大日本帝国と末期ドイツ召喚   作:鎌森

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前回調子に乗ってしょーもないネタを本文にまで突っ込んじゃったから反省。
深夜テンションだったと言い訳してみる。


より強く、より速く。

大日本帝国 新KF研究課

ㅤ夏が過ぎ、季節も秋へと向かうロデニウス戦争終戦直後初秋のとある日。

ㅤ稲は黄金色に実り、そろそろ収穫かという頃。

ㅤ帝都東京近郊、群馬県新田郡笠懸町の桐生愛国飛行場に設置されたコンクリート豆腐。

ㅤそこでは大日本帝国の英知を集めてとある物を製作しようとしていた。

「燃料よーし、安全点検よーし・・・点火!」

ㅤ開発主任である笠原大佐の号令を受けて目の前に置かれた試作型ロケットエンジンが点火される。

ㅤ後方から射出される火炎。レシプロエンジンとはまた違った逞しい音。

ㅤ周りでは同じくこのエンジンを開発しようとしている同志達が不安そうにエンジンの具合を見つめている。

ㅤ多くの者たちが見つめている中、期待のジェットエンジンは・・・

『バゴンッ!』

「ギャァァァァァ!!!」

ㅤ限りなくアウトに近いアウトな音を立てて停止する。

ㅤ大慌てで奇声を発しながら修理に駆け寄る技術者達。

「また失敗か・・・。」

ㅤ後ろで見ていた技術者のうちの誰かがそう呟いた・・・。

 

 

 

 

ㅤKF研究課。これは大日本帝国において転移以前からジェットエンジン搭載航空機の研究をしていた機関だ。

ㅤ当時は陸軍の出資によって萱場製作所が5年間で開発をする事となっており、KF研究課も萱場製作所内に設置されていた。

ㅤしかし、転移によって状況は一変する。

ㅤ滅茶苦茶近くになった一応同盟国大ドイツ国では既にジェット戦闘機に加え爆撃機まで実用化されており、眉唾な情報も含めれば最新鋭機は最高速度1100キロ、巡航速度980キロにまで及ぶいう情報まで入っている。

ㅤそんな中、ただ指をくわえて見ているほど日本軍上層部は阿呆ではなかった。

ㅤここも電探開発と同じくロウリア戦前から萱場製作所からの要請という形で陸海軍の技術者や三菱・中島などの大手企業、帝国大学教授など様々な人々が潤沢な予算と共に集められたのである。

ㅤそして日本もドイツに追いつくためとしてジェットエンジン搭載戦闘機開発を急いで開始したのだ。

ㅤ・・・だが、そんな小説のようには現実はうまく運ばない。

ㅤかれこれ数ヶ月。3度ほどエンジンの点火実験を行なっているものの遅々としてなかなか開発が進まない。

「は〜・・・ドイツ人はどうやってこんな物を作ったんだ・・・?」

ㅤ技術者達はみんな肩を落として溜息をつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ国 とある飛行場

ㅤ大日本帝国が苦心しながらジェットエンジンを開発していた頃。

もう1つの地球産大帝国、ドイツ国のとある飛行場ではとある航空機のお披露目会が開かれていた。

ㅤその場では総統閣下ことアドルフ・ヒトラーやドイツ国防空軍空軍元帥ヘルマン・ゲーリング、ドイツ宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスなど多数のナチス高官が集結していた。

「では、始めたまえ。」

ㅤとても久しぶりとなるロデニウスでの戦勝報告に加え敗戦から逃れることができた彼はここ最近機嫌が良く、精神状態も回復傾向にある。

ㅤその為、彼は上機嫌でお披露目会の視察に来ていた。

ㅤ様々な観衆が見守る中でお披露目される新型航空機ことTa183はゆっくりと飛行場の滑走路内に侵入し、飛行準備を整える。

ㅤフォッケウルフ社の関係者が固唾を飲みながら見守る中、新開発の大出力エンジンであるハインケル HeS 011に炎が入れられ、大音量を立てながらゆっくりゆっくりと移動を開始する。

ㅤTa183は徐々に加速しながらその機体をふわりと浮かせ、大空に羽ばたいた。

ㅤやがて新世代のジェット戦闘機は蒼空に浮かび、視察に来たナチス高官達の上空を旋回するのであった。

 

 

 

ㅤこの後、このTa183はヒトラーにより最重要量産機として指定されドイツ軍主力ジェット戦闘機となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ国 またとある飛行場

ㅤ日本とドイツが新型ジェット戦闘機開発を急いでいる中、ドイツ軍はまた新たな飛行機の機種を開発していた。

「頼むから飛んでくれよ・・・!」

ㅤ開発者達が見守る中、第二次世界大戦中に実用化された数少ないヘリコプター。

ㅤ『Fa223』を改良した新しい型のヘリコプターは勢いよくエンジンを回し機体上方に設置されたプロペラを力強く回す。

ㅤ強い風が地上に吹き付け、周りで手に汗を握る男達の髪を揺らす。

ㅤ緊張の一瞬。様々な追加装備を取り付けて重くなったFa223の改良型は周りの心配をよそにふわっと飛び上がり、他の航空機とは違い垂直に大空へと羽ばたく。

「よしっ!取り敢えず第一関門は突破したな・・・!」

ㅤガッツポーズをする技術者。しかし、まだまだ試験は残っている。

ㅤ空に舞い上がったFa223は機体を前に傾け、野原に設置された目標に狙いを定める。

ㅤそして、機体の両側面に付けられたR4Mがガンポットから飛び出し、目標を目指して飛んで行った。

 

 

 

ㅤFa223の改良型もとい対地攻撃型はFa223-aと名付けられ、世界初の攻撃ヘリコプターとして量産が開始されるのであった。




日本軍涙目不可避
まあ時系列が違うからま、多少はね?
因みに私は今日鳥に爆撃されました。ロウリア国民の恨みかな?
ところでドイツ国防空軍所属攻撃ヘリコプターってロマンに溢れてない?
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作中登場兵器解説
・Ta-183
感想から存在を知った。はっきり行ってめちゃ助かった。
史実では間に合わなかったハインケル HeS 011を積んでいる。
最高速度は1000キロを超える。
・Fa223-a
ドイツ軍の攻撃ヘリコプター。
ー武装ー
37㎜機関砲(スツーカと同じ物)
機首下方に一門
R4M
機体両脇に各3発ずつランチャーに入れられて装備
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