でもそんなことは気にせず第9話どうぞ!
ふと目が覚めた。
周りを見てみるとみんな驚いた顔をしていた。
「皆どうしたんだ?」
聞いてみるが誰も反応してくれない。
「おーいアリスー」
と呼ぶとアリスがハッとして
「・・・志貴?大丈夫なの?」
「まぁ結構痛むが一応大丈夫だな」
殴られた個所を触りながらそう答えると、アリスはほっとした顔になっていた。
「それにしても心臓が止まってたのに生き返るなんておかしなこともあるもんだな」
反対側から慧音の声が聞こえた。
「あぁ、1回三途の川見てきたけどね。死神とも会ってきたよ」
慧音の横にいた妹紅と言う人が、
「へぇ、死神に会ってよく帰ってこれたね」
「死神がサボってたからそれを閻魔に伝えるよと言ったら生き返らせてもらえちゃったよ」
そういうと皆呆れた顔をしていた。
「・・・小町だな」
「・・・小町ね」
「・・・あぁ、小町だ」
と皆口揃えて言っていた。
「皆あの死神のこと知ってるの?」
と聞くと慧音が答えてくれた。
「あぁ、小町は1週間に3度は人里に来てはサボってるんだ。多いときには週5もある」
そんなにサボってるのか・・・
サボっててクビにならない仕事いいなぁ・・・
とか考えてたらアリスが
「本当にごめんなさいね、志貴」
と謝ってきた。
「別にいいよアリス。俺だって勝手にいなくなったのが悪いんだしね」
というか本当に悪いのは俺じゃね?・・・うん、気にしないでおこう。
「そういってもらえるとありがたいわ」
「そういえば今日は志貴の家探しだったな。こちらで手頃な家を見つけておいたがさっそく案内するか?」
慧音さんマジ天使。この人本当に手際よすぎるな。
これなら案外すぐに住む場所は見つかるかな?
「はい、お願いします」
「よしそれならさっそく向かおうか。妹紅も来るか?」
そう慧音が言うと妹紅という人は首を横に振り
「いやこの後ちょっと行くところがあるからやめとくよ」
「・・・わかった、気を付けてな」
「はいはい」
と言って出て行ってしまった。
慧音は妹紅と言う人が出て行った方向を心配そうに見ていたが少しするとこちらを向いて言った。
「よしなら行こう。ここから5分ぐらいだ」
5分ぐらい歩くと慧音が立ち止り
「ここだ。どうだ?まぁまぁいいと思うのだが」
と言った。
見てみると慧音の家よりかは少々小さいが外見は普通だ。
「中に入ってみてもいいですか?」
「あぁ、いいぞ」
許可が出たので入ってみると右手には調理場らしきところ、左手には6畳半の部屋があった。
「へぇいいんじゃない、志貴。ここにしたら?」
アリスにも好評だ。
「それじゃあここにしようかな」
「おぉ、そうか。それではどうする?今日から住むか?」
「元からそのつもりだよ。もう準備してきてるしね」
といっても持ってるものはアリスからもらったナイフだけだ。
食事をどうしようと考えてたら
「食事のことなら大丈夫だ。今日は私がご馳走しよう。もちろんアリスもな」
「・・・ありがとうございます」
なんで食事のこと考えてるってわかったんだろう。
まぁ何でもいいや、食事ができるなら。
「では私は志貴にこの家の使い方を教えるのでアリスには今から紙に書くものを買ってきてもらってもいいだろうか?」
「わかったわ」
とアリスが言うと慧音はどこからか紙とペンを取り出して次々に書いていった。
意外と多かったがアリスなら人形もあるし大丈夫だろう。
アリスが紙を受け取り買い出しに行くと
「よし、ではまずは・・・志貴、かまどの使い方はわかるか?」
「いいえ、ぜんぜんわかりません」
「ならまずはそれからだな」
その後慧音からはかまどの使い方のほかに風呂や井戸の使い方などを教えてもらった。
説明が終わるころにちょうどアリスが帰ってきた。
「今戻ったわ」
「では私の家へ行こうか。ここには調理器具がないからな」
というわけで慧音の家に向かった。
慧音の家に着きさっそく慧音が調理を始めた。
「私も手伝うわ、慧音」
と言ってアリスも手伝いにいってしまった。
残された俺はこのまま待っててもいいんだが人の家ってさ、なんか探索したくならない?
というわけで俺は慧音の家を探索することにした。
といっても台所と今いるリビング?みたいなところ以外にある部屋は一つしかない。
この部屋は慧音の部屋だろう。頭の固そうな慧音のことだ、小難しい文学書などしかなさそうだが暇さえ潰せればいい。
とか思いながら台所にいる二人にはばれないように部屋に侵入すると、予想通り分厚い本があった。
机の上には何があるかと思って見てみたら大量のテストの解答用紙だった。
なんでこんなものがあるんだ?あとで慧音に聞いてみよう。
あとは布団やタンスやらの普通の家具だけかな?と思い部屋から出ようとしたらふすまの横に押入れがあった。
何かないかなと思い開けてみると、そこには何とも可愛らしいクマのぬいぐるみがあるではありませんか。
・・・これは慧音の威厳を保つためにみなかったことにしたほうがいいかな?
俺はそのまま押入れを閉めて部屋を出た。
俺がしばらく待っていると台所から慧音が鍋を持ってきた。
「さぁ食事にしようか」
「「「いただきます」」」
慧音の持ってきた鍋を見てみるといろいろな野菜が入っていてとてもおいしそうだった。
お腹もすいていたのでまず近くにあった白菜をとって食べてみる。
「はがぁ!」
あまりにも熱くて舌を火傷してしまった。
「何をやってるんだ志貴は。熱いんだからちゃんと冷まさないとだめじゃないか」
「ふぁーい」
今度は慧音の忠告通り冷ましてから食べることにする。
「ふー・・・ふー・・・パクッ・・・うまい!」
「ほんとだわ。野菜の新鮮さと出汁のおいしさがマッチしてるわね」
「ありがとう、そう言われるとうれしい」
その後適当な談笑をしながら食事を済ませた。
「「ごちそうさまでした」」
「お粗末さまでした」
夕飯を食べたら眠くなってきたな・・・
「ふぁ~・・・」
「なんだ志貴、眠いのか?」
「えぇ、ちょっと・・・」
そういうと慧音が
「ならもう帰って寝るのがいいだろう。布団はさっき教えたところにあるからな」
「は~い・・・」
と言って帰ろうとするが気になることがあった。
「そういえば慧音の部屋にあった大量の解答用紙はなんなの?」
「あぁ言ってなかったか、私はこの人里で寺子屋の教師をやってるんだ」
「寺子屋?・・・あぁ、学校のことね。なるほど慧音にぴったりだな」
これで疑問は解決したな。これですっきりした気分で寝れる。
「じゃあお休み慧音、アリス」
「あぁ、お休み」「えぇ、お休み」
と二人は返してくれた。
俺はそのまま家に帰り布団を敷くと吸い込まれるように布団に入りすぐに寝てしまった。
どうでしたか第9話。
なんか夜中に一気に仕上げたので何を書いているか俺にもよくわかりませんでしたw
感想や意見、質問などお待ちしております。