかなり不安要素が多すぎた。敵の攻撃が水球だけでなく、一直線に離れる水の攻撃もあるのだ。あれは水圧だけでこちらを吹き飛ばすことが出来るし、もし距離を稼がれようものなら本体にたどり着く前に静流は活動限界を迎え、体を動かす事は出来なくなる。

 

 負傷した乃之と決定力が無い命しかいなくなれば勝負は圧倒的に不利だ。だから、なんとしても今は距離を詰めなければならない。だが、水球の攻撃を躱すことに徹しても躱す動作、防御の動作だけでも体温は上昇していく。

 

 

・・・時間にして後2分ッ まずいわね。

 

 そして向こうのバーテックスに動きがあった。水球による攻撃。だが、今までの水球とは一味違い、静流一人を丸ごと包み込んでしまうくらいの大きさがあった。

回避に徹しようとするが、静流の周囲をもう一体のバーテックスが放っていた盾が囲んでいた。静流を逃がさない為だろう。

 

「チィ・・・ッ」

 

 悔しく悪態をつくも、静流の身体が水球に飲まれる。最初こそは水も蒸発して蒸気を出していたが、圧倒的に水の質量が多すぎる為に炎を完全に消されてしまった。

 

・・・息が出来ないッ このままじゃ時間が、無いッ

 

 身動きもとれず、静流の体内の酸素だけが奪われていく。

 

・・・こ、こんなところで、さぁ!

 

 朦朧とする意識の中、水中からこちらを見おろしているバーテックスたちの姿が見えた。それがこちらが何もできない事を嘲笑っているように見えた静流は。

 

 

・・・見下してんじゃねぇぇぇえええッッ!!

 

 キレた。同時に、静流の周囲の水が沸騰を始める。静流の炎は完全に消されていたわけではなかった。水の中でもなお、燃え続けていた。

静流の感情の昂ぶりが炎へと変わり、急速に水が沸騰を始め、水球を蒸発させていく。

 

 そして水球が静流の肌付近まで縮小された瞬間、火山が噴火するかの如く、水球を打ち破り炎の柱が上がった。

 

「ああああああああああああつううぅぅぅぅぅいいいいい!!!!」

 

 絶叫する。炎を強引に出した為に反動が全て静流の身体に返ってくる。

 

「時間が・・・・ッ」

 

 身動きを封じられていた分、リミットも近づいていた。急ぎ敵へ向かおうとする静流の前に、水球を持ったバーテックスが力を溜めていた。水球ではなく、今度はビームによる直線的な攻撃。

 

 アレを食らえば、作戦は失敗する。、こちらの攻撃の時間を取れなかった時点でこの作戦は失敗していたのだ。せめてもの突破する点があるとすれば、あの水の攻撃を防いで静流が最後の突撃できるタイミングを作る事だった。しかしその手段も静流も、攻撃力を持たない命には出来ない。静流は浮かべてしまう、ゲームオーバーという言葉を。

 

だが、絶望的なこの状況で静流の横を駆け抜けていく一人の少女が居た。 草薙命である。

 

「命ッ!?」

 

・・・まさか盾になるつもり!?

 

直線的に向かうのは水球を持ったバーテックスだ。だが、あのバーテックスの水圧は掠っただけとはいえ、乃之と命二人を軽々と吹き飛ばしたものだ。そんなものを一人で防げるとは思えないし、命が至近距離で食らおうものならただでは済まないだろう。

 

「た、たしかに自分に出来る事をしなさいって言ったけど!! そういう意味じゃないわよ馬鹿ァ―――!!」

 

 自分のせいだ、と静流は自分を責めた。自分がもっとちゃんと言葉を上手く伝えられていたら命も無茶をしなくて済んだのだ、と。

しかし、命自身はもともと盾になるつもりは無かった。

 

 バーテックスから水が放たれる直前、命の手には矢でも弓でもなく鎖が握られていた。鎖の先端には分銅が垂らされている。

 

「・・・・ッ」

 

 ここぞと言わんばかりに命がその分銅を投擲する。その分銅が狙ったのは浮遊していたもう一体のバーテックスが持つ”盾”であった。

命は考えた。あのバーテックスの盾は途轍もなく強固なものだと。そしてあの盾はあらゆる直線的な攻撃を反射させる。破壊困難な反射板。

 

 なら、壊せないならばその特性を利用する、というそ結論に命は辿り着く。投げた分銅は盾に巻きつき、絡まった所で命が力の限りに鎖を引っ張る。

 

直後、発射された水は真っ直ぐに命と静流を狙っていた。だが、その間に命が引き寄せた盾が水に当たり、その盾のもつ特性から水は反射された。反射した水は盾を持つバーテックス本体に直撃し、その巨体を大きく吹き飛ばした。

 

 

 バーテックスは驚異的な再生力を持つ。だから、生半可な攻撃ではすぐに自力で修復してしまう。だが、この段階で静流たちが勝利するための条件は敵の完全破壊をするための時間だ。そして命の働きで、大型は次の攻撃までチャージがかかるし、盾をもつバーテックスも水球を持つバーテックスを援護することが出来ないほどの距離が開いたため、すべての準備が整ったのだ。

 

「・・・・言ってください、先輩」

 

 そう言ってくれる後輩の言葉に応えるべく、静流が駆ける。地面に燃える刀を滑らせて炎の軌跡を刻みながら、静流の炎は勢いを増し、その力は臨界点へと達する。

 

「トドメだぁぁぁぁぁあ!!」

 

 敵の頭上から斬撃を繰り出し、刀身が敵の表面に触れた瞬間、まるで刀は触れたものをすべて溶かすかのように敵を焼き、切り裂いていく。途中、体内の中でひし形の物体が刀身とぶつかったが、まるで鉄を高熱で溶かすかのようにさほど気にすることもなくその物体は両断された。

 

 敵の全身を斬り果たした瞬間、バーテックスは奇妙な光を発し、その姿を焼失させていく。

 

 

「ま、まだまだぁぁぁあああああ!!」

 

 敵を倒し終えても静流はすぐさま切り返す。当然だ、敵はまだもう一体いる。盾を持つバーテックスに直進し、斬撃を繰り出す。バーテックスは盾を重ねて静流の前に展開し、静流の炎を帯びた刀と全てを反射させる盾が激突する。

 

「かったい・・・カニよねッッ」

 

 物の数秒後、均衡が崩れる。静流の刀が敵の盾を溶かし始めたのだ。溶け始めた隙間から刀はさらに食い込み、奥の盾を続けざまに溶かしていく。臨界状態の静流の攻撃力は敵のバーテックスの防御力を上回っていた。

 

「ラスト一枚・・・今日はカニ鍋よォォォオ!!」

 

 最後の盾一枚を両断した瞬間、静流の叫びが樹海に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・とまぁ、今回は私の華麗なる活躍で四国は守られたのだけれど」

 

「嘘を言いなさい嘘を」

 

 桐香のツッコミと称したデコピンが静流に当たり、甲高い音が部屋の中に響く。その夜、桐香の自室に勇者と巫女は揃っていた。

 

「命が機転を利かせなかったらアナタ時間切れで動けなかったじゃない。 命7割、乃之2割、静流1割の勝利よ」

 

「辛口過ぎないッ!? さすがに1はないでしょッ!!」

 

 戦いから、すでに3日が経っていた。結果は勇者たちの勝利だった。

 

「でももう体大丈夫なの?すごい火傷で入院してたのに・・・・」

 

 乃之が心配そうに静流のほうを見ていた。戦いが終わった後、静流は蒸気を上げながらぶっ倒れた。能力の使い過ぎにより強制的な排熱が行われたためである。樹海化が解けた後にすぐさま大赦系列の医療施設に運ばれた。

 

 施設には勇者を治療するための術式や器具がそろっており、勇者たちはそこで治療を受ける。今回の静流は全身に軽度だが火傷を負っていた。応急処置後、1日の入院をさせられて三日目の今日、退院して寮に戻ってきたところである。

 

「私の勇者服が耐火、防御力に優れていたお陰ね。それでも最初は全身に包帯を巻いて寝ていたけれど、今はこの通り、お肌スベッスベッ!!」

 

と、乃之に袖をまくって腕を見せつける。今の静流の肌はキズ何一つない健康そのものの状態だった。

 

「あの機能、無暗に使うんじゃないわよ。 いくら攻撃力が上がると言っても、あんなふうに毎回入院されちゃ静流の身が持たないわ」

 

 桐香が言うのはもっともで、静流の持つ機能はこれまで有効打を与えれていなかったバーテックスを仕留めることができる唯一の能力。だが、静流自身への負担は大きいという、まさに諸刃の剣である。

 

 

「フフフ、頑丈さが取りえなのだけど・・・まぁ一応気にとどめておくわ。 それにしても、あの最後のカニバーテックス、仕留めれなかったのが残念ね」

 

「そうね、盾全部壊されたら来た場所に戻っていったし」

 

 静流が盾を破壊した後、敵のバーテックスは静流を攻撃しようとせずに壁の外へと進路を変えて、姿を消してしまった。

ちなみに、バーテックスは星座に関連した名前が付けられていたことが大赦関係者の中で分かった。今回戦った相手は水瓶座と蟹座というのも過去のデータから判明している。

 

「攻撃する手段、もともと無かったからかも・・・あの蟹、他のバーテックスと連携してるときはすごい強かったし、倒せてなってい事は、また来るかもね」

 

「そうね乃之さん、撃破じゃなくて撃退なのが気に食わないけど・・・次会ったらカニ鍋にしてやるわ」

 

「食い物のことしか頭にないらしいわね・・・ほら、静流」

 

 桐香が机下に入れらていた段ボールを取り出す。静流が確認すると、そこには桐香に奪い取られていたゲーム機とソフトが入っていた。

 

「え、ええ!? ちょっとゴリラ! なんか変なの食べたの!?素直に返すなんてアンタらしくないわ!病院よ!ホスピタル行きよ!」

 

と、静流の顔面を桐香がアイアンクローで鷲掴みする。少女の力とは思えないほどの握力に、静流の顔面が軋む。

 

「・・・あんたが勝手に約束したからじゃない。それであんな無茶するもんだからさ、これで返さなかったら流石に可哀そうだし」

 

「か、顔割る勢いで掴みながら言うセリフじゃないわね・・・ッ」

 

 心底、この女はゴリラだなと静流は思ったのだった。

 

「それで? あんたの段ボール箱の中身だけど・・・」

 

「な、なによ・・・もういいでしょ、ゲームだって返したんだし」

 

「いやよ、ここまで来たらついでにその謎の箱の正体も明らかにしなさいなッ」

 

 ぐいぐいと、静流が詰め寄る。それは戦闘が始まる前に静流たちが見つけた桐香の段ボールだ。最初はゲームが入っていると思って明けようとした時、桐香に見つかったのが発端で、それを開けられようとするのを桐香はかなり嫌がっていたのを思い出したのだ。

 

「変なものなんて入ってないわよ」

 

「そうかしら、なら見せられるわよね」

 

「プライバシーの問題よ」

 

「ということは、やっぱりエッッッグイ下着ねッ」

 

「だから何度言わせれば・・・もう、わかったわよ」

 

 うちの赤の勇者はとにかく話を聞かない奴だ、と思う桐香。ついに観念したのか、その段ボールの封を切り始める。

 

「桐香ちゃん、いいんだよ? 静流ちゃん、ちょっと調子乗っちゃってるから・・・見られたくないものなら見せなくてもいいし・・・」

 

「乃之は最近毒舌ね・・・大丈夫よ、今の貴方たちになら、見られても平気だもの。 面白いものでもないけれど」

 

 乃之の優しさに笑顔で返した桐香はその段ボールを開くと乃之たちにその箱の中身を見せた。

 

「あら、これエグイ下着じゃないわ。 巫女服よ」

 

 中に入っていた物を広げるとそれは大赦の巫女服だった。

 

「でも、かなり汚れてるね・・・しかもボロボロ」

 

 広げた巫女服は数年使い古したように酷く汚れていた。しかも何かで切り刻まれたようにあちこちが裂かれている。

 

「・・・・」

 

 乃之は察する。多分これやべー奴だ、と。

 

「私が愛媛にいた時の巫女装束よ」

 

軽快な口調で桐香は言った。

 

「その時の勇者候補生達と私は仲が悪くてね・・・主に私のせいなんだけど。 ある日、滝行から帰ってきたら私の巫女服がそんな感じになってたのよ」

 

本当にそんなことをする人間が勇者候補生の中にいるのか、と疑いたくなる。仮にも神に選ばれるその候補たる人間がやっていい事なのだろうか。

 

「替えの巫女装束は大赦が持ってきてくれたけど、私はこのボロボロになった巫女服を見るたびに思い出すようにしたわよ、この出来事を・・・そして”絶対にあんなやつらを勇者として認めない”っていう誓いもね立てたわ」

 

その時の出来事が原因だった。桐香が完全に勇者を憎み、嫌うようになったのもの。勇者を否定し、暴れまわる愛媛のゴリラ巫女と呼ばれるようになったのも。

 

「ごめん桐香ちゃん!みんな土下座土下座ッッ!!!」

 

 乃之が涙目になりながらその横にいた静流と命の頭を後頭部から掴み、地面へとたたきつけた。三人で連携され生まれた見事な土下座のポーズである。

 

「やっぱりゲームは返すッ! 私も罰受けるッ みんなで罰受けるからッ」

 

「ちょ、ゲームはなしっ やっと返してもらえたのにッ」

 

 静流が頭を上げようと抵抗するが乃之が途轍もない力で頭を押さえつけている。普段の温厚そうな態度の乃之からは考えられないような力だった。

 

「・・・別にいいのよ。昔だったらともかく、今の私は自分で巫女であることを誇りに思ってるんだから」

 

 全員が目を丸くする。桐香は照れくさそうに続けた。

 

「昔、御祖母ちゃんが言ってたんだ。”誰もがこの国を生かすために戦っている。そこに巫女も勇者も関係ない”って・・・今ならそれが分かるっていうか・・・」

 

 もう既に他界している祖母。その人が言っていたことが今なら理解できると。勇者はバーテックスと戦い、巫女は神託を受け勇者を導き、大赦の人々はシステムの改善を行い、サポートに徹してくれている。

 

 バーテックスの迎撃はこれらの三つ、どれかが欠けていては成り立たないものなのだ。

 

「それに私の巫女の能力で見た情報は、これからの皆の訓練に活かされるし、今までの巫女ではできなかった事をやれているんだから。そりゃあ、勇者になって皆と戦えたら本当は良いけど」

 

 皆と戦う、その言葉すらも今までの桐香だったら出なかったはずである。確実に、一人で戦うという考えだったはずだ。

 

「だから、この巫女装束はもう捨てる・・・・まぁこの部屋に置いておく意味もない、かな。これまでの自分にサイナラってわけで・・・みんなには感謝してる・・多分みんなと会えなかったらこうも私自身、変わらなかったから」

 

 

「うわぁあああ!! 桐香ちゃあああん!!」

 

次の瞬間、乃之が桐香に抱き着いていた。勢いあまって後ろのベッドに倒れこむ。

 

「ちょ、ちょっと抱き着かないでよ乃之ッ」

 

「だ、だって! ごめん、ごめんね! そんなことあったなんて・・し、知らなくて・・」

 

「あーもう! こうなるから嫌だったのよ! 静流も手伝いなさい!」

 

「乃之さんが桐香さんをベッドに押し倒しているわ! 貴重なシーンよ! そして乃之さん途轍もなく大胆ねッ だから私も便乗するわッ」

 

なんでよ!と声を上げる桐香に構うことなく、静流もベッドに飛び込む。命が無言でいつの間にか飛び込んできていた。

 

「ちょっ、し、死ぬ・・・わりと、まじで!!」

 

 4人がベッドの上に乗り、暴れたため部屋でかなりの騒音が起きたためか、その数分後、寮母によって全員が怒られたのは言うまでもない。

 

 

 

また後日に、大赦内で勇者と巫女が一つベッドの上でイチャイチャしてたという紳士たちの歓喜の声が上がったのは別お話である。

 




戦闘からエピローグまで書くと7000文字を超えるという現象に遭遇。ちなみにキャンサーさんは逃しました。勘のいい人なら大抵分かるはず。

設定的には静流の火力は臨界状態なら全勇者1の火力という設定です。ですがお忘れなく、5分しか動けません。

後は命ちゃんの過去と乃之ちゃんの髪のお話で短編作って、短編の章は終わりッ
次の章へと移っていきますよ!

この作品も「花結いのきらめき」編を作ろうと思ったんですが原作キャラの描き方がちょっと慣れていないので短編で練習しつつ、本篇が良い所で移動したら花結いのきらめき編に移行しようかな、と考えています。

ぐんちゃんとか、FOO先輩とか銀ちゃんとか、せっちゃんとか書きたいのだ。
本日、もう一本短編で作ります。犠牲者は若葉様です。
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