Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
ぎっくり腰も治った作者ヨツバです。
ほんと…腰が痛いときはきつかった。
FGO
イベントである「マイ・リトル・ドラゴン」やっとクリアしました。
今回も面白かったです。黒姫もビショーネも可愛いです!!
黒幕であるザッハークも悪役として良かった。そしておみいさんも素晴らしいキャラでした。
魅力的なNPCばかっかりなのがもう。
さて、此方の物語も再会です。
今回は敵SIDEのちょっとしたお話。
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五胡にて。
五胡の王である劉豹は苛立っていた。三国の王たちを仕留める千載一遇の好機を逃がしたからである。
「おのれ。何故、宣戦布告だけで終わらせたのだ。あの場であれば三国の王共を殺せたのだぞ!!」
「段取りというものがあるのです王よ」
「何が段取りだ。そんなものはないだろうがっ。あの場で殺して終わりだったはずだ!!」
劉豹の殺気と覇気が周囲に発せられる。並みの者ではれば意識は保てない。
一緒にいる白波三鬼衆は無事だが、八つ当たりは御免被るので離れていた。
「相変わらず凄い怒りね」
「怖いアル」
「ひええ…妾はさっさと部屋に戻りたいでおじゃる」
劉豹を宥める者は数少ない。その数少ない1人こそが于吉。
「段取りはありました。そもそも、あの場で劉備たちを殺すのは難しかったですよ。なにせあの太公望と黄飛虎がいましたから」
「おれならばそいつら諸共殺せた!!」
「あの2人を甘く見ないでください。彼らは貴方よりも歴戦の道士と武人です。貴方がいくら怪異を喰らおうとも経験の差があります」
怒りで我を忘れていそうな劉豹であるが、彼は敵の分析を怠っていない。
太公望と黄飛虎は確かに要警戒対象になる強さだと理解している。
「分かっている。ならばさっさと戦の準備だ。これより五胡は全軍で中原に侵攻する。宣戦布告をしたのだ。後はもう侵攻するのみだろう!!」
「侵攻はまだですよ」
「おれは怒りで貴様を殺しそうだ」
「勘弁してください。これは私の判断ではなく、女カ様の判断です」
ピタリと劉豹は怒りを止めた。止めたが実際は殺意の炎は消えていない。
「貴方の中原を憎む炎を消せとは言いません。しかしまだその炎で中原を燃やす時ではないのです。大丈夫ですよ…必ず貴方を中原に解き放ちましょう」
「もう十分待ったはずだ」
「もう少し待ってください」
劉豹が中原に解き放たれるのは今ではない。しかし近いうちの放たれるのは確定している。
「女カ様が貴方をまだ解き放たせないのは護衛をお願いしたいからです」
「あの方に護衛は必要ないだろう」
「女カ様は完全体になる為に一度眠りつきます。その間は無防備になるそうなので五胡最強の貴方に護衛をお願いしたいそうですよ」
「……分かった」
劉豹は完全に殺意と覇気を鎮めた。
彼は女カにだけはほぼ優先的に動く。それは彼女が彼の願いを叶えてくれるからだ。故に女カの完全体への手助けは必ず行う。
「…女カ様は何処に?」
「神殿です」
女カの居場所を聞き出し、劉豹は于吉の前から消えた。
「ふう」
于吉は息を吐いて緊張から解放される。
「やっぱ五胡の王は凄い威圧感でした」
冷や汗を拭う于吉を見るは白波三鬼衆の頭目 楊奉。
「于吉殿。お聞きしたい事があります」
「何ですか?」
「女カ様が完全体になる為に眠るとは?」
女カの完全体について。その話を彼もまだ聞いていなかった。
「芋虫から蛹に、蛹から蝶に。女カ様は蝶になる為に蛹になった状況みたいなものです」
「なるほど。しかし宝珠が全て揃わなければ完全体になれないのでは?」
「ええ。なので女カ様は無理やり完全体になろうとしています。ただ成功するかどうか」
「だから劉豹殿の護衛が必要なのですね」
「その通りです。今の女カ様は無防備な状態ですからね」
蛹とは無防備な状態。故に絶対の守りが必要なのだ。
「女カ様は王が守ります。そして今後の貴方たちの仕事を話しましょう」
白波三鬼衆の仕事と聞いて楊奉たち4人は真剣な顔になる。
「貴方たちは三国の戦力削りをしてほしいのです」
「戦力削り」
「はい。こっちは女カ様の覚醒待ちですが、向こうは五胡を倒す為の切り札を用意しているはずです」
「切り札ですか」
「ええ。例えば宝貝とか…流石にそれは脅威ですからね。その邪魔と出来る限り、敵国の戦力を削って欲しいのです」
三国の宝貝収集の邪魔と、敵戦力の要となる武将の暗殺だ。
「そんな事をしても良いでおじゃるか?」
「そうアル。我らが王は三国を殺す事に執着してるアル。そんな事して我らが王に殺されないカ?」
「大丈夫ですよ。三国の王以外ならね」
劉豹は中原全てを恨んでいる。全てを殺しつくしたい憎悪であるが、現実的には1人では不可能だ。
その為、国の要となる王さえ殺させれば彼は少なくとも満足はするはずだ。
「分かりました于吉殿」
「このわたくしに任せるといい!!」
「頼みましたよ。方法は任せます。鬼も使ってもいいですよ……あとで許可を取りに行きますか」
白波三鬼衆の魔の手が三国に襲い掛かる。
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于吉は劉豹の元から離れてある人物の元へと移動していた。
その人物は劉豹と同じで王である。否、正確に言えば王ではなく皇帝だ。位の高さで言えば劉豹や女カに並び立てる。
更に神の血を引く者として女カも一目を置いているようだ。そんな人物は女カに手を貸しているが、彼は彼で独自に動いている。
彼の動きは于吉が警戒している1つだ。場合によっては計画が停滞する可能性があるからだ。
(計画が崩れるのであれば修正していかないといけませんからね。故に彼の動向には気を付けませんと)
三国を倒す為に五胡と女カの力を用意した。しかしもう1つ三国を倒す策はある。その策を于吉が警戒する彼が仕込んでいる。
(そっちの策はなかなか危険なんですよね。実行された瞬間この外史は大きく変化するんで…それはそれで良いのですが)
歩く音を立てず、彼の元へと到達。
「ご機嫌よう陛下」
「于吉か。面を上げてよいぞ」
「ありがとうございます」
忠誠的な顔つきの男性。人が見れば女性と勘違いしてしまうかもしれない。
彼の皇帝としての気品と覇気は隠せず、身体から滲み出ていた。
「計画の方は順調ですか?」
「順調だ。計画起動まで8割といったところだな」
「それは行幸ですね。しかしすぐに起動しないでください。其方の策は保険に過ぎないので」
「保険か」
面白くなさそうな顔をする。
「武田信虎が負けてさみしいですか?」
「何故そのような話になる。奴が負けたのは弱かったからだ。それだけだ」
彼の傍に鬼が出現する。
「おや、彼は生き残りですか」
「こいつは朕が信虎に貸していた部下だ。ちゃんと返してもらわないといけないからな」
傍に控える鬼は哭闇鬼。元武田八鬼将の1人。
「彼は諜報に長けてますからね。情報収集には重宝ものと言ったところですか」
「うむ。朕の欲しい情報を調べ上げてくれる。流石は忍だ」
静かに哭闇鬼は控えたまま。
「さて、本題に入ります陛下」
「本題と?」
「これからの動きに関してです」
今後の五胡の動き。
三国を侵攻するための準備に費やす事だ。実際はいつでも侵攻出来る。
五胡が待っているのは女カの目覚めである。
「女カ様の目覚め?」
「はい。つい最近、女カ様は完全体になる為に眠りにつきました。彼女が目覚めた時こそ三国侵攻が始まるのです」
「なるほど。それまでに朕らが何か仕事でもあると?」
「いえ、陛下には任せて頂いている計画を進めてください。ただ私に鬼の精鋭たちを頂きたいのです」
鬼の精鋭たち。それは上級鬼の事である。
「五胡が準備している間は三国も戦の準備をしている。向こうの邪魔をしたいわけか」
「はい。ただの嫌がらせです」
五胡の全戦力を持って三国を叩き潰す。しかし三国も抵抗する為に何かしら用意するはずだ。
その準備を于吉は嫌がらせも含めて邪魔するつもりなのだ。
「良かろう。面白い鬼らをくれてやる」
「ああ、あの面白い鬼らですね。なんとも面白い進化を遂げましたよね」
「そうなのよな。何であんな進化を遂げたのか朕も不明。でも強いのは確かだ」
「感謝いたします陛下」
于吉は今後の動きを話し、部屋を出ていくのであった。
「…陛下」
「何だ哭闇鬼」
「彼ハ 信用 出来ルノデ?」
「信用出来んな。奴も朕らと同じで独自の目的がある。いつか朕や劉豹たちを裏切るだろう」
「デハ…拙者タチノ願イハ!?」
「あの計画を朕らで起動する。そして奴らが持つ銅鏡を奪う。目的は己が手で達成するまでよ」
于吉には計画達成進行度は8割と伝えたが実際は9割まで進んでいる。
「器と触媒は見つけている。あとは起動するだけだ」
「拙者ハ 引キ続キ 巨大武器ノ 捜索ヲ 続ケマス」
「資料によればアレは海にあるようだ。其方も急ぎ発見せよ」
「ハッ」
哭闇鬼は闇に消える。
「朕は計画の駒だけになるつもりはないぞ于吉」
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于吉と左慈の愛の部屋にて。
「この部屋を破壊するぞ于吉」
「何故ですか左慈!?」
「理由を言わんと分からんのか」
「はい。あ、私の愛情たっぷり料理を用意しましたよ」
美味しい料理が机に並べられていた。まさに満漢全席である。
「…美味いのが余計腹立つ」
「美味しいと言ってくれて私は感無量ですね!!」
本当に嬉しい于吉。
「では私の愛情たぁっぷり料理を食べながら本題に入りましょう」
「愛情たっぷりという部分を強調するな」
本題とは今後の于吉と左慈の動向だ。
「管輅が動き出した事で我々の目的が感づかれているでしょう。故に今後は貂蝉たちも全力で邪魔してきます」
「だろうな。計画遂行まで半分を切っている」
于吉たちが仕掛けた亜種聖杯戦争。三国と五胡の決戦で全てが決まるのだ。
「五胡の戦力で三国は潰せます。しかし向こうも抵抗してくるでしょう」
「管輅の奴が三国に余計な知恵を授けるだろうな。それこそ…宝貝でもな」
宝貝。この特別な武具は于吉たちだって一目を置いている。
「何せ向こうにはカルデアの太公望もいます。此方の宝貝の扱いも分かるでしょう」
「厄介だなカルデア。しかし奴らが必要なのは確かだったから文句は言えん」
カルデアをこの外史世界に呼び寄せたのは『概念』の力が欲しかったから。そして其方の知識も必要であった。
彼らの世界を見つけたからこそ左慈と于吉が今回の計画を編み出し、動き出す事が出来たのだ。
「五胡には勝ってもらわないといけませんからね。その為にまた私は三国に色々とちょっかいをかけに行きますよ」
「それと貂蝉共の動きにも注意しろ。奴らはコレを奪いに来るぞ」
左慈と于吉の視線の先には銅鏡聖杯がある。
奇跡を起こす程の魔力が込められ、多くの魂も込められている。
「左慈が守っていてください。その方が安心です」
「俺が外に出たい時はお前が守れ」
「分かってますって」
パクリと料理を食べる于吉。
「現状の確認をもう一度するぞ」
「はい」
于吉達が藤丸立香たちカルデアを呼び込んでまで仕掛けた亜種聖杯戦争。
五胡と三国の決着によって終了する。優勝賞品である銅鏡聖杯は完成しており、五胡と三国のどちらかが勝利した瞬間に起動が可能。
「聖杯戦争は問題なく進行中です」
五胡は女カが完全体になる。目覚める事で三国(中原)侵攻出来る。
「女カの完全体か。宝珠が2つないというのに」
「彼女は完全体になると言っていますが…微妙なところですねぇ。女神降臨神話も瓦解しましたし、もうこれしかないのでしょう」
「出来る限り完全体へと近くなる事で神代の再来を目指すといったところか」
三国は五胡対策の為に強力な力を見つける。宝貝の回収だ。
「私が嫌がらせで邪魔してきます。何なら私が先に宝貝を回収しますよ」
「見つけ出して五胡の奴らに配るのもいいか」
「我々が使うのも良いかもしれませんよ?」
五胡の戦力は強大だ。兵を纏める将も充実している。
「今後は白波三鬼衆やアレと一緒に三国の邪魔をしていきましょう」
「アレ」
「アレは一応頑張って私が用意しました。アレもある意味、オルタなんでしょうね」
「アレは反転というのかどうか…」
2人の言う「アレ」とは劉豹の右腕。そして于吉と左慈のある意味、同僚。
「対 貂蝉、卑弥呼にもなりますからね」
「相打ちになってくれるのを望む」
吉野の御方と呼ばれる者の動向。
「奴に任している計画はどうなっている?」
「ほぼほぼ完成しているでしょう。そして此方の指示を無視して計画を起動する可能性が高いです」
「勝手にされたら今の計画に支障をきたすな。奴の計画は五胡がもしも敗北した際の保険だぞ」
「もしもの場合を考えて修正出来るようにしますよ」
出来れば吉野の御方が進行している計画は起動したくないというのが2人の本音だ。
計画が起動されたら主軸の計画がおかしくなる可能性を考えているからだ。
「……正直に言って完全体の女カの覚醒と吉野の御方の計画が起動したら出し抜くのは大変ですからね。ここからは我々も本気で行きましょう」
「分かっている」
2人も己の目的の為に本気で動く。
「あと忘れていけないのがカルデアです」
「カルデアは予測がつかん行動をする場合があるからな。そして戦力も油断できない」
カルデアは概念の力等を手に入れる為に必要だったから呼んだが、敵に回っている今は計画に支障をきたさない様に注意しなければならない。
于吉が仕掛けた様々な策もカルデアがいたから失敗したというのもある。彼らは于吉や左慈でも予測できない力を行使する場合があるのだ。
必ず倒す必要は無いのだが、三国に付いている限り敵に回るのは確かである。
「カルデアからこれ以上の戦力追加はありえるか?」
「あり得ます」
「チッ。この世界に引き込むためとはいえ、あの術式が余計な力が働いているな」
「しょうがありません。カルデアを此方に呼び込むためですよ」
于吉と左慈がカルデアを此方の外史世界に呼び込む為に様々な方法、術式を組み込んでいる。
「カルデアのマスターを呼び込む。英霊を呼び込む。概念を呼び込む。エトセトラ…ほんとに大変でしたよ」
英霊も全て呼び込んでいたら過剰戦力になるため、慎重に術式は完成させた。
この三国志世界の外史は中国大陸。故に「近しい」者だけを呼べるように仕掛けたのだ。カルデアでいうレイシフト適正という部分を参考にしたのである。
「だから中華系の英霊ばかり来るんだよな」
「異世界から異世界に呼び込むには近しいモノの方が呼びやすいですからね」
「日本の英霊もいるが…あれはカルデアで言うところの縁か」
カルデアの縁というわけではなく、どの世界でも「縁」とは「繋がり」を現すものだ。
「そうですね。『あの外史』を利用したものです。そしてあと最低でも2人ほど日本の英霊が来る可能性があるんですよねぇ」
俵藤太がこの外史世界に来れたのは武田信虎との縁だ。まだ明かされない物語だが、カルデアの俵藤太と戦国外史の武田信虎には因縁がある。
その因縁ある武田信虎がこの外史世界に現れた事で俵藤太も呼び寄せる事が出来たのだ。
「大百足らの件とかもありますしね」
縁という繋がりは馬鹿に出来ないものだ。
「それにしても本当にカルデア世界を此方に繋ぐ術式が上手く起動して良かったですよ。その為に…本当に色々と走り回りましたから」
「文字通りいくつもの世界を周っては準備をこなしたからな」
于吉たち外史の管理者は異世界を視る・周る事が出来る。そして異世界と異世界の行き来が出来るからこそ異世界から異世界へと人を送り込む事が出来るのだ。
しかし誰彼構わず人を送る事は出来ない。送り込む事ができる人材には条件があるのだ。
その人材の条件とはいくつかあるが、その1つとして「夢破れた者」が当てはまる。より大雑把に言うと世界から消えても問題ない人物である。
卑弥呼も同じように夢破れた者を別の外史へと案内したりする仕事をしている。その力を于吉たちも使えない事は無い。
「此方の外史にカルデア世界を繋ぐには誰かを送り込まないといけません。いきなり概念や英霊を呼び込むのは不可能ですからね」
「そこで選んだのがカルデアのマスターだ。奴らの世界では藤丸立香が大きく中心となっている。故に奴さえ呼べば縁で英霊も呼べるし、概念もこっちの外史に混じるわけだ」
藤丸立香さえ呼べればカルデア世界と三国外史を繋げられる。しかし藤丸立香を簡単には呼べない。なにせ彼は世界を取り戻す為に戦っている。
大げさに言ってしまえば藤丸立香は世界を救うという物語に絶対的に必要な主人公。外史の管理者に別世界に人を送り込む力があるとはいえ、世界の壁に邪魔されるのだ。
「世界の壁に邪魔される…簡単に言えば、いきなり物語に必要な人物を無理やり引っ張るのは出来ないという事」
世界を救う者が頑張っている中で、外からの者が救う者をかっさらう事は世界が許さないという事だ。
「故に引っ張れる事が可能な藤丸立香を探したわけだ」
藤丸立香という人物は男性だ。そして女性の藤丸立香もいる世界線も存在する。性別が違うだけで藤丸立香は藤丸立香で、カルデアのマスター。そして世界を救うべく仲間と共に戦っている。
カルデア世界にも並行世界は多く存在する。その中で夢破れた藤丸立香が存在しないという事はない。例えばカルデア基地爆破事故に巻き込まれたという並行世界だってあるかもしれないのだ。
「そのような世界があったからこそ藤丸立香をこちらの外史に呼び込めた」
「ええ。ある並行世界では男性の藤丸立香がいて、女性の藤丸立香がいたなんて事がありましたからね」
カルデアのマスターになれなかった藤丸立香。これならば「夢破れた者」に当てはまる。
まずカルデアのマスターになれなかった藤丸立香を呼び込んだ。そして三国志外史に藤丸立香が存在するという事を定着させて、カルデアのマスターである藤丸立香を呼び込んだのだ。
カルデアのマスターになれなかった藤丸立香とカルデアのマスターになった藤丸立香。どちらも藤丸立香なのだから繋げる事は可能。あとは概念も混ざった事で、藤丸立香が三国志外史にいるという事はカルデア世界から藤丸立香が行き来できるのも可能という事を強めたのだ。
「あとは簡単です。カルデアのマスターを呼び込めば英霊や概念、知識も入り込みますからね」
これらが藤丸立香が三国志外史に来させられた理由である。
「それと…あの術式はどうだ?」
左慈の言う「あの術式」は三国志外史世界をカルデアを繋げるものとは別の術式。それは天の御遣いに関してであり、北郷一刀と藤丸立香に関してでのもの。
「そっちもバッチリです。誰も気付いていませんよ。管輅ですらね」
于吉と左慈の計画は邪魔されつつも順調に進んでいるのであった。
読んでくださってありがとうございました。
次回の更新も未定です。
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女カは完全体へ至る為に一旦、眠りにつきます。
蝶になるために蛹になったような状態です。まあ、宝珠が足りないから…成功するかなあ
蛹の状態はとても無防備。故に五胡最強の劉豹が護衛をするので五胡本隊が動けないのです。
なので三国にちょっかいをかけるのは白波三鬼衆たち。
6章では彼らが大きな敵となるでしょ。あと鬼たち。
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吉野の御方たちの動向
此方は五胡がもしも敗北した時の保険用の計画準備中です。
保険の計画だけど…実はとんでもない計画。
哭闇鬼
武田八鬼将の生き残り。実は彼が敗北した描写はなく、ひっそりと三国怪異乱戦からフェードアウトしてました。彼は吉野の御方の諜報員なのでした。
此方は6章ではちょっとは暗躍する予定。于吉や女カとは独立していく予定です。
海に巨大兵器……水着編でちょっと話すかも?
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于吉と左慈SIDE
ちょっとした流れの説明ですね。藤丸立香たちが恋姫世界に来れた理由など。
カルデアが厄介と言いながらも彼らの計画には欠かせなかったのです。
彼らの言う「アレ」とは劉豹の右腕。
これで正体が分かる人は分かります。
さて、恋姫世界と型月世界が繋がった理由をここでは説明させて頂きました。
強引な部分もあったけど…一応は繋がったと思ってます。
中華系サーヴァントばかりなのは舞台が中国大陸だから。土地に引っ張られるようなものですね。
そして俵藤太が呼ばれたのは武田信虎との因縁。
こっちは前にミスリードで話してしまいましたが…実は書く予定であったFGO×戦国恋姫の話がこっちの物語にも繋がっているという設定があったのです。
FGO×戦国恋姫では武田信虎と俵藤太、源頼光が戦う話を考えており、当初は俵藤太か源頼光のどちらかが「幻想創造大陸」に出す予定だったのです。
結果的に俵藤太になりました。
『あの外史』とはもちろん戦国恋姫の事です。
あと2人ほど日本のサーヴァントが来る予定。こっちは戦国繋がりではないんですよね。三国志だけど日本と関りが一応あるというもの…たぶん分かっちゃいますかね?
カルデア(型月世界)と恋姫世界が繋がった方法。
いくつかの設定を考えたのですが……
まず恋姫世界はいくつかの作品とコラボしてます。なので恋姫世界は異世界と繋がっているという結果があります。故に恋姫世界は異世界と繋がる事が出来る世界と判断できます。
そして卑弥呼たち外史管理者は異世界の人物を恋姫世界(外史世界)に送る事が出来ると判断してます。
条件はいくつかあると思いますが、公式の卑弥呼のプロフィールには「夢破れた者を新たな外史に誘ったり」とありました。ここは大まかなので、異世界転移させられる事が出来ると予想しました。
そこで于吉たちはFGO世界で「夢破れた者」を恋姫世界へと送り込んだのです。
ここで言う夢破れた者とは藤丸立香の事。
夢破れた者。世界として必ず必要ではないと判断された存在であれば、世界から消えても影響は無いという事。
ここで言う夢破れた者である藤丸立香とは…例えばレフ教授の仕掛けた爆弾に巻き込まれた並行世界の藤丸立香という事にしてます。
そんな並行世界もあってもおかしくはないので。
カルデアのマスターではない藤丸立香が恋姫世界に転移した。
結果的には藤丸立香が恋姫世界に転移出来たという概念が出来ます。(その際に概念やら知識も入り込みます。)
藤丸立香が恋姫世界に転移できたという部分が核であり、ならばカルデアのマスターである藤丸立香も転移出来る可能性が出来たという事になります。
カルデアのマスターである・ないにしろ、藤丸立香は藤丸立香なので。
藤丸立香を呼ぶというのが大きいので。
于吉達は概念や縁を利用してカルデアのマスターである藤丸立香を呼んだという回りくどい方法をしていたのでした。
後はカルデアのマスターである藤丸立香の縁に引っ張られて英霊たちも一緒に来るという状況。
説明が下手かもしれませんが、こんな感じで恋姫世界とFGO世界が繋がったのです。
最期のあの術式。
藤丸立香と北郷一刀と天の御遣いが関わるもの
これは物語の最期の方でどういう意味か分かる予定。