モンハンのゴア娘のフィギュアがリアル美少女になってた【完結】   作:屍モドキ

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 ぱっと思いついて書きました。
 まにあった?


番外編
リアル季節番外編 慣れないイタズラ


 買い物からの帰り道、近くに寄ったコンビニで催し物の飾りや旗が見えたのでよく見たらどうたらハロウィンのものだった。

 そうか、もうそんな時期なのか。

 レシカになんか上げようかな。

 

 そう思い立ってコンビニの中で適当にお菓子を掻い摘んで自宅に帰った。

 

「ただいまー」

「おかえりなさ・・・・・・あ、と、トリックオアトリート! お菓子をくれてもイタズラするぞー! で、あってる?」

「慈悲は無いのか」

 

 まさか帰宅早々追剥ぎにあうとは。

 

「はいお菓子」

「えっ、いいの?」

「それ食べていいからトリックは勘弁な」

「う、うん・・・・・・」

 

 大人しくお菓子を受け取ったレシカは何故か複雑そうな顔をしていた。

 

「いたずら、したかったのに・・・・・・」

「何か言ったか?」

「いいえ、何でもないわよ」

「んん?」

 

 レシカは拗ねた感じで部屋に戻っていった。

 何か不満だったのだろうか?

 まぁ回避されたらそら面白くはないのかな。

 やらかしたかなぁ・・・・・・。

 

 着替えるとソファーの上に体操座りで鎮座する黒いロリータ娘がいた。

 不機嫌そうにお菓子を頬張っているが、その丁度良い甘さに逐一しかめっ面を綻ばせながらもまたすぐに険しい顔に戻っている。忙しないな。

 

「なぁ機嫌直してくれよ」

「別にー、機嫌悪くなんかないし」

「メッチャ悪いじゃんか」

「ふんっ」

 

 許してなるものかと言うオーラが言葉はなくともひしひしと伝わってきているので近づきがたい。

 どうしたもんか・・・・・・。

 どうやって謝ろうと考えていると、「ねぇ」と呼ばれたのですぐに返事をする。

 

「謝りたいなら、私にイタズラしなさいよ」

「どうしてそうなる」

「イタズラしそびれて機嫌悪いのよこっちは! じゃあアナタが私にやってよ!」

「なんというとんでも理論」

 

 しあしそれでも拒むおれに苛立ち始めたレシカはハッとなって何か考えだした。

 そして先ほどまでのしかめっ面から打って変わってにまりとした笑みになった。

 

「私言ったよね?」

「ん?」

 

 不敵な笑みとオーラを纏いながらゆっくりと視線をこちらに持ってくるレシカ。

 嫌な予感しかしない。

 

「お菓子をくれてもイタズラするって」

「いやそれは勘弁って」

「問答無用よ♪」

「ギャー」

 

 ソファーに座っていたら横からお押し倒されてしまい、仰向けになった俺の上にレシカが覆いかぶさるように重なるという構図。

 

 このまま俺は何をされてしまうのだろうか?

 こそばしならまだ我慢も出来るが、レシカのことだから妙に艶めかしいこととかしてくるんじゃないだろうか? それは偏見というやつかな。

 

 諦めてされるがままにして力を抜いて目を閉じる。

 さぁやるなら今のうちだ、なんでもこい・・・・・・。

 だがいくら待ってもあるのは布越しに伝わる華奢で柔らかい感触と上着を握られて首元が少し窮屈になる感触のみ。

 目を開けて様子を見ると、羞恥心で顔を真っ赤にして動かないレシカの姿があった。

 

「恥ずかしいならそこまでして見栄を張らんでも・・・・・・」

「な、ぶ、別にいいでしょッ!?」

「ちょっと噛んだだろ」

「噛んれないあよ!」

呂律(ろれつ)

 

 早口になっていって全然回っていなかったぞ。

 耳まで赤くして胸に顔をうずめて呻きながら消沈してしまわれた。

 

「うぅ~・・・・・・」

「あらら」

 

 これじゃあ悪戯は難しいかな。

 

 




 虫の息です。
 しかし満足です。

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 では。 

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