Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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連続更新3話目。
今日はこれで最後です!!

さて、今回はカップリング要素のある話になっております。
前に書いた135話の『新野での日常7-摸擬戦-』程では無いと思ってますが、これも賛否両論かもしれませんね。

特に構わないと思うのならどうぞ!!


成都での日常3

534

 

 

気が付けば目で追っていた。

彼との出会いは霞と華雄が怪しい奴と誤解して連れてきた事だ。正確には彼ではなく彼の仲間たちの方だが。

 

確かに最初彼らを見た時は不思議で個性的な面々の旅団だと思った。その中で彼は普通であったのだ。

そんな普通の彼は才能溢れる仲間や一騎当千の仲間たちから「主」と呼ばれていた。実は凄い人なのかと思っていたが彼自身がそれを否定している。

 

彼は普通の人間であった。ただ違うのは人一倍優しい善人ということだけだ。

優しい善人だからこそなのか策謀渦巻く禁城では絶対いない人種なので興味が湧いたのかもしれない。

 

当時は周囲の環境のせいで信じられる人が少なかったが彼と話していくとお人好しで善人であると分かった。徐々にだが彼を彼らを信じられるようになっていった。

まさかの心境に冷静になって考えてみると驚きの変化かもしれない。

彼と会話をするのが楽しかったのだ。彼は聞き上手で話し上手であった。

何故そこまで聞き上手、話し上手なのか理由を聞いてみると多くの人と会話をしているからだと言っていた。それを聞いてどんな人たちと出会ってきたのかと興味を持ったくらいだ。

 

意識するようになったのは彼に、彼らに助けてもらった時からかもしれない。

助けてもらったのは2回だ。2回も命を救ってもらった。当時はもう駄目かと諦めていた絶望から助けてくれたのだ。

最初の1回目はたまたまだったかもしれない。2回目は明確に助けに来てくれた。

 

彼が助けに来てくれたと思った時は何故かとても嬉しかったのだ。その時はまだ嬉しかった理由が分からなかった。

 

彼は人知を超える力を前に真っすぐに立ち向かった。恐怖しながらも一歩も引かずに前に出てくれた。

その姿に心を打たれたのかもしれない。そして、どんな時も助けてくれる人だと勘違いしてしまうほどに。

 

桃香たちに保護されてからも彼は顔を見せに来てくれた。楽しく外に出かけたり、話もしてくれた。

洛陽から出立する時は寂しい気持ちがあったが我慢できないほどではなかった。しかし反董卓連合で助けられて、その後に徐州から出立すると聞いたときは心の中に「嫌だ」という気持ちが溢れた。

 

荊州の新野でまた再会した時は嬉しい気持ちでいっぱいだった。もしかしたら顔に出ていたかもしれない。

彼と過ごしていくにつれて心の奥の何かが膨れ上がっていくのを感じていった。

その何かとは最初から分かっていたかもしれないが最近になってやっと理解できてしまったのだ。

 

誰かが言っていた気がする。その感情は突然押し寄せるのだと。

 

「…まったく、あいつの思考は今一つ読めないわ。って、聞いてるの月?」

「え、う、うん。聞いてるよ」

 

何処か上の空だった月に目を細める詠。

 

「じゃあ、何の話してたか分かる?」

「詠ちゃんはご主人様の事が好きって話でしょ」

「何言ってるのよ月!?」

 

まさかの返しに目を大きく開いてツッコミを入れた。

 

「え、違った?」

「全然、違うわよ!!」

「そんな事無いと思うけどなぁ」

 

詠は北郷一刀の事が好き。

そのように思ったのには理由がある。それは無二の親友である月は詠の事がよく分かっているからという理由だ。

そんな曖昧な理由でいいのかと思うかもしれないが親友だからこそ分かるものがある。

よく漫画やドラマにあるように「友達だから分かるんだ」という現象は存在する。たった少しの違和感に気付いてしまうのだ。

 

「詠ちゃん。よくご主人様の事を見てるよ」

「み、見てない」

「朝は毎日起こしに行ってるよね?」

「起こしに行ってない」

「ご主人様と会うと生き生きしてるよ」

「生き生きしてない。死んだ魚が水を得たようになってない!!」

「そこまで言ってないよ詠ちゃん」

 

全てを大声で否定。

まるで好きな人がバレた男子小学生のようだ。

 

「決め手は前にあった演習の時でしょ?」

 

詠は侍女の仕事をしているが本当の姿は董卓軍の軍師。

彼女としても軍師の仕事をしたいと思うのは当然である。しかし彼女を劉備軍もとい今は蜀軍の指揮を任せる事が出来るかと言われれば微妙だ。

何故なら反乱という危険性を含んでいるからである。そもそも彼女たちが侍女の仕事をさせているのは『董卓』という悪名を消すためだけでなく、反乱を起こさないように権力から遠ざけるという部分もあるのだ。

軍師を任せ、兵士を自由に動かせる立場になれば反乱を起こす危険性があると思うのは当然だ。

 

尤も桃香は彼女たちが反乱なんて起こすなんて微塵も思っていない。しかし臣下たちはそう思っていない。そう思っていないようにしなければならない。

保護したとはいえ、彼女たちは強かな者たちだ。この乱世で油断してはいけない者たちである。臣下たちが疑う、警戒するのは普通だ。

 

そんな中で北郷一刀は詠の軍師としての力を埋もれさせるのは惜しいと思っていた。だからこそ彼は詠に軍師としての仕事させようと動いたのだ。

反乱の恐れがあるなんて思っていたのは最初の頃だけ。今は2人とも信頼しているからこそ、時期を見て北郷一刀は詠を軍師の仕事をさせてみようと進言したのである。

 

そもそも今の蜀軍には1人でも力ある者が欲しいというのが本音だ。そして月と詠の人柄を信用したからこそ軍師としての力を見る為に演習を実施したのである。

演習の時は最初、詠の指揮には不満があった。それは詠の指揮と兵士たちの連携が合わない部分があったからである。

簡単に説明すると詠の指揮は兵士たちの練度を無視したものだったからだ。

ならば兵士の練度を上げるべきやら、軍師なら兵士の練度を考えて指揮すべき等と言い合いがあったが、ここで北郷一刀が仲裁した。

仲裁したおかげで良好な関係へと進み、詠の指揮に付いて行ってやろうと武人の誇りで上手くいったのだ。そのおかげか成都での決戦時は軍師として活躍していた。

 

北郷一刀は詠を侍女としてではなく軍師として認めており、信用していたのだ。

 

「ご主人様に信用されて嬉しいんでしょ?」

「な、ななな、そんなこと…ない、わよ。べっつに嬉しいわけないじゃない」

「でも、頬が緩んでるよ。眼鏡も少し落ちてるし。詠ちゃんが嬉しい時、眼鏡を直し忘れるクセがあるんだよ?」

「ほ、ほら。これで直したわ。嬉しくないって分かったでしょ?」

 

指摘されて直したからといっても意味は無い。

 

「もう、詠ちゃん素直じゃないんだから…わたしにも本当のこと言ってくれないの?」

「…ごめん。ちょっと、ううん、結構嬉しかったです」

 

本当は認められて、信用されて嬉しかった。

洛陽にいた時は認められるという事が無かった。そもそも認めてもらう相手が宮中の魑魅魍魎だった時点で嫌だった。

だからなのか単純に軍師としての自分を北郷一刀だけでなく、愛紗や星たちに認められたのは嬉しかったのだ。

 

「うんうん。ご主人様の前でも、そのくらい素直になれればいいのにね」

「そ、それは無理よ。ボクが素直になれるのは月の前だけだし、それに嬉しかったのはみんなが信用してくれてたわけで…」

「本当に?」

「う、うう…そんな目で見ないでよぉ」

 

顔が赤くなっていく詠に微笑ましくなってしまう。

 

「ふふっ。わたし、詠ちゃんのことが大好きだから、なんでも分かるんだよ?」

 

大好きな親友だからこそ、詠の感情について嬉しく思う。

親友だからこそ応援したくなってしまうのだ。

 

「う…そんなこと言ったら、ボクだって月のこと大事だもん。月だって、そうなんでしょ?」

「へぅ」

 

急な返しに照れてしまう月。

 

「はぁ…図星か。でも、月はボクなんかよりも自分の気持ちを大事にしてね。ボクは月ほどじゃないから」

 

月が詠の気持ちに気付いているように詠だって月の気持ちを分かっている。

先ほど月は「詠がご主人様をよく見ている」と言ったが、それは月自身も当てはまっているのだ。彼女もよく『彼』を見ている。

彼を意識している理由も分かっている。意識した切っ掛けというよりも事件ともいうべき事があったのだから。

 

「そんなことないよ。詠ちゃんだって、きっとわたしと同じくらいの気持ちがあると思う」

「そ、そう力説されると困るんだけど」

「それに、この気持ちは人と比べるものじゃないと思うから。どちらが強いとか関係ないと思う。自分が、どのくらい強く思ってるかが一番大事だから」

 

彼女たちの心の奥に燻る感情は確かに比べるものではない。彼女の言う通り自分がどのように思って、どう思うかが大事なのだ。

 

「月…でもお互い苦労しそうね。あいつら…女には見境ないから」

 

2人の男を思い浮かべてみると両方とも似ている。

優しくてお人好し。弱く凡才なのにここぞという時は力を発揮する。そして女に何故か好かれている。

 

「そんなことないよ。みんなを平等に扱ってくれてるんだと思う。それって凄い事だよ?」

「ひいき目に見すぎじゃないの?」

「ううん。そうだって信じてるの。だからきっと…受け入れてくれると思う」

「…そうかもね。…ん? 受け入れる?」

 

恥ずかしそうに頷く月。その頬はほんのり赤みが増している。

 

「な、何を? 聞いちゃいけないような気がするけど」

「言わなきゃ…だめ?」

「いい、いいっ、言わなくていい!!」

 

まさか月が『そこまで』まで考えているとは思わなかった。簡単言うとイケナイ事を思い浮かべている。

 

「詠ちゃんは、このままでいいの?」

「べ、別に…」

「本当にそう思ってる?」

「う…そ、そんなの急に言われたってわかんないわよ。ボクは月みたいにかわいくないし」

「ううん、そんなことないよ。詠ちゃんはかわいいよ」

 

ここに第三者がいれば両方とも可愛い女の子と思うはずだ、

 

「それに、そんなこと関係ないと思う。大事なのは自分の気持ちだから」

「自分の気持ち?」

「うん…わたしは好きな人のためになにかしたい。好きな人にこの気持ちを受け止めて欲しいって思ってる」

「好きな人って立香のことでしょ」

 

頬に両手を添えて肯定した。

 

「まあ…好きになった理由はなんとなく分かるわよ」

「うん…詠ちゃんも同じなら一緒に頑張ろうよ」

 

相手は違うが心の奥にある感情は同じ。

 

「ん…ま、まあ、月がそこまで言うなら」

「本当? ありがとう詠ちゃん」

 

2人の女の子は勇気を出して次へと進もうとしている。その行動を邪魔するものではない。

邪魔するものではないが、面白そうだと思って近づく者くらいはいる。尤もその者にも思うところはあるようだが。

 

「なんだか面白そうな話をしているね」

「うわぁっ!?」

「へぅっ!?」

「あはは。その驚いた顔はいいね」

 

現れたのは司馬懿(ライネス)であった。

 

「何であんたがここに!?」

「いや、なんか面白そうな会話が聞こえたから来ただけだよ」

「面白いって…」

「ごめんごめん。君たちにとって大事な話だったね。失礼した」

 

ケラケラと笑っている顔は可愛いが、見る者が見れば悪魔と言う。

 

「せっかくだし、助言をしてあげよう」

「助言?」

「正確には助言をしてくれるかも…な人たちを教えてあげよう」

 

実は司馬懿(ライネス)が教えようとしている人達は月が教えを乞おうと思っていた人たち。

 

(何だか面白そうな事が見れそうな気がするなぁ)

 

 

535

 

 

軍師2人は1つの部屋に集まって何をするか。普通は戦略について語り合うのではないかと思うかもしれない。

 

「はわわ~。これ、凄い」

「どれのこと? あわわ、これは私にはちょっと刺激が強すぎるよ~」

「でもでもっ、ご主人様に喜んでもらうためには、ちゃんと勉強しないと」

「そ、そうだよね…」

 

実は艶本もといエロ本を見ている。

朱里も雛里も年ごろの乙女。性について興味を持っていてもおかしくない。

そもそも2人は北郷一刀と愛の営みを経験している。彼女たちはもっと房中術を勉強して北郷一刀を悦ばせようと頑張っているのだ。

北郷一刀は羨ましい男だ。こんなにも可愛い女の子に求められているのだから。

 

「ねぇ、本当に行くの?」

「ここまで来て何言ってるの? 詠ちゃん、一緒に行こうよ」

「そうだぞ。ここまで来ておいて引き返すとか、それでも董卓軍の名軍師かい?」

「ぐぬぬ…言ったわね司馬懿」

 

部屋の外から誰かが近づいている気配を察知する。

 

「だ、誰か来たみたい!!」

「あわわ…早く隠さないと」

 

急いでエロ本を布団の下にシュパァっと隠しこんだ。やはりエロ本の隠し場所は布団の下やベットの下なのはどの時代でも同じなのかもしれない。

 

「うん、じゃあ…行くよ」

「ちょっと待って、まだ心の準備が…」

 

コンコンと扉がノックされる。

 

「はい、開いてますよ」

「失礼します」

「…お邪魔するわ」

「邪魔するよ二人とも」

 

部屋に入って来た3人は月と詠、司馬懿(ライネス)であった。

 

「あれ、月ちゃんに詠さん、司馬懿さん。どうしたの?」

「お掃除の日は今日じゃなかったですよね?」

 

平然を装って2人は司馬懿(ライネス)たちの対応をする。先ほどまでエロ本を見ていたのは何処へやら。

 

「あ、うん…まあ、そうよね。…月、やっぱり出直そうよぉ」

「もう、詠ちゃん。ここまできて逃げ出そうとしちゃ駄目だよぉ」

「ヘタレだな。全く」

「一言多いのよ司馬懿!!」

 

何処か歯切れが悪い。まるで恥ずかしくて言いにくそうに見えるのが月と詠。

司馬懿(ライネス)は面白そうに2人を観察しているように見える。

 

「あ、あの…実は2人にお願いがあって来たの」

「「わたしたちにお願い?」」

 

見事にハモッた2人に対してコクコクと頷く月。

 

「あの、お願いってなんでしょう?」

「そ、それは…その、えっと」

 

顔を赤くしながら俯く月。やはり何処か恥ずかしそうに見える。

 

「…うつむいちゃった」

「ああ、もうじれったい。わかったわよ、ボクが言えばいいんでしょ!!」

 

詠は意を決して真剣な顔つきで2人を見て口を開いた。それをニタニタと小悪魔スマイルで見守る司馬懿(ライネス)。

今のところ朱里は3人が何用で来たのかまだ分からない。しかしこの後に詠が口にする台詞に噴き出す事になる。

 

「実は2人が持ってる艶本を見せて欲しいの」

 

意を決して言う台詞ではない。

 

「つ、つつつ、艶本!?」

「はわわ、わ、わたしたちそんなの持ってませんよ!?」

 

2人のリアクションからどう見ても嘘にしか見えない。

 

「おいおい嘘にしか見えないぞ?」

「嘘じゃないですよ司馬懿さん!?」

「いやぁ、だってその反応からして嘘にしか見えないぞ? 動揺が隠せてない。てか、隠そうともしてないじゃないか」

 

ニヤニヤが止まらない。このように慌てふためく人間を見るのも好きなのだ。

 

「でもお掃除している時に見たよ? 布団の下に隠してあるの」

「はわわ、ばれてますっ!?」

「そりゃあんなにベタな隠し場所じゃねえ」

「布団の下に隠すとか。もっと良い所があるだろうに」

 

少しだけ呆れてしまう。見つける方としても、もうちょっと凝った隠し場所の方が良いと思ってしまう。

エロ本をベッドの下に隠すのはどの時代でも同じのようだが、すぐ見つかるのも同じようだ。

 

「うう…個人の秘密を覗き見るのはいけないと思いますぅ」

「人の部屋に入ったらエロ…艶本は探すのが礼儀みたいだぞ?」

「どんな礼儀ですか!?」

 

司馬懿(ライネス)の知り合いがそんな事を言っていたような気がするとも呟く。

 

「まったく…董卓軍の軍師たるボクを出し抜こうなんて、百年早いのよ」

 

布団の下からゴソゴソと勝手にエロ本を探し出す。

 

「はわわ…引っ張り出さないで下さい~」

「朱里ちゃん、諦めようよ。もうバレてるし…」

「うう…でも、そんなムッツリなわたしに何を教えてと言うのですかぁ」

 

両手で赤い顔を隠すのも可愛い。

 

「あ、あのね、えと…」

 

モジモジとしている月。そんな姿を見て可愛いと思ってしまった3人。

 

「もしかして月ちゃん、ご主人様のために勉強するの?」

「あ、えと、ご主人様じゃなくて…」

「北郷じゃなくて我が弟子だそうだぞ」

「へう」

 

顔がもっと赤くなる月。

 

「なるほど~」

 

そう言えばと思い出してみると月は藤丸立香の事をよく目で追いかけている事がある。

朱里は彼女の視線を知っている。月は誰も気付かれてないと思っているが、そういうのは結構周りの人にはバレているものだ。

 

「確かに藤丸さんも素敵な男性ですものね」

「うん。ご主人様みたいに優しい人だと思う」

「似てるよね藤丸さんとご主人様って」

 

彼女の気持ちが何となく分かる。

 

「で、でも詠ちゃんはご主人様なの!!」

「ちょ、月!?」

 

まさかここで自分の名前が出るとは思わなかったのか詠はとても焦っていた。

 

「え、詠さんもなの?」

「いや、ボクは…その、月がどうしてもって言うからついてきただけで…」

「別に興味はないんですか?」

「う、そんな眼で見られると……白状します。ちょっと興味があります」

 

実はちょっとどころでなく、とても興味がある。

 

「詠さんは性に関する知識にも貪欲なんですね」

「そ、そういうことよ。…ったく、どうしてボクがこんな恥ずかしい思いをしなくちゃいけないのよ」

「一緒に勉強するんだから、恥ずかしい思いも一緒にしなくちゃいけないと思う…」

 

顔を真っ赤にしながら「むぅ…」なんて頬を膨らませるのであった。

 

「そっか、詠さんも…そうだったんですね」

「な、何よ…悪い?」

「あぅ…ご主人様のお側に女の人が増えちゃった」

「仕方ないよ。ご主人様はみんなのものだもの」

「ちょっと待って、それって2人も…」

 

ぽっ、なんて擬音が聞こえたような気がしたと同時に2人は頬を赤くする。

 

「そうなのね…はあ、なんであんな奴に惚れる子が多いのかな」

「詠ちゃんもその中に入ってるんだよ?」

「うぐ…」

 

好きになってしまったものはしょうがないのだ。

 

「司馬懿(ライネス)さんは?」

「私はただ面白そうだからついてきただけ」

「あんたは帰りなさい」

「なんかこれから面白くなりそうだからヤダ」

 

詠の帰れ発言に速攻で否定。そして誰にも気付かれないように月をチラリと見るのであった。

司馬懿(ライネス)が何で月に視線を送ったのは心にモヤモヤがあるからだ。ここに来る前にも月の会話を聞いていた時も心にモヤつきがあった。

そのモヤつきの理由を彼女は理解しているか否か。それは本人に聞いてみないと分からない。

 

「お願い、朱里ちゃん、雛里ちゃん。わたしたちも勉強して好きな人に喜んでもらいたいの」

 

好きな人のために勉強する。それはとても良い事だ。

誰もその頑張りを馬鹿には出来ない。

 

「わかりました、月ちゃん。私で役に立つならどんなことだって協力しますね」

「ありがとう、朱里ちゃん」

「私もたくさん協力するね」

「ありがとう、雛里ちゃん」

 

人によっては「尊い」とか言いそうな場面である。

可愛い女の子たちの助け合いだ。

 

「爽やかな仲良し姿を見せてるけど、これっていやらしい勉強をするための交渉なのよね」

「清楚っぽく見えるのが嘘みたいだ」

 

冷静に詠と司馬懿(ライネス)はツッコミを入れた。そのせいで台無し感が出てしまう。そして同時に3人が顔を赤くした。

 

「も、もう詠ちゃん、司馬懿さん!!」

「ごめんごめん。どうにも皮肉を言わなきゃ精神的に不安定になりそうなのよ」

「悪いね。この口は性分なんだ」

 

軽く笑うしかなかった。

 

「それじゃあ、早速勉強しましょうか」

「うん。よろしくお願いします。ほら、詠ちゃんも」

「う…よ、よろしくお願いします」

「面白そうだから私も受けようじゃないか。あの諸葛孔明の講義をね」

 

異世界の諸葛孔明とは言え、いやらしい(房中術)講義を受けられるなんてとても面白い。

これをネタに兄上を困らせる事が出来ないかと考える。例えば「この世界の諸葛孔明は房中術を講義したんだ。諸葛孔明の疑似サーヴァントの兄上も講義してみてくれ」と言えるかもしれない。

 

「それじゃあ、さっき見てた本で勉強しよっか」

「そうだね、えっと…あったあった」

「ドキドキします…」

「わかるわかる。初めてって緊張しましゅからね」

 

エロ本を始めて見る思春期男子かと心の中で思った司馬懿(ライネス)だが黙っておいた。ここで言うのもある意味面白そうだが朱里の講義が始まらない。

 

「ふん、たかが本を見るくらいでドキドキなんてするわけが…ひぅっ、な、なに、なんでこの人、裸になってるの!?」

「詠ちゃん、驚きすぎだよ」

「おー…意外に生々しく書かれてるな」

 

異世界のエロ本も中々のものであった。

 

「…でも、この絵の人はどうしてみんな裸なんですか?」

「行為をわかりやすくするために裸で書いているだけですね。行為の邪魔にならないよう裸になることもありますが、着衣の方がより燃えるという人もいるみたいです」

「へ、へえ…そうなんだ」

「確かにそういう性癖の人間はいるな」

 

人の性癖は様々だ。

 

「実際に裸なんかより男の劣情を誘う衣服があるくらいだからな」

「ど、どんなのですか?」

「えーと、例えば…」

 

概念礼装を展開する。

 

「このドスケベ礼装だな」

「はわわ、確かに劣情を誘う服ですね。そしてこの女の人、凄い体つきで凄い色気…くはっ」

 

朱里、ハロウィン・プリンセスのプロポーションに撃沈。

 

「へぅ…凄い服。これは動物を模した服なんですね。胸とかをフサフサの毛だけで隠してるだけで他はほぼ紐…はい、わたしでも見てドキドキしちゃいます。そしてこの方も凄い体つきで、肌もこんなに出して…あくっ」

 

雛里はデンジャラス・ビーストのプロポーションに撃沈。

 

「あう…これは鮮やかで胸とか凄く強調してますね。それよりも、これ透けて……でも凄い胸」

 

月は自分の胸とトリック・オア・トリートメントを見比べてガクリと項垂れた。

 

「何これ透けてるじゃない!? てか下着も丸見えじゃない!? てかこれ胸のところって!?」

 

詠、ロイヤル・アイシングを見てトマトのように顔が真っ赤になる。

 

「凄いだろ。時に我が弟子はデンジャラス・ビーストとトリック・オア・トリートメントがお気に入りみたいだ」

「立香さんのお気に入り…」

 

月はデンジャラス・ビーストとトリック・オア・トリートメントを交互に見る。

物凄い刺激の強い恰好だ。こんな服を着たら男性の視線は独り占めなのは確実。

実際にカルデア内では男女関係無く視線を独り占めしていた。

 

アイリスフィール(天の衣)はハロウィン・プリンセスを着ていたら娘たちに怒られたりしていた。そんなの関係無しにエミヤ(アサシン)の部屋にも突撃していた。

デンジャラス・ビーストを着ていたマシュ・キリエライトはハロウィンの魔力にやられていたのか本当に大胆であった。暴走状態であったら藤丸立香は色々な意味で食べられたかもしれない。

 

トリック・オア・トリートメントのフローレンス・ナイチンゲールは色々と最強すぎである。あの鋼の精神を持つ巌窟王エドモン・ダンテスですら視認した瞬間に膝をついたのだから。

そんな姿の彼女に看病された藤丸立香は色々と暴発寸前であったと語られる。

ロイヤル・アイシングのアルトリア・ランサー(オルタ)なんて円卓の騎士たちが別の意味で膝をついたほどだ。そしてアルトリア・ペンドラゴン(セイバー)は何故かある一点を凝視していたらしい。

マイルームにそんな姿で来られたら「大人の時間!?」なんて思ってしまうのは仕方ないと思われる。本当に大人の時間があったかは定かではないが。

 

「へぅ…見ているだけではずかしいです」

 

ドスケベ礼装から教本(エロ本)に視線を戻す。

彼女たちにはまだドスケベ礼装は早かったようだ。詠以外の3人は色んな意味で痛恨の一撃を貰っている。

 

「うぅ…何で、こうも貧富の差が」

「朱里たちは衣服よりも別の所を見ていないか?」

 

この時、司馬懿(ライネス)は思いもよらなかった。

まさか朱里や雛里が『貧乳党』なるよく分からないメンバーになるなんて。そしてメンバーの1人として誘われるなんて思いもよらない。しかしそれは未来の話。

 

「……ねえ、この男の人の股間についてる変なモノはなに?」

「「「「え?」」」」

 

詠以外の4人の声が重なった。「嘘だろ?」みたいな顔で詠を見てしまう。

 

「えっ、詠さんもしかして…男性器を知らないんですか?」

「な、なによ男性器って…」

 

またも「嘘だろ?」みたいな顔で4人は詠を見る。

 

「詠ちゃん…」

「え、ええっ!? 月も知ってるの? もしかして知らないのボクだけ?」

 

頷く4人。

 

「う、うぅ…その、男性器ってなんなのよ。もったいぶらずに教えてくれたっていいじゃない」

 

その年齢になってまで知らないのかと疑問に思うかもしれないが、三国時代に保健体育の授業なんて無い。

本当に知らない人間がいてもおかしくないが、どの時代でも男女の性に関しては自ずと勝手に理解していきそうなものではあるが。

 

「詠ちゃん、もしかして…わたしが何を勉強しに来たか分かってないの?」

「わかってるわよ、そのくらい。あいつを気持ちよくする…ぼ、房中術を教えてもらいに来たんでしょ?」

 

一応今回の趣旨については分かっているようだが問題は中身の方だ。

 

「じゃあ、それがどんなことをするのか、知ってますか?」

「そりゃあもちろん、男と女が一緒の床に入って……」

「「「「入って?」」」」

「一緒に寝るのよ。ったく、なんでこんな恥ずかしいことを言わせるのよ!!」

「君は箱入りお嬢様かい?」

 

赤ちゃんはコウノトリが運んでくるなんて思っていてもおかしくないかもしれない。

今日日、そのような人間は見ない。もはやドラマや漫画の世界の人間しか見ない。

 

「はわわ~…詠さんは全然知らないんですね。じゃあ、あの…耳を貸してください」

「は?」

「みんなの前で大声で言うのは恥ずかしいですから、耳を貸してください」

「む、むう…いいわよ」

 

ごにょごにょごにょっと耳打ちをしていくと詠の顔がどんどんと真っ赤になっていく。そして声にならない声が詠の口から発せられた。

 

「わかりましたか?」

「あ…あぁ…そ、そんな凄いことを」

「詠ちゃんが立ったままのぼせてる」

「朱里ちゃん、ちょっと刺激が強すぎたんじゃないかな?」

 

確かに今の詠には刺激が強すぎたかもしれない。

 

「う~ん…これは兄上に保健体育の授業でも頼もうかな?」

「もしかして孔明さんって房中術をよく知っておられるので!?」

 

なんとなく口にした台詞に反応した朱里を見て心の中で小悪魔スマイル。

 

「そうだね、知っているとも。今度、兄上に教えてもらうように言っておこうか。これは勉強であるから恥ずかしいものではないが…それでも流石に男性から聞くってのは恥ずかしいだろう。その時は妹である私が同行しよう」

「ほ、本当ですか!!」

「うんうん。天の国の房中術って興味あるだろ?」

「は、はい!!」

 

諸葛孔明の知らないところで房中術の講義が予約された。

既に心の中でニヤニヤが止まらない司馬懿(ライネス)。自分の兄上は彼女たちにどんな講義をするのか楽しみなのだ。本当に講義が始まるかは別として。

 

「あ、あいつの身体の一部を…ボクのあそこに…胸なんか触れられたり…ふぁ」

「詠ちゃん、また今度にしよっか? なんだか刺激が強すぎたみたいだけど…」

 

司馬懿(ライネス)が勝手に自分の兄を朱里たちに売っている中で詠はまだショートしていた。

 

「ふ、ふふ…大丈夫よ月。この程度で引いたら軍師の名が泣くわ。それに、月を一人でこんな背徳の巣窟に置いていくわけにはいかないもの」

「背徳の巣窟って…。あんまり否定できないのが悲しいですけど」

「それ以前に、軍師あんまり関係無いだろ」

 

単純に自分の無知が原因である。

 

「そ、それで、どうすればいいわけ? せっかく来たんだし、ちゃんと勉強して帰るわよ」

「詠さんは勉強熱心ですね」

「ご主人様のためだから。ね、詠ちゃん」

「あー、もううるさいうるさい。ほら、いいから教えてよ」

 

もはやヤケになってないかと思うが勉強熱心ならばと思って朱里はこのまま房中術の勉強会を続ける。

 

「えっと、それじゃあ…初歩からの方がいいかな」

「初歩って…そんなにたくさんあるんですか?」

 

実は房中術は奥が深い。ただエロい事するわけではないのだ。

その中身はある意味、魔術や妖術にも通じている部分もある。だからなのか藤丸立香たちの世界で魔術として組み込んだ『魔力供給』があったりする。

 

「もちろんです。男の人を悦ばせる方法は本当にたくさんあって、下手な戦術戦略よりもよっぽど難しいんですよ?」

「そうそう。だから毎日こうやって朱里ちゃんと勉強してるんです」

「へぇ~、毎日勉強してるんだ。毎日、房中術を…夜遅くまでねぇ」

「はわわ、雛里ちゃん、それは内緒だよぉ」

「あわわ、ごめんなさい」

 

あの名軍師と言われている諸葛孔明と士元鳳統の慌てる姿は見ていて面白いとニヤニヤが止まらない。

本当に司馬懿(ライネス)は良い性格だ。しかしまだこれでも優しすぎるくらいだ。相手が兄上である諸葛孔明や弟子の藤丸立香ならもっと攻めている。

 

「まさか、二人があいつの為にそこまで熱心に勉強してたなんてね」

「詠ちゃんもこれから一生懸命勉強するんでしょ?」

「あ…まあ、そうだけど。それは知的好奇心っていうか、なんていうか」

「ふふ、そういうことにしておきますね」

 

詠のツンデレに微笑ましくなる朱里たち。

 

「それで、初歩っていうのはどんな感じなの?」

「そうですね、まずは心構えや前準備から説明しようかなって」

「前準備…ごくり」

 

本当に生唾を飲む人も今日日見ない。

 

「まず、男の人に抱いてもらうんですから、やっぱり身綺麗にしておかないとダメです」

「確かに、臭う人と一緒に寝るのはいやよね。それは分かるわ。それで?」

「臭う方が良いと言う人もいるけどね」

「え、そうなの!?」

 

性癖は人それぞれ。

 

「出来れば、下着も男の人の劣情を誘うような可愛らしいものや大胆なものがいいですね」

「だ、大胆な下着…へぅ~…考えただけでくらくらします」

 

先ほどのドスケベ礼装を思い出してしまう。尤も下着ではないのだが、ほぼ下着と遜色ない衣装なのは間違いない。

 

「あ、でも初めてなんですから、ここは清楚な路線の方がいいかもです。やっぱり初めては大事だと思いますし」

「意外に過激すぎるのも良いかもしれないぞ?」

「そ、そうね。覚えておくわ」

「てか、司馬懿さん…わたしとは逆の方をオススメするんですね」

「性癖は人それぞれだからな。選択肢が多い方がいい」

 

本当に性癖は人それぞれ。

 

「で、実際気持ちよくするってどうすればいいの?」

「そうですね…やっぱり最初はこれが一番だと思うんです」

 

エロ本に描かれている絵を指さす。

指した先には女性が下で仰向けで足を広げ、男性がその上からのしかかる姿勢が絵が描かれていた。

 

「ふぇ…す、すごいです」

「な、なんだか抱き合ってその…行為をするのね。こんなに密着していいの?」

「何言ってるんですか。お互いの温もりが感じられるのがいいんですよぉ」

「この体位だと相手の表情も見えるから、相手の状況を見ながら楽しむことが出来るんです」

「そ、そうなんだ…」

 

房中術の勉強の中身が一歩奥に行くと朱里の言葉数が多くなる。

 

「あ、はは。朱里ちゃん、なんだか気合が入ってるね」

「はわわっ、気合なんて入ってないよ!! ちょっと力が入ってる気がするけど…」

「同じことだぞ」

 

ニヤニヤしっぱなし司馬懿(ライネス)。

 

「むぅー…司馬懿さんはどうなんですか?」

「私?」

 

先ほどからからかわれてばかりなので少しの反撃に出る。

そもそもここは好きな人の為に勉強している会であるのだ。そんな彼女たちをからかってニヤニヤする人が来る所ではない。

 

「そうだな…もしも相手にするなら兄上か弟子かな」

「はわわ…お兄さんに!?」

「り、立香さんに…」

 

何故か驚いた面々。

 

「え、孔明さんってお兄さんですよね?」

「血は繋がってないけどね。魔術…じゃなくて妖術師としての兄上は残念だけど後継者の種としては悪くない」

「はわわ…」

 

朱里や雛里としては諸葛孔明の妖術師として凄いと思っていたが司馬懿(ライネス)からしてみれば魔術回路はゴミのようだ。しかし後継者としては良いと思っている。

尤もこの話を諸葛孔明にすると怒られる。自分の魔術回路がゴミという部分よりも子作り宣言に対して。

 

「あ、あの…立香さんもなんですか?」

「まあ、我が弟子も悪くない。兄上よりも妖術は全然だが、彼もまた別の良い所があるからね」

 

藤丸立香は司馬懿(ライネス)にとって初めての弟子だ。それだけでも特別であるが、彼と一緒に旅をしていくうちに気が付けば絆されていた。

自分自身でも藤丸立香に対しての感情は初めてであったのだ。兄である諸葛孔明の目からでも彼女が藤丸立香をお気に入り認定しているのは分かっている。

 

「我が弟子と子作りか……そうなるともうちょっと頑張ってもらわないといけないかな」

 

彼女自身ここまで藤丸立香を意識しているのは驚きである。時計塔に居た時では想像できなかったはずだ。

人理修復を達成し、亜種特異点を攻略し、今は世界を救うために異聞帯を周り、百を超える英霊と契約しているマスターという部分に惹かれているのかもしれない。もしくは彼の人間性に惹かれているのか。

はたまた堂々と口では言えないが惚れてしまっているのか。彼女の心の中では色々な感情が静かに大きくなっているのは確かだ。

 

(まったく…この私にこのような思いをさせるとは我が弟子め)

 

もしかしたら本当に藤丸立香は彼女の『特別』になるかもしれない。しかし、それは何処かの未来の話。

 

「はわわ…司馬懿さんって何だか先に一歩進んでいる感じがします」

「そうなの?」

 

司馬懿(ライネス)が朱里たちよりも一つ上の女かどうかは分からない。

 

「こうなったら私も負けてられませんね。えーっと、次は……ありました。私の秘蔵の本です」

「勝負してるつもりはないんだけど…てか、今ので私は君たちよりも上の女なのかい?」

 

そこまで司馬懿(ライネス)が朱里たちよりも上の女を醸し出すような事を言ったわけではないが、何故か認定された。

理由としては彼女の男を手玉に取ってるような雰囲気を感じ取っただけであるのだが。

 

「てか、秘蔵の本って…朱里は本当にムッツリなんだね」

「ムッツリって言わないでください~」

「あわわ…朱里ちゃんこんな秘蔵な本を持ってたの」

「へぅ…先ほどの本よりも」

「は、なっ、えぇ!?」

 

秘蔵の本を5人で読み込んでいく。姦しいというよりも男子高校生みたいにエロ本を読んでいる姿にしか見えない。

これでも房中術の勉強会。夜遅くまで掛かるのであった。

 

後日にて。

 

「こ、ここ…孔明さん」

「む、朱里か。どうした?」

 

何だか顔を赤くした朱里が廊下で話しかけてきた姿に諸葛孔明はちょっとだけ気になったが頭の片隅に飛ばしておく。

 

「あ、あの…司馬懿さんから聞いてると思いますけど、こ、ここ、講義の件、よろしくお願いしましゅ!!」

 

それだけ言って朱里は走り去っていった。

 

「は?」

 

後日、意味が分かるのは別の話。




読んでくれてありがとうございました。
次回は未定です。恐らく、FGO5.5章をクリアした後くらいかもしれません。

はい…このような物語でした。
地雷だった読者もいるかもしれませんね。
藤丸立香と月のカップリングと藤丸立香と司馬懿(ライネス)のカップリングを匂わせた話でした。匂わせたというかカップリングになる前段階的な?
続きはまた何処かで書いていきます。どのような展開になるかはゆっくりとお待ちください。

やっぱり藤丸立香と北郷一刀は似てますねえ。


534
最初は月の心情から。
藤丸立香に惹かれた理由を書いたつもりでしたが、ちょっと弱かったかな?

月と詠の好きな人について語らう話でもありました。
そして急に入り込んでくる司馬懿(ライネス)でした。


535
恋姫原作でもあった艶本を見に行く話ですね。
5人の女の子がエロ本を見て談義する話。悪く無いと思います。
勉強の為とか言ってるけどやっぱり朱里と雛里はむっつり。てか、性に興味があるのは人間として当然。

詠って箱入りお嬢様だったのですね。月の方が箱入りお嬢様感が高いのに。
ピュアも良いものだ。人間って純粋なら平和でしょうね。

ドスケベ礼装に衝撃を受けた4人。彼女たちは色々な意味で敗北しました。
もしかしたら貧乳党の話を何処かで書くかもしれませんね。

やっぱりデンジャラス・ビーストが衝撃(好き)です。

司馬懿(ライネス)と藤丸立香のカップリング。
ここでそれっぽい話を書いてみました。
私はこのカップリングも好きです。また何処かで続きを書いていきます。
公式でももっと藤丸立香と司馬懿(ライネス)の絡みを増やして欲しいですね。
まあ、そんな事を言ったら他のキャラもいますので際限がないですけど。

最後に。
諸葛孔明、知らないうち房中術の講義が予約される(今回のオチ)


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