Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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こんにちは。
『水怪クライシス』クリアしました!! 面白かったです!!

徴姉妹の活躍に配布サーヴァントの正体と色々あって良かったですね。
そしてモルガン陛下の凄さもより強調されてました。

イベントでは選択肢によって様々な物語が展開されて面白かったです。クリア後は選べなかった選択肢を選んで全ての物語を回収中ですね。
はい。コンちゃんを集める周回を頑張ってます。

次のイベントは恐らく『まんわかコラボ』。楽しみです!!


さて、此方の今回の物語は報告会と日常編を混ぜたぐだぐだした話です。
ではどうぞ!!


蜀へと戻る

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魏の陳留を出立して藤丸立香たちは蜀へと戻った。旅の途中で何か起きたわけでもなく、普通に戻る事が出来たのだ。

 

「え、えーっと…項羽さんに虞美人さん?」

 

桃香は藤丸立香たちが新たに合流した仲間である項羽と虞美人を前にぷるぷるしていた。

既に始皇帝という覇者と出会っているとはいえ、次に項羽と虞美人と来れば桃香は己の想像を超えてしまったのでぷるぷるしてしまったのである。

 

「えーっと…本物?」

「本物だよ桃香さん」

「藤丸。これ以上桃香の頭をパンクさせないでくれ」

「何でオレが悪い感じになっているのさ」

 

項羽と虞美人の紹介は軽く済ませた。始皇帝の存在のおかげなのかすんなりと信じてもらえたのだ。

尤も全て信じてもらえたというわけではなく、流石に何人かは違和感を感じている。いずれカルデアという本当の事を話す時がくるかもしれない。

 

「第…何回だっけ。まあいいや。カルデア会議~」

 

部屋に藤丸立香たちが集まる。

 

「「「「「狭い」」」」」

「だよね」

 

一部屋に十人以上いるのだ。大広間でなければ本当に狭い。

 

「虞よ。私の腕の中に」

「ああ、項羽様そんな恥ずかしいです。皆の前です」

 

悪くは無いが部屋の面積を取っているのは項羽と呂布奉先である。

 

「じゃあ妾はマスターの膝の中に」

 

武則天は藤丸立香の膝の上に乗る。最近の彼女は何処かグイグイ来る。

 

「ふーやーちゃん?」

「マスターは妾の椅子になるのが丁度良いのじゃ」

 

狭いが会議は始まる。

 

「まず八傑衆についてだけど蜀で2人、呉で2人、魏で2人倒した。そして残り2人だけど項羽が倒したみたいなんだ」

「私がこの世界に転移してからすぐであった。怪異を埋め込まれた人間2人が襲ってきたのだ。奴らは己の事を八傑衆と名乗っていた」

「大丈夫だったのですか。いえ、項羽様が負けるなんてあり得ないことですが」

「2秒で対処した」

 

1人1秒で倒したという事であり、項羽の圧倒的強さを現した言葉だ。

結果として八傑衆全て倒した事になる。

 

「流石は項羽様です!!」

「これで于吉の刺客を全て対処した事になるな」

 

諸葛孔明が窓を開けて葉巻を吸う。

 

「こっちは特に問題なしだ。新たな襲撃もなく成都では普通だったぞ」

「はい。他の街も偵察しましたが何もありませんでした」

 

成都の留守番組は普通に日常を過ごしていたとの事だ。

李書文(槍)は焔耶と稽古。呂布奉先は恋と動物たちに囲まれていた。俵藤太は北郷一刀とおにぎりを作った。楊貴妃は桃香と飲茶。諸葛孔明は朱里と雛里から何故か房中術の講義をしてほしいと頼まれた。

 

「特に何もなく平和だったって事か。なんか気になるのがあったけど…孔明先生?」

「気にするな」

「何かあったとすれば焔耶さんが亀甲縛りされて吊るされてましたね」

「何て?」

 

楊貴妃が普通に報告しているが内容が意味分からない。

 

「他には北郷さんが黄さんに襲われてたりしてましたね」

「大丈夫なの!?」

「性的に襲われてましたから大丈夫だと思います」

「別の意味で大丈夫なのか?」

 

成都に帰還した時に普通に出迎えてくれていたので無事なのは確かである。

 

「あと桃香ちゃんに朝から悪戯されてたり、朱里ちゃんと雛里ちゃんが独学で覚えた性技を受けたり、桔梗さんに夜這いを受けたりしてましたね」

 

楊貴妃は見たというやつだ。

 

「北郷……爛れてる」

 

何故か「人の事言えないだろ」という視線が刺さった気がした。

 

「話を戻すぞ。貂蝉に于吉が次にどう動くかの予想を聞いた」

「なんて言っていたんだい兄上?」

「もしも動くとしたら奴らは三国の戦いかもしれないとの事だ」

「三国の戦いというと…有名な赤壁かい?」

「それもそうだが違う。正確には赤壁ではなく三国のうち二国がぶつかるという事だ。どの二国かまでは教えてくれなかったがな」

 

魏と呉の戦争。魏と蜀の戦争。呉と蜀の戦争。

いずれかの戦争が近いうちに起きる可能性があるということである。

 

「兄上的には何処が戦争すると思う?」

「魏と呉だろう」

「キッパリと言ったね」

「所詮は予想にすぎん。しかし可能性として高いのが魏と呉の戦争だ」

 

近いうちにと言うが明日明後日の話ではない。いきなり即、戦争が起きるわけではないのだ。

魏と呉だけではなく、蜀も忘れずに動向を注意しながら藤丸立香たちは動かなければならない。

 

「三国が戦争か」

「どの国にも思い入れがあるかもしれんが我々が介入する事はできないからな」

「分かってるよ孔明先生。異変以外ではオレらが干渉することはしない」

 

外史の管理者である貂蝉たちとの約束である。

異変なしに三国が戦争が起こり、誰が戦死し、生き残って、どのような結果になろうとも受け入れるしかない。

その結果こそがこの外史世界の運命であるのだから。部外者である藤丸立香たちは何も言う事は出来ないし、何も手を貸す事は禁じられている。

 

「じゃあこれからの方針は三国のいずれかの戦争に注意するって事だね」

 

方針は決定した。

 

「ところで華佗や貂蝉たちは?」

 

成都に戻ってきてから見かけていない濃すぎて熱い3人衆。

 

「彼らは成都を出ている。華佗は元々、流れの医者で蜀の専属医師ではないからな」

 

華佗は病魔を滅する為に大陸中を旅している。最近は蜀に居過ぎたくらいである。

更に彼は于吉の持つ太平妖術の書を封印する目的も持っているので情報を求めて大陸を周っているのだ。この2つの目的はぴったり合っている。

太平妖術の書を探す為に大陸中を周り、病魔も滅する。脚を動かす事が仕事だ。

 

「そうか。オレも貂蝉たちと話がしたかったけどしょうがないか」

「また帰って来た時に話をするといい。彼らは戻ると言っていたからな」

「そうするよ。じゃあカルデア会議終了。解散」

 

部屋からぞろぞろと出ていく。

1部屋に10人以上いるのは空気も詰まるものだ。部屋の外に出ただけで開放されたようなものである。

 

「これからどうなっていくか」

 

 

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廊下を歩いて向かう先は炎蓮だ。呉での報告をする為である。

八傑衆を倒す為に成都を出立する前に炎蓮と呉での状況を確認し、戻ったら教えて欲しいと頼まれたからである。これもいつも通りの事である。

 

「炎蓮さーん」

「おう帰ったか立香」

「はい。雪蓮さんや蓮華さんたちとは何もなかったですよ」

「まだ何も言ってねえよ」

 

先制攻撃ならぬ先制報告。

炎蓮の事だから娘か呉の臣下の誰かと子作りでもしたのかと言うと思っての予想だ。

 

「にしても本当に何もシてねえのかよ」

「はい。シてません」

 

キッパリと真っすぐな眼で答える。尤も粋怜とは未遂であったが。

 

「呉での出来事ですが…」

 

藤丸立香は呉で起きた事を細かく説明していく。

 

「なぁるほどな。やっぱ呉にもちょっかい掛けてきたか」

 

孫呉は于吉との因縁がある。なにせ一度は滅ぼしかけられたのだから。

 

「まだまだ仕掛けてくるだろうな」

「心配ならそろそろ戻ったら?」

「戻らん」

 

いつもの返事である。

 

「それよりもさっさとお前は孫呉に血を入れろ」

「嫌です。そもそも彼女たちにも選ぶ権利はあります」

「それ本気で言ってるのか?」

「え?」

「たまに鈍感になるな。いや、分かって言っているのか…まあ、それなら大丈夫だろう。お前に迫られれば娘たちは身体を許すと思うぞ」

 

母親と元呉のトップとして娘と臣下の気持ちは分かるのかもしれない。

 

「はあ…これじゃいつまで経っても孫呉に天の血が入らねえなあ」

 

買っていた肉まんにかぶりつく。肉汁が口の中に溢れてジューシー。

 

「前に言っていた手段を試すか?」

「何を試す気なのさ炎蓮さん」

「オレ様と試しにヤるか?」

「そんな簡単に言う!?」

 

確かに炎蓮は藤丸立香と子を作って孫呉に送り込むとか言っていたのを思い出す。

その時はただの冗談かと思っていたが、まさかまた聞く羽目になるとは思わなかった。

 

「オレもお前なら良いと思ってるしな」

「だからそんな簡単に言う!?」

「簡単じゃねえよ。オレはお前の事を認めてる。それにオレとお前の付き合いはそんなに短いものなのか?」

 

藤丸立香と炎蓮の付き合いは何だかんだで長い。気が付けば敬意を忘れずに遠慮のない会話をするくらいだ。

2人の絆は深く、炎蓮としては藤丸立香なら「良い」と思っているくらいだ。

 

「それにちゃんと使えるか確かめねえと。こうもヤらねえとなると実は立たねえってんだと意味ねえからな。寧ろ不全だったら…まあ、同情する」

「大丈夫だよ。立つよ。不全じゃないよ!!」

 

藤丸立香は元気である。

 

「なら安心した」

 

ニヤっと笑う。

 

「じゃあヤるか」

「ヤらないよ!!」

「そうキッパリと言われるとムカつくな」

 

ぶすっとした顔になる。

 

「……炎蓮さんが嫌だからというわけじゃないから」

 

彼女は魅力的な女性だ。

そんな彼女と一夜過ごせるというのなら断わる言葉はない。しかし情緒もへったくれもないのが今の状況である。

 

「情緒がねえと駄目なのかよ。天の国の人間は面倒だな」

「絶対というわけじゃないけど…」

「なら良いじゃねえか。いいか立香、女も男も抱きたい時に抱くんだよ」

「男よりも漢らしい…」

 

こういう豪快すぎる所も炎蓮の魅力の1つだ。

藤丸立香の男の中にある乙女心がキュンキュンしてしまうかもしれない。

 

「オレ様が聞くのはただ1つ。シてえのかシたくねえのかだ」

「男の本能に従うならシたい」

「よく言った。立香も言うようになったじゃねえか」

 

藤丸立香も男であり、興味があるのは当然だ。

この外史世界で出会った女性だけでなく、契約した英霊にも悪いと思いつつ性的な目で見てしまう事もある。

女性はそういう視線には敏感だと言う。もしかしたら英霊達の中には気付いている者もいるかもしれない。

それでも悪い気がしないと思われているのは良好な関係を築けているからだ。良好な関係(意味深)。

だからと何でも許されるわけではない。藤丸立香も気を付けている。

 

「よし。部屋に行くぞ」

 

藤丸立香の首根っこを掴んでズルズルと引っ張られる。

 

「待った待った!?」

「いい加減にしろ。オレがここまで言ってんだ。ここであーだこーだ言う男はどうかと思うぜ?」

 

炎蓮の言う事は正しい。

女性にここまで言わせておいて男性が決断しないのはいけない。ヘタレ以前に失礼すぎる。

 

「こういう時は黙ってヤるんだよ。景気づけってやつだ」

「景気づけ」

「ああ。男女の交わりってのは一皮むけるって言うだろ。何か変わるかもしんねえだろが」

「否定はしない」

 

大人の階段を登るとも言う。

 

「オレは良いと言っている。お前も良いって思ってる。なら問題は何もねえじゃねえか」

 

2人とも了承しているのならば何も止めるものはない。それでも藤丸立香が何処か乗り気でないのは色々と変に複雑な事を思っているからである。

しかし炎蓮の言う通り、あまり気にしない方がいいというのも間違いではないのかもしれない。

 

「じゃ、部屋まで行くぞ」

 

首根っこを掴まれてズルズルと引き摺られるのは継続。

 

「……真面目な話」

「何ですか?」

「于吉の野郎が何もしてこなきゃ三国の戦が近いうちに始まる」

「それはオレも予想してます」

 

2人だけでなく、他の面々も思っている事だ。

 

「オレの予想じゃ呉と魏がぶつかるだろう」

 

諸葛孔明と同じ事を言っている。近いうちに始まる三国の戦争とは時代の変化でもある。

 

「その戦をお前に見てもらいたい」

「雪蓮さんたちの手助けは出来ないよ」

「分かってる。ただ結末を見て欲しいんだよ」

 

炎蓮的には呉が勝って欲しいと思っている。しかし戦争はどうなるか分からないものだ。

勝ったとしても無傷というわけではない。娘たちが戦死するかもしれない。重臣たちが戦死するかもしれない。

 

「相手はあの曹操だ。雪蓮でもキツイだろう。だがあいつは分かっていても戦う」

「オレもそう思う」

「どうなるか分からねえ戦だ。さっきも言ったがその戦をお前が見てオレに報告してくれ」

「炎蓮さん自身で見に行かないのか?」

「ああ。もしも見つかっちまったら色々とあるだろうからな」

 

炎蓮が生きていたらより士気が上がるものかと単純に思ってしまう藤丸立香。しかし炎蓮には炎蓮の考えがあるようだ。

 

「見てもらえるか?」

「分かった。その役目は必ず果たすよ」

「頼んだぜ」

 

彼女の依頼を必ず果たすと心の奥に仕舞った。

 

「で、部屋に到着だ」

 

炎蓮が豪快に部屋を開けると秦良玉と武則天が居た。

 

「何でお前らが居るんだよ」

「何故か私の直感がこの部屋に行けと。直感スキルないですけど」

「妾も。さて、マスター…立香を寄こせ」

 

珍しく炎蓮は微妙な顔をした。

 

「お前の貞操は自分の意志に関係無く守られてんのか?」

「分かりません」

 

恐らくは藤丸立香の貞操は鉄壁である。もしかしなくても様々な人からのツッコミが入りそうである。

 

 

702

 

 

大歓声が耳に入り込んでくる。

視界に映るのは大勢の盛り上がっている観客で主役である張三姉妹。今は彼女たちのライブ真っ最中である。

 

「再会する度にファンがメッチャ増えてる」

 

張三姉妹の人気は凄すぎる。何度も思うが彼女たちの歌声で黄巾党を結成させたという事実。それだけ人を魅了する歌声ということだ。

実際に藤丸立香たちも彼女の歌に魅了されているのだ。マシュや謎のヒロインXオルタとのアイドル特異点を思い出してしまう。

 

「次は、あいはだってだって最強!」

「いっくよー!!」

「「「はいっはいっはいっはいっはい!!」」」

 

彼女たちがアイドル特異点にいたら強敵になっていた事は間違いないはずだ。

ミス・クレーンもすぐに彼女たちの歌声に魅了されるはずだ。

 

「すっげえ人気だなぁ」

「ですね。黄巾党が彼女たちの為に戦ったのが何となく分かります」

 

燕青と蘭陵王も彼女たちの歌声に耳を傾けている。

 

「演出も凝ってるね。もしかして孔明先生の入れ知恵?」

「私と朱里のな。全てというわけではなく、彼女たちの案もあるぞ」

 

実は諸葛孔明と朱里が張三姉妹をプロデュースしている。

 

「パリピ…」

「パリピではない」

 

何故か『パリピ』という単語が思い浮かんだ。

更に諸葛孔明と朱里が星型のサングラスをかけている姿も想像してしまった。

 

「人和から頼まれてな。私は面倒であったが蜀に滞在している代わりの仕事だと朱里から頼まれてしまえば断れなかった」

「なるほど」

「本来はお前の仕事だぞ。アイドル特異点を突破した経験があるんだからな」

「そうだけど孔明先生の方が適任な気がする」

 

根拠のない言葉。しかしピッタリと思ってしまう。

 

「……私も何故か否定しきれん」

 

外史という異世界があるのだ。諸葛孔明が現代に現れて歌手に軍師としての力を貸す異世界があるかもしれない。

 

「終わったみてえだぞ。あいつらの事務所に行くか」

「そうだね。彼女たちにも報告しなきゃいけいない事があるし」

 

張三姉妹の事務所。

 

「数え役萬☆姉妹…そういえばユニット名だったね」

 

ノックしてガチャリと入る。

 

「お疲れさまー。差し入れでーす」

 

藤丸立香が冷たい水やお茶、菓子をたくさん机に置く。

 

「あ、立香だ。おかえり~」

 

天和がのほほんと笑顔で出迎えてくれた。

 

「あーっ、やっと帰って来た!!」

「おかえりさない立香さん」

 

地和と人和も出迎えてくれる。彼女たちは歌ったばっかりなのでまだ高揚感を纏っていた。

 

「ライブ最高だった」

「おう。いつでも聞いていたいもんだ」

「雷舞(らいぶ)?」

「君たちの歌の活動」

 

納得した顔の人和。天界の言葉だと理解したようだ。

 

「久しぶりの立香だ~」

 

ペタペタと触ってくる天和。

 

「もー。立香はわたしの世話役なんだから、あまりどっかに行っちゃだめだからね~」

「そういえばそんな設定だった」

「そうよ。そして燕青もなんだからね」

 

ビシっと指さす地和。

 

「なったつもりはねえけど」

「そして蘭陵王さんも!!」

「あの…初耳なのですが」

 

勝手に増えていく世話役。美青年を指名する地和の好みが分かった気がする。

 

「まあ、地和姉さんが燕青さんや蘭陵王さんを世話役にするのも作戦の1つなんだけどね」

 

数え役萬☆姉妹の観客は男性が多い。もちろん女性ファンも多いが半分以上が男性である。

歌で大陸を制覇する夢を持つ彼女たち。ならば男性だけでなく女性も虜にしなければならないのだ。

 

「燕青さんと蘭陵王さんは美形だから女性の目に留まると思うの。始まりは私たちの歌に興味が無くても、燕青さんたちに惹かれて私たちの歌を聞いてもらうのが作戦だからね」

 

そこでファンになってもらえれば万々歳だ。

 

「意外に考えているぞ」

「意外ってのは余計よ孔明」

 

ツッコミを入れる地和。

 

「ま、ちぃたちの歌声に魅了されてないと意味ないけどね。ただ美青年目的だけで来られるのは意味ないし」

「客寄せがメインになっちゃあ本末転倒だしなぁ」

 

彼女たちがそこまで危惧する必要は無い。彼女たちの歌声は本物であるため、聞けば一瞬で取り込まれるのだから。

 

「そうだ。あの件はどうだったの?」

「呉と魏には許可取れたよ」

「本当!!」

「やった~!!」

 

地和と天和は手を合わせて喜んだ。

 

「頼んだ私たちが言うのもなんだけど…よく許可取れたわね」

「色々と条件は出たけどね」

 

張三姉妹の目的は何度も言うが歌で大陸を制覇する事。ならば活動範囲は大陸全域だ。

現在は蜀の領地のみ。目的の為ならば呉や魏の領地でも活動しなければならない。

藤丸立香たちが頼まれたのは呉と魏の領地で数え役萬☆姉妹の活動許可だ。

 

「条件というか注意事項を纏めたものがこれね」

「ありがとう」

 

人和が注意事項リストを受け取る。

 

「それには書いてないけど…一番は黄巾党のようにならない事だよ」

「分かってるわよ」

 

流石に黄巾の乱にならないように言葉は注意しているようだ。

 

「いや、本当に気を付けてね。問題になったら今度は助けられないから。そしてオレらも…こうなる」

 

藤丸立香が親指を立てて、首を掻っ切る仕草を取った。

 

「わ、分かってるわ」

 

想像してしまったのか顔を青くしてしまう地和と天和。

 

「活動しに行くなら今度、挨拶しに行かないとね」

「挨拶は大事だからね」

「呉は大丈夫だとして……魏に行く時は一緒が助かるんだけど良いかしら」

 

天和の顔は既に魏に知られているからだ。既に時効かもしれないが何が起きるか分からない。

 

「うん。その時は護衛するよ」

「助かるわ」

 

ほっとする人和。

 

「うん。着実に私たちの活動範囲も広まっていくわね」

「ちぃたちの夢にまた一歩近づいたわね!!」

「お姉ちゃん、これからももっと頑張るよ~」

 

とても楽しそうな張三姉妹。

彼女たちのこれからの旅路は色々と大変な事が起きるはずだが夢に向かって頑張っていくはずである。

難しいかもしれないが彼女たちの大舞台を観戦してみたいものである。




読んでくださってありがとうございました。
次回の更新も1週間かた2週間後予定です。

200話のあとがきでも書いた『大胆な侍女にご用心編』改め『侍女物語編』が始まります。


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ちょっとした報告会。

項羽と虞美人の自己紹介は省略しました。
説明しても呉や魏のような感じになりますので。しかしそろそろ感づかれるというか違和感が出てきます。カルデアの正体を本当の意味で説明するのはいつになるやら。

既に敗北していた八傑衆2人ですが、実は項羽が倒してました。

楊貴妃は見た。
一刀は恋姫たちと絆を深めてます。

ここでも話していますが近いうちに魏と呉の戦が始まります。


701
炎蓮に報告。
決まった流れになりつつあります。

景気づけに。
炎蓮の幕間にあったやつですね。
誰彼構わないわけではありません。炎蓮が認めているからこそですね。

しっかし、彼女は男よりも漢らしい。呉ルートの一刀は彼女を抱いたのではなく彼女に抱かれたというのがしっくりします。男が女の子になっちゃいます(意味不明)

立香ももっと漢らしくいくべきです。いや、漢らしくなる時はありますけどね。

真面目な話。
呉と魏の戦争。色々とあります。


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張三姉妹。久しぶりの登場です。
彼女たちももっと活躍させたいんですけどなかなか…。
まあ、現段階で考えている『歌姫編』では活躍予定がありますけどね!!

『あいはだってだって最強!』は名曲だと思います。

パリピ孔明。
アニメが放映されましたね。面白い!!

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