Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
もう2024年も終わりです。長いようで早い1年でした。
この物語も何だかんだで6年は続くとは…感慨深いです。来年もまた完結に向けて頑張って書いていきます。
皆さま良いお年を。
FGO
レイドボス戦。皆さんはどうでしたか。
私は頑張って戦ってました。まさかネコアルクがボスとなるとは…更に第二形態があるなんて!!
ネコアルクのテーマBGM良いですね。バトルBGMにもなってて…頭の中に残ります。
恋姫
まさか巣作りカリンちゃんの続編が作られるそうです!!
様々な恋姫キャラが登場する予定との事。これは気になります!!
さて、今年最後の更新となります。そしてやっとこさ第5章の完結です!!
どうぞ。
1070
武田信虎軍 対 三国同盟軍の戦いは終わった。勝者は三国同盟軍だ。
多くの犠牲を出しながらも鬼・怪異を倒し、勝利を導いた。そして三国の王たちを救ったのだ。
今や戦場は三国の勝鬨で騒がしいくらいだ。その様子を無双の塔 最上階から見渡すのは雪蓮たちである。
「勝ったわねー」
満身創痍。
武田信虎を倒す為に文字通り、全身全霊で戦ったのだ。それは雪蓮だけでなく炎蓮も同じである。
もう立てないと言わんばかりに腰をドカっと降ろす。
「無事よね3人とも」
チラリと蓮華たちを見る。3人とも怪我は無さそうである。
「母様…姉様」
もう会えないと思っていた母親と姉。その2人が生きていたという事だけで蓮華は涙を止められない。
その様子を見る雪蓮と炎蓮は軽く笑う。安心させるための笑顔である。疲れていようが蓮華を安心させるためならいくらでも笑顔を作れるというものだ。
「生きていたのね…孫策」
「まあね。なかなか毒が辛かったけどねー。でも今は元気よ元気」
「そう…」
曹操は思う事があったのかそれ以上は何も言わない。
「助けてくださってありがとうございます。孫策さん、孫堅さん」
「「………!!」」
雪蓮と炎蓮は無言のアイコンタクトを桃香に送る。これは『自分たちが今まで何処に居たのかを黙っとれ』という意味だ。
そのアイコンタクトに桃香は曹操と蓮華に見えないようにコクコクと勢いよく頷いた。尤も今、黙っていてもすぐにでもバレる未来なのだが。
「さて、さっさとこの塔から降りるわよ。あんた達の顔を臣下たちに見せなさい。特に曹操」
「そうね。私の可愛い春蘭たちが心配ね」
三国の臣下たちの王に対する忠義は厚く高い。しかし魏の曹操の対する忠誠心は相当なものだ。
この話をすると蜀と呉の臣下たちも黙っていないのだが、不毛の爭いになるのでここで終わりにしていた方がいい。
「愛紗ちゃんや鈴々ちゃんに心配かけたって謝らないと。ご主人様にも」
「そうそう」
「それは姉様と母様もです」
「「あまり顔を見せたくない」」
「今さらです!!」
今さらながらやっぱ自分たちが生きていたという事実を明かすのも嫌になってきた雪蓮たち。
何せ、最期の言葉云々で色々とあったからだ。あれだけの大往生をしていながら実は生きていたというのが妙に恥ずかしいのだ。
「そんなことはない」とツッコミを入れる蓮華。彼女の顔は真剣そのもの。涙ぐんで雪蓮と炎蓮をしっかりと見ていた。
流石に茶化せないと2人は観念した。
「はいはい、分かったわ。実際のところこれ以上は無理ね」
「そうだな。観念して怒られろ雪蓮」
「母様もでしょーが!!」
「ふふっ」
ちょっとした笑いが零れるのであった。
「じゃ、みんなの所に帰りま…っ!?」
無双の塔 最上階にて恐ろしいまでの怒気と殺気と覇気が蔓延した。その圧倒的な覇気は武田信虎にも負けず劣らないが怒気と殺気だけは上だった。
怨念にも勝らない覇気は曹操たち5人のものではない。武田信虎のものではない。別の誰かである。
(こ…怖い)
(何この覇気は!?)
全員が動けない。武田信虎との戦いで満身創痍というのもあるが圧倒的な殺気で動きたくても動けないのだ。
「貴様らが中原の王共か」
どうやって現れたのか分からない。しかしその者は5人の前にいるのは確かである。
「だ、誰…?」
何とか声を振り絞って出した。そして視界にその人物を視界に収めた。
「……っ」
限界まで鍛えられた巨体であった。男であり、身の丈九尺はある。
黒髪で獅子のように髪が伸びており、巨大な斬馬刀を片手で軽くを持っている。
豹の仮面を被ってて顔は分からないが怒りの形相というのだけは分かった。何故、ここまで怒りを剥き出しにしているか分からない。
「おれの名は劉豹。豹頭王の劉豹。五胡の王だ」
1071
戦は終わった。しかし異様な空気が戦場を漂っていたのだ。
勝鬨を上げている兵士達だが一部の者たちは異様な空気を感じ取っているのだ。
その異様な空気の正体は戦場の各箇所で現れていた。戦場だけではなく、無双の塔内部にも。
「もうすぐで最上階に…」
「頑張って春蘭さま」
「この程度の傷…痛くもかゆくもない!!」
本当は重症なのだが彼女は気合で上階へと登って行く。応急処置をしているとはいえ、安静ものなのだから。
「む」
「ん?」
進む先に誰かが立っていた。
「誰だ?」
新たな敵かと夏侯惇は警戒するが徐晃は「まさか」みたいな可愛らしい顔をしていた。
「久しぶりだね徐晃」
その者は狐の仮面で顔を隠していた。身体は衣服の上からでも柳のように細い体だと分かる。
殴れば簡単に殺せそうな細身だが異様な気を発している為、簡単に近づけない。
「……楊奉」
「知り合いか?」
「昔の上司」
徐晃の昔の上司という事は漢帝国の者だ。何故、このような所に漢帝国の者がいるのかが怪しいというもの。
「私だけじゃないよ徐晃」
「え」
楊奉のその言葉の答えは各戦場にある。
戦場での異様な空気の正体は既に現れ始めている。
「久しぶりね何進」
「貴様は…胡才? は、何でこんな所にいるんだ?」
「え、胡才殿?」
「皇甫嵩も久しぶり」
急に現れた胡才という人物。巨漢の大男で衣服は煌びやかでスタイリッシュであった。
身だしなみに気を付けているのか化粧も念入りだ。まるで宝塚メイクのようである。
「傾さん、楼杏さん。この人知り合い?」
玄奘三蔵が当然の疑問を呟く。
今まで出会った事が無い人物なのだから当然だ。もしも出会っていたら彼のような人物であれば忘れるはずがない。
「昔の同僚よ。反董卓連合の時に死んだかと思ってたけど…」
「生きていたのか」
「この美しく、強いわたくしが死ぬわけないでしょう?」
決めポーズを決める胡才。
「そう…何太合よりも美しいわたくしが死ぬなんてありえないのよ」
ピシリとイラつく傾。
「我が妹が貴様より美しさで下なはずないだろ」
ちょっとした話であるが何姉妹と胡才は仲が悪いのだ。胡才が美しさで何かと瑞姫と食いかかってくる。それゆえ、姉の傾も胡才に対して印象が悪い。
「で、何で貴様がこんな所に?」
「宣戦布告よ」
ニヤリと悪い笑顔の胡才。
「宣戦布告?」
所変わって、月や風鈴のいる陣地にて。
「……お久しぶりです韓暹殿」
「久しぶりでおじゃるなぁ董卓」
おじゃる口調の男の名は韓暹。彼もまた漢帝国に所属していた1人だ。
「何で貴方が…」
風鈴が月の前に守るように出る。
この場面で元同僚が現れるのは懐かしむのではなく警戒するというものだ。
「妾がここに来たのは宣戦布告でおじゃる」
「宣戦布告ですって?」
「うむ。妾たちの時代がくるでおじゃる」
クツクツと笑う韓暹。
彼の言っている意味がよく分からないが良くない事だけが分かる。
「武田信虎は負けた。なので次は妾たちでおじゃるよ」
怪しい気を放つ韓暹。
「ついに五胡が動くでおじゃる」
五胡が動く。この言葉は大きな波紋を三国に響き渡らせる。
五胡、異民族の脅威は曹操が特に気にしていな懸念だ。
「久しぶりネ張遼」
「うえ、何でお前がここにいんのや!?」
「誰ですか張遼殿?」
霞と蘭陵王の前に現れるは顔に白粉を塗り目元を黒く縁取り赤い口紅を付けていてる男。
その男の名は李楽。彼もまた漢帝国に所属していた者だ。
「昔の同僚や。死んだかと思ってたけど」
カチャリと武器を構える。戦いに勝ったというのにまだ戦いは終わっていないようだ。
「おおっと待つネ。戦い来たわけじゃないネ。宣戦布告しにきただけアル」
「は?」
変わった口調というか何処かで聞いた事がありそうな口調をする李楽。
「それと…兵の回収ネ」
パチンと指を叩くと戦意喪失していた生き残りの下級鬼や中級鬼たちが消えた。更に死体の鬼や兵士たちもだ。
「何したお前?」
「兵の回収と言ったネ」
漢帝国の元同僚たちが現れた。ただの同窓会というわけではない。
何せどの者たちも「宣戦布告」と言ってきているのだから。
「我らが王は宣戦布告のつもりはないようだけどネ。三国の王たちは無事じゃないかもネ」
1072
無双の塔 最上階にて。
「五胡の王…!?」
五胡の王。そして三国の王たちが集結した。
「中原の王共め。今ここで仕留めてやる」
斬馬刀を振り上げる。
何故ここに五胡の王がいるのかと考えている暇はない。相手は桃香たちを殺す気でここにいる。
炎蓮と雪蓮は満身創痍。桃香たちに武器は無い。巨漢の劉豹が斬馬刀で薙ぎ払えば5人は一瞬で胴体が真っ二つ。
5人の誰もが死を覚悟してしまった。彼の登場は誰もが予想なんて出来るはずもない。
「させん!!」
そして彼の、彼らの登場も誰もが予測出来なかったはずだ。
「貴様は…」
5人の前に現れた男は劉豹の斬馬刀を受け止めていた。
彼を一言で表すなら「真面目一筋の武人」だ。
「いやー、間に合って良かったですよ。そして流石は黄くん。あの一撃を受け止めるとは」
「本当じゃのう」
「え、あんた達は?」
更に現れる2人の人物。彼らは雪蓮と曹操が出会った事がある者たちだ。
「道士に…管輅」
月琴を弾く。
今この場は劉豹の濃厚な殺気で支配している。しかし管輅の月琴の音色でかき乱す。
「劉豹よ。ここは退いてくれると助かるのだが?」
「貴様らの言う事を聞く必要なし。おれがここで全員皆殺しにすれば終わりだ」
劉豹は底なしの殺気を発する。しかし管輅は涼しい顔のままだ。
その理由は道士と武人がいるおかげである。武人は劉豹から視線を外さずに剣を構えたまま。道士も杖のような鞭をいつの間にか構えている。
「3人増えた所でおれには関係無い。この斬馬刀で斬るだけだ!!」
仮面の奥から怒りの眼光がギラめいた。その眼光を見た黄飛虎は既視感を覚える。
既視感というか似た眼を見たことがあるのだ。
(あの眼は…)
劉豹は妖気を爆発的に発した。
「斬り裂け斬馬刀!!」
「待ちなさい」
更に更に新たな誰かが現れる。その人物はこの場にいるほぼ誰もが知っている人物。そして雪蓮や炎蓮たちの因縁の相手でもある。
「邪魔するな于吉」
「邪魔ではありません。此方の段取りの為です」
于吉はチラリと周囲を見渡す。雪蓮たちから怒りの視線を向けられているが、其方を無視して管輅を見る。
「久しぶりですね管輅」
「久しぶりじゃな糞眼鏡」
「ははっ、糞眼鏡」
開口一番に罵倒を喰らう于吉。
「まさか貴女がいるなんて思いませんでしたよ」
「嘘付け。この私がいる事はお見通しじゃっただろうに」
「ええ。コソコソと何かしているのものね」
「ちっ。苛つくのう」
2人のちょっとした罵り合いが始まろうとするが劉豹は無視して斬馬刀を振り上げた。
「劉豹!!」
「五月蠅い。ここで中原の王共を殺せば終わりなのだ。段取りがなんだと言うのだ!!」
「させんと言っている。丞相殿」
「はいはい」
斬馬刀を武人が持つ槍で受け流す。そして道士は劉豹を拘束するために術式を発動するが、彼は圧倒的なまでの膂力でぶち破る。
術式を膂力でぶち破るなんて波の者では不可能だ。しかし劉豹は可能にした。
「凄っ。普通は膂力だけでは無理ですよ」
「丞相殿、油断できない相手だ」
「ええ。分かってます」
武人と道士が劉豹を左右から挟む。
「劉豹。止めなさい」
「止めるな于吉っ」
「此方の段取りを」
「黙れ。ここで王共を殺せば終わりだ。何故、これだけの好機をみすみす逃す必要があるというのだ!!」
三国を潰すというのであれば劉豹の言う通り、今ここで桃香たちを殺せば終わりだ。謎の武人と謎の道士の邪魔が入るだろうが彼は関係無い。
劉豹はこの場にいる全員を殺せる。故にこれだけの好機を逃すのは馬鹿だ。
「劉豹の言う通りですが…本当に段取りがあるんですよ。あのお方の為でもあります」
「あの方には敬意を表している。あの方の為に斬馬刀を振るっていた。しかし今はおれの為に斬馬刀を振るうのだ!!」
怒りの妖気が爆発する。
「貴方の怒りは当然です。しかし今ではないのです。今は我慢してください」
「おのれっ…」
「今回は宣戦布告だけですよ」
于吉が術式を展開すると浮きがって宙へと飛び立つ。
「宣戦布告をお願いしますよ。五胡の王よ」
宙に浮く劉豹。その隣には于吉や楊奉たちが控えている。
「おれの名は劉豹。豹頭王の劉豹。五胡の王だ!!」
空より響き渡る劉豹の声。その声には怒りが含まれている。
「これより五胡は貴様ら中原の者共に宣戦布告をする!!」
五胡による宣戦布告。
「おれらを蛮族と蔑称する貴様ら中原と決戦の時だ。長き因縁にケリをつけるぞ。待っているがいい。おれら五胡が中原を全て喰らい尽くす!!」
三国と五胡による決戦が始まる。来るべき時が来たのだ。
桃香の、蓮華の、華琳たち三国の戦いは終わらない。そして藤丸立香たちの外史の謎も解決していない。
まだ外史の物語は終わらない。寧ろ物語は完結へと加速した。
記
次回。
第6章:三国交流記
ついに五胡が攻めてくる。三国が睨み合っている場合ではない。
今だけは力を合わせて五胡と戦って己の国を、大陸を守るのだ。
「三国同盟をしましょう!!」
「仮で同盟を組んでるけど、今度は本当に」
「今はいがみ合っている場合じゃないしね」
五胡と戦う為に三国同盟は本当の意味で組まれる。
今までの五胡とは違う。敵戦力は予測できない。故に新たな力が必要だ。
何せ于吉が絡んでおり、妖術や怪異などと言った力を有しているのだから。
故に管輅は三国に助言をする。
「お主らには大陸に散らばる宝貝を見つけてくるのじゃ。それこそ仙郷にも行ってもらうぞ」
「大陸中って…」
「海とか山とか」
「仙郷まで!?」
「桃源郷とか」
敵は計り知れない。故に大きな力が必要なのだ。
・・・・・・・
忘れてはいけない事。
「ところで立香は母様と姉様が生きていた事を知っていたの?」
「えーっと」
「知っていたというか立香に助けられたわ」
「オレ様も」
「立香!!」
「オレだけが悪いんじゃないんですけど!?」
炎蓮と雪蓮の生存について。
間違いなく呉の面々に説教と隠していた罰が藤丸立香に降りかかる。
「理不尽じゃない!?」
「頑張れ立香」
「姉様と母様もです!!」
炎蓮と雪蓮と藤丸立香の運命は如何に。
間違いなく怒られます。
・・・・・・・
「本当の意味で同盟を組みました。これから仲良くやっていくためにはどうすれば良いんだろうご主人様?」
「そうだなー…やっぱ宴会とか?」
「宴会……しようよ!!」
「え、本当に?」
同盟を組み、絆を深めるなら宴会は1つの手かもしれない。これから手を取り合っていくのだから。
「他にはあるかな」
「行事を一緒に取り組むとか…」
「それも採用!!」
「え」
「五胡が攻めてくるかもしれないって時に何してるのよ…」
「でも足並みを揃えるには大事かなって」
「まあ、否定は出来ないけど」
五胡との戦いの準備は勿論する。そして三国の足並みを揃える為に行事を一緒に準備し、楽しむという事もする事になった。
「本当にやって良いのか疑問なところね…」
しかし行事とは1年の中で催される大事な行い。風物詩となって人々が大切にする催してもあるのだ。
これに関しては三国も五胡も同じである。どの時代であっても己の国の、文化の行事を大切にする。一緒に準備し、催しを楽しむ事で一体感は生まれるはずだ。
・・・・・・・
春の行事といえば。
「花見にひな祭りにエイプリルフールとか」
「えいぷりるふぅるって何よ」
「エイプリルフールは全ての人類がリヨ化する!!」
「「「リヨ化?」」」
訳の分からない事が起きる事だけは確かである。
「母の日なんてあるなー」
「母の日かぁ」
日頃の母の苦労をねぎらい、母への感謝を表す日。
「おかあさんの為に!!」
璃々ちゃんが頑張る日。
「母様に何か贈り物でもしようかな」
「良いかもしれませんね」
「何が良いかなー!!」
孫三姉妹が贈り物を準備する。
「はい母さんコレ」
「あらあら、ありがとうね喜雨」
母を大事にするのは当然だ。
「流琉。これ感謝の気持ち!!」」
「私は季衣のお母さんじゃないんだけど!?」
「お母さんか…」
「立香…」
「母を名乗る人が最低でも2人いるんだよね」
「どういう事?」
「何か前に聞いたような…」
・・・・・・・
夏の行事と言えば。
「やっぱ夏は海でしょ!!」
「という事は水着だ!!」
夏は七夕に海開きに夏祭り、お盆とたくさんだ。
「水着って良いよね」
「勿論だぜ!!」
水着美女に鼻の下が伸びてしまうのが男の性である。
そして夏とは人を開放的にし、大胆にもしてしまう。夏の魔力というものだ。
夏の魔力の影響は凄まじいのだ。
「立香」
「マスター!!」
「立香さん…」
「ご主人様~!!」
「主殿」
「ご主人様!!」
夏の魔力に当てられた美女たちが大胆になる。武将たちも英霊たちも関係無い。
夏には己を大胆にさせ、勇気をくれるのだ。
「マスター…リャンは」
「これマスター。ナイスバディな妾はどう思う。真夏の夜を過ごしたくなったのではないか?」
「ご主人様。あっちの岩陰に行きませんか?」
「ご主人様のすけべ」
色々と大丈夫なのか2人の天の御遣いたち。
・・・・・・・
そして夏で忘れていけないのが…フェスだ。
フェス、〇ミケ、同人誌即売会、コスプレである。
「地獄と天国の祭りが開催される…!!」
「湖州扶練だぁぁぁぁ!!」
「こす…ぷれ?」
「これ元々ある行事なの!?」
「一刀が広めたんじゃなくて?」
「してねえ!!」
外史世界とはいえ、三国時代に開催される乙女の湖州扶練即売会。何でも幻の祭典らしい。
・・・・・・・
秋の行事とは言えば。
「色々とあるけど…お月見とか体育祭や文化祭とか」
「文化祭?」
「学生……えっと展示や講演、音楽や演劇とかやる祭り」
「音楽ね」
「はいはい。なら大規模な歌祭りをやろうよー!!」
天和の一言により大規模な音楽祭が開始される。
数え役萬☆姉妹の大仕事が始まる。しかし彼女たちだけが活躍するだけではない。新たな歌姫が生まれる。
「え、貴女たちは…!!」
ただの音楽祭ではない。歌姫の頂点を決める音楽祭が今始まろうとしていた。
「何で俺様が出なきゃいけねえんだよ!?」
「いいじゃない母様」
「あの、この衣装はちょっと…露出が」
「似合ってるわよ蓮華」
「シャン頑張る」
「風も頑張りますー」
「私も出るの?」
「「「華琳様ぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
「おーっほっほっほ。この私が華琳さんに負けるはずありませんわ。行きますわよ真直さん!!」
「わ、私もなんですかー!?」
「マスPと言われたオレの出番だな」
「マスPってなんだよ立香」
「これでもアイドルの手助けした事ある」
他にも秋の行事と言えば。
「秋の行事といえば…他にはやっぱハロウィンかな」
「ハロウィンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン」
「どうした立香!?」
「九紋竜エリザの登場なのね!!」
「エリちゃあああああああん!!」
「誰!?」
「褒めてください…」
「更に誰!?」
ハロウィンでは一悶着起きそうである。というか起きる。
何せ、ハロウィンで平和に過ごされた事が無いのだから。
「我こそは魔王!!」
「私こそが魔王ですわー!!」
「魔女です」
「死神?」
「悪魔です…?」
何ともハロウィンらしい仮装の武将たち。しかし様子がおかしい。彼女たちの身に何かが起きている。
「何で私がこんな格好を…」
「似合ってる」
「魔法少女カリンだと!?」
・・・・・・・
冬の行事と言えば。
「冬はやっぱクリスマスとか、大晦日に正月だよなあ」
「久利素魔州?」
「クリスマス」
「クリスマスって?」
「良い子にしてると夜寝ている間に贈り物をくれる」
「だいぶ端折った説明」
三国時代にクリスマスが開かれる。なんともミスマッチな組み合わせのようでそうでもない。
聖夜にサンタがたくさん現れる。
「サンタって?」
「世界中に送り物を届けてくれるおじさん」
「何者!?」
「一説では人の目に見えない動きで送り物を届ける超人」
「本当に何者!?」
「璃々は何か欲しいものある?」
「んーっとね、妹か弟!!」
「ええと…それは」
何とも答えに困るものだ。
「立香さんに頑張ってもらわないといけないかもしれないわね」
「シャオは赤ちゃん。ねー立香」
「聖(性)の6時間ってやつか」
「馬鹿言ってないで」
「更に冬といえばフェス…そうコ〇ケだ!!」
「そう…同人即売会だ!!」
「もう夏やったじゃん」
「夏と冬あるの!!」
春夏秋冬の行事は盛りだくさん。一緒に準備し、楽しめば絆は深まるというものだ。
・・・・・・・
「そういえば母様は雷火や祭、粋怜たちと呉の礎を築いたのよね」
「そうです。でも実際は違うんですよ蓮華様」
「そうなの粋怜?」
「ええ。実はあと2人いたのよ」
「ここは何処だろう?」
「であであのマスター!!」
まさかの地で再会する藤丸立香と禍津神。
その地は知っている地であるはずだが時代が違ったのだ。
「誰だてめえら」
「え…貴女はもしかして」
「あ?」
(蓮華…いや、違う。炎蓮さんに似てる?)
読んでくださってありがとうございました。
これにて第5章『三国怪異乱戦 編』が終了しました。
なんだが中途半端な区切りなようもしなくはないですが、これで5章は終了です。
長かったなあ…5章完結までほぼ4年は経過しました。
作者の私自身びっくりですよ。本当に5章が長すぎ!!
次回は未定。
そして次回からは6章に突入します。
6章は五胡との決着の物語というよりは、その間での話。
まあ、五胡との戦いの準備期間の物語となります。
はい…イベント的な物語が描かれます。
本編とイベント時空を混ぜたような展開が始まります。
オリジナル展開が大いに広がります。元ネタは恋姫の天下統一伝とかからふんだんに出します。
なんならFGOからもネタをたくさん出したいですね。
水着イベント編、ハロウィンイベント編、クリスマスイベント編とか考えてます。
難しすぎますけど6章は2025年で完結できるように頑張って書いていきます!!
1070~1072
劉豹
ついに登場した五胡の王である劉豹。
オリジナル要素も入れ込んでますが、彼は原作の「流星ガ紡グ物語」の登場キャラとなります。
楊奉・韓暹・胡才・李楽
彼ら4人は恋姫外伝の「紫電一閃!華蝶仮面」で登場するキャラです。
此方もオリジナル設定を入れ込んでますが、元々が濃ゆいキャラのようです。
オカマキャラだったり、おじゃる口調だったり、~アルとか創作の中国人口調だったりと。
彼らも漢帝国の所属の人たちですから月や傾たちと知り合いという設定となってます。
管輅
この管輅は「流星ガ紡グ物語」で登場するキャラとなります。
于吉と管輅は同じ外史の管理者。なので普通に知り合いのはず。
仲は悪いかなって思ってます。
謎の武人と謎の道士。
正体は丸分かりですよね。やっと次回の話で藤丸立香たちと合流です。
彼らが何をしていたのかが分かります。
そして最後のはオマケ。
6章ではそういう事です。