東方七憑録   作:satuzinki

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学校で再々テストしても受からなかった・・・
まぁそんなことは気にせず第4話どうぞ!


第4話 アリスの秘密

 

 

怪我が治りかけたある日、俺はアリスとこれからのことについて話していた。

「----それで?あなたには2つの選択肢があるけどどうしたいの?」

2つの選択肢のうち1つ目は博麗の巫女なるこの世界の管理者に元の世界に帰してもらうということらしい。

正直こちらの選択肢のほうはあまり選びたくないものである。

理由としては記憶がないし七夜志貴のからだのままだしね。

というか間違ってメルブラの世界に飛ばされでもしたらこの世界以上に生き残れる気がしないよ。

そしてもう1つの選択肢というのがこの世界、「幻想郷」に永住することだ。

というかこちらを選ぶしかないんだけどね。

この選択肢を選ぶとアリスが人里の偉い人に掛け合って住む場所を用意してくれるらしい。

できれば仕事とかも用意してほしいがこれだけお世話になった上住む場所まで用意してくれるんだ、それぐらいは自力で何とかしよう。

「・・・俺はこの世界に永住することにするよ」

「理由は?」

「記憶がないからね、今戻っても路頭を彷徨うだけだと思う」

「・・・あなたは本当にそれでいいのね?」

アリスが重い雰囲気で聞いてくる。

「この世界に慣れてしまったらもう2度と外の世界には出られないわよ」

「あぁ、わかってる。そんな事百も承知だ」

そう答えた後しばらくあたりを静寂が支配する。

先に口を開いたのはアリスだった。

「・・・そう、わかったわ。ならさっき言った通り怪我が完治したら人里に行きあなたの住む場所を確保してあげる」

「何から何まで本当にありがとう、アリス」

「これくらい当然よ。困ってる人がいたら助けないほうがおかしいわ。さてこの話は終わりにして食事にしましょうか」

「はーい」

いつかアリスには恩を返さないとな。

 

 

 

 

 

さてなんとか歩けるようになった俺は今どこにいるでしょうか。

答えはアリスの部屋の前です。時間は深夜です。

なぜこんなことをしているかというと、あれは食事の時です。

 

「なあアリス。そういえばこんなところに1人で住んでいて妖怪に襲われたりしないの?」

そう聞くとアリスがピクッと反応する。

「・・・えぇ何故かこの家は襲われないのよ」

「・・・ふーん」

 

この会話でどこか不自然だなと思った俺は唯一入ったことのないアリスの部屋が怪しいと思い行動に移してる今日この頃。

さてまずはどうしようか。聞き耳でも立ててみるか。

ドアに張り付いてみたが何も聞こえてこない。

寝てるのかな?一応のぞいてみようと思い、そっとドアを開けて隙間から覗いてみたらアリスが机に向かって座って何かをしていた。

何をしてるんだろうと思い、ずっと見ていたら

「できた!」

とアリスが手に持ってる何かを上にあげて言った。

何かと思いそれをよく見たらそれはかわいらしい小さな人形だった。

ただの人形か。普通の女の子の趣味だな。俺の思い過ごしだったかと思い部屋に戻ろうとした矢先、アリスの手から人形が離れ浮いていた。

それを見た俺は驚いた。

そしてその拍子にバランスを崩しドアの横の壁にゴンッと頭をぶつけてしまった。

「誰っ!?」

あちゃー・・・やっちまったなぁ。

仕方ないから観念しおとなしく出ていくことにした。

「すいませんトイレで起きたらこの部屋の電気がついていたので」

とバレバレだけど言い訳もつけてみる。

「・・・嘘ね。私はドアを開けといた覚えはないわよ」

まぁばれますよねー。

そんなことよりも・・・

「まぁ嘘だけど、それよりも聞きたいことがるんだ。何で人形が浮いてるの?」

そうきくとアリスの表情が暗くなった。

「・・・隠してたのは悪かったわよ。これで分かったと思うけど私は人間じゃないわ、魔法使いよ」

「別に隠さなくても良かったのに何で隠してたの?」

「外来人のほとんどは人間じゃないって聞くと気を悪くするのよ」

アリスはやっぱりやさしいなぁ~。

「俺は別に気にしないけどねぇ。それより魔法使いってことは魔法使えるんでしょ?何か見せてよ!」

そう俺が言うとアリスの表情が明るくなっていき

「別にいいわよ。でも今日はもう遅いからまた明日ね」

「へ~い、ならおやすみ~」

「おやすみなさい」

そして俺が出て行こうとすると

「・・・志貴」

アリスが声をかけてきた。

「何、アリス」

「・・・ありがとう」

「どういたしまして」

と言い今度こそ俺は部屋に戻り眠りについた。

 

 

 




どうでしたか第4話
今回はちょっと暗い感じになってしまいましたね。
次回で挽回したいです。
それではありがとうございました。
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