Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
久しぶりの更新となります。
FGOで、水着イベントやら奏章Ⅲやら、リアルで忙しいやらで更新が遅くなりました。
う~ん…奏章Ⅲ。とても面白いですし、続きが気になります。
次が中編。どんな事が起きるのか!!
そしてこっちの物語ではついに反撃です。
まずは魏軍が変撃していきます!!
では、本編をどうぞ。
1045
無双の塔 上階層。「剣の間」にて。
部屋の中央に正座で鎮座するは武田八鬼将が1人である騙妖鬼。
何も喋らないが剣気だけが部屋中に放たれている。それは部屋の外にも漏れ出ており、李書文(槍)たちは部屋に入る前から気付いていた。
放たれた剣気を浴びていただけで目の前にいる騙妖鬼が他の鬼とは違うと分からされる。そして生粋の武人であれば戦ってみたいという衝動にも駆られる。
「…違う」
徐晃は小さく目の前にいる鬼が無双の塔の外にいる鬼たちとは異質だとはっきりと呟く。
「ヨクゾ来タ」
騙妖鬼は静かに立ち上がる。そして仮面の隙間から鋭い眼光が李書文(槍)たちを貫く。
夏侯惇と徐晃は武器を抜いて構える。
「あいつは強いぞ」
「…うん。強い。最初から本気じゃないと駄目」
2人は間合いを見極める。
「安心セイ。己ノ間合イニハ入ッテオラン」
剣気をバチバチと発しているが刀を抜かない騙妖鬼。
「……仮面ノ剣士ハ オランノカ。残念ダ」
仮面の剣士と言うのは蘭陵王の事だ。
騙妖鬼は以前に彼と戦っており、決着が付かなかった。故に決着を付けたいが為に蘭陵王が来る事を望んでいたのだ。
「儂らでは不服か?」
騙妖鬼が望んだ者ではない。しかし彼は仮面の下で笑っていた。
「不服ナモノカ。オ主達ハ本物ノ武人ダ」
李書文(槍)、夏侯惇、徐晃は騙妖鬼が求めていた武人だ。彼もまた武人であり、真剣勝負を望む。
ついつい刀の鯉口を鳴らしそうになってしまう。
「一対一ヲ望ムガ……急イデイルノダロウ?」
夏侯惇たちが三国の王たちを助けたいが為に急いでいるのは分かっている。一対一の戦いを夏侯惇たちが応じるはずがないかもしれない。
「貴様は他の鬼とは違うようだな。私も急いでいなければ一対一で戦っていただろう。しかし急いでいるのでな…どけぇ!!」
夏侯惇は覇気を飛ばすが騙妖鬼は嬉しそうに受ける。
「良イ覇気ダ」
腰を落とし、抜刀の構えを取る騙妖鬼。
「剣聖ニ至ル為。刀ノ錆ニナレ!!」
1046
袁紹軍と狂射鬼軍の戦い。
「ヤッパリ袁紹ジャネエカ…!!」
狂射鬼は麗羽を見て怒りを表す。
己の突き飛ばした呂布奉先よりも麗羽に意識が向いている。
「おーっほっほっほ。鬼なんて屠ってやりなさい!!」
「いよっしゃー!!」
「文ちゃん。あまり飛ばし過ぎなようにね」
「この田豊が陣形を指揮します。まずは偃月の陣。猪々子、斗詩、斬り込みは頼むわよ!!」
袁紹軍が狂射鬼軍に突撃し、殲滅していく。その光景がより狂射鬼を苛つかせる。
「袁紹ォオオオオオオオオオオオオ!!」
雄叫びが戦場に響き渡る。その雄叫びにビクリとしてしまう麗羽。
何せ自分の名前が怒りが混じって叫ばれるのだから当然だ。
「な、何ですの!?」
「アノ鬼めっちゃ麗羽さまに怒ってないか?」
「何したんですか麗羽様?」
「何もしてませんわよ。とんだ濡れ衣ですわ!!」
麗羽には全く心当たりが無い。鬼との関係なんて一切合切ゼロである。
「死ネエエエエエエエエエ!!」
「突撃してきました!!」
怒りの突撃が麗羽に向かう。
「や、奴を止めなさい!!」
巨体の狂射鬼による突撃は簡単には止められない。力自慢の猪々子と斗詩でも厳しすぎる。
「□□□□!!」
巨体を止めるのであれば同じ巨体が止められる。呂布奉先が狂射鬼と麗羽たちの間に入り、突撃を止めた。
「マタ テメェカ!!」
「□□□(この程度の突撃軽すぎる)」
「テメェ ノ 相手ハ後デダ。マズハ 袁紹ヲ殺ス!!」
呂布奉先よりも麗羽を先に殺したい程に怒りに燃える。何故そこまで麗羽に対して怒りを向けるのか分からない。
だからこそ理由を知りたいのであれば聞くしかない。
「貴方何なんですの!?」
「儂ガ分カラネエカ…袁紹ォ!!」
怒号を発っせられるが麗羽は冷静になって狂射鬼を観察して記憶を巡る。
「…………やっぱり知りませんわね。真直さんは知ってます?」
「いやいや、知りませんよ」
「馬鹿 ニ シテンノカーーー!!」
怒りの力で呂布奉先を突き飛ばす。しかし呂布奉先は涼しい顔のまま。
「コノ儂ヲ忘レタトハ言ワセネエゾ」
「忘れたというよりも、そもそも知りませんわ」
本当に身に覚えも記憶にも無い。臣下である真直や斗詩たちでさえ知らない。
これでは、ただただ理不尽な怒りを受けているだけだ。
「袁紹…テメェ ハ 儂ヲ チャント評価シナカッタ。チャント褒美ヲ 出サナカッタ。儂ハ 才能ノ塊ナンダゾ!!」
「は?」
「儂ハ文醜や顔良ヨリモ強ク、田豊ヨリモ知恵ガアル。ナノニ起用シネエ。活躍サセレバ 曹操ナンゾニモ 負ケナカッタ」
「は?」
「官渡ノ戦イハ 儂ノ献策ヲ聞キャア 負ケナカッタンダ!!」
まるで狂射鬼が元袁紹軍に所属していたような内容だ。否、「ような」ではなく、本当に彼は元袁紹軍にいた人物なのだ。
そうでなければここまで、袁紹軍の内情を知るわけがない。
この段階で麗羽だけでなく、斗詩たちも記憶の中である人物が思い浮かんだ。
「まさか…」
狂射鬼の正体に気付いた斗詩たちは驚く。そして麗羽は顔を苛つきの表情を表した。
「貴方…もしかして許攸ですの?」
許攸とは元袁紹軍の人物だ。一応袁紹軍の将の1人であり、真直と同じ軍師でもあった。
ただ彼は自分が言っている程、才能があるというわけではない。猪々子たちよりも強いわけではなく、真直よりも知識があるわけではない。
少なくとも麗羽はそう思っている。そして彼は貪欲で無礼で、麗羽にとって嫌いな人間だ。
極めつけは許攸の裏切りが発覚した事だ。罰を与えようとしたが彼は逃亡し、消息不明となったのである。
まさか鬼となって再会するとは思わなかった麗羽たち。
「評価しなかった? 当たり前でしょう。貴方はただただ高待遇と褒美だけを望むだけじゃありませんの!!」
「麗羽様は貴方を一度も活躍させなかったという事はありませんでしたよ。活躍する場はいくつもありました。貴方は戦果をあげられなかっただけです」
真直と許攸は一応、同僚だ。麗羽が我儘で人の話を聞かないというのは知っている。しかし彼女は部下たちに活躍の場を与えないなんて事はしない。
戦果をあげれば褒美を与える。より戦果をあげ、大活躍する程に成長もすれば好待遇にだってする。
許攸が褒美を貰えなかったのは、好待遇を得られなかったのは、彼が戦果をあげられなかっただけだ。彼の怒りはただの八つ当たりである。
それだけの事なのに彼は麗羽に褒美と好待遇等を貪欲に望み続けた。流石の麗羽も彼に対して嫌悪感が募るばかりだ。
「貴方はただ私を苛つかせるだけの人です。貴方は華琳さんとは別系統で嫌いな方ですわ!!」
「袁紹ォォォ…無能者メ。テメェコソ 儂ヲ苛ツカセル女ダ!!」
狂射鬼は怒りで妖気を膨張させ、禍々しくさせていく。
「許攸に今ここで裏切りの罰を執行しますわ。やっておしまいなさい猪々子さん、斗詩さん!!」
「ソノ名ハ捨テタ。今ハ狂射鬼……否、儂ノ 本当ノ 名ハ 凶射鬼ダァァァァァ!!」
狂射鬼改め、凶射鬼。真名解放により妖気がより膨張していく。肌や鎧の色さえも変色していった。
大槍を持ちだし、麗羽たち目掛けて突撃する。
「コノ無能太守ガアアア!!」
「麗羽さまには…!!」
「手を出させません!!」
猪々子と斗詩が武器を振るって凶射鬼に撃ち込む。しかし鬼の筋力と堅い鎧で手ごたえが無し。
「うわっ堅え!?」
「貴様ラ ノ 攻撃ナンゾ 屁デモネエ!!」
大槍を振り回し、猪々子たちを薙ぎ払う。
「□□□□□!!」
「来ヤガッタカ デカブツ!!」
「□□(デカブツは貴様もだろう)」
呂布奉先の方天画戟と凶射鬼の大槍がぶつかり合う。
凶射鬼が麗羽を殺すのに一番の障害は呂布奉先だ。彼を倒さねば目標まで到達できない。
戦うのは構わないが、さっさと麗羽を殺したい恨みが凶射鬼を支配する。故に包屍鬼が援軍として送った怪異を使うのであった。
「猪笹王ヨ 来ォイ!!」
怪異と鬼の群れを薙ぎ払いながら猛進してくる怪獣が一体。その姿が熊笹がついた大猪。
猪笹王。漁師に殺された大猪の怨念が怪異となった存在だ。大きな巨体で、突撃されたらひとたまりもない。
撥ねられたら最期、食い殺されてしまう。
「□□(魔猪か)?」
猪笹王は呂布奉先目掛けて猛進し、激突した。
「奉先さん!?」
「オラ 死ネエエ!!」
「危ねえ斗詩!?」
「邪魔ダ 文醜!!」
凶射鬼は禍々しい妖気を爆発させて2人を吹き飛ばす。
「道ハ出来タ。死ネ袁紹ォオオオオオ!!」
麗羽目掛けて凶射鬼は突撃し、大槍を振るおうとする。
「麗羽様!?」
真直は麗羽を守るべく為に動き出す。怖いが守る為に彼女の盾になる。しかし先に動いたのは麗羽だった。
「よくも猪々子さんと斗詩さんを…許しませんわ!!」
剣を抜刀し、麗羽自身が駆け出した。
「え、麗羽様ぁ!?」
まさかの行動に真直は驚く。己の主が自ら死に突撃しに行っているのだから。しかし麗羽は悪運というか豪運の持ち主だ。
「あらっ」
躓いて麗羽は転んだ。その結果、大槍の薙ぎ払いが空振りに終わったのだ。
「避ケタダト!?」
避けたのではなく、転んで運よく避けれたというのが正しい。
「コンノ…運ノ良イ奴メ。シカシ 次ハ ソウハイカネエゾ!!」
避けられたらのなら、また大槍を振るえばいい。
苛つく顔をぐちゃぐちゃにするつもりで大槍を振るうため、力を込めて振るうため、大きく振り上げる。
「大振り過ぎて隙だらけですわよ!!」
麗羽は凶射鬼に対して恐怖は無い。相手はただ自分を不快にさせるだけの敵だ。
怖いではなく、不快なだけだ。故に麗羽は凶射鬼を一切の容赦なく剣を振るう。
「あらっ!?」
剣は堅い鎧に阻まれる。
「馬鹿ガ。貴様ノ ヒョロッチイ 剣ナンザ 効カネエンダヨ!!」
大槍が麗羽の脳天に振るわれそうになる。
「止めなさい許攸!!」
「ソノ名ヲ 呼ブンジャネエヨ。今ノ俺様ハ 凶射鬼ダッテ 言ッテンダロガ!!」
凶射鬼の視線が真直に集中した。
彼女は慣れない手つきで弓を構えて矢を凶射鬼に射ろうとしていた。
「何ダ ソノ ヘッピリ腰ハ。グハハハハ。避ケテクダサイト 言ッテイルヨウナモノダゾ 田豊」
「私を見たわね」
「ハ?」
一瞬だけ麗羽から意識を逸らせれば良い。その一瞬だけで袁家の二大看板がすぐに麗羽を助けに来るのだから。
「麗羽さまに手を出すんじゃねえよ!!」
「手を出したら許しません!!」
猪々子の斬山刀が、斗詩の金光鉄槌が狙い撃ちする。
2人にとって麗羽は我儘お嬢様であるが、大切な主だ。そんな彼女を裏切り、手を降そうとした凶射鬼は許さない。
「グオオオオ!?」
「この野郎がぁ!!」
「邪魔スンジャネエ!!」
2人の攻撃を薙ぎ払う為に大槍を乱切りに振るう。
「本気で行くぜ!!」
「私も久しぶりに怒りました!!」
気を己の武器に流し込む。
「陳宮の旦那に強くしてもらったアタイの剣を見せてやるぜ!!」
「行くよ文ちゃん!!」
斬山刀に氷気が纏われる。金光鉄槌に雷が纏われる。
「喰らえ。氷結破斬!!」
氷気にを纏わせた斬山刀を振るう。そして跳躍し、凶射鬼に向けて上から突き刺し、氷破を生み出す。
「グオオオオオ!?」
「今だ斗詩!!」
「うん。渾身の電光!!」
雷が纏われた金光鉄槌によって凶射鬼は撃ち抜かれて地面へと抉り込まれる。
「グガオオオオオオオオオオオオ!?」
「どうですの。これが猪々子さんと斗詩さんの力ですのよ!!」
「あれ、麗羽さまいつの間に」
さっきまで転んでいた彼女は勝ち誇るポーズをしていた。
「オ、オノレェェェ!!」
怒りと恨みを妖気に変えて凶射鬼は立ち上がる。
「猪笹王!!」
猪の怪異を呼び戻す為に呼ぶが帰ってこない。
「猪笹王ドウシ…ナニ!?」
視線の先には呂布奉先が猪笹王の体内から呪獣胆石を抉り出していた所であった。
「□□□□(マスターの土産が出来たな)」
巨大な魔猪を容易く倒すは一騎当千の武将 呂布奉先。
「糞ガアア!!」
大槍を捨てて大弓を装備する凶射鬼。禍々しい妖気を完全開放。
全てを滅する一撃を放つ。
「全力全壊ノ…凶禍撃チ ヲ喰ラエエエエエエ!!」
力の限り弓の弦を引き、矢に禍々しい矢を溜め込み、必殺の一撃を放つ。
その一矢はミサイルが如く。
「■■■■■■■■■ーーーー!!」
呂布奉先 魔力全開放。
雄叫びと共に方天画戟を大弓に変形。槍という名の矢を構えて発射した。
様々な武芸で無双を誇り方天画戟を主武器とした逸話より昇華された宝具の開放だ。
宝具名は『軍神五兵(ゴッド・フォース)』。その一撃は大口径による波動砲じみたビームである。
「ナンダトオオオオオオオオオオオオオオ!?」
ミサイルが如くの「凶禍撃ち」は波動砲じみたビームが如くの「軍神五兵(ゴッド・フォース)」によって飲み込まれ、凶射鬼も同じように飲み込まれた。
「ガアアアアアアアアアアアアア!?」
凶射鬼の正体は許攸。
真直や斗詩に比べると麗羽に才能を買われていなかった。彼は上昇志向の持ち主だ。どんな好待遇でもすぐに満足しなくなって、より貪欲に次を求める。
故に麗羽にとって褒美だけを貪欲に求めるだけの厄介者にすぎなかった。活躍も貢献もしていないのに勝手に自分は好待遇を受けるにふさわしい人物だと風潮するのだから厄介でしかない。
気が付けば麗羽は彼を無視し、信頼関係は消えていく。許攸自身も麗羽に対して正当な評価をしない主だと怒り、愛想を尽かしていく。
そして許攸は大事件を起こしたのだ。それは官渡の戦いで彼女を裏切り、曹操に寝返ろうとした事である。彼は袁紹軍の食糧集積所という重要箇所の情報を売ろうとしたのである。
まさに裏切り行為。実際は彼が曹操に降伏する前に裏切り行為が露見し、袁紹軍から追われた。
「儂ハ…デキル漢ダ。優秀ナ漢ダ。悪イノハ…貴様ダ 袁紹ォオオオオオオオ!!」
「いいえ、悪いのは貴方ですわ。許攸!!」
麗羽は剣を投げ飛ばし、凶射鬼の喉を貫いた。
「ゴボォァ!?」
「■■■■■■■■■ーーーー(是非もなし。大軍を払ってこその我が武勇と知れ)!!」
呂布奉先の宝具によって凶射鬼は塵となって消滅した。
「完・全・勝・利ですわーー!!」
1047
魏の本陣営にて。
巨体で前進に鎧を纏い、大剣を振るう上級鬼が鬼の大群を率いて侵攻していた。その相手をするが許緒と典韋、そして蘭陵王。
「グルルルル」
上級鬼は大剣を肩に乗せて周囲を再度観察する。
この陣営で強き者たちを確認しているのだ。目の前にいる3人は強者と判断。奥で此方を同じように観察している者たちは弱い。弱いというよりも戦闘に特化しているわけではない。
大将である女性は強いようだが前線には出てこない模様。この事から上級鬼は目の前の3人を倒せば魏の本陣は潰せると判断した。
「グルラアアアアアアア!!」
開戦の雄叫びを上げて上級鬼と部下の鬼たちがまた動き出す。
「風。来ましたよ!!」
「陣形を崩さないように~!!」
鬼の大群に対して郭嘉と程昱が軍を率いて対応していく。
「最初から全力です。我が術をお見せします!!」
郭嘉は大量の巻物を鬼の大群に向かって投げつける。
巻物が開かれた瞬間に魔力の爆発が発生し、鬼の大群の陣形を崩した。
「今です。兵の皆さん!!」
「おお~やりますね稟ちゃん。今の技は秘愛の血判と名付けましょう」
「どういう意味でそんな技名にしたんですか」
「何となくです」
郭嘉と程昱が鬼の大群の対応している頃、蘭陵王たちは上級鬼と交戦を再開。
「我が仮面にかけて、ゆくぞ!!」
「今度は負けない!!」
「蘭陵王さんとなら!!」
上級鬼に3人がかりで武器を振るう。
「ガアアアアアアアアアア!!」
雄叫びを上げて上級鬼は3人に向けて大剣を振るった。
大剣には妖気が込められ、鬼の膂力で振るわれる。地面を深く抉り、大岩を両断し、人間を真っ二つにする威力だ。
直撃すれば命は無いから3人は回避に専念する。受ければ致命傷になると理解しているからだ。
「危なっ!?」
「許緒殿。奴の間合いに入らないようにしてください。貴女の武器であれば奴の間合い外から攻撃出来ます。典韋殿も同じく注意してください」
「はい。分かりました!!」
蘭陵王が上級鬼を攪乱させるように動き回る。そして許緒と典韋が武器を投げつける。
「グオオオオオオオ!!」
投げつけられる鉄球と円盤を大剣で打ち払う。
「斬ル斬ル斬ル!!」
上級鬼は大剣を振るいながら突撃してくるのを回避する蘭陵王。
(ふむ…鎧は堅く分厚い。剣で斬るのは困難。しかし鎧の隙間は別!!)
蘭陵王は上級鬼が装備している鎧の隙間を見極め、剣を鋭く深く突き刺す。
「グオオオオオオオオ!?」
「今です!!」
「岩打武反魔ぁぁぁ!!」
「伝磁葉々ぉぉぉぉ!!」
許緒と典韋が同時に鉄球と円盤を投げつけ、直撃させる。
2人は気を身体に巡らせ、膂力を強化している。投げつけられた鉄球と円盤であれば上級鬼の装備している分厚い鎧も破壊が可能だ。
「やった!!」
「まだです。次に備えてください」
上級鬼の分厚い鎧は壊れたが倒れてはいない。大剣を持って怒りの顔で睨んでくる。
「グラアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
雄叫びを戦場に響き渡らせる。その雄叫びは部下の鬼たちを集結させるものだ。
郭嘉たちと相手にしていた鬼の大群の一部が移動し始める。上級鬼は数の暴力でまず蘭陵王たちを殺す事を決めたのだ。
目の前の3人さえ潰せば魏の本陣は薄い壁となる。3人を殺すのに己だけで倒す必要は無いのだ。
「グガアアアア……食イ殺ス!!」
上級鬼並びに部下の鬼たちが蘭陵王たちに近づいてくる。
「皆、こっちも応戦するよ!!」
許緒も部下の兵士たちを呼んで陣形を組む。
「グオオオオオオオオオオオオオオ!!」
「「「ガアアアアアアアアアアアアア!!」」」
上級鬼が雄叫びを上げると鬼の大群も共鳴するように雄叫びを上げた。
その雄叫びは魏軍の兵士たちを威圧し、恐怖させ、士気をかき消すが如く。
「みんな気持ちで負けちゃ駄目だよ!!」
典韋が皆を鼓舞するが鬼の雄叫びにかき消される。魏軍の兵士達は鬼の雄叫びに威圧されていく。
「このままではマズイですね。ここはやはり…」
蘭陵王は皆よりも一歩前に出て鬼の大群を見据える。
「我が封印、是より解きます!!」
仮面に手を添える。
「蘭陵王さん…?」
魔力を高め、解放する。蘭陵王の宝具『蘭陵王入陣曲(いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり)』の発動。
仮面をつけた蘭陵王の奮戦を讃え、兵士達によって作られた曲を昇華させた宝具だ。
勇猛さと美貌を讃える歌は味方の士気を向上させ、敵を怯ませる力となる。更に「音容兼美」とされた蘭陵王自身により、絶大な重圧とそれでも目を離せぬ美の恐怖を敵に与える。
「カ、カッコイイ…」
仮面が外され、蘭陵王の絶世の美顔が解放された。光り輝き、鬼の大群を照らしていく。
美の恐怖が鬼の大群を飲み込む。逆に仲間の魏軍は、鬼たちの恐怖を払拭させて士気を向上させていく。
味方に恐ろしい鬼を逆に恐怖させる存在がいる事はとても頼もしい。その結果、兵士たちは鬼に恐怖せず、戦える事が出来る。
「士気が一瞬で戻った。いや、上がってる!!」
「凄い…綺麗」
典韋の目には何故か蘭陵王の周囲に美しい桜が咲いている景色を見た。
「道を開けよ、出陣である。この仮面を脱ぎ、蘭陵王の証明とする。退け、魔性共!!」
彼の発声が兵士たちに伝染し、同じように多くの兵士たちが気合の雄叫びを上げる。鬼の大群の雄叫びよりも大きく。
「許緒殿、典韋殿」
「は、はい!!」
「何ですか蘭陵王さん!!」
「私は魏軍の将ではありません。将である貴女たちが号令を」
蘭陵王の宝具によって魏軍の士気は戻り、より上がった。あとは鬼の大群を殲滅するのみ。
「うん。突撃だーーー!!」
「みんな、もう怖くありません。曹孟徳様を救う為に敵を倒します!!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」
慄く鬼たちを魏軍を殲滅する。
「成敗!!」
「いっけえええええええ!!」
「本気の本気。怪力葉々!!」
3人の一撃が上級鬼を穿たれた。
「グギャアアアアアア!?」
「このまま押し通す!!」
恐怖した鬼の大群なぞ士気が上がり続ける魏軍の敵ではない。
「凄いですね~。蘭陵王さんが仮面を外しただけでこっちの士気が上がりましたよ」
「どういう力なんですか…美形なのは認めますが。というかほんとに美形すぎませんか?」
「華琳様が前々から部下として欲しがるはずですね~。男としても認めますでしょうね」
程昱と郭嘉もこの勢いを利用しない手はない。彼女たちも号令をかけ、鬼の大群を殲滅していく。
「稟、風。そっちは問題なさそう?」
「はい~。そっちこそ準備は出来たんですか?」
「ええ。栄華!!」
「準備完了ですわよ」
荀彧の後ろには複数の投石機が展開されていた。
「反撃開始よ。投石準備!!」
投石機に装填された岩に油が塗られ、着火される。
「正射必中…目標物確認。放てっ、火球壊乱!!」
「放てーーーーー!!」
燃えた岩が投石された。
1048
魏の受け持つ戦場の空に怪鳥 陰摩羅鬼が飛ぶ。朧車に乗った隋身鬼が弓矢を構える。
地上には鬼の大群が雄叫びを上げながら攻めてくる。
「一斉攻撃デオジャル!!」
隋身鬼が矢を放った瞬間に鬼の大群と陰摩羅鬼の群れが襲い掛かる。
「第二陣来ます。虎豹騎構え!!」
「行きます!!」
「迎え撃つぞ。真桜、沙和!!」
鬼の大群と陰摩羅鬼の群れに突撃。戦力で敵を潰していく。しかし鬼を倒せば陰摩羅鬼となって襲い掛かってくる。
「麻呂ラノ兵ハ 死シテ尚 牙ヲ向クノジャ」
「厄介な…」
地上と空からの同時攻撃も辛いが倒した敵が蘇って襲い掛かるのも恐ろしい。
つい先ほど倒した鬼が怪鳥となって襲い掛かってくるのだから、倒したからといって意識をすぐに外してはならない。
数の暴力に蘇りの恐怖が曹純と秦良玉たちに襲い掛かっているのだ。
「ホホホホ。麻呂ラハ 上空ヨリ狙イ撃チ スルダケ良イ。安全ニ勝テル 戦デオジャル」
「兄者。麻呂ラノ 完全勝利デ オジャルナ」
「ウムウム」
これ以上、陰摩羅鬼を生み出さないようにするには隋身鬼を倒すしかない。しかし敵は上空で矢では届かない。
夏侯淵の腕であれば届いたかもしれないが、彼女は今ここにいない。
「敵が上空とは…私のスキルでも上空の敵を倒すのは難しいですね」
今は拮抗しているが数の暴力で魏軍の体力は削られ、いずれは鬼の大群に飲み込まれてしまう。
「何とか敵将を上空から引きずり降ろさないといけませんね」
「しかしどうやって引き摺り降ろすのなのー!?」
問題はソコだ。如何に敵将を地上へと落とすかである。
「やはりアレを使う時やな」
「アレって?」
「アレやアレ」
李典が開発した兵器で官渡の戦いで大活躍した兵器。
「既に本陣に連絡はしてますよ」
「無駄デオジャル。麻呂ラニハ 矢ノ一本モ届カヌ」
隋身鬼は朧車に乗って空高くより矢を射る。周囲の空中より陰摩羅鬼が襲い掛かる。地上にいる鬼の大群が襲い掛かる。
「コレゾ 雅デ無敵ナ 戦イ方デ オジャル!!」
「兄者ハ流石ダ!!」
弟に褒められ、上機嫌になる隋身鬼。
「確かにこの戦い方は強いですね」
「ソウジャロウ ソウジャロウ!!」
陳宮は素直に随身鬼の戦い方を褒めた。
空中と地上からの同時攻撃。大将は敵の届かぬ上空より攻撃。そして兵が死んでも新たな兵として蘇させる。
普通に見れば弱い戦い方ではない。過去の戦いを見ても高所(空)を支配した者が戦を有利していく事は事実だ。
「ホホホホ。今サラ褒メテモ 遅イデオジャル。麻呂ラヲ 良イ気ニサセテモ オ主ラハ 滅ビル運命ジャ」
隋身鬼は陳宮に向かって矢を放つ。
「そんな矢では死にませんよ」
陳宮は剣を抜いて飛んで来た矢を斬り落とす。
「ナヌ!?」
「私軍師ですけど前線に出て戦えるんですよ?」
軍師は前線に出ず、後方で作戦を考えるイメージがあるが思いっきり前線に出て戦う軍師だっている。
「さて、これから貴方たちを撃ち落としますよ」
「ホホホホ。麻呂ラヲ落トストナ?」
「ええ」
小馬鹿にするように笑う隋身鬼に対してニッコリと良い笑顔をする陳宮。
「そろそろですかね」
「何ガ ソロソロ…」
上空から燃えた岩が降り注ぎ、鬼の大群と陰摩羅鬼の群れを圧し潰していく。
「ハ?」
「投石機です。空の制空権を手にした者が戦を有利にします。しかし手に入れられたからといって必ず負けるわけではありません。戦なのですから対処する方法は考えられていくものです」
次々と燃えた岩が降り注いでくる。鬼の大群と陰摩羅鬼の群れはまさかの迎撃に瓦解していく。
「よっしゃ来たで。でも燃えてるんは予想外なんやけど!?」
李典がガッツポーズをした。
「何ジャトォォォォ!?」
降り注ぐ燃える岩を朧車を操作し回避していく。
当たらないようにするには飛んでくる岩よりも高い位置に移動しなければならない。
「モット 上ニ 行カネバ!!」
隋身鬼の意識は地上よりもより上空だ。その隙を陳宮は逃がさない。そしてこれ以上 上空に逃がすつもりはない。
「頭上注意…ではなく地上注意ですよ」
「エ?」
陳宮が召喚した投石機によって打ち上げられた岩が朧車を撃ち抜いた。
「ヌオオオオオオオオ!?」
「兄者アアアアアアア!?」
隋身鬼は朧車を失い、そのまま地上へと落下していった。
「「痛イデ オジャァル!?」」
高所から落下した隋身鬼。無事ではあるが落下ダメージは肉体に響いている。
故に身体の動きが一瞬だけ遅くなる。その一瞬が武人や戦士にとっては十分に隙である。
「隙ありです!!」
「獲った!!」
(身体ガ 動カヌデ オジャル。コレデハ…!?)
秦良玉と曹純が隋身鬼を前後から狙い駆ける。2人の狙いは隋身鬼の首二つ。
「弟ヨォォ!!」
「ア、兄者。何ヲ!?」
隋身鬼は2人の攻撃を回避できる動きが出来ない。しかし少しだけ動く事は出来る。
その少しだけ動ける行為を隋身鬼(兄)は弟の為に使ったのである。
「弟ヨ。後ハ頼ンダゾ」
隋身鬼(兄)は首を思いっきり横に振るって弟の首に当てた。なれば弟の首は攻撃の軌道線から外れる。
切断された首は隋身鬼(兄)だけだ。
「兄者アアアアアアアアアアア!?」
「ひと首外しました!!」
「追撃を!!」
慟哭を叫びながら隋身鬼(弟)はやっと動けるようになった身体に鞭打って回避する。そして兄の首を拾う。
「兄者アアアアアアアアアアアアアア!?」
涙をボロボロと流しながら兄の首を優しく抱き締める。
その姿は兄弟家族を奪われたもの。人間であれ、鬼であれ家族を奪われる感情は同じのようだ。
「ユ…許セヌ。許セヌ…ヨクモ 兄者ヲ…兄者ヲ……オノレエエエエエエエエエエエエ!!」
隋身鬼(弟)は憎悪を吐き出した。
その憎悪をもって妖気はより禍々しくなる。
「オノレ オノレ オノレ オノレ オノレエエエエエエエエエエエ!!」
「先ほどより魔力が上昇した!?」
警戒度を上げる秦良玉と曹純。
怒りを力に変えるという現象がある事は知っている。更に怒っている時は後先考えない事もあるので何を仕出かすか分からないのが怖い所である。
「気を付けてください曹純殿」
「はい」
憎悪と悲しみをまき散らす隋身鬼(弟)。彼の視界は映る者全てがある「氏族」に変化する。
彼の目は暗く淀む。目に映る者全てが怨敵だ。
「マタ…家族ヲ 奪ウノカ。源氏ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
隋身鬼(弟)は弓矢を構える。
「源氏メ。麻呂…否、我ラ平氏ヲ ヨクモ……奪ウ事シカ 出来ヌ 猪武者共メガ!!」
「ゲンジ?」
「まさかゲンジとは源氏の事でしょうか…」
曹純は「源氏」という言葉に聞き覚えは無い。しかし秦良玉は聞いた事がある。なぜならカルデアに「源氏」なる英霊がいるのだから。
「我ラ平氏ノ恨ミ。今ココデ 晴ラシテクレル。我ガ家族、我ガ兄者、平氏ノ 恨ミヲ 受ケヨオオオオ!!」
弓矢に妖気と憎悪と恨みと呪いを込める。
「死ネ源氏。我ガ 呪術ノ一矢 受ケロオオオオオ!!」
隋身鬼(弟)が呪いを付与した矢を放った。
「避けてください曹純殿。アレは駄目です!!」
「きゃっ!?」
秦良玉は曹純を押し倒す勢いで敵の呪矢から回避した。
外れた呪矢は、その先にいた下級鬼に突き刺さる。
「グギャアアアアアアアアア!?」
下級鬼は苦しみ、のたうち回る。矢に付与された呪いが下級鬼を蝕み呪い殺したのだ。
呪いの力は術者の才能や力で変化する。そして昔から恨みつらみの大きさで呪いは強くなる。
隋身鬼(弟)の憎悪が呪いを強力にしているのだ。
「避ケルナ源氏!!」
次の呪矢を放つ準備をする。
「兄者。我ニ力ヲ!!」
隋身鬼は2体の鬼が融合して1体の鬼となっている。
兄である隋身鬼が死んでも肉体は2体分の鬼の力は使えるのだ。
「ウオオオオオ!!」
隋身鬼(弟)に2本の腕が生えて計4本となる。弓矢を一式追加し、呪矢を同時2本撃ちが可能となる。
「怨ノ炎デ 死ネ!!」
呪術の一矢が同時に2本放たれる。
秦良玉と曹純は何が何でも回避しなければならない。呪いとは安易に考えてはならない。
直撃したら死ぬまで苦しむ事になるのだから。
「曹純殿 掠る事も駄目です。絶対に当たってはいけません!!」
呪いは相手に当たれば、触れれば蝕まれる。掠っただけでも命取り。
ある意味 毒と同じであり、毒よりも厄介であるのだ。
「呪術ノ一矢!!」
呪矢が連続で放たれる。
「近づけない!?」
「私の対魔力でも防げるかどうか…」
掠っただけでも呪いに蝕まれ殺される。これほど危険な矢はない。
「ここは私の出番ですね。ヒヒン」
ついに己の出番だと言わんばかりに赤兎馬が前に出る。
「え、あの…ええと?」
曹純は赤兎馬の存在に混乱しそうになる。冷静に考えればよく分からない存在なのだから。
「赤兎馬殿です。曹純殿」
「馬…ですよね?」
「馬です。たぶん」
「呂布奉先です!!」
「馬ですよ」
混乱しそうになる曹純に秦良玉と陳宮はあまり考えないようにと伝える。
「馬。さっさと決めなさい。アレはただ呪いをまき散らすだけの害悪です」
大切な人を奪われた者は怒り狂ってもいい。奪った奴に復讐してもいい。奪われた者に復讐するなとは言えない。
隋身鬼(弟)の怒りを止める事は出来ないのだ。しかし、これは戦争だ。殺し合いなのだ。憐れと思って此方が殺されるわけにはいかない。
曹純たちは己の王を奪われているのだ。隋身鬼(弟)の怒りを否定しないが、正当だとは思わない。
「今こそ宝具開放の刻!!」
赤兎馬は今まで必殺の一撃を放つ為に魔力を高めていた。
「人中に呂布。馬中に赤兎。今や一つ。偽・軍神五兵(イミテーション・ゴッド・フォース)!!」
英霊としての呂布が有している宝具『軍神五兵』を意識した宝具。
大弓を構え、振るっていた大槍を矢の代わりに装填。大槍に高魔力が練り込まれて発射される。
まさにミサイルが如く発射され、隋身鬼(弟)の放つ呪矢を消し炭にしていく。
「ナァーー!?」
呪矢を消し炭に赤兎馬の宝具は隋身鬼(弟)に直撃し爆発した。
「ガアアアアアアアアア!?」
彼の憎悪は本物だ。しかし赤兎馬の宝具によって隋身鬼(弟)は憎悪と共に消滅していく。
「否、否、否っ…怨ノ一文字ハ……消エヌ……」
隋身鬼の正体は平家に連なる元人間だ。
源氏と平家の戦いの敗北者。彼らは敗北が認められずに鬼となった。
鬼となってまたも敗北したが消えぬものが存在する。「怨」である。
「アアア…景清ヨ。我ラガ 怨ヲ 託…ス」
隋身鬼は塵となって消滅した。
「無敵。それこそが私です!!」
赤兎馬が勝利の勝鬨を上げる。しかし戦いはまだ終わっていない。
読んでくださってありがとうございました。
次回の更新は未定です。
1045
無双の塔 上階。
ここで待ち受けるは騙妖鬼。ただの鬼ではなく剣鬼。
李書文(槍)たちが戦います。
彼は普通に強い鬼です。まあ、普通が普通じゃないんですけどね。
1046
麗羽たちと凶射鬼との戦い。
狂射鬼(凶射鬼)の正体は許攸。
オリジナル設定となります。
史実や演義であっても袁紹と彼は仲がわるいみたいですね。
なのでこっちの物語でも仲がわるいです。
凶禍撃ち…戦国恋姫オンラインでの彼の必殺技です。
氷結破斬
渾身の電光
天下統一伝での技となります。
陳宮の技術で再現した事になってます。
猪笹王。
魔猪です。FGOでも登場したらグラフィックは魔猪だと思います。
あまり活躍させられなかった…呂布奉先が倒しました。
1047
蘭陵王の宝具が大活躍した話となります。
大戦では彼の宝具はとても強いですからね。
秘愛の血判
怪力葉々
正射必中
火球壊乱
これらもまた天下統一伝の技です。
ちょっとオリジナル設定や解釈もありますけどね。
1048
隋身鬼との戦いです。
彼らの正体は平氏に連なる者たちです。
これもまたオリジナル設定となります。彼らの怨は…
呪術の一矢…これは戦国恋姫オンラインで彼らが放った必殺技となります。
赤兎馬が決着をつけました…でもなんでだろ。シリアスなのに彼がいるだけでギャグに空間になっているような。気のせいかな!!