Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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日常編その3です。
新野での日常編はどれくらい書こうかな。
(その場の勢いで書いてる作者)


新野での日常3

460

 

 

庭にて雛里が尻を振っていた。否、武術を見様見真似で試していた。

訓練場での恋や愛紗の姿を見て憧れを抱いたのだ。武将の強さに目を奪われたのである。

自分は軍師なので畑が違うのは分かっているが『強い人』という存在は男も女も分け隔てなく憧れがるものだ。

つい憧れて見様見真似で庭で武術の真似事をしている時に声を掛けられる。

 

「雛里ちゃ~~~~ん!!」

「あわぁ!?」

「どうしたの、こんなところでお尻でも振って?」

「な、なんでもないです。それより何か用事かな?」

 

声を掛けてきたのは親友である朱里であった。

気になるのは彼女が後ろに何かを隠し持っている事である。

 

「うん、あの…少し時間いいかな?」

「私はいいけど、朱里ちゃんはいいの? いくつか案件が上がってきてなかったっけ?」

「済ませたから平気!! それと孔明さんにも任せたから!!」

「孔明さんに丸投げしてないよね?」

 

彼女と同じ名を持つもう1人の諸葛孔明。カルデア御一行の諸葛孔明である。

自分と同じような考えを持つので仕事や作戦などが物凄く合致する。ついつい手伝いをさせてしまうのだ。

 

「ちゃんと自分の仕事は全てこなしたよう!!」

「そ、そう…何か大変な用事?」

 

今日の彼女は何処か鬼気迫るものが感じられる。

 

「ここではちょっと話せないことなの…」

 

何の話なのだとつい不安になる雛里。

 

「いいから…えぇと、とにかく、こっち、こっちに来て」

 

手を優しく引っ張られて人気の無い場所まで連れて来られる。

 

「ここまで来れば平気かな。座って、そこ」

「うん」

 

何故、人気のない場所まで連れてこられたのか。それほどまで人に聞かれたくない相談なのかもしれないと思ったが、実際は違うのである。

 

「いい? 雛里ちゃんだから見せるんだよ。わたしのこと軽蔑したりとか、絶対なしだからね」

「軽蔑って…」

「お勉強のためなの!! こういうのが大好きで集めてるわけでは本当にないんだよ!!」

 

ちょっと早口なのが怪しい。しかし見せられた物に関して雛里は親友である朱里を軽蔑なんてしない。

雛里もまた朱里と同じなのだから。

 

「こ、こここここここ、これって!?」

 

鶏みたいな鳴き声を出す雛里。見せられた物とは簡単に言ってエロ本であった。

訂正気味に言っていた朱里だが大好きで集めているのだろうと思ってしまう。

 

「雛里ちゃん、声が大きいっ」

「いやらしいご本……こんなものをど、どこで?」

「へへー、都から取り寄せたの」

 

よく都から取り寄せたものである。

 

「いやらしい目的で手に入れたんじゃなくてなの。前に…ほら、2人で練習したでしょ?」

「練習…あ」

 

前にこういう事の練習をした事があり、思い出して顔を赤くする。キスをした瞬間の気持ちはなんともドキドキする不思議な気持ちであったのだ。

 

「知識と経験が足りないってお話したよね? だからちゃんとお勉強しようと思って…」

「ほへー…すごいね朱里ちゃん」

 

エロ本はどの世界でもある意味、参考書のようである。

 

「だって、知識不足のままじゃ、いつまで経っても愛していただけないよ」

「愛していただくなんて…と、とてもそこまで、全然、わたしは考えてなくて」

「本当に? 愛していただきたいって思ってないの?」

「はうぅ、朱里ちゃん積極的すぎ」

 

2人が愛してほしいと思っている男の名前は北郷一刀だ。彼は本当にモテモテの男である。

競争率が高い事は2人とも分かっている。朱里調べでは桃香と鈴々と確実にナニかあった事は分かっている。そもそも鈴々からは直接聞いた。

先を越されたからと言って2人は諦めるつもりはない。ただ大好きな気持ちを隠し続けていたら2人の気持ちは北郷一刀にはいつまでたっても伝わらない事は確かである。

彼女たちは戦争をしている。明日があるか分からない身だ。大好きな気持ちを伝えられないまま死ぬなんて絶対したくないと思っている。

 

「気持ちを押し付けて、もし呆れられちゃっても…こうやって抱え込んでいるよりマシだよ」

「そ、そうだよね」

「なんて言えばいいのかな…抱いてください?」

「飛躍し過ぎだよぉ!!」

 

飛躍し過ぎというかストレート過ぎると言うか。

 

「この本には、女の子から大胆に迫ることで上手くいくこともあるって…」

「読んだの!?」

「ちょっとだけだよ、最初の方だけ!!」

 

これは既に熟知しているかもしれない。そして2人のお勉強が始まる。

 

「はぅ!?」

「図解? 図解入り!? 口づけの時の舌の絡め方をこ、こんな懇切丁寧に!?」

「ふむふむ。勉強になるなぁ」

「女性の乳房を愛撫する際は…」

「はわ、はわわ!?」

「小ぶりな乳房は敏感なので…」

「なるほど~」

 

ペラリペラリと参考書と言うの名のエロ本を読んでいくたびに2人のテンションが変な方向に上がっていく。

朱里なんか鼻息を出しながら目をギラつかせている。雛里は目をグルグルと回しながら読んでいる始末だ。

 

「は~~~~~~~~」

「ほふぅ~~~~~~」

 

何故か変な感嘆の声が出た。

 

「こ、こんなことまでするの!? うう、クラクラしてきた~」

「雛里ちゃんしっかり!!」

「こ、こんなの物語の中のことでしかないよう…」

「わたしも雛里ちゃんもこうやって生まれてきたんだよ」

「だって…」

「わ、見て雛里ちゃん。殿方がここを舐めたりもするんだって」

「朱里ちゃん、楽しんでる?」

「お勉強でしょ!!」

 

2人のテンションはどんどんヒートアップ。だからこそ人が近づいている気配に気づかないものだ。

 

「武器庫の裏などで、誰が騒いでいるのかと覗いてみれば…」

「「はーーーーーーーーーーーーー!?」」

「気功でも練ってるのか?」

 

現れたの星であった。

 

「せ、せせ、星さん、どうして!?」

「どうしてとは随分な。物陰から騒ぎ声が聞こえれば覗くのが作法というものだ」

そんな作法は無い。

「あ、それと私だけでないぞ」

「「え?」」

「おい、探し人がここにいたぞ」

「…呼ばないでくれ。ここから立ち去るつもりだったのに」

 

もう1人現れたのはカルデアの諸葛孔明であった。

 

「「はーーーーーーーーーーーーーー!?」」

「何だ、気功を撃とうとでもしようとしているのか? そう言えば曹操軍に気を操る武将がいたな」

 

諸葛孔明はいつも通り手伝わされている仕事を終えたので報告をしに朱里を探していたところ星と出くわしたのだ。出くわしたと同時に武器庫の裏から変な声が聞こえたので覗いてみると朱里と雛里の『お勉強』を発見してしまったのである。

すぐさま引き返そうと思ったが星が呼んでしまったので、引くに引けなかった。

 

「それにしても面白いそうなことに首を突っ込むことが出来た」

「私は帰りたいんだが」

 

きっと諸葛孔明がここにいるのは場違いである。

 

「違うんです!?」

「何が違うんだ?」

「これは、雛里ちゃんと一緒に本を読んでいただけで…」

「本とは? 随分とたのしげな声が聞こえていたが?」

 

ニヤニヤと笑いながら2人を見る星。

 

「ほ、本当に楽しいご本で…」

「そ、そろそろお仕事に戻ろうか雛里ちゃん」

「う、うん」

「男女の営みとは迅速に貴ぶべし。躊躇は女性に不要な苦痛を与えるに過ぎぬ」

「読まないでくださぁ~い!?」

 

諸葛孔明は空を見上げる。

 

「はっは、軍師殿もお年頃であるか」

「…はうぅ」

 

バレた。

 

「人目を忍び、密かに営みの作法を学ぶとは…うむうむ、なんと健気な」

 

健気かどうか分からないがある意味、勉強熱心ではある。

 

「からかわないでください」

「ふ…軍師であろうと一軍の将であろうと、天子さえも同じことよ。人とは突き詰めれば男と女しか分かれぬもの」

 

恋しい威勢が現れれば、その愛を求めるのは種の本能。即ち世の理というのが星の談。

 

「そこまで大げさなお話はしてません」

「どなたかの愛を得たいと軍師殿のお心は欲していらっしゃるのでしょう?」

「…あう」

「自らの心ほど争って損なものはあるまい。心の求めには素直に従うが吉というものだ」

 

そう簡単に出来れば苦労はしない。心のままに従うというのは簡単にできるわけがない。

 

「男と女の関係などは簡単なものだ。愛を打ち明け結ばれるだけで済む」

「結ばれ…!!」

「当然だ。結ばれずして、どうやって愛を確かめる?」

「不思議と正論に思えてきます」

「気のせいだ」

 

ここで諸葛孔明はツッコミを入れずにはいられなかった。

 

「星さんほどの美人さんは、やはりそうした経験が豊富なんですね」

「っ!? と、当然だ。私ほどにもなれば引く手あまた。多い時などは百人ほども愛を交わす男がいたか」

 

ここで急に星の心が一瞬だけ乱れた。

 

「百人!?」

「五十人だったか…と、とにかく、そうした私の経験に基づいた助言だ」

 

星の動揺から、どう聞いても嘘にしか聞こえない。100人相手にしたとかどこの大英雄の話だ。

 

「やはりその場合、相手から言い寄ってこられたんでしょうか」

「私の場合はなっ!! そ、それと…それなら孔明殿もそうだな」

「そこで私を巻き込むな!!」

 

何故か星は空気になろうとしていた諸葛孔明を表に無理やり鮮明にさせた。

 

「孔明さんもなんですか!?」

「自分で言うと空しくなるが、違うからな」

「違くあるまい。司馬懿殿から聞いたが孔明殿は何でも時計塔? という場所では女性たちに一番抱かれたい男として君臨していたらしいじゃないか」

「ライネス!!」

 

気が付けば噂になっていた『女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男』。

 

「はわわ…孔明さんってそんなに経験豊富なんですね」

「やめてくれ」

 

言っておいてやはり空しくなる。

 

「あ、あの…孔明さん。何を如何したらそんな風に女性から求められるんでしょうか?」

「知るか!!」

 

こんな相談は専門外だ。

 

「まあ、男からでも女からでも差などあるまい。大切なのは誠意だ」

「誠意ですか」

「伝えるべきことなどははっきりしている。勇気だけを振り絞ればいい。色恋などは戦と同じ、先を制した者の勝ちだ」

「なるほど」

「お二人の心を惑わした憎き男の顔など容易に思い浮かぶ。あの方の好みそうなことも、およそ検討はつくというものだ」

 

顔が赤くなる2人。

 

「よかろう、軍師殿に策を授けるというのも一興。お耳を拝借」

 

星の必勝の策が2人に授けられるのであった。そして今晩、彼女たちがついに大好きな気持ちを伝える事が成功し、少女から大人の女性へと階段を上がるのであった。

その時に星の必勝の策が役に立ったとか、立たなかったとか。

 

 

461

 

 

衝撃はいつも唐突だ。普通に歩いていたら背中をバシンと叩かれた。

 

「背中に張り手!?」

「よお立香」

「炎蓮さん痛いです」

 

片手に酒を持った炎蓮である。

 

「オレが劉備んところにいる間にお前はまた色々とあったらしいな」

「本当に色々ありましたよ」

「てか、それはどうでもいい。オレが聞きたいのは」

「雪蓮さんたちの事ですよね」

「分かってるじゃねえか」

 

場所を移して藤丸立香は炎蓮に建業で起きた事件を話す。

建業で起きた事件とは于吉絡みの事と孫呉がついに独立したという事である。

炎蓮は珍しく酒をチビチビと飲みながら話を聞いてく。

 

「そうか。また于吉の野郎が…あの野郎はオレが必ず斬る」

 

于吉は炎蓮を利用し、今度は娘の雪蓮を殺そうとした。妙に孫呉に因縁があるものだ。

今回も孫呉はピンチであったが始皇帝の降臨により危機は脱した。

 

「色々あったみてえだが孫呉はやっと独立したんだな」

 

炎蓮の顔が少しだけしんみりしたような感じになった。

 

「ったく、独立するのが遅えんだよ。だがこっから本番だぜ娘ども」

 

ここにはいない娘たちに炎蓮はぶっきらぼうにエールを送るのであった。

ついに孫呉が独立した。今の情勢はまだまだ群雄割拠の時代だ。

そんな時代にやっと孫呉が台頭してきたのである。ついに本格的に三国時代に近づいてきたということだ。

いずれ魏、蜀、呉という国の名がこの大陸に響くのも近いかもしれない。

 

「オレが雇った斥候の話だと揚州を統一しようと今は頑張ってる見てえだしな。揚州統一が終わったら曹操んところは…まだ早えと思うからこっちに攻めてくるかもなあ」

 

三国時代が来るという事はいずれ、桃香と雪蓮が戦うかもしれないし、雪蓮と曹操がたたかうかもしれないのだ。

 

「そうかもしれないですね」

「なんか他人事だな」

「……それは」

 

確かに他人事と言える返事だったかもしれない。だがそのような返事は当然だ。いずれ三国が争うのは決まっている。

三国志と似たような世界であるこの外史ならば当然の未来だ。

 

「ま、そん時はそん時だからな」

「そうですね…………てか、雇った斥候?」

 

ちょっとだけ話を戻すと炎蓮は雇った斥候と言っていた。

 

「おう。オレも大陸の情勢は知っておきたいからな」

 

炎蓮も何もしていないわけではなかった。独自に斥候を雇ったりと大陸の情勢を調べているのだ。

 

「やっぱり曹操んところが強いっちゃ強い。北の方はほぼ制圧したもんだからな。まあ勢いがありすぎるってのも考えもんだと思うけどよ」

「良い事じゃないんですか?」

「勢いがありすぎてもちゃんと管理が出来てるかどうかってやつだ。いや、人手が足りなくなるってやつだな」

 

広く領地を広げても人手が足りなくては完全に把握は難しい。さらに人手を割くを言う事は戦力を割くということだ。

曹操の本拠地である陳留から夏侯惇といった有能な武将たちが分散されている時に攻め入れられれば一たまりもないはずだ。

 

「涼州に幽州、青州、徐州、冀州を管理し、それと司隷まで守る羽目になっている。そりゃどの州を守るのに人材が分散のはしょうがねえもんだ」

 

大将である曹操を討つならば人材が分散されている時が狙い目だ。

 

「今がある意味、絶好の機会ではあるな」

「そうなんですね」

「だけど劉備は攻める気はないし、劉表もない。劉璋んところも攻める気はなさそうだ。いや、劉璋んところはもう…そして雪蓮たちも揚州を統一するので手一杯。他の奴らも曹操を攻めるなんて考えもないみたいだしな。曹操もある意味、運が良いかもしれねえな」

 

別の外史ならば曹操は人手不足のところを狙われて大ピンチであった世界線があるのだ。

 

「あーあ。もったいねえな」

「もったいないって」

「だってよお、もったいないじゃねえか。ま、もう軍も何も持っていないただの炎蓮だから、どうしようもないけどよ」

 

正直なところ鬼神としての力が馴染んでいるので試しに単騎で攻め込んでみようかなんて危険な考えが出た事があったが流石に自重した。

もしも実行して娘たちや雷火にバレたら何を言われるか分かったものではない。

 

「ま、時代の流れに任せるしかねえか」

 

時代の流れに任せる。任せたらいずれ大きな戦いが起こるのは確かである。

 

「それと気になる所があるんだよな」

「気になる所?」

「信頼する斥候でも情報を手に入れるのが難しい場所があるんだよ」

「それって、何処なんですか?」

「五胡って場所みたいで……む」

 

急に大きな覇気を感じたので炎蓮が口を閉じた。

 

「はっはっはっは。ここにいたのか立香!!」

「あ、始皇帝」

 

始皇帝の登場である。

 

「…いつ見てもとんでもねえ覇気だな」

「む、其方は孫堅…炎蓮だっけか?」

「ああ、そうだぜ。会えて光栄…と言うべきか」

「うむ、光栄に思うが良いぞ。この真人躯体の姿をしかと目に焼き付けるが良い!!」

 

決めポーズの始皇帝。

始皇帝の存在は炎蓮も当たり前のように知っている。まさか不老不死になっていたなんて信じられないが自分も死んだ身であるため不思議と納得できてしまう。

不老不死の始皇帝も驚きだが、それよりも覇気の凄さに驚く。はっきり言うと炎蓮が今まで出会ったどんな人物よりも覇気が圧倒的なのだ。

自分の娘や曹操、過去に競い合った者たちよりも格上だ。初めて大陸を統一した始皇帝の名に恥じない覇気である。

 

(ったくこれで同じ人間かよ)

 

王や皇帝になる人間は他の人間とは何かが違うものだ。

炎蓮や雪蓮、曹操といった人物は他の者たちと比べて確かに違う。しかし目の前にいる始皇帝はさらに彼女たちよりも違った。それが炎蓮自身でもよく分かるのであった。

 

(世の中にはとんでもねえ奴がいるもんなんだな。ま、だからといって負けるつもりはねえけど)

(ほほう…中々、気骨のある女だな)

 

始皇帝も炎蓮の覇気は認めている。彼女もまた英雄なのだと思う始皇帝であった。

 

「ところで立香が世話になったそうだな。我が臣下が世話になったのならば感謝だ」

「始皇帝から感謝なんて人生の中であるかないかだな。でもまだ立香にはやってもらいたいことがあるんだよ。てか、やってもらうと頼んだんだが…」

「む、そうなのか?」

 

この後の流れがすぐに分かった。

 

「なんだ立香、やる事があるならやるべきだぞ」

「いや、それは…」

「どうした。はっきり言え」

「立香には孫呉に天の血を入れてもらいてえんだが、こいつなかなかヤらねえんだ」

 

反董卓連合で再会したのに何もシなかった。建業に戻ったというのに、その時も何もシなかった。

 

「何で種を仕込んでこねえんだよ。母親のオレが許してんだからヤってこいや」

「そんな事できないから!!」

「オレの娘たちに魅力がねえってか!!」

「雪蓮さんたちは魅力的な女性たちですよ!!」

「なら何でヤらねえんだよ!!」

 

これもいつも平行線である。

 

「なんだよ。もっと年上がいいのか? なら祭とか粋怜とか雷火とかも襲ってもいいぞ」

「そんな簡単に襲ってもいいと言わないでくださいよ!?」

「それとも小さい方がいいのか? ならシャオは…シャオも大丈夫だな」

「もう一旦、話を止めません!?」

 

本当にこの話の時は炎蓮に負けっぱなしだ。

 

「のう立香、其方ってばこっちではそんなんなの?」

「違いますから!!」

「其方も男よのお」

 

面白そうに、プククっといった感じに笑いながら藤丸立香を見る始皇帝。

 

「まあ、朕は其方が誰と寝ようが構わんぞ。そっちの方が面白そうだし」

「おお、始皇帝の許しも出たじゃないか。これで気兼ねなく孫呉に天の血を入れられるな」

「始皇帝陛下ー!?」

 

始皇帝がまさかの敵に。敵になった理由は『面白そうだから』。

 

「其方もさあ…カルデアにも好意を持った女たちがいるんだから、そろそろ返事をしてやったらどうだ。いつまでも先延ばしにしておくのは良くないぞ」

「そう言われると…正論過ぎて言い返せない」

(まあ、マシュとの仲を微笑ましく見守るというの面白そうだがな)

 

カルデアにはぐだマシュ(男主盾)という概念があるようで何人かの英霊が微笑ましく見守っているらしい。

 

(でも他のカップリングを見守るのも面白そうである)

 

他にもぐだジャンとか主牛、ぐだスカ、ぐだメル、ぐだ乳上とか色々とある。藤丸立香もまた北郷一刀のようにモテモテであるのだ。

 

(でもそれはそれで色々と問題だと朕思う。時に男女のイザコザはマズイからのう)

 

藤丸立香が誰と愛を育むかは自由だ。その過程で多くの女性と関係を持つのは彼の自己責任。

彼は一体どんな女性と添い遂げるかは全ての英霊が気になる未来である。




読んでくれてありがとうございました。
次回は2週間後予定です。


460
朱里と雛里がエロ本を読む回でした。
原作でもあったやつです。
彼女たちもなんだかんだでお年頃。恋姫キャラでも屈指の隠れムッツリじゃないかと思ってます。
FGOの諸葛孔明(本体)も朱里を見てどう思うのでしょうか。

『女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男』
まさかの二つ名ですね。まあカッコイイですから仕方ないね。

そして今晩、彼女たちは大人の階段を登りました。
原作でもこの回で2人は寵愛を受けますからね。本当に一刀はモテモテ男め。


461
炎蓮に孫呉の事を報告。
これもパターン化してきたかな。種馬関連も。
4章では孫呉の物語をあまり書けなかったから5章ではいっぱい書きたいです。
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