Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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こんにちは。


FGOではクリスマス復刻イベ。
第2部7章のウォーミングアップですね。しかしここ最近のガチャラッシュが…!!
年末、正月に向けての貯蓄石が無くなる!?


恋姫†英雄譚5のエピソード紹介ムービーがUPされてました。
これは気になりますねえ。なんかモザイクがありましたけど…。


此方の物語では藤丸立香たちの視点になります。
タイトルにあるように一刀たちが南蛮で色々とやってる頃の立香たちの方の話です。


南蛮大乱戦-一方その頃①-

816

 

 

何処かの森にて。

 

「立香ちゃんたち今頃たくさんお魚を釣ってる頃かしら。こっちのお料理もそろそろ仕上げねん。仕上がりは上々だから…」

 

貂蝉は頑張って掘り出した自然薯を手に取る。

 

「後はこの精力たっぷり自然薯を細切れちゃんにして」

 

細切れというか握り潰した。

 

「お鍋に入れて、ひと煮立ち!!」

 

料理方法は力強いというかなんというか分からないが美味しい匂いは漂ってくる。

 

「ふふ、こうやってお料理をしながら待ってると、新居で旦那さまを待つ新妻みたい…きゃっ、やだ新妻だなんて恥ずかしい」

 

顔を赤らめて「ぽっ」なんて呟いていた。

 

「立香ちゃんも良いけどやっぱ一刀ちゃんよね……帰って来た一刀ちゃんを私は甲斐甲斐しくお出迎えして…おかえりなさいあなた。できたてご飯にする、あつあつお風呂にする、それとももっと新鮮で熱々な…」

 

この場に居ない北郷一刀との妄想が捗る。

 

「そして旦那さまは決まってるだろって微笑んで、そのまま熱ぅいベーゼを…むちゅぅー……」

 

誰も居ない空間に向けて貂蝉は唇をにゅっと突き出す。

 

「い、いやーん。貂蝉のばかばかばか、えっち。そんな妄想、一刀ちゃん達にはとても聞かせられないわん」

「貂蝉、こちらの支度は整ったぞ。そちらの準備はどうだ」

「きゃっ、やだ卑弥呼。今のもしかして聞いてた?」

「ふふ。可愛らしいものではないか」

 

貂蝉と卑弥呼の恋する漢女の会話に花が咲く。

そんな様子を冷めた目で見る地和。2人の会話を否定するつもりはなく、悪いというわけではない。

ただちょっと思うところがあるだけだ。こういうのを差別かと思って自分を恥じるがそれでも違和感がある。

 

「ちぃよりも女の子らしい会話してるのがちょっと…」

「なら地和姉さんも恋バナでもなんでも女の子らしい会話をすればいいじゃない」

「人和の言う通りかもだけどさー」

 

恋バナと言われても出来るようなネタが無い事にさらに落ち込む地和。

これでも多くのファンが出来ている数え役満☆姉妹であるが浮いた話はあまりない。

 

「そもそも話をしたくても今いる面子も面子でしょーが!!」

 

地和と人和の他にいる面々は荊軻、燕青、李書文(殺)、張角。

 

「2人お爺ちゃんじゃん」

「爺でも恋バナは出来るぞ」

「儂も若いころはブイブイ言わしたもんじゃぞい」

「恋バナじゃなくて人生についてになっちゃうじゃん」

 

李書文(殺)と張角の場合は人生相談になりそうである。

 

「燕青は…」

「俺は恋とかそういうのあまり興味なかったからなあ。というかそれどころじゃなかったからな」

「美形なのに」

(まあ、村娘たちからはキャアキャア黄色い声を出されてたけど)

 

燕青は美形であるため村娘たちはノックアウトだ。

 

「荊軻は…」

「私も色恋はしない主義だな」

「この中で唯一の女性である荊軻までダメなんて!!」

(藤丸さんとは仲が良いというか遠慮がない感じはするけど…)

 

人和は荊軻の交友関係でも藤丸立香だけは特別感はありそうだと思っていた。

よくよく考えれば今いる英霊たちは色恋に現を抜かしているほど暇ではなかった面々だ。

 

「まあ、この中で一番はやっぱ所帯まで持った李書文(殺)じゃね?」

「だから按摩のお爺ちゃんは恋バナじゃなくて人生相談になりそうなんだけど」

(…確か晩年に至るまでは血気盛んな人生だったみてえだしな)

 

この面子では恋バナらしい恋バナ出来ず。

 

「まさかあの2人に乙女力的なもので負けるなんて」

「あっちは乙女というより漢女だがな」

 

漢女は強い。

誰かが言った。男は度胸、女は愛嬌、漢女は最強と。

世の中の理の中で最も道理の通っている言葉であり、半端者が口にしてはいけない言葉との事だ。

 

「そーいえば天和姉さんはどこ?」

「あれ、さっきまで居たのに…もしかして藤丸さんたちの所に行ったのかな?」

 

 

817

 

 

川のほとりにて。

 

「釣れないわねぇ」

 

釣り竿を水面に垂らしたまま、小さくぼやいたのは雪蓮であった。

 

「だなぁ…立香はどうだ?」

「こっちも釣れないね」

 

ひょいっと釣り竿を戻せば先っぽにミミズが付いたままだった。

 

「大の男が二人も揃ってだらしないわね」

「そういう雪蓮だって釣れてないじゃないか」

「華佗。普段あんなに鍼で大暴れしてるんだから魚だって釣れるんじゃないの?」

「釣り針と俺の鍼は違うさ」

 

華佗が引き戻した竿の先にはミミズが消えていた。彼はミミズを付け直さず、そのまま立ち上がる。

 

「とはいえこれじゃ卑弥呼たちに合わせる顔がないな。俺は少し場所を変えてくる」

「了解。オレはもう少しここで粘ってみるよ」

「じゃ、後でな」

 

藤丸立香は華佗を見送ってからミミズを付け直して釣り針を再び川へと放り込んだ。

そんな彼の横顔を雪蓮は片手に持ったままぼんやりと眺めてくる。

 

「まだ釣れないのー」

「まだ釣り糸垂らしたばかりだよ…そういえば雪蓮と2人で釣りをしてるのって前にあったね」

 

ふと昔を思い出す。

 

「あー…確かにあったわね。私が焼き魚を食べたいから立香を朝早くから誘ったんだっけ」

 

2人で魚を釣って焼いて食べた。旬な果物も採って食べた。米も炊いた。

今思えば楽しい記憶だ。

 

「今度は雪蓮が魚を釣ってくれるって言ってなかったけ?」

「それは冥琳たちと一緒の時よ」

 

今度は冥琳たちと一緒に魚を釣って焼いて食べようなんて些細な約束をしたのだ。

難しい約束ではなく、やろうとも思えばいつでもやれる。

 

「……やっぱ呉に戻るべきじゃないかな」

「その話はもういーの」

 

呉に戻る気はまだない。これは我がままである。

己はもう死ぬと確信して蓮華たちに呉の未来を託したのだ。だというのに実は生きてましたと言って皆の前に顔を出すのは死んでも嫌なのだ。あれだけ大見え切った自分が恥ずかしいのである。

 

(ほんと子は親に似るというかなんというか…)

「それに…こうやって王とか役目とか忘れて大陸を旅してみたいってのは夢だったのよ」

「雪蓮…」

「欲を言えば立香たちだけじゃなくて冥琳や梨晏たちもね」

 

雪蓮の密かな夢。

今回の事はある意味少しだけ叶っている。

 

「それにこうやって立香を独り占めできるしね」

「雪蓮?」

 

ぐっと近づいてくる雪蓮。

 

「毒を受けていた私はとても弱っててね…まだ死にたくないって本気で思ったわ」

「……誰だって死にたくないし生きたいと思うのは当然だよ。オレだってそうだ」

 

魏との戦が始まる前、雪蓮は精神的に酷く弱まっていた。

まだ死にたくない。家族である蓮華と小蓮と別れたくない。友人である冥琳たちとも別れたくない。

1人、天幕の中で人知れず死の恐怖に怯え、涙を流した。

その中で藤丸立香の事も思ったのだ。

彼との出会いは衝撃的であった。何故なら天から降ってきた天の御遣いなのだから。

母親の炎蓮から天の血を孫呉に入れると決まった時は面白いと思っていた。見た目は悪くなく、炎蓮の覇気にも動じない彼に最初はなかなかの好印象であったのだ。

そのうち一緒に過ごしていく中で彼の人となりは理解できた。絆されたとも言うべきか異性で気になったのは藤丸立香が初めてだったのだ。

 

(最初は蓮華にあげようかと思ってたけど…なんだか勿体なくなっちゃった)

 

女性では冥琳が好きだ。男性では藤丸立香だ。雪蓮は呉の王なのだからどっちも選んでも良いと思っている。

 

「雪蓮…ちょっと近すぎないかな」

「あら。もっと近くなってもいいのよ?」

 

彼女はくすくすと笑いながら吐息が掛かるくらいの距離まで顔を近づける。

呉では蓮華たちだけでなくカルデアの面々とよく一緒にいる。2人きりになるというのは実際珍しい。

今この時だけは独り占めしても罰は当たらないだろうと思ってしまう。

 

「むうううううう」

「あら?」

 

お約束というかここぞという時でなければ結構な頻度で邪魔が入ってしまうのはネタか様式美なのかもしれない。

気が付けば天和が頬を膨らませて立っていた。

 

「立香は天和のものなんだからね」

「なんだか新鮮な反応ね」

 

このように嫉妬の感情を受けるのは新鮮であった。

あまり良くないのかもしれないが不思議な気分な雪蓮。

 

「ふふ。いつ立香が天和ちゃんのものになったのかしら」

「お世話係に任命してからだもん」

 

そういえばとまたふと昔を思い出す。

黄巾の乱にて張三姉妹を助け、その後はちょくちょくお世話をしていたというかタカられていた。

 

「へえ。立香ってばほんと色んな女の子に手ぇ出すわね」

「その言い方誤解されるから辞めて」

「間違ってないと天和は思うな」

 

過去にカルデアでカレン・C・オルテンシアに「そろそろ自重せよ」とは言われている。

自重も何も信頼を得るためにマスターとして接しているだけであるのだが天然誑しの影響なのか一部の英霊たちと良い雰囲気になっている。何度も言うが藤丸立香自身も狙っているわけでなく絆を深めているのだ。

女癖が悪いわけではなく、本気で信頼関係を築く為に接しているため嫌われていない。

ただ一部、信頼より上の感情になるのは藤丸立香の善性なのか性格なのか。

この先、誰か1人を選ぶのかハーレムになってしまうのか分からない。逆に英霊たちは独占欲が強い者が多いので聖杯戦争ならぬ正妻戦争が起こるのか。それとも藤丸立香は背中からアゾットされるのか分からない。

 

「背中には気をつけなさいよー」

「悪い事はしてないんだけど」

「悪意とか無く、狙ってないのだからある意味タチが悪いって言うのかしらね」

 

モテる才能の1つかもしれない。

 

「もしも立香が女性だったら男たちからもモテモテかもね。いや、男であっても男からモテモテかも」

 

平行世界で藤丸立香が女性であれば男性英霊たちから好意を持たれる可能性は否定できない。そして男性からも好意を持たれるのも否定できない。

 

「何を言ってるんだか…」

 

一瞬だけ呆れた時、ガサガサと茂みをかき分けるような音が聞こえてくる。

 

「ん?」

「華佗じゃないの。どうせ一匹も釣れなかったんでしょ」

 

茂みの中から姿を見せたのは予想外の人物であった。

 

「……んう」

 

茂みの中から現れたのは小さな女の子。よれよれの服に葉の絡みついた明るい色の長い髪。泥と涙で汚れた顔はどこか疲れ果てているように見える。

天和は「誰だろう?」という顔だが藤丸立香と雪蓮は知っている。

 

「「え…?」」

 

雪蓮とその女の子の視線が交差する。

 

「な…そそそそ」

「え…嘘でしょ」

「孫策!?」

「袁術!?」

 

女の子の正体は雪蓮の因縁の相手である袁術であった。

 

「な、なんでこんなところに孫策が…いや馬鹿な。あやつは死んだと…ま、まさか…幽霊!?」

 

顔を真っ青にして袁術は悲鳴を上げて駆けだす。

 

「ちょっと待ちなさいよ」

「い、いやじゃーっ。妾はまだ死にとうない。死にとうないのじゃー!!」

 

恐らく死んだ雪蓮が自分を殺しに来たと思ってるのかもしれない。

 

「あら…貴女は」

「おわーっ、筋肉おばけー!?」

「んま、失礼な子ねえ!!」

 

藤丸立香たちを探しに来た貂蝉と接触した袁術は右へ方向転換。

 

「たたたたた、助けてたもー!!」

「どうした貂蝉。随分と騒々しいが何事だ」

「にょわああああ!?」

 

卑弥呼と接触して絶叫。

 

「ふぁ…あ…きゅう」

 

茂みの中から卑弥呼が出てきた所で恐怖が限界に達したのか袁術はパタリとその場に倒れた。

 

「悲鳴が聞こえてきたがどうした?」

「このチビッ子は…反董卓連合で見たな」

 

人の悲鳴が聞こえてくれば何事かと集まってくるのは当然だ。

 

「……正直、また会うとは思わなかったわ袁術」

 

 

818

 

 

袁術が倒れたので華佗はすぐに診断して様子を見る。目を覚ましたらまた絶叫をしたがなんやかんやあって何とか事情を聞く事に成功。

 

「ん…う」

 

樹の下で寝ているのは袁術の腹心である張勲だ。

 

「ふむ…なるほどな」

「のう、七乃は治るのかの。大丈夫かの?」

 

華佗は樹の下で横になっていた張勲を診断していた。

 

「案ずるな。華佗はこの大陸でも指折りの名医。その張勲という娘もすぐに良くなろう」

「ひ…き、筋肉オバケ、こわいのじゃあ」

 

卑弥呼に覗き込まれた袁術は顔を引きつらせると李書文(殺)の影に隠れてガタガタと震えた。

 

「むう…そこまで怯えられてはいかに私とて自分の姿に自信を持てなくなってしまうぞ」

「大丈夫よ卑弥呼。そんなくらい気持ちになっちゃ、美容にも筋肉にも良くないわよぉん。お肌にだって張りがなくなっちゃうわ」

「うむ。そうだな。私が信じずして誰が私を信じるというのだ」

 

何度も言うが貂蝉と卑弥呼の2人は悪い人間ではない。どちらかと言うと善人であるのだ。

 

「安心しろ。周りにいるのは変わっているが悪い人たちじゃないぞ」

「うう…そうかのう」

 

袁術的には何故か李書文(殺)の傍が落ち着くらしい。李書文(殺)も子供相手では優しくなる。

元々、晩年時代の彼は子供が好きだったと言われているくらいだ。

 

「てゆーか、何でこんな所に袁術がいんのよ」」

「うう…」

 

ジト目で睨む雪蓮。

 

「雪蓮よ、袁術が怖がっておる。なにをしたのだ」

「何をしたって…こいつの方がよっぽど酷い事してたんだけどね。ねえ、立香」

「んー…確かにそうなんだよね」

 

蘇るは袁術に妖術で潰されそうになった記憶。尤も于吉の策であったのだが。

更に雪蓮に関しては袁術によって揚州を奪われ、コキ使われた記憶を嫌でも思い出す。

 

「で、何でこんな状況になったか経緯を教えなさい袁術」

「じ、実は江東を取り戻すべく兵を集めておった妾たちは…」

「江東を…ちょっとどういう事?」

「ひっ」

 

ギランと目を鋭くするとまたも怯えて李書文(殺)の影に隠れる。そしてひょっこりと顔だけ出す。

 

「答えなさい袁術」

「そ、それは…孫策も死んだと聞いての。だとしたらこれは天が妾に江東を取り戻せと言うておるじゃと思うて」

「ふうん」

 

良い笑顔の雪蓮。圧を感じる。

 

「もう思うてはおらぬ。おぬしが本当に生きておると知っておったらそのようなことは考えるはずもなかろう!!」

「さあ、どうかしら?」

 

物凄くガタガタブルブルと震えているせいか李書文(殺)まで振動していた。

 

「雪蓮怯えてるから」

 

藤丸立香もこれでは話が進まないから雪蓮を諫める。

 

「はいはい。で、バチが当たって張勲が倒れたわけね」

「うむ…」

 

罰かどうか分からないが張勲が病で倒れてしまって袁術はどうにかしようとしていたら雪蓮と再会してしまったという流れだ。

 

「うう…仙人様がおれば七乃を治せたかもしれんのに」

(仙人?)

 

何故か分からないが藤丸立香の頭には始皇帝と太公望の2人が過った。

 

「それで華佗ちゃん。実際、張勲ちゃんの具合はどうなの?」

「ああ…あまり思わしくないな」

「なんじゃと!?」

 

医者の「よろしくない」発言で袁術は目を見開く。

 

「決して強い病魔ではないんだが、とにかく粘り強いタチでな。鍼だけでは容易く倒せそうにない」

「あの金色の鍼でも駄目なのん?」

「ああ。一時的に退ける事は出来るが根元から断ち切ることは不可能だろう」

 

厄介な病という事である。

 

「ならばどうするのだ。その様子では万策尽きたというわけではないようだが」

「そうだな。策が無いわけじゃない」

 

厄介な病と言え、華佗に治せない病は無い。あるのは恋の病くらいのものと言うのが本人の談。

 

「なら、何とかしてたも。妾に出来る事なら何でもするぞ。七乃は妾にとってたった一人の臣下なのじゃ。七乃がいなくなったらもう妾は生きていけぬのじゃ」

「…袁術」

 

雪蓮にとって袁術は恨みある者。揚州を取り戻して追い出した後でも良い感情はあまりない。

そんな奴でも仲間思いの姿を見ると少しだけ今の状況を同情してしまう。

 

「じゃから頼む。妾の出来る事なら何でもするからどうか七乃を助けてたも」

「病人を助けるのは医者なら当然のことだ」

 

医者は誰であろうと患者を助ける者だ。華佗はその精神の持ち主。

 

「俺の全力で彼女は治してみせるさ。ただ治療に必要な薬を手に入れるのが面倒でな」

「ならオレも手伝うよ。困ってる人は放っておけない」

 

このような状況で何もしないとは言えない。藤丸立香だけでなく荊軻たちも「しょうがないな…」と言っていた。

 

「困ってる女の子の間違いじゃないの?」

「そうじゃないから」

「立香ちゃんが行くなら私もいくわよぉん」

「だぁりんが行くなら私も行かぬ道理はないな」

 

これも何かの縁かもしれない。全員が袁術の頼みを受け入れる。

 

「お、おぬしら」

 

頼みを受け入れてもらえて袁術は目頭が熱くなる。

 

「応急処置はしたから当分は容体も落ち着いているはずだ。ただどうするかだな」

 

張勲はまだ寝込んでおり、ここは森の中。置いていく事は出来ない。

 

「何処か村があればそこで一旦、置いていくしかないな」

「それまでは抱えていくしかねえか?」

 

またも「しょうがない」と言いながら燕青が張勲を抱き抱える。

 

「絶対に薬を手に入れてみせるぞ」

「おー」

「妾もがんばるのじゃ」

 

藤丸立香たちは張勲を治療するための薬の材料探しに向かうのであった。




読んでくださってありがとうございました。
次回の更新は1週間後予定です。


816~818
分かる人には分かりますね。
今回の話は革命呉の漢ルートを元にした話です。
まあ、薬の材料探しをしながら南蛮に近づいていく…そこで合流します。
色々とオリジナル展開になっていきます。

雪蓮と炎蓮の再会も近いかな?


貂蝉も卑弥呼も料理出来るんだなー…やはり乙女力ならぬ漢女力は強い。
そんな2人に乙女力で負ける恋姫もいるんだよなあ…たぶん。

次の話は材料探しの話になります。
けっこうオリジナル展開になっていくと思います。

あ、次回はまた北郷一刀たちサイドに戻ります。


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