第1話いきますよ~
ここはどこ?
------暗い森の中。
俺は誰?
------ごく普通の高校生。
なぜこんなところに?
------散歩してた。
今何が起きてる?
------それは・・・
オオカミの群れに襲われちゃってます!
やばいやばいやばい!
なにこれ!?なぜ森の中にオオカミが!?
ここって日本だろ!?
しかもあのオオカミなんか足が異常にムキムキだし!
俺が何したってんだよ!
・・・いろんなことしたなぁ。
でも今はそんなこと重要じゃない!
今唯一救いなのがオオカミがあまり早くないことだ。
このまま逃げ切れるか・・・?
そんなことを思ってたら一軒家が見えてきた。
しめた!あの家に飛び込めば逃げられる!!
ドンッ!
「えっ?」
思わず声を出してしまった。
だって鍵が開いてないんだもん。
しかもその間に囲まれてるし・・・
これは終わったかな?短い人生だったなぁ・・・
せめて彼女は欲しかった。
そしてオオカミが飛び掛かってくるところで俺は意識を手放した・・・
気が付くと甘い香りがした。しかも暖かい。
「ここは天国か?」
「違うわよ、ここは私の家よ」
横のほうから声が聞こえた。
目を開けて横を見てみると西洋風の服を着た金髪の少女がいた。
「目が覚めたのね」
「あんたは?」
「アリス・マーガトロイドよ、それであなたの名前は?」
「そういや言ってなかったな、俺は---あれ?」
「どうしたの?」
「ちょっと待ってくれ・・・」
思い出せない・・・俺はどこで生まれてどこに住んでたんだっけ?
くそ・・・昨日食べたものやら1か月前にしたゲームとかなら覚えてるのに・・・
「もしかして・・・記憶喪失?」
「そうかもね・・・」
さて・・・体を起こしてみるか。
「よっと・・・!?いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「!?何してるのよ!まだ安静にしてなきゃ駄目でしょ!」
アリスが近寄ってきて介抱してくれる。
えっ、なにこれ彼女どころが女性に触ったことのない俺がこんな美人の女性に介抱してもらってるよ、これって夢?幻?でも今痛みがあるってことは現実?とうとう俺にも春がきたのか!?
「・・・これでよしっと、まったく・・・家の前で妖怪が騒いでるし、追い払ったと思ったらあなたが血まみれで倒れているんだし、結構危なかったのよあなた」
「・・・妖怪?妖怪ってあのおとぎ話やらいろいろなところで出てくるあの妖怪?」
「えぇ、その妖怪だと思うけど・・・その口ぶりからすると貴方外来人みたいね」
「外来人?なにそれ?」
「やっぱりね・・・いい?外来人というのはね・・・(以下略)」
アリスが教えてくれたのは幻想郷の事、外来人のこと、妖怪などが普通にいるなどだった。
「忘れ去られたものが集まる地ねぇ・・・そんなところがあるなんていまだに信じられないがな」
「その信じられない地に立ってるんだから現実を見なさい」
「それもそうだな」
「それより人間のあなたが低級とはいえ妖怪からよく逃げ切れたわね」
「えっ?あれってただ遅い妖怪だったんじゃないの?」
「それはありえないわ。だってあれはオオカミを元とした妖怪よ、進化はあっても退化はないはずよ」
「なら何故逃げ切れたんだ?・・・あれ?」
「どうしたの?」
「今気づいたんだが俺の声がいつもと違う・・・」
「そうなの?別に風邪でも引いたような感じではないけど?」
「いや、そんなものじゃなくて・・・」
というかまず俺って制服着てたかなぁ?腕もこんなに細かったっけ?確かめるにはそうだな・・・
「アリス、手鏡ってある?」
「?ええ、あるわよ。ちょっと待ってて」
しばらくしてアリスが戻ってきた。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
手鏡を受け取って自分の顔を見てみると・・・
はっきりと映っていた「七夜志貴」の顔が。
第1話を読んでいただきありがとうございました。
更新は不定期になりますができるだけ頑張って書いてくつもりなので
よろしくお願いします。