Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
ゴールデンウイークが終わってもう一週間が経過しましたね。
ホントに時が過ぎるのって早いなあ。
FGO。
絶賛奏章Ⅳをプレイ中。
今回もすごく深い物語だ。まだ物語も中盤に行く手前ですが色々と不穏な…。
カドック…。そしてマシュとリリスの関係。気になるところだらけだ!!
アショカ王がカッコイイ…!!
早く彼の活躍する展開までプレイしなきゃ!!
そしてメタンヌとリリスがカワイイんだけど。
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前回までのあらすじ。
太歳星君と合流した藤丸立香の目の前に孫堅を名乗る蓮華が現れた。
(そうか…ここはもしかして)
孫堅を名乗る蓮華のような女性を見て状況を理解出来た。
謎の光に包まれた時の感覚は過去に経験した貂蝉による筋肉式レイシフト。そして孫堅を名乗る蓮華のような女性。
この事から藤丸立香はまた過去の外史世界に訪れた事になる。前回は数か月程度のタイムスリップだが、今回は十数年以上のタイムスリップかもしれない。
その理由が目の前の女性だ。彼女は過去の孫堅(炎蓮)で間違いないが、知っている姿とだいぶ若いのだから。
(そういえば以前、雷火さんに聞いた事がある。蓮華さんが一番炎蓮さんの若い頃に似ていたって)
目の前の炎蓮を見ると確かに蓮華とソックリであった。親子なのだから当然なのだが、それにしたってよく似ている。
(炎蓮リリィ的な?)
「おい。てめえらは余所者だろ?」
「何でそう思うの?」
「だって2人とも服装がここいらの恰好じゃねえ」
藤丸立香と太歳星君の恰好はどうやらこの辺りでは珍しいのかもしれない。
「変な恰好なのかワガハイ?」
「いや、珍しいって思っただけだよ。もしかして都から来たのか?」
都と聞いて思いつくは洛陽だ。
「洛陽なら行った事あるけど」
「ん? やっぱ洛陽から来たのか」
「オレらはちょっとした旅人だよ」
藤丸立香と太歳星君の素性を全て話しても炎蓮は混乱するだけだ。
無難な対応をするべきだと考え、実行に移る。
「旅人だぁ?」
ジロリと藤丸立香と太歳星君を見る炎蓮。
旅人にしては軽装すぎる。宿を取っていて荷物を置いて来ていると言われればそれまでだが。
(普通な野郎っぽいが…そうでもなさそうだな。そしてこっちの坊主は普通じゃなさそうだ)
炎蓮の初見の感想は藤丸立香は普通そうで普通ではなさそう。太歳星君は元気な坊主っぽいが内なるは恐ろしい何かを隠していそうという感想だ。
正直に言ってしまうと変な組み合わせの旅人である。そもそも旅人も本当かどうか怪しいものだ。しかし2人とも悪人というわけでは無いと思える。
「何しにきた?」
「旅人なんだから色んな所を旅してる。ここもその1つだよ」
「そりゃそうか」
旅人なのだから各地を放浪しているものだ。ただそれだけで、2人ともたまたまこの街に来ただけだと炎蓮は断定した。
(こいつら面白そうだが悪人じゃなさそうだ。ならこの街で悪さはしねえか)
もしも犯罪を起こすのならぶちのめすだけだ、と炎蓮は心の中で思うのであった。
「…じゃあな」
「あ、待って」
「んだよ?」
「この街で色々と物知りな人とか知らない?」
現状が過去の外史世界にいる事が理解できた。次にすべきは多くの情報を収集し、はぐれた太公望たちと合流する事が優先である。
太公望たちも光に包まれたのならば彼らも同じ時代にいる事は間違いない。何故タイムスリップしたかを解明する事も大事だが最優先は仲間との合流である。
「物知りな奴か」
情報は多いに越した事は無い。物知りという事は情報を多く持っているという事。
多くの情報を聞くことができれば動ける範囲も広くなるものだ。
「……この先に張昭っつう儒者がいる。ソイツなら色々と知ってるかもな」
「張昭さん」
「今度こそじゃあな」
炎蓮はそう言って去って行った。
「炎蓮さんがいるんだから雷火さんもいるのも当然だよな」
「炎蓮に雷火?」
「そっか。太歳星君は知らないよね」
話を聞くと太歳星君はこの外史世界に訪れたばかり。自分たちの世界と異なるルールもある。
特に真名ルールとか藤丸立香も最初は少し驚いたものだ。知らなかったとしても真名を許可してないのに真名を呼ぶと斬られてもおかしくないとか初見では理不尽すぎる。
太歳星君に真名についてや、藤丸立香たちの現状を説明しながら張昭(雷火)がいる屋敷へと歩いて行くのであった。
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張昭(雷火)の屋敷にて。
「ふむ。お主らがわしの知恵を借りたいと申す者たちか」
(雷火さん………過去と現在で姿が変わってないんだけど!?)
目の前にいる雷火は元の時代にいる雷火と全く変わらないからだ。
はっきり言って「え、歳取ってないよね?」とか「え、もしかして長命種?」とか口に出かかった。
「はい。実はオレらは旅の者なんですけど、旅仲間を探してるんです」
旅仲間とは太公望たちの事である。謎の光に包まれて過去の時代に来てしまったが近くに太歳星君だけで、太公望たちはいなかった。
実は離れた箇所に飛ばされたり、時間軸が少しズレて先に過去世界に来ていたという可能性がある。
もしも先に過去世界に来ていたら何かしら合流するために足跡か何かを残しているかもしれない。その足跡があるかどうかを得る為に街の物知りである雷火の所へ訪れたのだ。
「旅仲間とな?」
「はい。別々で旅してるんですけど…前に会った時は今度この街を訪れてみるって言っていたので」
「ふむ」
雷火はジッと藤丸立香と太歳星君に見る。
「わしの名前は張昭じゃ。お主らの名は何と申す?」
そう言えば自己紹介をしていないと思って慌てて名前を口にする。
「あ、はい。藤丸立香です」
「ワガハイは太歳星君だぞ」
「藤丸立香に…太歳星君?」
「はい」
「そうだぞ」
雷火は怪訝な顔をしていた。その視線は藤丸立香ではなく、太歳星君であった。
「お主の名を悪く言うつもりはないが……良くない名を親に付けられたのう」
「えー?」
太歳星君。その名を良いものではないと雷火が申し訳ないように言ったのは、太歳星君は祟り神だからだ。
彼女は太歳星君の事を見て、心の中で「まさか忌み子か?」と勘違いしていた。
「太歳星君。ワガハイの名前だ。恥ずかしくも何ともないぞ?」
「ふむ、そうか」
ニッパリ笑顔の太歳星君を見て雷火は毒気を抜かれた。
「太歳星君はとっても良い子だよ。一緒にいるオレが保証する」
「そうだぞ。ワガハイは良い子だぞー。ぼすぼすからも良い子だって言われてるぞ」
「ぼすぼす?」
「知り合いです」
2人からは悪人の気配は感じない。祟り神の名を付けられていようが元気いっぱいな少年だというくらいだった。
尤も服装はここいらでは見ない物であるが。
「すまんな。話が逸れたし、余計な事を言った」
「いえ」
「気にしてないぞ」
話が逸れたので本来の話に戻す。
「旅仲間を探してるんじゃったな。名前や特徴はあるか?」
「はい。探している仲間の名前と特徴は…」
太公望たちの特徴と名前を雷火に伝えるとまた怪訝な顔をした。
「冗談で言っているのではないのじゃな?」
「はい」
「うん!!」
藤丸立香と太歳星君は真摯な目で雷火を見つめた。その瞳に嘘はないと感じ取った。
「むう…ならその太公望や黄飛虎の名を騙る旅仲間か原因かのう」
雷火の怪訝な顔をした理由は察している。
この外史世界は三国志であるが過去に活躍した武人や偉人は歴史に残っている。ならば儒者である雷火であれば殷周時代について知っていてもおかしくない。
過去の有名人の名前を持つ旅仲間を探していると聞けば怪訝な顔になっても変ではないかもしれない。普通は絶対に偽名だと思い、偽名を使っているのであればよくない者の可能性だってあるものだ。
「お主ら…そ奴らとの付き合いは考えた方が良いかもしれんぞ?」
「とっても良い人たちなんですけど」
「ならば太公望や黄飛虎を尊敬や目標にするあまり勝手に名前を使ってる者かのう」
(いえ、本人です)
別世界の、と付くが。
「さて、そ奴らじゃが…1人当てはまる者は知っておる」
「本当ですか」
「うむ。名前は分からんが呉郡のはずれにある港の方で頭の良い釣り人がいると聞いた。名前が太公望か知らんが他の特徴は合致しておる」
実はとても知恵者の釣り人という事で雷火は暇があれば会ってみようかと思っていたくらいだった。
「ありがとうございます」
「ありがとー」
頭の良い釣り人。名前は不明だが服装などの特徴が一致している。
その正体が藤丸立香が探しているカルデアの太公望で間違いないかもしれない。
とても重要な情報を手に入れられ、藤丸立香と太歳星君は雷火に頭を下げてお礼を言うのであった。
「うむ。礼儀正しい者は人に好まれるぞ」
礼儀正しくお礼を言う。人と人がコミュニケーションを取る1つだ。
「全く…孫堅の阿呆もこれくらいの礼儀があればのう」
「孫堅?」
「ただの独り言じゃ」
「その孫堅さんに張昭さんの事を教えてもらったんだ」
「なぬ?」
孫堅(炎蓮)に出会い、張昭(雷火)の屋敷を教えてもらったからこそ太公望の情報を得られた。
ある意味、炎蓮のおかげと言える。縁による出会いに感謝と言うべきかもしれない。
「孫堅と知り合いじゃったのか」
「いや、ここに来る前に初めて出会った。困ってたら張昭さんの御屋敷を教えてもらったんだ」
「ほう。あ奴がのう」
本当は炎蓮と知り合いであるが、この時代の炎蓮とは先ほど初めて出会ったというのも本当なので嘘は言っていない。
「もしも孫堅さんに会ったらお礼を言っておいてください」
「自分で言えい」
「そうですね」
藤丸立香と太歳星君はもう一度お礼をし、屋敷を出ようとした時に雷火に止められる。
「お主は旅人であったな」
「はい」
「なら洛陽にも行ったか?」
「はい。行きました」
この時代の洛陽ではなく、未来の洛陽であるが。
「なら洛陽の様子はどうじゃった?」
「活気が溢れてましたよ」
「そうか………………朝廷については知らんよな?」
昔の洛陽(朝廷)は以前、元の時代で雷火自身や風鈴に聞いた事がある。
既に宦官による腐敗が進んでおり、賄賂や暗殺などが日常的にあったのだ。
「噂程度ですけど…良くないみたいですね」
苦笑いで朝廷の腐敗を伝えるのであった。
「すまんな引き留めて」
「いえいえ」
(そうか。旅人も知るくらいに朝廷は、漢は…)
ため息が出そうになる我慢。予想していたが朝廷(漢)の腐敗状況に呆れ、悲しくなりそうだ。
(腐敗しているからこそ…以前の県令が県令じゃったしな)
以前の呉の県令は江賊や山賊と手を組んで民たちの暮らしを脅かしていたという。しかし雷火が太守に働きかけ、裁きにかけられて投獄されたのだ。
街の県令が民を脅かすなんて世も末である。それ以上の腐敗が今の朝廷だというのだから雷火がやるせないものである。
「あと、港の方に行くなら海賊には気をつけろ」
「海賊?」
「うむ。最近は厄介な海賊が呉の近海に出没しとると聞くからな」
海賊がのさばっている。もしかしたら襲われるかもしれないという事だ。
「忠告ありがとうございます」
藤丸立香と太歳星君は雷火の屋敷を出て太公望がいるかもしれない港へと向かうのであった。
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呉の港。
港なのだから船が多く、漁師たちがいそいそと働いている。そして釣り人たちも当然のようにいる。
到着した藤丸立香と太歳星君はキョロキョロと周囲を確認する。探し人が居ないかどうか。
太公望は釣りが趣味なのだから海辺であれば釣りをしている可能性がある。雷火も「頭の良い釣り人」と言っていた。
「であであのますたー」
肩車していた太歳星君がある方向に指をさす。その先に目的の人物がいた。
藤丸立香は太歳星君を肩車したまま駆け足で向かう。
「釣れてますか?」
「はい。カルデアのマスターという人物が釣れましたよ」
ニッコリと笑顔で振り向く太公望。
「何してる 馬鹿軍師」
「あでっ」
哪吒が太公望の頭にチョップした。
「馬鹿軍師は酷いですって哪吒」
「マスター 無捜索 太公望 釣り」
「いやいや、合流出来るように色々とやってたんでしたって」
マスターである藤丸立香を探さないで釣りしてる太公望をチョップした哪吒なのであった。しかし合流出来たのは本当だ。
「太公望、哪吒。良かった無事で」
「それは此方の台詞ですよ」
「マスター。良かった」
合流出来たのは藤丸立香だけではない。彼の肩には太歳星君もいる。
「はんなまー!!」
「ふふ。太歳星君とも合流できたみたいですね。さて、色々と話をしないといけませんので場所を変えましょう」
「拠点 帰還」
太公望は釣り糸を上げて魚を釣り上げた。
「釣れてたんだ!?」
「お昼を食べながら近状を確認し合いましょうか」
太公望達の拠点へと移動。
合流した藤丸立香たちと釣った魚を持って帰宅。
「黄君ただいま」
「おかえり。お、マスター無事で良かった」
「黄飛虎さん。無事に合流出来ました」
「太歳星君も目覚めたのだな」
「はんなまー」
全員が無事に合流。謎の光に包まれた時はどうなるかと思ったが何とかなるものだ。
「さて、過去に来てしまった事や太歳星君の事などについてお昼を食べながら話しましょうか」
太公望が釣った魚を黄飛虎が受け取る。
「よし、この魚らは…焼いて良し、似て良し、タタキは最高ってやつだな」
美味しい魚料理を食べながら現状や今後の事を報告し合う。
「この時代は過去で間違いありません」
まず、藤丸立香たちがいる時代は元々いた外史世界の過去である。
太公望たちが大陸の情勢や、藤丸立香が出会った炎蓮や雷火たちが証拠である。
「過去にレイシフトした事になりますがそれは」
「太歳星君からの光だね」
「ワガハイ?」
太歳星君が焼魚をバリバリ食べながら首を傾けた。
「あの光だけど以前に体験した事がある。あれは貂蝉が使った筋肉式レイシフトだ」
藤丸立香は以前、貂蝉の頼みにより過去の呉へとレイシフトした。そのレイシフトは貂蝉の手によって発動されたのだ。
その名も筋肉式レイシフト。
「「筋肉式レイシフト」」
「今更だけど…凄い言葉」
筋肉だけでレイシフト。それはマーリンの徒歩できたと似た部類かもしれない。
(たった個人で人を過去に送りますか。やはり外史の管理者とは油断ならぬ存在ですね)
勝手にレムレムレイシフトする藤丸立香も大概だが今は置いておく。
「そうなると貂蝉が太歳星君に筋肉式レイシフトを組み込んだ事になるぞ?」
「太歳星君覚えある?」
「ない」
そもそも太歳星君の記憶はカルデアでお昼寝したところで、この外史世界に転移したとの事だ。外史世界の貂蝉と接点はない。
「そうなるとこの謎は貂蝉から聞かないと分からないか」
「帰還後 貂蝉 捕縛 尋問」
太歳星君に組み込まれた筋肉式レイシフトの謎は一旦置いておく。まずは元の時代に戻らなければいけない。
「以前、過去に来た時はどうやって現代に戻ったのですか?」
「それは…」
以前に体験した孫呉の過去についてを説明する。
于吉が過去の呉に赴いて孫家の歴史を変えようとしたのだ。それを阻止すべく藤丸立香たちは過去の呉へと向かったのである。
「于吉の歴史改変を修正したら元の時代に戻れたんだ」
「そうなると今回も同じかもしれませんね」
于吉がまた過去に赴いて歴史を改変しようとしている。元の時代に戻るには歴史改変を防がなければならないという事だ。
「若き日の炎蓮さんや雷火さんがいる時代の町に来たって事は」
「また孫呉狙いかもしれませんね」
まだ確定したわけではないが、現段階として敵による歴史改変を防ぐ為に過去の時代に来たと結論付ける。
「そうなると炎蓮殿や雷火殿の周囲を様子見した方が良いかもしれんな」
黄飛虎の言葉に全員が頷く。
「そして僕たちの行動も歴史改変に繋がります。気を付けましょう」
以前よりも過去の呉に転移してしまった。これから何が起きるか予測出来ないが歴史を改変させてはならない。
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その話を聞いて驚愕した。
過去へと行けるなんて神の奇跡でしかない。誰もが一度は過去に戻りたいと思う事はあるだろう。そして誰もが「あの時、こうしておけばよかった」と思うはずだ。
しかし今回は違う。韓暹は現在の敵を過去に戻って未熟な時に殺してしまえばよいのではないかと思いついたのだ。
「三国を潰す案を思いついたでおじゃる」
「ほう」
韓暹の妙案に于吉は聞き返す。
「于吉殿は以前に過去に行ったと聞いたでおじゃる」
「はい」
心の中で「誰に聞いた?」と思ったがソコは置いておく。
「過去を変えれば未来は変わるでおじゃるな?」
「ええ。しかし些細な変化で未来は変わりませんよ。些細な変化では結局、辻褄合わせが起こって確定した未来は変わりません」
「ならば大きな変化であれば?」
「未来は変わりますね」
過去が変われば未来が変わる。それは歴史改変である。
「なら妾が過去に行って三国の王どもを殺せば…」
「ええ。歴史は大きく変わるでしょうね。しかしオススメしません」
オススメしないというか于吉にとって歴史改変を今させられると計画が色々と台無しになる可能性があるからだ。
「一応聞きますが、韓暹はどういう事を考えてますか?」
「手始めに呉を潰そうと考えておじゃる。以前、于吉殿は失敗したようじゃが妾なら成功させてみせるぞ」
于吉は過去に孫呉の歴史を変えようとして暗躍した。結果的にはカルデアに邪魔をされて孫家は滅びなかった。
(あの時は孫家の滅亡は出来ませんでしたが本来の目的の方は達成できたので、私の中では失敗じゃないんですけどねえ)
実の所、以前に于吉が実行した孫家の歴史改変は失敗しても良かった。もう1つの計画は順調に進んだ事の方が後々良かったのだ。
(実際のところカルデアのマスターが過去の呉に降りて、呉の天の御遣いになってくれて良かったものですよ)
この事を韓暹が知る必要もない。
「……孫呉を滅ぼすの止めていただきたい。計画が色々とおかしくなるので」
「なぬ?」
「弱体化程度にしてください」
「弱体化程度でおじゃるか?」
「ええ」
現段階で大きな歴史改変はされて欲しくないのはいくつかの計画が台無しになるからだ。
弱体化程度で済ますのなら孫家を支える武将や重臣を殺すまでにしておけという事。
「そして…孫堅を殺すならせめて、孫家三姉妹を生ませてからにしてください」
雪蓮、蓮華、小蓮が世に生れていたら辻褄合わせが起きて未来で大きな変化は起きないかもしれないからだ。
「分かったでおじゃる。それと過去の呉で暗躍するに妖魔の力をいくつか欲しいぞ」
「良いでしょう。私が捕まえた妖魔をいくつか渡しましょう。準備が出来ましたら過去の呉へと送ります」
これにて白波三鬼衆の韓暹は過去の呉へと送られた。彼は過去の呉で暗躍し、未来への孫呉へ剣を突き立てようとするのであった。
「…………本当に余計な事をしないように見張りますかね」
于吉自身が行くか、それとも韓暹を見張る部下を送るか。
読んでくださってありがとうございます
次回の更新はたぶん明日。
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過去の呉で炎蓮と雷火に出会うお話。
これから英雄譚4のお話を元にオリジナル展開が繰り広げられます!!
やっと太歳星君が登場!!彼の活躍もこうご期待!!
コンちゃんも出るぞー。
若いころの炎蓮ってホントに蓮華にソックリですよね。
そして雷火は今も昔も姿が全然変わらん。アンチエイジングどうやってるんだ。
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太公望たちとも無事に合流。
彼らで過去の呉で異変解決を頑張ります。
そういえば「筋肉式レイシフト」って本文に入れておきながら、何だコレってなります。
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于吉サイド
今回の黒幕は韓暹。最初から黒幕が分かります。
彼は『恋姫・無双外伝紫電一閃!華蝶仮面』に登場するキャラです。
ちょっとオリジナル設定も入ってたりします。
過去の呉で彼は何をするのか…
まあ、呉の弱体化のために暗躍するんですが