Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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こんにちは。
今回はオリジナルの話です!!
といっても似たような話は他の作品でもあるかもしれませんね


貧しい村

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旅を続けてやっとこさ村に到着。その村を見た感想だが『貧しい』だ。

やはり話に聞いた通り、今のご時世は貧しさが村を蝕んでいる。それは都を離れれば離れる程、貧困が強く滲み出てしまう。

この村は見て貧しいと分かるから都から離れているのだろう。それでも村人の顔を見るとまだ絶望はしていない。

どんなに貧しくても生きようと必死になっているのだ。どんなに貧しくても生きていればきっと良いことがあるという考えなのかもしれない。

 

「みんな生きようと頑張っているんだね」

「そのようだ。ま、我らができる事は限られているがな」

「藤太?」

「任せよマスター…っと言いたいがちと待っておれ。アレを使うにはまだだ」

「そっか。なら仕方ないね」

 

アレと何か。趙雲は頭にハテナマークを浮かべる。

 

「ふいー。やっと屋根のある所で休めるようじゃの」

「足がクタクタよ…」

「駄目僧侶 歩いてない 何寝ぼけたこと言ってる」

 

取り合えず今夜泊まれる宿屋に行く。それからが情報収集である。

女性たちは疲れたと言って部屋で休むらしい。確かにずっと歩きっぱなしなのだから仕方ないと言えば仕方ない。

残りの男性陣が村で情報収集だ。呂布奉先は意思疎通ができないから情報収集ができないけど。

 

「なのでお留守番で」

「□□」

 

陳宮先生の翻訳書があれば何とかなるが、これはマスターしか持っていない。絶対に無くすわけにはいかない。

そもそも自分でも思うけど、どうやって翻訳書を手に入れたかあまり記憶に無い。でも陳宮先生がサディストってのだけはハッキリと記憶に残っている。

何があったか本当に覚えていないけど。

 

「じゃあ手当たり次第、情報収集だ。マスターの護衛は…」

「ボクがやる。任せて」

「哪吒。休憩はいいの?」

「疲れてない 疲れてるの駄目僧侶」

 

哪吒が大丈夫と言うのなら大丈夫なのだろう。

 

「じゃあ、私と燕青、李書文は各自で動く。マスターは哪吒と動け」

「はい孔明先生」

 

情報収集開始。

藤丸立香達が聞く事は簡単だ。最近何か変わったことが無いかという事だ。

その変わった事とは『あり得ない』と思えるようなことだ。

第一特異点では死んだと思っていた復讐の竜の魔女がいた、第二特異点では歴代のローマ皇帝が復活して連合を創った、等々と『あり得ない』ことがあった。

この時代でも『そういう』ことがあれば分かりやすいのだが、やはり『そういう』のが情報で出てこなかった。

 

「聞いても聞いても官僚の悪口ばかりだね」

「うん この大陸 末期を迎えてる」

「そんでもって盗賊が増えてきたってのかな」

 

この2つが変わった事というか、最近の大きな出来事であるらしい。

ならば考え方を変えよう。その2つのどちらかに異変があるのかもしれない。今までも似たような事があったからだ。

第五特異点の独立戦争時代の北米が舞台。その戦争でアメリカ側にまさかの大統王という英霊がいたのだ。

ならば盗賊側を指揮する中に英霊が居たり、官僚側に英霊が居たりするのかもしれない。なんせこの時代は三国時代。

そうなると三国志の英霊の誰かが成り代わって大陸を動かしている可能性だってあるだろう。もしくは全く別の英霊もいるかもしれない。

 

「その可能性 大いにあるかも」

「できれば外れててほしいけどね」

 

この考えを諸葛孔明に相談しておこう。

 

「あ、旅の御方だー」

「お姉ちゃんだー」

「お兄ちゃんだー」

 

いきなり村の子供たちに囲まれる。こんな貧しくても子供たちは笑顔のようだ。

 

「こんにちは。えいえいえい!」

「えいえいー!!」

「えいー!!」

 

本当に元気なものだ。この子たちを見る哪吒の顔は優しい。

そういえば哪吒は子供たちを守りたい善神になりたいなんて言っていた。それは素晴らしいことだと思う。

 

「みんな 元気 良いこと」

「ぼくらはまだ子供だけど、はやく大きくなって父ちゃんや母ちゃんを楽させたいんだー」

「お母さんの手伝いをしたいのー」

「うん 君達なら できる」

 

何とも微笑ましい光景だ。哪吒はきっとこういう子供たちを守りたいんだろう。

 

「お姉さんきれー」

「え、かわいいお兄ちゃんじゃないの?」

「なにいってんの。お姉ちゃんだよー」

「あ、あの」

 

ここで前にはぐらかされた事が子供たちに話され始めた。

 

「ねえ、哪吒。このマテリアルだけど」

「ま、ますたぁー 駄目だから!!」

 

情報収集を終えて、戻ってきたら趙雲と李書文が打ち合いをしていた。その様子を見るのは燕青と酒盛りしていた荊軻であった。

 

「何してんのさ」

「ぬ、マスターか。いや何、武人であるならお互いに力を試したくなるのが武人というものだろう」

「李書文殿の言う通りだ。武人とはそういうものだ立香殿」

「情報収集は?」

「いや、何…趙雲殿が試合をしたいと言ったからな」

「酒盛り?荊軻はともかく…燕青まで」

「い、いやあ…やっぱこういうのは無頼漢としてはねえ」

 

サボリをしていた決定。

 

「孔明先生に怒られるよ」

 

全く彼ら武術家というのはこういう人たちが多いのだろうか。武術家というか戦士というか。

それでも彼らという英霊を知っているから理解している。藤丸立香は彼等が好きなのだから。

 

「まあ、いっか。俺も見学する」

「おお、流石は我が主。話が分かる」

「よしよし、私の横に来い。酌をしてくれ」

「荊軻はもう酔ってるの?」

「まだ傍若無人になってないぞ?」

「もう酔ってるでしょ」

 

クリスマスイベントの時ほどではないが少し酔っているようだ。

そこからは李書文たちの打ち合いに村人が気になって、見学者が増えた。もうお祭り気分のようになったのは言うまでもない。

そして帰ってきた諸葛孔明に怒られたのも言うまでもないだろう。

 

 

12

 

 

「星ちゃん。打ち合いはどうだったんですかー?」

「ふむ、やはり化け物揃いよ。李書文殿の槍捌きは神槍だな。燕青殿はとんでもない拳法家だ」

 

呂布奉先や哪吒とは戦えなかったのが残念だが、きっと彼らも強いだろう。

 

「しかし、哪吒さんに荊軻さんですかー」

「二人がどうかしたのか?」

「いや、2人は昔の有名人と同じ名前だなーって」

「始皇帝の暗殺を実行した荊軻に、古代中国の王朝時代に出てくる哪吒ですね。哪吒に関しては神話のようなものですが」

「そうです凜ちゃん」

 

まさかの名前に趙雲は虚を突かれた。

 

「だから最初聞いた時は心の中でびっくりしましたー」

「でも同姓同名でしょう」

 

流石に本人ではないと断定。普通だったら信じられないのだから。

 

「ところで2人はどうする?」

「どうするとは?」

「これから何処に行くかだ」

「んー…もう少しお兄さんたちと一緒にいるのも良いかもしれませんが最近、曹操という人が有名になってきたみたいなので。いずれは行ってみたいですね」

「はい。曹操という太守がいる都に行こうかと思ってます」

「なるほど。私も行ってみるかな」

 

自分が仕えるに値する主君を探す旅はまだ終わらない。これは自分の人生を賭けての旅なのだから。

でも藤丸立香たちとの旅というのは中々面白い。まだ一緒にいたくなる気持ちが出てくる。

 

「もし、彼が覇権を取るというのなら仕えてみるのも面白いかもしれぬな」

「ですねー」

 

数日しか一緒に行動していないが、藤丸立香はやはり人柄が良く、彼を信じてみたくなる気持ちが出てくるのだ。

たまに遭遇する賊たちとの戦いにも彼は指揮を的確に行い、堂々としていた。全くもって戦えないという人でもない。

最初は不思議な奴と思っていたし、好ましい人物だとも思っていた。そして数日一緒にいただけで彼が善人だと確信できたのだ。

数日前は他人だったのに今では真名を預けても良いかなって思うくらいは信頼してしまっている。

 

「本当に不思議な男だ」

 

 

13

 

 

「趙雲さんとの打ち合いはどうだった?」

「ふむ、やはり英雄となる資質を持った者よ。才能があるし、強さもある」

「だな。だけどまだまだ荒いかねえ」

 

英霊である彼らに認められたということはやはり彼女は強いのだろう。賊たちと戦う姿を見たが圧倒的だった。

やはり彼女はあの『趙雲』ということだ。だけどまだ確定できない。もしかしたら宮本武蔵のような存在に似ているのかもしれない。

 

「で、情報収集した結果は?」

「む、済まぬ」

「いや~」

「ったく、これだから…」

 

顔に手を当てる諸葛孔明。でもこういうのはいつも通りだと思う。

 

「一応、俺も情報収集してきたけど…仮定の話をしていい?」

「構わん。話せ」

 

仮定の話。それは情報収集で出てきた2つ。その2つとは官僚の衰退と賊たちの活発化。

もしかしたらその2つに実は異変が混じっている可能性がある。例えば賊の棟梁や官僚の腹心とかに英霊が混じっていたりという可能性。

 

「…考えられなくはないな」

「でしょ」

 

今の三国時代の大きな流れはこの2つが主流である。ならば次の目的が決定した。

活発になっている賊。いずれは黄巾党になるであろう賊達の主要人物達の調査。

それと政治腐敗の原因も本当に官僚達だけなのか。その裏にこの時代にない何かがあるかどうかの調査だ。

 

「そうなると都に行くのが一番か。賊たちの行動は流石に読めないからな」

 

荒野を歩き回っても何処に在るか分からない賊達の本拠地を探すよりも、場所が分かっている都に行くのが手っ取り早い。

この時代の一番の都となると洛陽という場所らしい。霊帝という長く続いた漢王朝時代の皇帝がいる場所だ。

まさに今の時代の政治的中心地だろう。何かしら聞けば悪いモノも何か出てくるだろう。

 

「じゃあ次の目的地は洛陽で決定で」

 

今日のカルデア会議終了。

 

「あ、終わったのー?」

「立香殿、みなさん食事ができました」

「立香はん、また絡繰り見てってなー」

 

会議が終わって外の空気を吸いに来たら3人組の女性が待っていた。

彼女たちは楽進、李典、于禁という名前だ。彼女たちも三国時代に活躍する武将たちの名前である。でも本当に彼女たちがそうかは分からないが。

 

「また新しい絡繰り持ってきたの?」

「そうや。これはな…ここをこう」

「おおー」

 

何故か絡繰りが回転してる。何でもこれを己の武器に組み込めたら面白いのではという発想をしている。

確かに面白いだろう。回転という力は馬鹿にできないのだから。

そもそもこの時代に絡繰りという概念があったのに驚きだ。

 

(ドリルは男の浪漫だよなあ)

 

まず彼女たちだが、実は情報収集の時に出会った人物たちだ。何でも仲良し3人組であり、いつも基本的に一緒にいるらしい。

出会った経緯は子供たちに面白い人たちが居ると聞いて出会ったのが彼女たちだったという事だ。そこで藤丸立香のいつものコミュニケーション力で仲良くなったと言う他ない。

特に絡繰りを造る彼女とは大いに話が盛り上がった。1時間弱は話し込んでいたかもしれない。

その間は残りの面々は置いてけぼりである。でもしょうがない。分かる人には分かる。分からない人には分からないのだから。

 

「凄いやろ!!」

「回転は浪漫だね!!」

 

ガッシリと握手する。

 

「回転は!?」

「浪漫!!」

「作るという事は!?」

「技術の発達!!」

「ウチの腕前は!?」

「大陸イチィィィィ!!」

 

再度ガッチリと両手を使って握手。

 

「いやあ、本当に話の分かる兄ちゃんやで!!」

「真桜、少し落ち着け」

「そうなのー。落ち着けなのー。私も立香さんとお話がしたいのー」

 

本当に気が付けば仲良くなっているのが藤丸立香である。

彼はどんな時でも豪胆でノリがあるので多くの人と仲良くなれる。そうでなければ多くの英霊と契約なんてできない。

 

「じゃあ…」

「おーーーい。みんな大変だああああぁぁ!?」

 

村人の1人が血相を変えて走ってきた。いきなりなんだって言うのだろうか。

顔を見ると相当焦っているようだ。一体何が起きたというのか。

 

「どうしたの?」

「た、大変だ。盗賊の大軍が…大軍が攻めてくる!?」

「…え」

 

 

14

 

 

緊急事態発生。村に盗賊の大軍が攻めてくる。

その数は約500人ほどで、あと数刻もあれば村を蹂躙し尽くすだろう。この凶報を聞いて村人たちは冷静でいられるはずもない。

そもそも今の時代的に村が賊たちに襲われるなんて当たり前。奪い殺し合いの世の中だ。

それが藤丸立香の居る村が狙われたというだけ。こんなのが当たり前にまかり通る時代なのである。

この緊急事態に村人たちはどうするか考える。考えると言ってもやることは限られている。

村を捨てて逃げるか、命を張って戦うかのみである。

だが現実的に考えて逃げるのが最善だろう。この村に戦える兵士はいないのだから。

戦えそうな男たちは居るが結局は農民で素人だ。殺しを経験している盗賊たちからしてみれば恰好の餌食だろう。

だがそれでも自分たちの生まれ育った故郷を捨てられないという気持ちが大きい。そんな気持ちなんて捨ててしまえと言いたいが感情の問題である。

死ねば終わりだ。一時の感情に左右されて村に残って盗賊たちに蹂躙される未来は選ぶべきではない。

 

「…でも村人たちは残るんだね」

 

故郷を捨てられないというものだろう。これはまるで呪いのようだ。死んでしまうと分かっているのに故郷を捨てられない。

 

「………」

「マスター?」

 

考え込むマスター。何を考えているかすぐに分かる諸葛孔明。

 

「まさか余計な事を考えていないかマスター?。この村を救おうという無茶な事を」

「うん」

 

肯定の言葉に溜息を吐く諸葛孔明。だが他のメンバーは笑っていた。

やっぱりマスターはマスターだと。

目の前の惨状をどうにかできるというのならば、どうにかしたい。解決できるならば解決する。今までしてきたことだ。

 

「どうにかできそうかな孔明先生?」

「…そうだな」

 

何度も言うが藤丸立香は解決できる問題は解決してきた。どうしようもなく解決できないときは歯を食いしばって我慢した。

今回もそのどちらかだ。でも本心としては助けたいという気持ちが大きい。彼は悪人にはなれない善人なのだから。

 

「はっきり言えば解決することは可能だ」

「本当、孔明先生!?」

「ああ簡単だ。話を聞く限りだと賊たちは一直線にこの村に来ているのだろう。いくらでも策は考えられる」

「流石先生!!」

 

賊たちは魔物や英霊という存在ではないただの悪漢。そして英霊の力は普通の人間では太刀打ちできないほど強大なものなのだ。

ならばただの賊如きに英霊が負けるはずがないのだ。だけど油断することはできない。弱点は普通の人間と同じように心臓だ。正確には霊核といって、首を切られたり、心臓を潰されれば終わりである。

英霊の力でカバーできるとはいえ、戦の基本は数なのだから。

 

「500人か…呵々、滾るな」

「□□□□□□□□□!!」

「マスターのため頑張るとするかぁ」

「おうとも。やってやるさ!!」

「気合十分 勇往邁進」

 

戦闘特化に関した英霊たちは十分やる気のようだ。

 

「マスターが決めたのなら従うさ」

「くっふっふー、妾は前線には出んぞ。妾はそいつらのような脳筋ではないからのう。そのかわり他は高貴な妾がしてやる」

「困ってる人を見過ごせない…流石はアタシの弟子ね!!」

 

戦闘特化ではないみんなもなんだかんだでヤル気はある。

 

「みんなの気合いも十分みたいだ」

「…そのようだな。では決行するぞ。マスターにも働いてもらうからな」

「もちろん」

 

 

15

 

 

戦が始まる。この世界に来てから初めての戦だ。

戦うという言葉を聞いて村人も同じ気持ちになったらしい。だがどう戦うというのかと聞かれれば難しいものだ。

彼ら村人に英霊の力を説明したところで理解はできないかもしれない。なんせたった数人で500を相手にするなんて考えられない。

だがレオニダスの例があるのだから絶対的に不可能とは言い切れない。人間火事場の馬鹿力というものがあるのだから。

 

「ねえ、この村で戦えそうな人達は?」

「あ、ああ。居るぞ」

「じゃあ、その人達は孔明先生について行って」

「はい」

「戦えない人達…女性や子供達は避難しよう。もしもの場合を考えて逃げれるようにしないとね」

「はい」

「次は…」

 

藤丸立香はテキパキと村人に指示していく。今までの経験が活かされているのだ。

自分でもまさかここまでテキパキできるとは思わなかったが。

 

「ふむ、やはり彼は…」

 

彼の動きを見ていて関心する趙雲。

彼の動きは才能というものでなく、経験則のようなものだ。そうなると彼は今までこういう戦を経験してきたのだろうか。

『こういう』とは『絶望的な戦い』というものだ。何故、彼はこんな戦いに挑むのか。

「何も考えれぬ阿呆ではない。彼は勝つために動いておる」

彼はどれほど過酷で絶望的な状況を前にしても諦めずに足掻き続けているように見える。

だからこそ趙雲はこの絶望的な戦いに自分も力になりたいと思ってしまう。

 

「立香殿よ。私もできる事はないか?」

「私も」

「そや、ウチらも戦えるで」

「そうなのー。沙和も戦えるのー」

 

趙雲だけでなく楽進たちも戦うと言ってくれる。

 

「ありがとう。じゃあ孔明先生の処に行って指示を聞いて。先生が戦いの策を考えてるからさ」

「承った」

 

趙雲達だけでない、程昱と戯志才も力になるために諸葛孔明と共に策を考える。

 

「孔明さんはどのような作戦をー?」

「この人数で賊と真正面から戦う馬鹿な事はしない。はっきり言ってしまえば籠城のようなものになるだろうな」

「でも籠城もこの村では悪手ですが…」

「普通はそうだろうな。普通はな」

 

普通は負ける。だがここにいる諸葛孔明を含めて李書文たちは破格の強さを誇る。それこそ1人で大軍を相手にできる程にだ。

 

「此方にはとっておきが有るのさ。とっておきが」

「とっておきですかー」

「ああ。それは此方に任せてもらう。だからまずはこの村の防衛をする策を考える」

 

この村には武器というものがあまりないが、運が良く弓矢があった。弓矢を扱える村人に持たせるべきだろう。

今、諸葛孔明の頭には英霊である彼等に賊達をぶつける。もしも漏れ残りがいれば弓矢で掃討していくという簡単なものだ。

こんな英霊任せな作戦だが一応は作戦は作戦だ。勝つためには、生きるためには使えるものは作戦に組み込むものだ。

 

「あとは罠もできれば仕掛けておきたいな」

「罠ですか?」

「罠でなくとも足止めできるような柵でも構わない」

 

戦いとはできるだけ相手の嫌がることをすることだ。

 

「さてと賊たちが来るまで急いで準備するぞ」

 

準備開始。




読んでくださってありがとうございました。
今回であの3人組も追加登場しときました。ひょっこりと。

次回はさっそく盗賊たちとの戦いになります。
まあ、どんな戦いになるかは想像できるかもしれません。
だって、英霊は無双できますからね。既に李書文と呂布奉先は別の世界線で無双してますし。

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