Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義   作:ヨツバ

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こんにちは。
FGOでは新たな新イベントが始まっていますね。
私はまだクリアしてませんが…カドックや新所長、オベロンと共に異変解決をする。
面白いはずがない!! ニヤニヤしながらイベントを進行中です。

恋姫では新作がまた発売されましたね。
新作というか今までの合作かな。英雄譚のコンプリート作品。
特に新ストーリーの追加が気になる。
炎蓮と紫苑と風鈴の過去話ですね。


三国怪異乱戦⑨

1059

 

 

無双の塔 中層。「幻獣の階」にて。

ここの番人は武田信虎が飼っている猿鬼。名は白川。

彼は幻術を使う事が出来る猿鬼だ。そして怪異を喰らって強く強大になっている。

あの外史世界で負けた白川よりも更に強くなっている。

 

「キキッ」

 

「幻獣の階」は既に白川の幻術によって展開されており、愛紗たちが足を踏み入れた時点で敵の術中に嵌ってしまっているのだ。

勝利を掴むには幻術を打ち破る他無し。

 

「おい猿鬼がめちゃくちゃいるぞ!?」

「幻だ」

「襲ってくる猿鬼たちの攻撃が重いんだが!?」

「幻だ」

「「本当か!?」」

 

幻ならば物理的な衝撃波無い。それなのに痛みを感じるのはおかしい。

 

「本物が紛れてるだけだ」

「でも私が衝撃を受けた時に焔耶も衝撃を受けたと言っていたぞ」

「ああ。衝撃を感じたぞ」

 

本物は1体。同時に2人に攻撃を加えるのは不可能だ。

 

「「幻じゃない!!」」

「幻だ」

 

この階層には幻術が仕掛けられている。何を言おうとも幻に嵌っているのは確かである。

故に諸葛孔明は幻術を打ち破る術を準備しているのだ。幻術を打ち破る準備を邪魔させないと愛紗と焔耶が白川の攻めから守る。

 

「早くしろ孔明!!」

「急いでいる」

 

冷静でいる諸葛孔明であるが本当に急いでいる。

幻術は人を惑わす術だけだと思っていてはいけない。幻術とは恐ろしい力だ。幻術を人を壊す。物理的にではなく、精神的にだ。

 

(猿鬼がどれほどの幻術使いか分からん。しかし低く見積もってはいかん)

 

幻術は最悪の場合、精神に影響を与える。本当の最悪のケースだと一生幻術に囚われて抜け出せないなんて事もあるのだ。

幻から抜け出せたかと思っていたら、実はまだ幻の中だったなんてホラー展開は普通にあり得る。

 

(幻術スキル持ちの英霊もいる。そして過去の事件でも幻術を用いた戦闘があったな…確かマスターがとても苦戦していたと言っていたな)

 

幻術は使いようによっては恐ろしすぎる力となる。その力を身に染みて知っている藤丸立香たちだ。

何せある戦いでは敵を見つけられずに手も足も出なかった。その時の作戦としては超火力・広範囲の宝具でゴリ押し戦法で何とかした。

敵が何処にいるか分からないのであれば周囲まとめて攻撃すれば良いというゴリ押し戦法は今ココでは使えない。

 

(この幻術を解析し、瓦解させるのが私の役目だ)

 

スキル『軍師の忠言』を発動。スキル『陣地作成』を発動。

 

「おいまだか。部屋の中が猿鬼で埋まるぞ!?」

 

気が付けば部屋中に白川が増え続けている。実際には幻であって、その中に本体は一体だ。

本体である白川の目からしてみれば愛紗と焔耶はなにも無い空間で武器を振り回しているだけだ。しかし気になっているのが諸葛孔明である。

 

諸葛孔明は床に手を付いてしゃがみ込んでいる。その姿から獣の本能が嫌な予感を走らせる。

獣は嫌な予感に敏感だ。すぐにでも諸葛孔明を食い殺すべきだと本能が警鐘を鳴らしている。

 

「キキッ…」

 

すぐに食い殺したいが近づく事はもっと嫌な予感がしている。だからこそ白川は幻術をより強く深く展開し、相手を幻の中に抜け出せないようにする。

獣は大胆不敵な行動をしない。慎重に敵を狙って仕留める。

 

「キキキッ」

 

白川は様々な怪異を喰らって妖力を増やした。肉体も大きくなった。

元の外史で敗北した白川は恨みを増幅させより強くさせている。主と共に元の外史に戻り、復讐を果たす。

 

「キキィギシィリィッ」

 

歯をギシリと鳴らす。

幻術の力を全開にして諸葛孔明たちを廃人にするが如く力を込めた。

 

「なっ!?」

「燃えた!?」

 

白川が増え続け、塔内も燃え出した。

業火に包まれる愛紗たち。

 

「熱っ!?」

「本当に燃えている!?」

「幻だ」

「本当なのか!?」

 

増え続ける白川も、燃え上がる炎も幻。

 

「熱いんだが!?」

「そう錯覚しているだけだ」

 

諸葛孔明は術式を展開する。

 

「準備が出来たぞ。下がるんだ」

「本当か。なら早くどうにかしてくれ!!」

 

宝具の解放。

 

「これぞ大軍師の究極陣地 石兵八陣(かえらずのじん)。破ってみせるがいい」

「キッ!?」

 

上空から石の柱と円状の石が降り注ぐ。まるで白川を閉じ込める檻のようである。

 

「終わらせるぞ」

 

諸葛孔明の宝具『石兵八陣』。

「奇門遁甲」を利用した地理把握・地形利用・情報処理・天候予測・人心掌握の五重操作からなる、まさに軍略の奥義にして最終形態というべき閉鎖空間。

この閉鎖空間に囚われた者は迷い死に追いやる力を持つ。白川は囚われた。

 

石兵八陣の内と外は完全に遮断されている。白川が展開している幻術は石兵八陣から放たれない。

部屋に展開されていた幻術は消えていく。

 

「キキッ!?」

 

白川の身体が重くなり、動けなくなる。身体に力が入らず倒れそうになる。

 

「キキキッキ!?」

 

白川は己を変化させる。今まで喰らってきた怪異の力を解放しようとしているのだ。

肉体が変化し、より大きくなる。体毛が緑に変色しながら伸び、右目からは角が生え、猿鬼というよりは様々な怪異が混ざった鵺のようである。

 

「今だ決めろ2人とも」

 

白川が変化しようとしても今さら遅い。愛紗と焔耶が既に走り出している。

幻術から抜け出した2人は倒すべき敵に向かって気を練り、解放した。

 

「うおおおおおおおおお!!」

「はあああああああああ!!」

 

彼女たちの必殺が繰り出される。

 

「鈍砕骨闇舞!!」

「青龍偃月刀の一撃を喰らえ!!」

「キキィィィィィィィィ!?」

 

白川は何も出来ずに潰され、切断されたのであった。

 

「桃香様 今行きます!!」

 

 

1060

 

 

蜀軍本陣。

朱里と雛里は脳をフル回転させていた。それは包屍鬼が本腰を上げた事で戦況が変化したからだ。

今まで守勢に回っていた武田信虎軍だが攻勢に動き出したのである。軍師として戦場の変化を素早く見抜く力があるからこそ朱里と雛里は敵の変化を察知したのだ。

 

「朱里ちゃんこれは…!!」

「うん…敵が仕掛けてきた。方円の陣が崩れた。いえ、変化してる」

 

武田信虎軍が正面より突撃。左翼と右翼より追加戦力が動き出している。

左翼と右翼は魏軍と呉軍が守っているが包屍鬼による追加戦力を回わされている。完全に殲滅しようと仕掛けているのだ。

故に敵の考えが読めた。

 

「まずいです。後方を取られます!?」

「うん。すぐに対応しないと!!」

 

三国同盟軍は背水の陣で攻めている。包囲されれば終わりだ。

特に後方を取られれば三国同盟軍は大打撃を受ける。寧ろ背後を取られれば敗北と言っていいからこそ三国の軍師陣は後方への警戒は怠らなかった。

 

「後方に控えていた軍を動かしてください!!」

 

包屍鬼が奇襲部隊として動かした鬼の大群は確かに三国同盟軍の背後に近づいていた。しかし奇襲は成功しなかった。

その結果は包屍鬼の耳に入っていなくとも予測する事で結果が分かる。

 

「ソロソロ 狼煙ガ 上ガッテイテモ 良イ 頃合イダ。シカシ 狼煙ガ 上ガラナイ…失敗シタカ」

 

包屍鬼は既に失敗したものと考え、次の手に出る。

 

「奇襲部隊ハ 一隊ノミニ アラズ」

 

絶対に策が成功するとは限らない。戦は最悪の場合も考えねばならないのだ。

奇襲部隊が失敗したと予測し、包屍鬼はもう1つの奇襲部隊を動かしていた。

 

「モウ一ツノ 奇襲部隊ハ 少数ダガ 私ガ選ンダ 精鋭ダ」

 

奇襲部隊は二つ。片方が失敗しても、もう片方の部隊が奇襲をこなす。しかしもう片方の奇襲部隊も失敗に終わっていた。

その理由は三国同盟軍がいざという時の為に用意した部隊である。

背水の陣は撤退を考えない。しかし後方を取られればお終いだ。

その為に三国同盟軍は貴重な兵力を分け、後方に控えさせていたのである。

 

「鬼共よ。ここはこの華雄が通さんぞ!!」

 

華雄は気を開放し、部下と共に鬼の奇襲部隊に突撃。

 

「喰らえっ、武神豪擊!!」

 

華雄の豪快な一撃で鬼の奇襲部隊を瓦解させる。華雄の部下たちが隊列を崩した鬼達に向かって剣を振るう。

 

「前衛は槍を前に。後衛は弓矢で援護を!!」

 

詠の指示で兵士たちが気合を持って鬼を屠る。

 

「皆さん頑張ってください!!」

 

月の応援も加わり、兵士たちはより気合が入る。彼らは月が漢に所属していた事から仕えていた者たちである。

彼女たちの信念に惹かれ、忠誠を誓った者たち。故に彼女たちの指示と応援で全力を引き出す。

鬼の第一奇襲部隊を対応するは華雄、詠、月の部隊である。奇襲失敗の理由は彼女たちである。

次に鬼の第二奇襲部隊の侵攻を食い止めたのはまさかの人物たち。

 

「行くのじゃ。絶対に鬼共もこれ以上近づかせるなー!!」

「指示通りに動いてくださーい!!」

 

袁術と張勲たちである。

 

「うう…何故 妾がこんな事を」

「でも、ここで頑張らないと蜀も魏も呉も滅んで私たちも鬼に食べられちゃんですよ」

「それはもっと嫌じゃー!?」

 

武田信虎軍と戦うには戦力はいくらあっても良い。故に蜀では保護していた袁術と張勲にも働いてもらう事にしたのだ。

嫌がろうとも武田信虎軍は大陸を蹂躙する予定があった。ならば今逃げても鬼が襲い掛かるのは速いか遅いかの違いである。

 

「なら戦力が集まってる今の方が勝てる可能性がありますよ お嬢様」

「うう…鬼が怖いのじゃ」

「確かに怖いわ。でも負けるわけにはいかないのよね」

 

2人の監視もとい監督役は風鈴。

 

「今こそ踏ん張り時よ。ここで負けたら後が無いわ」

「怖いこと言わないで欲しいんですけど」

 

事実である。そもそも戦争は勝てば全てを得る事ができ、負ければ全てを失う。

 

「全力を出しなさい。決死で迎え撃ちなさい!!」

「いやーーー!?」

「お嬢様。頑張らないと蜂蜜水も二度と飲めないんですよー!!」

「もっと嫌じゃーー!?」

 

袁術の悲鳴と共に風鈴たちは鬼の第二奇襲部隊へと突撃する。

我々は三国同盟軍の守りの要だと決意を固めながら。

 

「我々が三国同盟軍を守るのよ!!」

 

鬼の第二奇襲部隊は風鈴と袁術たちが率いる部隊が対応した。

その結果が包屍鬼の奇襲作戦失敗である。

 

「はああああああ!!」

 

星の槍捌きが湯浅五助を襲うが全てを受けきる。

 

(何処カラモ 奇襲成功ノ 合図ガ 起キンナ。奇襲作戦ハ 不発カモ 知レヌ)

 

奇襲作戦は失敗。湯浅五助たちが囮の役は終わりだ。作戦が失敗に終われば湯浅五助たちは本来の目的に戻るだけである。

本来の目的とは正攻法である正面からの三国同盟軍の本拠点を陥落させる事だ。

 

「ヌウウウン!!」

 

湯浅五助は妖気を発し、槍を振るう力を込める。

 

「むっ、急に力が強く…!?」

「我ガ 槍捌キ 貴殿ニ 負ケンゾ!!」

「確かに強いな…しかし」

「ヌッ…来ルカ!!」

 

撤退していく。一撃必殺の技が来ると警戒したが肩透かしを食らったようなものだ。

 

「ナヌ?」

 

星たち率いる部隊が撤退していく。彼女たちだけでなく、他の三国同盟軍が後方に移動しているのだ。

 

「撤退ダト…?」

 

背水の陣だというのに撤退していくとはこれ如何にと一瞬だけ謎に嵌る。

 

「戦ヲ 諦メタ ワケデハナイ ハズダ」

 

戦いを諦めたはずがない。湯浅五助の考えを包屍鬼も同じように考えていた。

 

「コノ状況デ後方ニ…」

 

部下の鬼から伝令が伝わる。

 

「何…魏ト呉モ 撤退シテイル?」

 

包屍鬼はすぐに脳内で戦場の地理をイメージ、三国同盟軍の動きを予測する。

 

「撤退デハナイ…一カ所ニ集マロウト シテイルナ」

 

この状況で撤退はあり得ない。背水の陣であるのに下がる事はあり得ない。あり得ないのだから、これが何かの策だと予想が付く。

包屍鬼は相手が何をしようとするかを予測する。この状況で何をするのか。

 

「三国ノ軍ヲ 一カ所ニ……マサカ、総力戦ヲ スルツモリカ?」

 

既に総戦力戦であるが、そこに最終決戦が加わる。

三国同盟軍は一時的に後方へ移動。そして魏、蜀、呉の戦力を一か所に集結。最高戦力で大将首の包屍鬼を獲るつもりなのだ。

 

「ナルホド…コレカラガ 本当ノ 背水ノ陣カ」

 

白頭巾の中でニヤリと笑ってしまう包屍鬼。

 

「総戦力ノ最終決戦…合戦トハ コウデナクテハナ!!」

 

采配を力強く振るう包屍鬼。

 

「次ノ策ニ移行スル!!」

 

輿より立ち上がり、包屍鬼は策を部下たちに伝える。

 

「第参部隊 五助ノ部隊ト合流。ソノママ 趙雲ノ部隊ヘ 仕掛ケヨ!!」

 

湯浅五助の部隊に援軍が合流。

 

「そうはさせません。鈴々ちゃんの部隊を再度合流します。更に桔梗さんの部隊も合流です!!」

 

雛里の指示によりすぐに敵の動きに対応する。

 

「次 伏兵ノ第肆部隊 壱万ヲ 魏ヘ!!」

「伏兵の可能性は読んでいたわ。こっちだって伏兵は用意していたわよ」

 

荀彧は魏軍の伏兵部隊を動かす。

 

「頼んだわよ燈」

「ええ。任されたわ」

 

魏軍の伏兵部隊を仕切るは陳珪。

敵の伏兵を足止めし、敵の戦力増加を阻止する。

 

「次ハ 第伍槍兵部隊。左翼ヨリ周レ。敵ト 相対次第 全力デ 穿テ!!」

「呉の方に向かうつもりですね。ならこっちは電々ちゃん、雷々ちゃん、美花ちゃん頼みます!!」

「蜀より援軍が来ました。なら亞莎ちゃんと包ちゃん2人の部隊でお願いします~!!」

 

鬼の第伍部隊 電々たちの部隊と亞莎たちの部隊と激突。

 

「「頑張るよー!!」」

「素早く仕留めます」

「包の的確の指示で素早く片付けますよ!!」

「蜀の皆さんと挟撃します!!」

 

包屍鬼と三国同盟軍の軍師たちの戦の読み合い、策の仕掛け合い、先の予測し合い。

戦場は目まぐるしく変化していく。

 

「フフフ…コレゾ 戦ナリ。武者震イガ 止マラヌ」

 

戦は怖いものだ。しかし中には戦が楽しく思う者もいる。

 

「合図ヲ 鳴ラセ!!」

 

ドンドンドンっと大きな太鼓音が戦場に響く。

 

「控エシ 伏兵参万。第陸部隊…我ガ部隊ニ 合流!!」

 

伏兵合流により包屍鬼の部隊が膨れ上がる。

 

「偃月ノ陣!!」

 

輿より地へ降り立つ包屍鬼。

 

「今ノ私ハ 未ダニ病ニ 侵サレタママ。シカシ、アノ時ト違イ…動ケル」

 

太刀を抜く包屍鬼。

 

「私ニ続ケ。偃月ノ陣 突撃!!」

 

包屍鬼自らが敵軍へと突貫していく。

 

「エ、殿!?」

 

まさか己の大将が突っ込んでくるとは驚きの湯浅五助。

鬼になる前では考えられない行動だ。否、場合によっては行動するかもしれないが大将が前線に出るのは無い。

 

「五助ヨ 道ヲ開ケテクレ!!」

「イエイエ、総大将ガ 前線ニ 出テハ イケマセヌ!?」

「総大将ハ 信虎殿ダゾ」

「アア言エバ コウ言ワナイデクダサイ」

 

確かに包屍鬼の言う通り武田信虎軍は武田信虎が総大将である。彼は武田八鬼将のまとめ役だ。

 

「コレデ良イノダ。存外ニ…我ラモ 追イ詰メラレテイル」

「ナント?」

「信虎殿モ…敵ト交戦ニ入ッタ」

 

武田信虎は蓮華たちを救いに来た炎蓮と雪蓮と戦闘に入った。自軍の総大将の所に敵が入り込んだというのは存外どころではなく、大ピンチである。

だからこそ包屍鬼は己すらも前線に出て戦いに決着を付けようとしているのだ。

 

「敵ノ総大将ハ 天ノ御遣イ、孫尚香、曹仁。シカシ 無視シテ良シ。狙ウハ軍師陣ダ」

 

敵軍の力は軍師陣だ。将や兵士たちに力はあるが戦力が圧倒的な武田信虎軍とこうも上手く立ち回れるのは軍師陣のおかげである。

軍師陣を倒せば三国同盟軍はただの烏合の衆となる。なれば決着は軍師陣の討伐となるのだ。

 

「むっ、敵将が突っ込んできたぞ」

「奴を通していかんぞ!!」

 

湯浅五助と合流した包屍鬼は三国同盟軍の本陣へと突っ込む。狙いは蜀軍の軍師である朱里と雛里である。

 

「湯浅悟助ハ趙雲部隊ヲ 諸角余市ハ 魏軍ヲ追エ 土屋守四郎モ 同ジク呉軍ヲ追エ。ソシテ 他部隊ハ突貫。突貫スル事ダケヲ 考エヨ」

 

湯浅五助の部隊が趙雲部隊に突撃し、包屍鬼の本隊を通す役割を負った。

 

「いかん、敵を通しっ!?」

「武田信虎軍 各部隊 長蛇ノ陣。三国同盟軍ニ 斬リ込メ。ソシテ 廻レ!!」

「これはまさか…!?」

 

武田信虎軍が方円の陣を取っている三国同盟軍を各方向より突貫。蛇が無理やり内側から食い破るように動く。

三国同盟軍を内側から包囲するという突拍子もない策を包屍鬼は仕掛けたのだ。

 

「渦潮包囲 内側崩シノ陣!!」

 

方円の陣を内側から廻るように食い破る。それはまるで渦潮のようであった。

 

「サア 最終決戦ダ 三国同盟軍!!」




読んでくださってありがとうございました。
次回の更新は2週間後予定です。


1059
白川の幻術が愛紗たちを苦しめる。
幻術ってマイナーな能力のようで強力であると恐ろしすぎるんですよねえ。
ガッシュのキャ〇チョメのシン魔法とか凄いって思いました。
幻術というか勘違いさせる術…極まると怖いものです。

それでも孔明の宝具により突破!!
彼にはお世話になっております。鬼周回からは逃れられません。

愛紗と焔耶の同時攻撃。
意外にも2人のコンビって合ってると思ってます。

白川の不発だった変化した姿ですけど…アレは公式の設定資料集から使わせていただきました。


1060
包屍鬼と三国同盟軍の軍師陣たちの策・戦術の仕掛け合い
そんな話にしたくて書きました。
まあ、私は策や戦術にるいてド素人なので…本当に合っているのか分かりません(汗)

結構勢いだけで書いてる感がありますね。
あとから恥ずかしくなるんだろうなぁ…なんだよ「渦潮包囲 内側崩しの陣」って

そろそろ武田信虎軍との戦いも終わりが近づいてきました。
そしてそろそろ藤丸立香や北郷一刀も活躍させんと…

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