ちょっと短いですが気にしないでどうぞ!
あれからまた2週間が過ぎ俺の傷はもうほとんど完治していた。
今日から俺はアリスの紹介で人里に住むことになっている。
人里に持っていくものは何もないため準備などは不要だった。
先に外に出てアリスを待ってたらアリスが小柄なナイフを持って出てきた。
「はいこれ」
と言って俺にナイフを渡してきた。
「これは?」
と聞くと、
「護身用よ。一応私の魔法で強化されてるし何もないよりかはましでしょ」
ありがたい、確かに丸腰じゃ不安だったからね。
「さぁいくわよ」
そう言ってアリスは飛びあがった。
俺はどうすればと聞こうとした瞬間----何かに持ち上げられた感覚があった。
驚いて持ち上げられた箇所を見てみると上海人形(アリスから聞いた名前)たちが俺の四肢を持ち上げていた。
そしてそのままアリスと同じ高さまで飛びあがった。
「すごい・・・」
そんな言葉しか出てこなかった。
「どう?空を飛んだ気分は?」
「もう最高の気分だよ!」
「そう、それは良かった。ほらあそこが人里よ」
アリスが指差した方向を見てみると大きな柵に囲まれた集落があった。
「里という割には大きいな」
「当り前よ。あそこには幻想郷のほとんどの人間と外来人も住んでいるのだから」
へぇ・・・俺のほかにも外来人がいるんだな。
そんなことを考えてるうちに人里に着いた。
中に入ってみるととても活気があり騒がしかった。だがずっとアリスの家にいたのもあるのだろう、それが懐かしく思えた。
だからだろうつい子供みたいにふらふらと散歩してしまった。
「あれ?志貴、どこへ行ったの?」
しまった・・・アリスとはぐれてしまった。
ここはどこだろう?見た感じ人里の中心部あたりだろうけど。
それにしても広いなぁ。さっき空から見たときも思ったけど、改めて人里の中にいるとそう感じるよな。
ここからアリスを探すのは骨が折れるぞ。
と気落ちしてたところ、後ろから
「どうなされたそこの御人、何か困ったことでも?」
と女性に声がかけられた。
その女性は凛とした顔で全体的に青い服を着ていた。そしてでかい、何がとは言わないが。
「ええと・・・どちら様で?」
「あぁ、済まなかった。私は上白沢 慧音という。気軽に慧音とでも呼んでくれ」
「俺は七夜 志貴。呼び方は・・・まぁ好きなように呼んでくれ」
自己紹介をすると慧音が何か気付いたようだ。
少し考えて質問してきた。
「七夜?すると君が今日から人里に住むという人か?」
「えぇ、そうですけど、なんで知ってるんですか?」
「聞いてないのか?君がこの人里に慣れるまで私が世話をするんだ」
驚いた、しかし同時に少し悲しかった。
だってアリスに続いてまた女性に世話してもらうのかと思うと・・・
そんな感情が慧音に伝わってしまったのか慧音が
「どうした?私に世話されるのが嫌なのか?」
慧音を見るとちょっと悲しそうな顔でこちらを見ていた。
「いや、別にそんなんじゃありませんよ」
と言うと慧音が笑った。
「ならよかった。それはそうとアリスはどうした?一緒に来ると聞いていたのだが」
慧音に言われて思い出した。そうだ、アリスと離れたんだった。
その事を慧音に話すと、
「それは大変だな。そういうことなら一回私の家まで行ってみよう。本来、君とアリスが最初に来るはずだったところだ」
「なるほど、それならアリスもいるかもな」
そう言うと俺と慧音は慧音の家を目指した。
どうでしたか第7話。
今回短いのには理由があります。
風邪が本格的になってきてがちでだるくて話がまとまりません。
というわけで次話は2,3日後になると思われます。
最後に感想や意見、質問などお待ちしてます。