Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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こんにちは。
FGOと恋姫のクロスです。
いろいろと難しいクロスかもしれませんが、頑張って物語を書いていこうと思います。
オリジナル設定や、各恋姫シリーズ、Fateシリーズの設定を使っていきます。


1:朝廷の悪龍 編
いつもの始まり


1

 

 

いつだって事件やイベント、特異点の発生はいきなりだ。カルデアにいた時はそうだった。

そして、シャドウボーダー内にいる時も、その限りではないのだ。

 

「すやぁ…」

「あ、先輩がまたレムレム睡眠に!?」

「またかね」

「もうソレは彼の一種の能力だね」

 

ダ・ヴィンチとホームズはマスターである藤丸立香の『夢を介した転移能力』に関してもう冷静だ。最初は驚いたが、この能力にはもう慣れたものだ。

「今度は何処に転移したのかね?」

「冷静ですねホームズさん」

「ハハハハ。この状態になった時はパニックになっても解決しないからね」

「そうそう。私らに出来ることはまず冷静になること。今までもそうだっただろうマシュ?」

 

特異点だろうとも亜種平行世界でも通信が繋がらないなんてことは多々あった。だけど、そんな時は冷静になってカルデア側で出来ることをし、待ってきたのだ。

 

「先輩…」

 

 

2

 

 

広がるは荒野だけだ。またいつもの事だろう。このいつもの事は前にも何度もあった。下総国や虚月館、ジークと出会った世界などなど。

「いつものことか」

「はっはっは。流石はマスター、こんな状況でも冷静だな」

「藤太」

 

そして、こんな時は誰かしらいた。今回は俵藤太のようだ。

 

「吾だけじゃないぞ」

 

そう言うと、他にも声を掛けられる。

 

「起きたかマスター」

「寝坊助さんだなぁ」

「無事そうだな」

「全く、今回も妙な所に飛ばされたな」

「今回は妾がおるのじゃから大丈夫!!」

「□□□□」

「大丈夫よ。なんたって御仏の加護があるのだもの」

「ますたー 護衛 任せて」

 

今回は初めてかもしれない。こんなに最初から英霊たちと一緒にいるのは。

それにしても英霊に偏りがあるかもしれない。

 

「なんか中華英霊ばかりだな」

 

俵藤太以外全員が中華と言う分類なのだ。

 

「ふむ、もしかしたらここは中国大陸かもしれないな」

「分かるの孔明先生?」

「仮定に過ぎないさ。だが、これだけ中国に縁のある英霊が揃ってたらな。まあ、なら何で俵藤太がいるのかと聞かれれば分からんが」

 

俵藤太以外の英霊。

荊軻、李書文、燕青、諸葛孔明、武則天、呂布奉先、玄奘三蔵、哪吒。

中国関係の英霊が物凄い勢揃いだ。

「ここが中国大陸だとして、時代はいつだろう?」

「そんなのは人が住んでいる村や町に行かないと分からねぇなぁ」

「俺が転移した理由も見つけなきゃ……また聖杯か微小特異点が発生したか。それとも…他に何かあるのか」

 

何故転移したか。それは分からない。でも何かを成し遂げないと戻ることは出来ない。

ならば仲間たちとともに、この世界で新たな旅路の始まりだ。

 

「みんな力を貸してほしい」

 

この言葉に英霊たちは笑いながら了承。それでこそ我らのマスターだと言わんばかりに。

辺り一面はただの荒野しか見えなく、村や集落などは見えない。千里眼持ちがいればどうにかなったかもしれないがいないものは仕方ない。

どうするかと言えば分からない。だからこそ、ここ一番は勘に頼るのだ。

 

「西だね!!」

「お、分かってるじゃないマスター。流石はあたしの一番弟子ね。GO WEST GO!!」

 

まずは西へ。彼らの旅は始まったばかりである。

 

「ぬー、こんな荒野を妾に歩かせるのか?」

「ちょっと台無しにしないでよふーやーちゃん」

 

ぐだぐだするかもしれないが、この先何が待っているかなんて分からない。

 

「白竜馬に乗る?」

「乗る」

「白竜馬じゃなくて呂布だからね」

「□□□」

「いや、マスターに乗るのも良いかもしれん」

 

気が重いまま荒野を歩くよりかはマシかもしれない。

諸葛孔明はヤレヤレっといきなり疲れた顔をし、俵藤太が笑い、哪吒もヤレヤレ。全員が全員別々の反応だが悪い顔をしていない。

もう一度言葉にしよう。『西』へ。

 

 

4

 

 

この時代には英雄が存在する。正確にはこれから英雄になっていく人たちが存在するのだ。

彼女たちには彼女たちの物語が存在する。その彼女たちの物語が交差したことで三国時代というものが生まれたのだ。

平和を望む者たち。

 

「力のない人を苛める世の中を、私がぜーったいに変えてみせるんだから!!」

「長き戦乱に苦しむ民草のため、この関雲長、非情の刀と相成りて賊を打ち倒す!!」

「なのだ!!」

 

天下の覇権を望む者たち。

 

「我は天道を歩むものーー。天命は我にあり。さぁ、英雄諸侯よ。この戦乱の世で共に舞おうではないか」

「我が大剣は魏武の剣なり!!」

「我らの身命。ただ曹孟徳に捧げるのみーー」

「たくさんイジメてください…」

 

宿願を望む者たち。

 

「母様…孫呉の宿願、必ず果たしてみせるからね」

「呉を守るため…素晴らしき呉の民草を守るためにわたしは戦う!!」

「このシャオ様がとっちめてやるんだから!!」

 

覇権に巻き込まれた者たち。

 

「戦うことは嫌い…でも戦わなくちゃ生き残れないのなら頑張るしか無いと思う」

「歯向かうなら、殺す」

 

デコボコの運命を歩く者。

 

「おーっほっほっほ!!」

「蜂蜜じゃ!!」

 

たぶんこの世界である意味最強な人。

 

「私ってば、また漢女っぷりがあがっちゃったわね!!」

 

熱血過ぎてアレな人。

 

「五斗米道おおおおおおおおおおおおお!!」

 

そして、この世界でカルデアと同じイレギュラーな人。

 

「俺ってタイムリープしたのか?」

 

この時代では本当に多くの人たちの物語が交差され、紡がれる。

 

 

 

 

カルデア御一行がこの世界に転移してきたが、まだ何かが起きるわけではない。でも忘れてはいけない。

この時代は国同士が覇権を争う戦争の時代。そしてまだ彼らは分からないがこの世界は基本軸世界とズレている。いや、ズレというよりかはまるで想像されて創造された世界。

彼らの知っている三国時代の世界ではないのだ。

 

こんな世界…外史なんてうんざりだ!!

こんな偽物の世界なんてある必要なんて無い。こんな世界は正史に対する冒涜だ。本物に対する侮辱だ。

だからこの偽物の世界は俺が終わらせてやる!!

 

幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義




プロローグです。
まあ、いきなりの始まりですけど、藤丸立香のレムレム睡眠での転移はいきなりなので違和感はないかと。

あと、英霊たちは中華鯖たちが登場です。
その中で何で俵藤太がいるかというと、ある設定(伏線)のために使いたいからです。
まあ、それが活用されるか分かりませんがね。

この物語では恋姫の主人公である彼も登場します、どの陣営につくかは物語を進んでいけば分かります。→(頑張って更新しよう私)


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