Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
FGOでは強化クエストが始まりましたね。
今のところ公開されているのがアルジュナとエミヤ(アサシン)とステンノ!!
強化された事で色々と戦略幅が広がりますね
「巣作りカリンちゃん」正統続編
いつリリースされるのかなってワクワクしながら待ってます。
まだ事前登録受け付け中みたいですね。
もしかして来月かな?
さて、こっちの本編をどうぞ。
……後半は深夜の変なテンションでネタに走ったような気がする。
1103
雛段二段目 官女。
宮中に仕える女官を表す。良く聞くのが「三人官女」だろう。
実は5人、7人、9人の場合もある。
「三人官女の栄華ですわ」
「華侖っす!!」
「柳琳です。よろしくお願いします」
二段目の番人は魏の曹一族が3人だ。
「栄華様に華侖様、柳琳様たちだ」
「あの3人が今回の番人か。試練内容は何かな?」
曹一族の3人が番人。
ここの試練内容も簡単。五人囃子の時のように番人を倒して突破するだけである。
「私たちの隙を突いて突破するもよしですわよ」
「でも簡単には突破させないっす!!」
「番人の私が言うのもなんですが…隙を突いて突破は難しいですよ」
五人囃子の時とは違って番人3人で、挑戦者たちの人数は9人。人数差は3倍だ。
数で押せば何とかなりそうだと希望が持てる。
「丁度、一組ずつで1人の番人を抑えれば勝てるな」
単体を多数で攻めれば勝つ可能性が高いのは当然だ。
「よし。華侖さま覚悟ー!!」
「栄華お姉ちゃん。覚悟なのだ!!」
「悪いけど突破させてもらうわ柳琳」
季衣チームは華侖を。鈴々チームは栄華を。小蓮チームは柳琳を。
雛段二段目を突破するために番人たちを抑えようとするのであった。
「来るっすー!!」
「お相手致しますわ」
「よろしくお願いします!!」
栄華たちも迎え撃つために動き出す。ニヤリと笑うは栄華その人。
「無容易に近づくは危険でしてよ!!」
空に描かれるは術式。
「偶召排撃ですわ!!」
展開された術式から召喚されるは兎のぬいぐるみ。それは栄華がよく持ってる兎のぬいぐるみが巨大化した物だ。
「「「え」」」
空から降ってくる巨大兎のぬいぐるみ。
「か、回避ーー!?」
ズズゥン!!っと巨大兎のぬいぐるみが地面に落下。
下敷きになった挑戦者は2人。
「うう…重い。でもふかふかです」
「動けないよ~。でもぬいぐるみは柔らか~い」
流琉と電々が下敷きになっていたが、何故か至福そうな顔をしていた。
「2人はこれで脱落ですわね」
「栄華…いつの間にこんな術を」
「五胡対策の為に編み出した術ですわ」
五胡対策の為に術を編み出す者たちは栄華たちだけではない。いずれ他の者たちも披露する機会が来る。
術の講師として諸葛孔明や太公望、貂蝉たちが講義しているとの事。
何故か諸葛孔明は朱里たちから房中術に関しての講義を希望されているらしい。その理由は司馬懿(ライネス)の策略(悪戯)なのだが。
尤も、軍師陣からは術よりも軍略について太公望から色々と聞いてみたいようだが。その講義には華琳も参加したいようだ。
「降ってきたぬいぐるみは3体か」
「でも、もう効かないよ」
巨大兎のぬいぐるみが降ってきて圧し潰す術と分かったのならば対応はいくらでもできる。
残った挑戦者たちならば対応は容易だ。
「ええ。二手目は効かないと理解してますわ」
パチンと指を鳴らすと巨大兎のぬいぐるみが動き出す。
「「「動くの!?」」」
「勿論ですわ!!」
ゴーレム系のエネミーが増えたようなものだ。
「突撃ですわ」
3体の巨大兎のぬいぐるみが突撃し、腕を振るう。捕縛しようと腕を広げてくる。
「あぶな!?」
「捕まったら至福になるぞ」
「…それも良いかも」
「シャン駄目だよ」
注意するのは栄華の巨大兎のぬいぐるみだけではない。華侖や柳琳の動きも注意しなければならないのだ。
「隙ありっす」
「うわっ華侖様!?」
「もらいました」
「もらわれぬ。酷吏よ」
攻撃が防がれた華侖と柳琳はすぐに後退し、巨大兎のぬいぐるみの陰に隠れる。
「突撃再開始ですわ」
「なるほど…そういう作戦か」
栄華が巨大兎のぬいぐるみを操作し、攻撃の要とする。華侖と柳琳が陰より援護するように攻撃。
巨大兎のぬいぐるみに気を取られていたら、陰より華侖たちにやられてしまうといった事になる。逆に華侖たちに気を取られていたら巨大兎のぬいぐるみに捕縛されて終わりだ。
「良いコンビネーション技だ」
感心している場合ではない。挑戦者たちも栄華たちのコンビネーション技に対応しなければならないのだ。
「く、ぬいぐるみの猛攻を回避したら」
「虎豹風引!!」
「シャン後ろ!!」
「わわ」
「黙刀連撃っす!!」
曹一族3人の猛攻は挑戦者たちに一息すらもつけさせてはくれない。
「ここで挑戦者たち全員に脱落させてもらいますわ。そうすれば番人の中で一番活躍した事に…そうすれば」
栄華は「うふふ」とにやける。
(可愛い子に可愛い恰好をたくさん着替えさせる事が出来ますわ)
栄華から欲望が駄々洩れて香風や鈴々たちがゾワっとさせた。
彼女の好みは小さな可愛い女の子。武則天もまた彼女のストライクゾーンに入っている。
「何じゃろな。あやつからメカクレ海賊と似た気配を感じるような?」
「武則天。それは栄華さんに失礼だ」
カルデアのバーソロミュー・ロバーツ。彼のメカクレに対する熱意は本物である。
「しかし中々なコンビネーション技じゃな」
「ならこっちもコンビネーション技で返す。シャオ、武則天集合」
一旦、後退して素早く作戦会議。
「その作戦、俺らも混ぜてくれ。一旦手を組まないか」
「勿論。作戦には人数が多い方が良いから」
「ならアタシたちも加わせて」
一時的に3チームが手を組む事になる。
「よし…作戦は」
藤丸立香が作戦を伝え、3チームが一気に行動に移す。
「酷吏召喚。突撃せよ」
「「「アイアイサー」」」
酷吏たちが3体の巨大兎のぬいぐるみに突撃する。
「無駄ですわ」
「そんな事ないぞ。妾の酷吏たちには刃物系の拷問器具を持っておるからな」
「え」
巨大であっても元はぬいぐるみであり、素材は綿等だ。
よく斬れる刃物であれば効果は抜群である。
「ぬいぐるみを拷問するのは初めてじゃな。細切れにせい」
「「「アイアイサー。イッツ バラバラ」」」
酷吏たちは鋸で巨大兎のぬいぐるみを引き裂いていく。
「私のぬいぐるみがーーー!?」
「うわっむごい」
「子供が見たら泣くぞ」
巨大兎のぬいぐるみを引き裂いているが油断はしない。巨大兎のぬいぐるみの陰から華侖と柳琳が飛び出して来るのも予想している。
「兎さんをバラバラにさせないっすよ」
「あはは…兎のぬいぐるみがバラバラにされるのはちょっと」
2人の剣技が繰り出される。
「華侖さんと柳琳さんだ。一刀、季衣ちゃんたち対応を!!」
「任せろ。行くぞ鈴々」
「シャン。行くよ!!」
華侖と柳琳のコンビネーション技は強い。しかし2人を離せばコンビネーション技は弱体化する。
「まだまだ負けな…あう!?」
「しまった。これじゃ連携が取れない」
巨大兎のぬいぐるみと華侖たちの隙を突いて駆け抜けるは小蓮。目指す先は三人官女のリーダーである栄華だ。
「魔術礼装起動。シャオに瞬間強化」
「駆ける!!」
身体強化が成され、小蓮は栄華の元まで駆け抜ける。
「月下美人!!」
「あう!?」
バタリと倒れた栄華。そして動きが止まる巨大兎のぬいぐるみ。
華侖と柳琳も武器を落とされ、戦闘続行が不可。これが示すは三人官女の試練を突破したという事である。
「負けたっす~」
「ここまでですね」
「見事ですわ。第二段目の試練突破です」
三人官女の試練を突破した3チーム。
ゴールが目の前に見えてきたという事だ。
1104
雛段最上段 内裏雛。
男雛(おびな)と女雛(めびな)の一対からなり、それぞれ天皇と皇后を模したものとされる。
男雛、女雛は「殿」、「姫」とも呼ばれる。また童謡『うれしいひなまつり』では男雛、女雛をそれぞれ「お内裏様」、「お雛様」と呼ぶ。
「さあ、ついに最上段だーーー!!」
実況の陳琳が興奮を隠しきれない様子でフンフンしている。
雛プリンセス杯も終盤。優勝者が決まる最期の試練だ。
「さあ、ここまで来るとどの組が優勝するでしょうか?」
「栄華たちも頑張ったわ。あの術も興味深かった…でも今回は挑戦者たちの方が上手だったという事ね。さて、季衣たち頑張りなさい」
「シャオ、立香、武則天。呉の者として気張りなさい」
「鈴々ちゃん、ご主人様頑張れー!!」
藤丸立香と武則天は呉の者ではないのだがあえて、ツッコミを入れない華琳と桃香。
「そう言えば最後の番人は私たちも知らないのよね。誰なのかしら?」
「そうね。陳琳は知っているみたいだけど…誰かしら?」
華琳たちは雛プリンセス杯の各番人たちの事を知っていた。しかし最上段だけは知らない。
「最上段の番人殿達からは秘密にされてまして…でもついにお披露目ですので!!」
「さあ、どうぞ」と陳琳は最上段に手を翳す。すると最上段の番人が挑戦者たちの前に現れた。
「最後の番人か…んん?」
何故か虹が出現する。
「ちぇりあぁぁぁ!!」
「なぜ虹!?」
「ぃやっほぉぉぉ。天界から悪戯天使が舞い降りたイメージで持ってぇ虹を滑って可愛く登場。そぉう…私がぁ、私がぁ、私がお雛様よぉん!!」
「がはははは。私がお内裏様だ!!」
貂蝉と卑弥呼が最後の番人として可愛く登場した。そしてガン!!っと華琳が机に突っ伏した。
「どうしたの華琳さん!?」
「桃香…私は最上段での活躍を目に収める事は出来ないわ」
「ええ、何で?」
「眼が腐ってしまうからよ」
虹をどうやって出現させて、どうやって滑っているのかどうでもよい。
「それは言い過ぎよ華琳…」
「いいえ、そんな事ないわ!!」
「ええ…」
筋肉をムキムキさせながらフロントダブルバイセップスのポージングを取る貂蝉と卑弥呼。流石は漢女である。
「最後の試練の説明をしよう。ここも簡単だ」
クイっと卑弥呼は己の背後に指さすとゴールテープが見える。
「私たちを突破して駆け抜けるだけだ」
「でも私たちが簡単には通さないわよぉ!!」
番人である2人が両手を広げて構えた。
「無理ゲーじゃねえか!!」
「勝たせる気の無い番人って奴じゃん」
貂蝉と卑弥呼の漢女力(物理)の強さは誰もが知っている。戦った事ない者の彼らの見た目で慄くレベルだ。
「ははは 安心しろ。ちゃんと手加減するぞ」
「ええ。視界を封じ、機動力を落とし、攻撃もおお振りにしてあげるわ」
そう言って2人は目を閉じた。
「コオオオオオオオオオ!!」
「カアアアアアアアアア!!」
特別な呼吸法をし、闘気をちょっとだけ開放する。
「「0.0005パーセント組手!!」」
「なんかどっかで聞いた事ある気がするな!?」
実力をジャスト0.0005パーセントに抑えて組手をする技だ。貂蝉曰く、ある異世界を視た時に参考にしたらしい。
「さあどっからでも掛かってきなさい!!」
視界を封じた2人は気配等で藤丸立香たちを感じとる。
「くんくん…こっちからオノコの香ばしい匂いはするわん」
「うむうむ。何とも青春の匂いがするな」
匂いでも相手の居場所を把握する2人であった。
「「「………」」」
小蓮や鈴々たちが藤丸立香と北郷一刀の傍から離れた。
「「離れられた!?」」
「そこねえん!!」
「そこだぁ!!」
貂蝉と卑弥呼が突撃してくるのであった。
「「うおおおおおおおお!?」」
狙われる藤丸立香と北郷一刀。
「よし。今だ」
「立香あとは頼んだよ」
「お兄ちゃん頼んだのだ!!」
生贄2人を漢女に差し出した小蓮たちはゴールまで一気に突っ切ろうとしていた。しかし番人が仕事をしないわけがない。
卑弥呼はピククっとゴールに向かう気配を察知して方向転換。一気に小蓮たちの方向に走り出す。
「そうはさせんぞぉぉぉ!!」
突撃してくる卑弥呼を緊急回避。
手加減してくれているおかげで攻撃は大振りだ。回避しやすいが捕まったら一発リタイアなのは変わらない。
「あぶなっ!?」
「はっはっはっはっは。そう簡単には突破させんぞ」
「…やっぱ倒さないと」
香風を武器を構えて気を練り始める。
「むむ…なんと良き気を感じる。これはこっちも対応せねばならんな!!」
卑弥呼も気を練り始める。
「望翔大回斧!!」
大斧から斬撃を連続で放つ。
「ぬおおおおおおおおおおおおう!!」
斬撃が飛来する卑弥呼は気を開放。
「漢女道亜細亜流 最大奥義。石破漢女拳!!」
いきなり最大奥義を叩きだす卑弥呼だった。
「…強い!?」
香風の「望翔大回斧」を卑弥呼の「石破漢女拳」が飲み込んだ。
「…やられた。強すぎ」
「ふん。お主には雛プリンセス・オブ・ハートの称号は早いようだな」
急に出てきた「雛プリンセス・オブ・ハート」とか言う称号。
「シャァァァァン!?」
香風脱落。
「よくもシャンをやってくれたな!!」
季衣は岩打武反魔を構えて投げつける。
「妾たちも戦うぞ。アレを倒さねば突破できんだろう」
「そうだね」
「手加減しないのだ!!」
鈴々たちも武器を構えて突撃する。
「多数で囲めば私を倒せると思ったか。甘い、甘いぞ。グラブジャムンよりも甘ぁい!!」
卑弥呼が気を身体に循環させて、気の文字を展開させる。
「十二王方牌漢女車併!!」
「なんじゃ?」
「ゆけい。我が分身たちよ!!」
気で構成された小さな卑弥呼たちが気弾が如く放たれた。
「ええええ!?」
「酷吏たちよ妾を守れ!!」
「にゃあああ!?」
「嘘でしょ!?」
多数で囲み、攻撃しようとしていた鈴々たちを弾き返す。
「コオオオオオ…」
呼吸を整え、卑弥呼は構え直す。
「はっはっはっは。そう簡単にはいかんぞ」
「むう…やはり高難易度レベルではないか」
ぼそっと愚痴る武則天。しかし攻略法はあるはずだと思考をフル回転させる。
(妾は聖神皇帝じゃ。不可能は無い!!)
いかなる手を以てしてもこの道を進み、自分の力で頂に至る。彼女の信条が敗北は認めない。
「策を考えるのじゃ」
敵を観察する武則天。
「スキル…女中英主」
『女中英主』は本来有していないスキルを短期間獲得できる『皇帝特権』より昇華したスキルだ。
武則天は一時的に卑弥呼を倒すスキルを獲得しようとする。
「さあて…あの力を利用するかのう」
武則天は卑弥呼を観察し、一手を決める準備を行う。
「本気で撃つのだ!!」
「シャオも本気出す」
「あたしも全力で行くよ!!」
鈴々、小蓮、季衣が気を練って技を放とうとする。
「行くのだ。蛇矛一念!!」
「舞え、月下美人!!」
「最後の1個。もぐり…元気溌剌!!」
3人の一斉攻撃が卑弥呼に届く。
「甘いと言っておる!!」
肉体に気を循環させる卑弥呼。
「超級漢女電影弾!!」
回転しながら3人の猛撃を防ぎ、逆に体当たりをかます。
「「「うにゃ!?」」」
「そして…発破!!」
「「「え?」」」
鈴々たちが爆発した。
爆発と言っても卑弥呼によって流し込まれた気が内側から悪さしただけだ。
内側から痺れるような刺激が鈴々たちを襲っていた。
「し、痺れ…」
「う、うにゃ…」
「しびしびしび…」
3人とも痺れて地に倒れる。
「さて後は1人…む、気配を感じんぞ」
残り1人とは武則天の事だ。ゴールに向かっている気配や足音も聞こえない。
視界を封じるという枷を付けている為、今の卑弥呼は武則天の姿は見えない。
「何処に行ったのだ?」
離れた所で貂蝉が藤丸立香と北郷一刀の相手をしているのは分かる。しかし武則天の気配が無い。
「自分から脱落したとは考えにくい。あやつから諦めるという事はない……上手く気配を消しておるな」
気配を消しているというのは正解。武則天の『気配遮断』のスキルのおかげだ。
彼女の『気配遮断』のランクは低いが『女中英主』のおかげで底上げしている。
「…ならば!!」
気の操作は彼にとってはお手の物。気を展開して周囲を探る。
「ふははは 気の周囲探査だ」
気を展開した範囲に入ればすぐにでも対応できる。
「むむ。分かるぞ!!」
卑弥呼が展開した気の探査範囲に1人が入り込んだ。
「そこだ。酔舞・漢女江湖・出土利射上武!!」
酔拳のように動き、気の波動を発しながら放つ飛び膝蹴りだ。
「直撃・発破!!」
「アイヤー アイ ユゥオ」
「む、武則天ではないぞ!?」
「妾はここじゃ」
武則天は卑弥呼の背後に出現していた。
「何故…いや、そうか。酷吏か!?」
「正解じゃ」
武則天は気配を消し、酷吏を密かに召喚。
召喚した酷吏を囮に武則天は音も無く背後から卑弥呼に近づいたのだ。
もしも視界を封じていなければ効かなかった作戦だ。
「終わりじゃ」
武則天は針を卑弥呼に突き刺した。普通の針では卑弥呼の肌に突き刺す事が出来ないので魔力で特別製に造り上げた針である。
彼女にはキャスター適正があり、『女中英主』で『道具作成』スキルを一時的に得たのだ。
「ぬぐぅ…気の流れがおかしく!?」
「くっふっふ。概念礼装の起源弾を参考にしたものじゃ」
「ぐぐぐ…気が上手く練れん。やるな」
卑弥呼の戦闘続行は不可。
「ふ…やるな。お主なら雛プリンセス・オブ・ハートの称号を与える資格がある」
「だから何じゃその称号」
武則天が卑弥呼を倒した頃、藤丸立香と北郷一刀はなんやかんやで貂蝉との戦いは佳境となっていた。
「一刀そろそろ決めるぞ」
「ああ。援護を頼む!!」
「うっふっふっふ。流石は一刀ちゃんに立香ちゃん。やるわねえ」
貂蝉が筋肉をピクピクさせて大技の構えをする。
「卑弥呼の方も決着がついたみたいだし…こっちもそろそろ決めるわよん」
「何か来るぞ!?」
「ああ。反撃体勢!!」
藤丸立香は魔術礼装を起動。北郷一刀は刀を構え直す。
「ヴゥイの体勢!!」
「「ん?」」
何故かVのポージングを取る貂蝉。
「愛嬌の力を右腕に!!」
「え」
「嫉妬の力を左腕に!!」
「ちょ」
「我がパワァ(力)を右肩に!!」
「待って」
「誇り高き恋心を左肩に!!」
「聞いてる?」
「我が美しさを股間の漢女に!!」
「だから待って」
「華麗な漢女力を頂点に!!」
「「何か最上段ではネタ的なものが多いんだけど!?」」
貂蝉がVのポーズのまま光り輝く。何だかぐだぐだしてきたが、ぐだぐだイベントではない。
「必殺。真・漢女充電破!!」
「「何かビーム出たあああああ!?」」
漢女力を充電し、増幅されたビームである。
「ぶるあああああああああ!!」
「く、概念礼装を起動!!」
藤丸立香は概念礼装『フラガラック』の起動。発動すると相対した者の攻撃に対し「必ず先に命中する」という結果を現出させる。
「今だ一刀」
「任せろ」
「何ですって。ぶるあああああああああああああああああ!?」
貂蝉の「真・漢女充電破」を概念礼装『フラガラック』で事象の因果逆転させて、後攻の絶対先制権を得た北郷一刀が貂蝉に一撃を繰り出すのであった。
「るああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「悲鳴が長い」
「あら、御免なさぁい」
「全然無事そうだな」
「良い一撃だったわ一刀ちゃん。そして立香ちゃんの援護もね。私のオリハルコン並みの玉肌に傷をつけるなんて良かったわ」
バッチグーと親指を立てる。
「なんだかノーダメージな気がする」
「でも傷物になっちゃったから責任取ってね一刀ちゃん」
「なんでやねん」
何はともあれ最上段の試練はクリアされた。後はゴールまで走り切るだけだ。
「速い者勝ちだな立香」
「ああ」
北郷一刀と藤丸立香が駆け出す。雛プリンセス杯の優勝者が決まる。
読んでくださってありがとうございました。
次回で『雛プリンセス杯編』も完結です。
なんとか3月中に完結させたい。3月も残りわずがいけるか!?
4月1日には更新したい話もあるし……頑張ろう。
1103
三人官女役は栄華たち。
最初は雪蓮・冥琳・梨晏だったり、凪、真桜、沙和たちだったりと悩みましたが曹一族の三姉妹になりました。
栄華の「偶召排撃」は天下統一伝の技となります。
巨大兎のぬいぐるみを召喚する技です。
モーションは頭上が落下してくるというもので、操作できるのはオリジナル。
まあ、技名的に操作できそうですけどね。
1104
パロディネタ。
ここはこの言葉で全て表せます。
違うのもありますが、ほぼ中の人のネタです。
深夜テンションでやりすぎた感があります。
たぶん後から後悔する作者な気がする…。(今さら)
まあ、恋姫原作でも貂蝉と卑弥呼は中の人のネタをガンガンやってますからね。
特に卑弥呼は赤壁では八茶けてますし。