Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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こんにちは。
FGOのワルツコラボ楽しみですね!!
明日の生放送でどんな情報が公開されるのか楽しみです。

タイトルを見れば分かるように彼の話になります。
按摩の達人と言ったら、やっぱ彼でしょ!!


孫呉の日常4-按摩の達人-

588

 

 

呉の兵士たちは鍛錬に勤しむ。これもいずれ来る大きな戦いの為にだ。

戦いが終わったら兵士たちはどうなるのだろうと誰もが思うが先の未来の事は置いておく。今は近い未来のために努力するのが一番である。

 

「痛たたたっ!?」

 

戦に勝つ為に鍛錬するのは良いが安全というわけではない。そもそも戦に安全という言葉は皆無だ。

鍛錬であっても怪我をする時はする。今まさに1人の兵士が怪我をしたようだ。

 

「どうした?」

「う、腕が上がらねえ」

「まさか折ったか?」

「か、肩が上がらねえ!?」

 

肩を抑えている呉の兵士。痛みが強いのか顔を歪めている。

 

「医者を呼ぼうか?」

「頼む。これで引退なんて嫌だぜ」

 

肩が上がらないという事は剣を振るえないという事だ。剣を振るえなければ兵士として食っていけなくなるので死活問題である。

 

「ふむ」

 

その様子を李書文(殺)はたまたま見かけた。

 

「どうした?」

「あ、貴方は藤丸様の護衛殿」

 

李書文(殺)もまた天の御遣いの護衛という事になっている。

呉では天の御遣いの地位は何故か雪蓮たち主要メンバー並みか、ちょっと下くらいだ。そして天の御遣いの護衛組も同じだ。

藤丸立香や李書文(殺)たちとしてはそこまで畏まらなくてほしいと思っているがどうやら無理らしい。

『天の御遣い』は神格化されているようで地域によっては畏れられていたりする。それは北郷一刀も体験済みだ。

 

「実はこいつの腕が上がらないようでして」

(ふむ…ただの脱臼か。どんな訓練をしたのやら)

 

李書文(殺)は無言で脱臼した兵士の腕を治す。

 

「痛っだぁ!?」

 

ゴキンという鈍い音と共に兵士の悲鳴が響く。

 

「何しやがる爺!!」

 

いきなり何も言わずに腕に何かされて痛みが走れば、本人としては声を荒げるのは当然だ。

 

「あんたが天の御遣い様の護衛だからと言ってやって良い事と悪い事があるってもんだろが!!」

「腕は治ったようだな」

「え?」

 

気が付けば上がらなかった腕が拳を握り絞めて上げていた。

腕に異常が無いか上下に動かしたり、肩を回してみたりとしても問題なし。

 

「す、すげえ。腕が治った!!」

「それくらいなら造作もない」

「あ、ありがとうございます。先ほどはとんだ無礼を…!!」

「構わんよ。儂が勝手に施術した方が悪い」

「そ、そんな事ないっすよ!!」

 

腕が治って完全に尊敬な眼差しで見てくる呉の兵士。

 

「せっかくだ。他に身体に悪い所がある者はおるか。儂の按摩で癒してやろう」

「な、なら頼みます。俺は背中が痛くて」

「俺も頼む。俺は足が最近痛くて…!!」

「私は胃の方が…」

 

李書文(殺)の按摩出張サービス開始。

鍛錬場にて行列ができた程の人気ぶりだ。彼の按摩で多くの呉の兵士が癒された。

彼が気が向いた程度な気持ちで按摩を施術した結果、呉の兵士たちの中では李書文(殺)の元に行けばどんなに肉体を痛めても治してくれる按摩師だと認定されてしまったのだ。

彼の按摩の腕は確かなものだ。しかしどんなに腕が確かでも何でも治せるわけではない。鍛錬を頑張るのは良いが、だからと言って無茶をして壊しても大丈夫と思ってはいけない。敵を倒す(壊す)為に自分を壊しては本末転倒である。

 

李書文(殺)は呉の専属按摩師ではない。今は丁度、呉にいて按摩を施術しているだけ。それこそ本当に出張サービスみたいなものである。

 

「鍛錬で無茶する気持ちは分からんでもない。だが身体を壊しては意味無いぞ」

 

注意しても国の為に戦っている兵士だ。結局のところ聞いてはくれないかもしれない。

それこそマスターである藤丸立香には言えない台詞だ。藤丸立香は世界の為に戦っている。そんな彼には無茶するなとは言えない。

世界を救う事自体が無茶をしているようなものなのだから。

 

何はともあれ、李書文(殺)の按摩は呉の面々に知れ渡るのに時間が掛からない。呉の兵士たちを施術した日から後日、呉の重鎮が李書文(殺)に按摩の施術を頼みに来るのだから。

 

 

589

 

 

「あ、痛っ。痛たたた」

 

腰に痛みが走り、集中力がかき乱される。どんなに集中して仕事をしても痛覚は一瞬で頭の中を『痛い』と塗りつぶす。

雷火は書類整理をし終わり、席から立とうとした瞬間に腰に激痛が走ったのだ。

 

「こ、これはもしや…」

 

ゆっくりと床に膝をつき、手で腰を静かに摩る。もう一歩も動けない状態だ。

 

「うぐぐ…またか」

 

以前にも腰を痛めた時がある。一度、腰を痛めたらまたいずれ腰を痛めるかもしれないと言われていた。その予想が今まさに的中してしまった。

腰を痛めたら動く事もままならない。声を出そうとしても逆に声を出せば痛みが走る。

 

「うぐぐ…これはいかん」

 

腰の痛みの正体はぎっくり腰。それはどんな屈強な戦士でさえも膝をつかせる強烈な一撃である。

 

「こ、こんなところを包に見られたら何を言われるか分かったもんではない」

 

余計な一言が多い彼女からは「そろそろ隠居した方が良いんじゃないですか?」とか「もうお年なんだから」とか言われるのが予想出来てしまった。

正直に言うと包以外にも見られたくないがぎっくり腰になってしまったからには恥ずかしいと思ってはいられない。

 

「誰か近くに…」

 

カッコ悪いが這いずってでも誰かに気付いてもらうしかない。

腰の痛みを我慢しながら部屋を出ようとした瞬間に扉からノックが聞こえてくる。

 

「雷火さん、藤丸です。資料を持ってきました。部屋に入りますよ」

 

ガチャリと扉を開けると蹲っている雷火が視界に入る。

 

「雷火さんどうしたんですか!?」

「り、立香か。丁度いいところに来てくれた」

「どうしたんですか。刺客か何かでも襲われたんですか」

 

すぐに雷火の元に駆け寄るが外傷はない。

 

「刺客なんぞではないわ」

「じゃあ、どうしたんですか?」

「ぎ…」

「ぎ?」

「ぎっくり腰…」

 

小さい声であったがはっきりとぎっくり腰と聞こえた。

 

「ああ、そういう事」

 

全てを理解出来た藤丸立香。

すぐに何をすればよいか分かったので行動に移す。

 

「老師の出番だ」

 

腰や関節の痛み、凝りが原因の時はカルデアの按摩師である李書文(殺)の出番である。

カルデアでも彼の腕によって疲労が溜まっているカルデアスタッフは助けられている。

英霊でもジェームズ・モリアーティや虞美人も彼の腕に助けてもらっているとかなんとか。

 

「ぎっくり腰か」

「雷火も年じゃな」

「祭、何故お主がいる」

 

李書文(殺)に治してもらうから居るのは当然だ。しかし祭も何故か居た。

 

「わしも老書文の按摩を受けていたのじゃよ。何でも兵士たちがこやつの腕を褒めておったからのう」

 

部下の兵士たちから李書文(殺)の按摩の腕が絶賛だと声を聞いていた。最近、疲れが取れないと思っていた矢先であったので施術してもらったのである。

結果、身体が羽のように軽くなったのだ。部下の兵士たちの声は嘘でなく、李書文(殺)の腕はまさしく本物。

 

「こやつの腕ならすぐに雷火の腰を治してくれるじゃろう」

 

祭まで認めているのだから雷火は期待してしまう。

 

「そうよ。こいつの腕は確かだからね」

「ぐっちゃんパイセンも居た」

 

実は祭だけでなく虞美人もいた。

 

「あれ、でも前に100年に1度くらいの施術が丁度良いなんて言ってなかったけ?」

「絶招経路按摩が100年に1度くらいが丁度良いのよ。普通の按摩なら定期的に受けたいのよ」

 

何千年とため込んだ凝りは普通の按摩ではほぐせない。だからこそ李書文(殺)は絶招経路按摩を使うしかなかったのである。

そういう意味で李書文(殺)に絶招経路按摩を使わせたと言い換えれば虞美人の凝りは恐ろしい。

 

「ぐっちゃんパイセンも色々と悩みがあるんだよね」

「私は人間なんかよりも色々と繊細なのよ」

「せん…さい?」

「おい、何で疑問形なんだ」

「いや、だって…すぐ死んじゃってはケロっと復活するのを繊細と言っていいかどうか」

 

サマーキャンプを思い出す。すぐ死ぬという部分をガラスのように壊れやすいという意味で考えると繊細なのかと思ってしまうが、不老不死ですぐ死ぬという部分に矛盾を感じてしまうよく分からない考えに至る。

 

「すぐ死ぬ…え、蘇る?」

 

祭は2人の会話から不穏というか聞き返したくなる言葉が聞こえてきたが李書文(殺)の施術がこれから始まるので言及できなかった。

 

「では、早速始めるぞ」

 

まずは雷火の症状を見る。

 

「ふむ、腰の関節がズレておるな」

「見ただけで分かるのか?」

「腕を上げれば誰でも分かるようになる」

 

腕を上げても、見るだけで分かるのは余程の才能を持った者だけではないかと思う面々だが空気を読んで黙っておく。

 

「さて」

 

コキっと指を鳴らす。

 

「すぐにでも施術しよう。覚悟はいいか?」

「そこは準備は良いか、ではないのか?」

「施術を受ける側に準備も何も無いだろう」

 

施術を受ける方は心の準備というものがある。

医者が怪我や病気を治す為に施術を行う時は緊張する。治してくれると分かっていても怪我や病気の部分を診させるのはある種、警戒してしまうからだ。

自分の弱点を見せるようなものだから本能的に身構えてしまう無意識な反応かもしれない。

 

「覚悟って言い方もおかしいじゃろ」

「儂は正確には按摩師ではないからな」

「え、それってどういう…」

 

李書文(殺)は構える。

 

「おい、待て何で構える。ただの按摩のはずじゃろ」

「我流のやり方がある」

「おい、我流って駄目なやつじゃないか!?」

 

急に不安になってくる雷火。ぎっくり腰なので動けないからこそ徐々に恐怖感が滲み出る。

 

「大丈夫だよ雷火さん。前々から言ってるけど老師の腕は確かだよ」

「そうだぞ。わしも受けてみたが全然平気だったぞ。寧ろ極楽だったぞ」

 

そもそも医術や技術の進歩の最初は我流からだ。色々と試し続けた事で今の体制が組み上がっていく。

武術だって流派があり、最初の者が編み出した武術は言うなれば我流だ。ならばどんな最初も我流という事になる。

 

「待て、なんか気を練りこんでないか!?」

「分かるか。按摩は気功と密接な関係がある」

「なんかお主が練りこんでる気功は按摩に使うように感じないんじゃが!?」

「安心しろ。一撃で決める」

「言い方が不穏!?」

 

軽く笑う李書文(殺)。

 

「行くぞ」

「いや、ちょっと待て。せめて心の準備をーー」

「破っ!!」

「ぎゃああっ!?」

 

李書文(殺)の按摩が撃ち込まれた瞬間に雷火の口から悲鳴が上がった。

 

「何をするんじゃ!!」

 

すぐに立ち上がって李書文(殺)に食って掛かる雷火。

 

「治ったようだな」

「え?」

 

雷火は自分の状態に驚いた。

先ほどまでぎっくり腰で動けもしなかったのに今は真っすぐに立ち上がっていたのだ。腰も痛みは全く無く、寧ろ身体が軽くなったような感覚でもある。

 

「治ったのか。あれだけのものが?」

「腰の関節がズレていただけだったからな。そこを治せば解決する」

 

最初は不穏に感じた施術だったが治ってしまえば文句は言えない。言えるのは感謝だけである。

 

「先ほどはすまん。そして助かった。まさかこんな一瞬で治るとは思わなんだ」

「これくらい構わんよ。さて、まだ施術を続けよう」

「治ったのにまだ続けるのか?」

 

雷火としては治ったのだからすぐにでも仕事に戻ろうかと思ったが止められる。

 

「まさか一撃で終わらせるわけなかろう。まだ施術は続ける。それに腰以外にも色々と凝りがあるだろう」

「むう…まあ、確かに」

 

雷火は呉の中でも上位に名前が上がる程、仕事のしすぎ人間だ。人には言わないが自分でも身体に疲れが溜まっているのを自覚している。

その結果、ぎっくり腰に繋がったと言っても否定はできない。

 

「せっかくだ。腰だけでなく、他も診てやろう」

「診てもらった方が良いぞ雷火よ。ぎっくり腰が治った事で腕は認めただろう」

「確かに認めた。本物じゃ」

 

祭の言葉に頷く雷火。

 

「最初の方にも言ったがわしも按摩を受けた。もう身体が羽のように軽いくらいじゃぞ」

 

祭を見るといつもよりスッキリとした顔をしている。姿勢もまたいつもより綺麗だ。

戦争に国の繁栄の為に色々とこなしてきた。その全てが身体に降りかかっているが李書文(殺)のお陰で癒された。彼女もまた感謝している。

 

「わしだけでなく、雪蓮様や粋怜たちにも受けてもらいたいのう」

 

特に頑張りすぎて疲労が溜まっている人には施術を受けてもらいたい。

 

「な、なら。お言葉に甘えようかの」

 

静かに施術台に戻る。

 

「ほんっとーにこいつの按摩は効くのよね」

 

「うんうん」と頷く虞美人。

先ほども話していたが彼女もまた彼の按摩にお世話になっている。

不老不死の肉体とはいえ、凝るものは凝る。むしろ頑丈な分、人間よりも酷いらしい。そんな酷い凝りを治してくれるのが李書文(殺)だ。カルデアに来てから実感した良い事の1つである。

最近のカルデアでは按摩の特別コース回数券を手に入れたりしている。気を利かせて蘭陵王が持ってきてくれた時は素直にありがたいと思っている。

 

「仙女である虞美人殿もこう言っている程じゃ」

 

仙女(精霊)すら認める腕。もう全てを任しても全然平気なレベルだ。

 

「なら背中と肩の方を重点的に頼む」

「あー、背中の凝りは分かるわ」

 

同じ凝りに悩む者同士、気持ちは通ずる。そこに精霊も人間も関係無い。

人間嫌いだからと言って同感できるか否かは別なのだから。

 

「むむ…もうちょっと強くやってくれても構わん」

「そうか。なら少し強めにいくぞ」

「あ、そこ…うむむ。いい」

 

李書文(殺)の按摩によって凝りがほぐされていく雷火。

雷火すら認めた按摩の達人。より爆発的に李書文(殺)の腕が広まるのは予想できるものであった。

 

 

590

 

 

按摩の達人が雷火のぎっくり腰を治した後、祭によって食事に誘われる。

治してもらった雷火自身がお礼をしようとしていたが按摩の達人である李書文(殺)から「今日は安静にしておれ」と一声。

本人は全然平気だと言うが、こういう時は医師の言葉は絶対だ。アスクレピオスも言っているが医者の言う事を聞かない者は治る病も治らない。

雷火のお礼はまた今度となる。

 

「で、何故お主が食事に誘う?」

「わしもお主に按摩をしてもらったからな。その礼じゃ」

「オレもいいのかな。ただ見てただけなんだけど」

「構わん構わん」

 

祭に連れられ、李書文(殺)と藤丸立香は彼女オススメの料亭へ向かう。

ちなみに虞美人は按摩を受けた後はそのまま帰った。一緒に食事をする気はないとの事。

 

「では、じゃんじゃん頼んでいいぞ。金の心配はするな」

 

奢られる時に「何でも頼んでいいぞ」と言われても遠慮して安めの物を頼んでしまうのは無意識な良心かもしれない。

しかし、何でもを頼んでいいと言われて遠慮してしまうのも相手に悪いと思ってしまう。そうなると何がいいのか分からなくなるというものだ。

この場合の正解は奢る側がじゃんじゃん頼む。奢る側が頼めば奢られる側が食うしかないのだから。

 

「おーい、注文を頼む。これとこれとこれと…」

「頼みすぎではないか?」

 

今の注文数だとテーブルからはみ出しそうだ。

 

「お主は爺じゃから食が細いかもしれんが立香がおるから大丈夫だろう」

「オレってアルトリアみたいにハラペコキャラじゃないから」

 

いつからアルトリア・ペンドラゴンはハラペコキャラになったのか不思議である。

アルトリア・ペンドラゴンがいつからハラペコキャラになったかはともかく、藤丸立香も普通の人よりも食べる事は出来る。

特に甘い物(チョコレート)なんて短期間で食べれるのだ。それこそ糖分摂取し過ぎではないかと心配されるほど。

ゲテモノや毒も食べた事もあるので胃袋は強靭であるのだ。

 

「お持ちしました~」

 

店員が料理をテーブルいっぱいに並べていく。本当にテーブルからはみ出し、落ちないかと怖いくらいである。

 

「さ、どんどん食え」

 

気が付けば片手に酒を持っている祭。

 

「昼から酒飲んでいいの祭さん?」

「いいんじゃよ。今日は非番なんじゃし」

 

休みならば個人の自由だ。昼から酒を飲んでも注意される謂れはない。

 

「それに酒は昼も夜もない。儂はいつだろうと飲みたい時に飲む」

「それは駄目だろうに。それこそ叱られるぞ」

 

堂々と「酒をいつでも飲む!!」宣言をする祭に李書文(殺)は静かにツッコミを入れた。

昼夜関係無く飲んでると雷火や冥琳に怒られるはずだ。実際に怒られている姿をたまたま見た時があるくらいである。

 

「ハッ、儂は孫呉の宿将じゃぞ。この儂に文句を言える奴など、城におるものか。うわっはっは!!」

「文句を言える奴がおるから言っているのだがな」

 

それでも今日は非番なので怒られる筋合いはない。

 

「いいからじゃんじゃん食え」

「いただきます」

「いただこう」

 

箸を伸ばして、美味しい物を舌鼓。やはり世界三大料理と言われているくらい美味しい。

藤丸立香は若さの勢いでどんどんと胃袋に詰め込んでいく。李書文(殺)は静かに舌鼓。祭は酒を飲みながら料理を摘まんでいく。

料理の食べ方も人それぞれ。自由に美味しく食べるのが一番だ。

 

「相変わらず美味いな店長」

「ははっ。毎日腕を磨いているんだから当たり前よ」

 

祭は孫呉の重鎮だ。しかし店長は気兼ねなく会話をしている。

彼女は孫呉の重鎮で恐れられていながらも民たちからは慕われている。その事が分かるのはこの後すぐであった。

 

「はっはっは。それはお主が悪いわ。もう少し旦那に気を遣ってやらんか」

「ええ~、あの宿六に?」

「拗ねておるのよ。可愛いもんではないか」

「あの禿げ頭で拗ねられてもねえ」

「かっかっか!!」

 

気が付けば昼下がりの料亭で主婦たちに囲まれていた。

祭を見かけた民たちが「黄蓋さま」と一声かける度に料亭に人が増えていったのだ。

もうちょっとした食事会である。

 

「人気者だね祭さん」

「そうか?」

 

前には子供たちにも囲まれていたのも思い出す。

 

「強くて優しい人はよく人に囲まれるものだよ」

 

人気者の周りにはいつも人がいる。人気者は辛いよの体現の1つだ。

 

「黄蓋さまも早く良い人を見つけなきゃね~って言おうとしてたけど隅に置けないわね」

「む、何じゃ?」

「だって、こんな可愛い坊やに渋くてカッコイイおじ様を侍らすなんて」

((侍らす?))

 

心の中でつい同じ事を思った藤丸立香と李書文(殺)。

 

「それに、その肌の艶、張り。もう、憎たらしい~」

「いてて。こりゃ、頬を抓るな」

 

気安いのか祭の頬を引っ張る奥さん。

まるっきり主婦仲間がランチをしているような光景である。あまりにも自然に溶け込んでいるので孫呉の重鎮には見えないものだ。

 

「で、この坊やは誰なのよ」

「応。儂が今、可愛がっている小僧よ」

「んま。黄蓋さまったら隅におけませんわね。いつの間に、こんな若い子を捕まえたの」

 

祭が誤解を招くような紹介をするので主婦たちは興味津々の眼差しである。

そう言えば思って、呉の民たちには藤丸立香が天の御遣いだと今だに知らない。彼の正体が天の御遣いと公開していないから当たり前だ。

天の御遣いは天上の人という意味では逆に民たちが知らない方が良い。天の御遣いという存在に畏怖と敬意を集められるからだ。

藤丸立香は何度も言うが、そんなお偉い存在ではないので勘弁してもらいたいとの事。

 

「ちょっとお裾分けしてくださいよ~」

「阿呆。お主には亭主がおるじゃろうが」

「あんな禿なんて」

「若いわね~、いいわね~。ほらぁ、可愛いボク。こっちにきて一緒にお茶しない?」

 

よく分からないが主婦たちからモテモテの藤丸立香。

 

「ほら、いらっしゃ~い。黄蓋さまとの関係をじっくり聞かせてもらうわよ」

「そうそう。黄蓋さまとどこまでいってるか聞きたいわね」

 

暇を持て余した主婦たちは刺激を求めているようだ。

 

「で、坊や。黄蓋さまとはどんな関係なの?」

「どんな関係って言われても…ここでお世話になってもらってる人としか」

 

実際に呉で滞在している間はお世話になっているので、そう言うしかない。

流石に「私は黄蓋様に子供を産ませる種馬です。そもそも呉の種馬です」なんて口が裂けても言えない。

 

「そんな事ないでしょう。今まで黄蓋さまが若い子を侍らしたことがなかったのよ。でも今は坊やがいる。そんなの黄蓋さまのお気に入りの子って思っちゃうじゃない~」

「まあ、確かに気に入っておるからのう」

「ほら。黄蓋さまも言ってるじゃない」

 

気に入っていると言われて嬉しいが今だと主婦たちの餌になってしまう言葉だ。

 

「私はこっちのおじ様を紹介してもらいたいわね~」

「私も。旦那もこういう感じに渋く歳を取ってもらいたいわ~」

 

李書文(殺)も一部の主婦たちからモテモテだ。

 

「こっちのおじ様は誰なんです黄蓋さま?」

「こやつが呉にお抱えの按摩師じゃ。腕は最高だぞ」

「こら。いつ儂が呉の専属按摩師になった」

 

言ったもの勝ちの法則。李書文(殺)は按摩師として本当に呉の専属になってもらいたいのだ。

雷火は絶対に反対しない。彼の按摩によって癒された兵士たちも反対しないはずだ。

 

「ならちょっと肩を診てもらいたいわ」

「いいぞ。よし、老書文よ診てやってくれ」

「勝手にお主が決めるな。まあ、構わんが」

 

お茶を飲み終えた李書文(殺)が主婦の肩凝りをほぐす。

 

「え、いつも悩んでいた肩凝りがもう!?」

 

一瞬で解決してしまった。

 

「わたしも診てほしいわ」

「わ、わたしも!!」

「ここは儂の診療所でないのだが」

 

ここは料理を出す店だ。1人2人程度なら大丈夫だろうが複数名を診る事になると店の営業妨害になってしまうかもれない。

 

「お、次は私もいいか?」

「店主よ。それでいいのか」

「立ち仕事だから足の方がな。それと歳取ると腰もなぁ」

 

料亭の店主も按摩を受けたいようだ。

身体の凝りは誰もが悩むもの。歳を取っていくと肉体に悩みが増えていくばかりで大変だ。

健康第一と言われるが健康を保持するのも大変である。人間誰もが気を付けていても身体は劣っていくのだから。

本当に身体を保つのは大変であるからこそアスリートや医者たちは体調管理を徹底しているのだ。

 

「やれやれだな」

 

しょうがないと言う意味を込めて小さく息を吐く。この外史世界に来てから李書文(殺)の按摩が激流行していく。

 

「凄い腕をしているわ」

「私が若かったら狙ってたかもしれないわね~」

「あ、私も私も」

 

李書文(殺)が若かったら李書文(槍)。切れ味抜群の武術家であるため主婦たちが本性を知ったら驚くはずだ。

そんな李書文(若)の方が良いと言う人もいるから好みは人それぞれ。穏やかな武術家か切れ味抜群の武術家のどちらが好みかという事。

中身はどちらも同じであるが。

 

「どうだい。うちで按摩師として働くか?」

「ここは飯を出すところだろうに」

「おい店主。こやつは呉の専属按摩師だ。悪いな」

「なっとらん」

 

気が付けば李書文(殺)を呉の専属按摩師にしようとする祭。本当に彼の按摩を気に入ったようだ。

 

「モテモテだね老師」

「儂の按摩しか見てないがな」

 

それも彼の魅力の1つである。

 

「おうおう繁盛してんなぁ!!」

 

いきなり料亭に響く荒い声。まさに注目しろと言わんばかりだ。

藤丸立香たちだけでなく、店主もお客たちも視線が集中する。視線の先にはガラの悪い3人の男。

楽しく食事や談笑をしていたのをぶち壊されてしまった。

ズカズカと我が物顔で店内に入ってきては勝手に席に座る。

 

「おい店主。美味いもん食わせな!!」

 

勝手に席に座って勝手に注文する。注文に関しては美味い物を食わせろと命令形だ。まるでマナーがなっていない。

こういうマナーがなっていない人間は店主にとって嫌いな人間である。店主だけでなく常識人ならば嫌悪を抱くはずだ。

つい店主が持つ包丁に力が入る。

 

(あれ、あの3人何処かで見たような?)

 

ガラの悪い男3人を見て、過去を思い出す。藤丸立香が孫呉に天の御遣いとして勘違いされた頃で粋怜が3人の野盗にからまれていた時の事である。

 

「山犬団?」

 

ポツリと呟いた藤丸立香の声が聞こえたのかガラの悪い男の1人が反応した。

 

「そこの小僧は俺らの事を知ってるのか。いやあ、名が知れ渡るってのは良いもんだな。はっはっはっは!!」

 

大笑いしているのは3人の男の中でもリーダー格。残り2人も過去に出会った山犬団のメンバーであった。

そもそも山犬団がどれくらいの規模も分からなかったが荊軻と共に撃退した後に彼らの噂は聞かなかった。まさかいきなり再会するとは思いもしなかった。

これもまた妙な縁とも言うべきかもしれない。どんな所でも紡いだ縁は途切れないものだ。

 

「だが小僧、今は山犬団じゃねえ。今は黒山賊だ!!」

「黒山賊」

 

前に諸葛孔明に聞いた事があるのを思い出す。確か黄巾党が暴れた同時期に膨れ上がった武装集団だ。

この外史世界では黒山賊の名は黄巾の乱の時期に出なかったがやはり存在したようである。

 

(まさか八傑衆の関係者か?)

 

蜀とで戦った青牛角と于毒は八傑衆と名乗っていたが、正史ならば黒山賊のメンバーであったはずである。しかし青牛角も于毒も己の事を黒山賊とは名乗っていなかった。

この外史世界では彼らは黒山賊に所属していなかった世界線かもしれない。

 

「山犬団の頭目改め黒山賊の頭目だ!!」

 

リーダー格の男は己は黒山賊の頭目だと答えた。于毒と戦った藤丸立香としては黒山賊の頭目だと答えた男から于毒程の威圧感は感じない。

八傑衆たちが黒山賊のメンバーだとしたら目の前の男に従っているとは思えない。八傑衆と黒山賊は無関係だと思い始めたがまだ判断材料としては足りない。

 

「八傑衆って聞いた事あるか?」

「八傑衆ってなんだ?」

 

八傑衆の事を知らないという事は黒山賊とは関係無いのかもしれない。

 

「おい酒も出せ。若い女はいねえのか。酌しろよ!!」

「お客さん。うちはそういう店じゃないよ」

「ああ、あんだって?」

 

この店は美味しい料理を食べて楽しむ場所で、女性に酒を酌をさせる店ではない。

 

「そういうのがしたいんだったら別の店に行きな。ま、あんたらみたいな奴はどの店も追い返されるだろうがな」

 

マナーのなっていない客はどんな店もお断りだ。威張り散る事がカッコイイとはき違えてはいけない。

 

「あんだと。おいおい黒山賊をナメてっと痛い目に遭うぜ?」

 

舐めてはいない。ただ店主の言葉には「さっさと帰れ」という意味が込められている。

店側からしてみれば周囲のお客に迷惑をかけるお客は出ていってもらいたいと思うのは当然だ。

 

「飯が食いたいんなら飯は出すさ。ここはそういう店だからな。だが周りの客に迷惑をかけるな」

 

店主はこれでも優しいかもしれない。

これが現代で彼らのようなお客が居れば居酒屋にしろレストランにしろ即出禁だ。

 

「ああ?」

 

黒山賊の男たちにとって店主の言い分に苛ついたようだ。

店主は正論を言っているだけだが自分が中心だと思っている黒山賊の男たちにとっては暴論のように聞こえているのだ。

容赦なくテーブルを叩いて立ち上がる。

 

「手を出さないと思ってるなら勘違いしてるな。俺様らは容赦ないぜ」

 

黒山賊の男たちは腰に携える剣の柄を掴む。

店の中で誰かが小さく悲鳴を上げた。ここで彼らが剣を振るえば無関係な人にまで被害が出てしまう。

それが分かっているのか店主は拳を握りしめるだけ。

 

「待った待った」

 

ここで待ったをかける者は藤丸立香。

 

「あんだ小僧」

「ここは店主が言った通り食事をする場所だよ。暴れるなら外にしよう」

 

こういう話が通じない相手は周囲を傷つける可能性が高い。ならば第三者に被害を及ぼさないようにするのが重要である。

相手は店主をぶった切ってやるぞという気持ちになっている。まずはその意識を変える事だ。

その為に藤丸立香が声をかけて、黒山賊の男たちの意識を変えたのである。

 

「暴れるなら外にって言うが何だ?」

「てめえが俺様たちの相手になるってのかよ。ああん?」

「正義を気取ってんじゃねえよ」

 

黒山賊の男たちの意識を店主から藤丸立香へと変えるのは成功。そのまま藤丸立香は間合いを取りながらゆっくりと料亭の出口へと向かう。

このまま藤丸立香の跡を付いて来てくれると助かる。そうなれば料亭内から黒山賊の男たちを出す事に繋がるのだ。

 

(すぐに駆け出してはいけない。間合いを図りながら…付かず離れず。ベストは店から出す事。それが駄目ならせめて周囲のお客から離れさせたい)

 

黒山賊の男たちをどうにかしようと思っているのは藤丸立香だけでない。祭もまたすぐにでも動けるように周囲の状況を確認していた。

非番である為、武器が無いのが悔やむが無いものは無い。無いなら無いで考えるだけだ。

 

(ふむ。藤丸の考えは読めた)

 

相手は盗賊と言ってもただのチンピラ程度。祭にとって素手でも勝てる相手だ。歴戦の武将が油断なんてしなければチンピラに負けはしない。

やはり懸念しているのは無関係な人たちに被害が及ぶことである。すぐにでも成敗してもいいが周囲に被害は出したくない。

 

「外に出よう。外ならいくらでも相手になる」

「はん。小僧が言うじゃねえか」

 

タラリと冷や汗が頬を伝ったが、これ以上の危険なんていくらでもあったと思い出すと気が少しだけ楽になる。

相手も藤丸立香の誘いに乗った。そのまま警戒しながら店の外へと出ていく。

 

「よし、よくやった藤丸。おい老書文。儂らも行くぞ…って、あれ?」

 

すぐに追いかけようと李書文(殺)に声を掛けようとしたが席から消えていた。

 

「ど、何処に行った?」

 

周囲をぐるりと見渡すが居ない。何処に消えたか気になるが優先は黒山賊の男たちを成敗する事で、仕方ないと思って外に向かう。

 

「おお?」

 

料亭の外に出て視界に入ったのは黒山賊の男たちが地面に倒れており、立っていた藤丸立香と李書文(殺)であった。

 

「いつの間に外に出たんじゃ老書文」

「つい先ほどだ」

「つい先ほどって…気付かんかったぞ」

 

どれだけ気配を消して外に出たのかと聞きたかったが後にする事にした。まずは状況説明をしてもらいたいのだ。

尤も説明をされなくても今の状況を見ればチンピラたちをぶちのめした、で完結しそうであるが。

 

「なに、こ奴らに軽く当てただけのことよ」

「軽く当てたねえ」

 

チラリと倒れている3人のチンピラ。泡を吹いて倒れている。

 

「軽く?」

「軽くだ」

 

全くもって軽く小突いたようには見えない。

 

「か、頭ー!?」

 

ぞろぞろと10人の男たちが倒れている3人に駆け寄る。確認しなくとも黒山賊に所属している男たちだと分かる。

 

「てめえらが頭をやったのか!!」

「やったのは儂だ。安心しろ。殺していない」

 

泡を吹いているがちゃんと生きている。

 

「そんな事は聞いてねえよ。頭の仇だ。ぶっ殺してやる!!」

「やれやれ。そんなのはいいから倒れている3人を連れて帰ってくれ」

「ふざけんなー!!」

 

黒山賊10人が襲い掛かる。

 

「魔術礼装起動。瞬間強化」

「うむ。マスターは後ろに下がっておれ」

 

構え、向かってくる黒山賊に殺気を飛ばした。

 

「「「ひっ!?」」」

 

一瞬だけ怯んだ隙に李書文(殺)は1人ずつ一撃を食らわせていく。

 

「一撃で事足りる」

 

バタバタと地面に倒れていく黒山賊であった。

 

「どうした。この老いぼれに油断したか?」

「こ、この化け物爺が」

「ふむ。盗賊なんぞから足を洗ったらどうだ?」

「な、なんだと?」

 

盗賊になる選択しかなかったから盗賊になったかもしれない。しかし盗賊をやっていてもいずれは討伐される未来しかないのだ。

 

「こんな事をしていても良い事なぞ無い。ならば足を洗った方が良いだろう」

「うるせえ。俺らはな盗賊になるしかなかったんだよ!!」

「そうか」

 

やはり彼らは盗賊になる選択しかなかった。

人の物を奪って生き永らえる。そのような人間を生み出してしまったのは今の世。

 

「偉い事は言えないが…今からでも盗賊以外の道も探してみるといい」

 

黒山賊たちは何とか立ち上がって逃げていくのであった。

 

「礼を言うぞ。本来ならば儂らの仕事だったのにのう。先ほど兵士を呼んだ。あいつらが捕まるのも時間の問題だろう」

「儂が勝手に暴れただけだ」

(しかしまだ賊がいたとはのう。もうここいらの賊はとっちめたつもりであったが…まだまだ世の中は荒れているという事か)

 

魏、蜀、呉という国が建国され、各国が平和を目指しているが未だに大陸に平和が訪れたわけではない。大陸を統一するために戦いが過激になっていくのだ。

それが理由か分からないが盗賊はまだ結成される。現代でも窃盗や強盗といった犯罪者が出ているのだ。そういう存在はいつになっても現れるのかもしれない。

 

「とんだ日になったね」

「そうだな藤丸。こういう時は…」

「こういう時は?」

「飲むぞ」

「さっきまで飲んでたじゃないか」

 

良い事があっても悪い事があっても酒は飲むものだ。

 

「やれやれだ」

 

李書文(殺)は酔っ払いの介抱をしないといけない未来を予想してため息を吐くのであった。

 




読んでくれてありがとうございました。
次回の更新はGW中予定です!! なんだかんだでもうGWなんだよなあ。

次回で日常編は最後です。もしくは本編に突入しようかなーって思ってます。
本編に戻ったらぐっちゃんパイセンを活躍させる話を書く予定です!!


588
李書文(殺)が兵士たちを治すところから始まります。
スッと現れて兵士たちを治すシーンが書きたかった。


589
原作でも、この物語でも雷火がぎっくり腰になったエピソードがちょろっとありました。これは按摩の達人の出番と思って話に組み込みました。
李書文(殺)の按摩ならぎっくり腰なんて一撃で治します。
本当に李書文(殺)の按摩は凄いです。
ぐっちゃんパイセンも定期的に受けたいみたいですからね。李書文(殺)の幕間で判明しましたし。

ぎっくり腰は本当に辛いそうです。作者である私はなっていないですが友人がなった事があり、聞いたら本当に一歩も動けないらしい。
ある国では『魔女の一撃』を言うそうです。
恋姫世界なら『妖術師の一撃』かな?


590
雷火ではなく、祭と食事会。
雷火でない理由は本編に書いてある通り、安静にしてるから。
現実でも施術を受けたらすぐに動いてはいけないと思うから。やっぱ安静が一番。

食事会では祭さん民に大人気。
原作でもありましたが人情があるって言うんですかね。
彼女もまた姐さん系な感じがします。てか孫呉のメンバーって姐さん系が多い気がするな。

そして按摩の達人である李書文(殺)は主婦たちにモテモテ。
イケオジってやつ?

犬山賊。
原作にもちょろっと出た盗賊。この物語にも出てますね。
まあ、一瞬で李書文(殺)に成敗されましたが。
何故か黒山賊になっているかはいずれ分かるかもしれません。(という事はまた出てきます)

今回は李書文(殺)がメインでした。
彼をもっと渋くてカッコイイ活躍をさせたいです。これからもまだまだ書きます!!

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