東方七憑録   作:satuzinki

8 / 16
風邪がやっと治った・・・つらかった・・・

だがそんなことは気にせず第8話どうぞ


第8話 三途の川

俺と慧音は今慧音の家の前にいる。

「さあ着いたぞ。ここが私の家だ」

その家は木造でいかにも和風という感じのする家だった。

「さてアリスはいるかな」

と言い慧音がドアを開けた。

そしてそこにはアリスともう一人、長髪の白髪で赤いモンペを着た人がいた。

「よう慧音、お邪魔してるぜ」

「いらっしゃい妹紅」

どうやら慧音はこの妹紅という人と知り合いらしい。

「志貴?」

その時横から妙にやさしい声が聞こえた。

恐る恐る振り向いてみるとそこには優しい笑顔のアリスがいるじゃありませんか。

「人里に入った瞬間からいなくなっていったいどこで何をしてたのかしら?」

「時に妹紅、私は前々から来るときは事前に連絡の一つは入れておけと言っただろう?」

「「いや、まぁそれはその・・・」」

妹紅という人とぴったりハモった。

そんなことよりどうしよう、アリスがものすごく怒ってる・・・

何かこの状況を打破できる答えはないものか。

!・・・あるじゃないか、七夜の台詞に応用がきいてものすごく万能なものが。

「志貴?聞いてるの?」

これは言うしかないな。俺の友達もこれを言えば大抵許してくれたから大丈夫だろう。

「・・・アリス」

「何?」

 

 

 

 

 

 

 

「悪いね☆」

 

 

 

 

 

 

ブチッ

 

 

何か切れた音がしたな。何の音だろう?

アリスのほうから聞こえたような・・・

「志貴?」

ガシッ

アリスが俺を呼ぶと同時に上海達に空を飛ぶときのように四肢を持たれた。

ただし今回はものすごい力で持たれているので1ミリも動かせない。

「え~と、アリス?」

と呼ぶとアリスが顔を上げた。

そしてこれでもかという笑顔で、

「1発ぐらい耐えられるよね」

ドグッ

「ぐふぅ!?」

女性とは思えないスピードと力で殴られた。

アリス、そこ怪我したところだよ・・・

薄れゆく意識の中横目で見たのは慧音が妹紅という人に頭突きをしているところだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと気が付くとどこかの河原に立っていた。

なんか普通の河原と違って幻想的な感じがする。

少し歩いてみるか・・・

 

10分ぐらい歩き回っただろうか、一つの木が見えた。

そしてその木の下に人影が見えた。

ここがどこかと聞こうと近寄ってみると女性のようでどうやら寝ているようだ。

う~んどうしよう、すごく気持ちよさそうに寝ているなぁ。

流石にここがどこかわからないことにはどうしようもないから悪いけど起こそう。

「すいませ~ん、起きてくださ~い」

「きゃん!別にサボってたわけじゃないんですよ、映姫様!・・・あれ?」

「・・・えーと、聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

と聞くとその女性は顔を赤らめながら答えた。

「え、あ、あぁ聞きたいことね!いいよ私が答えられる範囲でなら答えてあげるよ。でもその前にあんたの名前を教えてくれないかい?」

「そういえば自己紹介がまだだったね。俺は七夜 志貴」

「あたいは小野塚 小町。それで?聞きたいことって?」

「聞きたいことていうのはここがどこかなんだが、わかるか?」

そう聞くと彼女は当り前のように、

「ここは三途の川だよ」

といった。

「は?」

彼女がおかしなこと言うから気の抜けた声が出てしまった。

「だから三途の川だって」

・・・あぁ彼女はあれだな、世間一般で言う頭のおかしい人だな。

「ちょ!そんな目であたいをみないどくれよ!信じられないと思うけど本当にここは三途の川だってば!そしてここにいるってことはあんたは死んだってことだよ」

今とんでもないこと言いやがったぞこの人。

俺が死んだ?何を言ってるんだ俺がいつ死んだって・・・

そういえばアリスに傷口殴られたんだったな。

なるほど死んだっていうのもまんざらじゃないんだな。

「わかった、ここが三途の川だってことは認めよう。そして俺が死んだことも認めよう。それで俺はどうすればいいんだ?」

「それは簡単だよ。あたいが船で向こう岸まで送って行って映姫様に地獄行きか天国行きか決めてもらえばいいんだよ」

「---俺がそう易々と従うとでも?」

と言うと彼女の表情が一変し真面目な顔になった。

「従わない気かい?なら仕方ないさね、力ずくで連れていかしてもらうよ」

もちろん死神相手に策もなしに挑むわけない。

俺は自分でもわかるぐらいニヤッと笑い

「ほう、いいんだな?俺をあっちまで連れて行ったらその映姫様とやらに仕事をサボって寝てましたと伝えるぞ」

「えっ、それだけはやめとくれよ!今度ばれたらもう何されるかわかったもんじゃないんだから!前でさえ50キロの重りを持たされたまま1日中説教されたんだから・・・」

何それ怖い。それはもう説教ではなく拷問といえるだろう。

でも今の俺には彼女を気遣う余裕なんてない。

「なら俺を生き返らせてくれ」

我ながらなんという無茶ぶりを言っているんだと思う。

サボっていたのを見逃す代わりに生き返らせろってこんな要求が通るわけが・・・

「わかったよ、ここからあっちのほうへ行けば生き返れるよ」

通った!?すげぇ、まさか通るとは思わなかった。

どんだけ説教嫌なんだよ。

「ただしこれっきりだよ。次死んだらおとなしく映姫様のところまで行くこと、わかったかい?」

「わかった、またね」

と言って言われたほうへ行った。

死神相手にまたねもおかしいと思うがいつか来ることになるんだしおかしくないだろう。

少し行ってから振り返ってみると彼女はまた寝ていた。

本当に彼女は死神だろうか。

 

 

 

 




どうでしたか第8話。

本当に悪いね☆だけで許してくれる知人がいるからすごいと思う。
主人公の口調が少し違うのは敵と判断した(と思ってほしい)からです。
最後に感想や意見、質問などお待ちしてます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。