Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
やっとこさ七夕編がこれで終了です。
忙しくて更新スピードが遅れてますが、まだまだ完結目指して頑張ります。
FGO×Fakeのコラボが楽しみですね!!
誰が実装されるんだろう。やはり狂信者ちゃんか。カルデアにいる歴代のハサンや山の翁を見たらどうなるのか…。
2031
何処かの墓。
「結局…願望成就計画は失敗に終わったか。ただ朕の愛する民二人が殺されただけではないか」
「ははは。しょうがないですよ計画と言っても実験だったんですから」
「朕の民をモルモットにしたと?」
「おや、早速横文字を覚えたようですね」
「話題を変えるな」
何処かの墓で会話をしているは于吉と吉野の御方。
「ははは。でも陛下も今回の計画が実験と分かっていたじゃないですか」
「ふん」
願望成就計画で実験された2人の鬼。怠劫鬼と倫安鬼。
吉野の御方にとって二人は良い民の良い例であった。ああいう民が多くいれば嬉しいものだと思っている。
尤も恋愛馬鹿ばっかりになっても困るのだが。
「あのニ人は普通に再会させ、幸せに暮らして欲しかったものよ」
(そう言いながらも私に実験体として明け渡した御方がよく言うものですね。陛下は怖い怖い)
心の中で「やれやれ」と愚痴る于吉であった。
「で、朕の愛する民二人をモルモットしたのだから何か成果はあったんだろうな?」
「もちろんです。お二人…特に倫安鬼は良い仕事をしてくれましたよ」
「ほう。倫安鬼が」
「まあ、倫安鬼がしてくれたのは予想外の良い仕事という奴ですよ」
コポコポとお茶を淹れる于吉。今回の茶菓子は羊羹。
「ふむ。玉露に羊羹…良いものだな。このような場所で食する物ではないが」
「地域によってはお墓で食事する事はありますよ」
「…それもそうだな」
吉野の御方は上品に羊羹を齧る。
「本来の計画であった願望成就という部分について良い参考材料となりました。願望機である聖杯をより完成させるのと聖杯戦争という儀式をより補強させるのにね」
「この外史で行われている聖杯戦争と聖杯は完成されておらなかったのか?」
「完全に完成されたわけではないですねえ。いえ、ちゃんと形にはなってるんですけど、やっぱり補強は大事なので」
「何故?」
「良く分からないですけど聖杯戦争って上手くいった試しがほぼ無いらしいんですよ」
また「やれやれ」と今度は心の中ではなく、手を振って身体で現した。
「そうなのか?」
「ええ、故に補強が大事なのです。今の所は順調ですがこの後がどうなるか分かりませんからね」
于吉は周囲の墓を見る。
「聖杯戦争。願望を叶える儀式……確かに大それた儀式故に何かしら異常が起きても不思議ではないが」
「はい。それにこの外史で行われている聖杯戦争は亜種です。私と左慈が元の聖杯戦争から組み上げ直した亜種聖杯戦争。何処かでボロが出ても嫌ですから」
「お主らですら聖杯戦争を完璧には出来んものか」
「願いを叶える…というのは誰であれ難しいものですよ」
「それもそうか。しかし願いを叶えてもらわねば其方の誘いに乗った意味がない」
「ええ、分かってますよ。陛下の願いは叶えます」
于吉も羊羹を齧る。
「それと陛下に任せた策も順調ですか?」
「無論だ。この墓標を拠点とし、仲間も集め、武器を探し出し、復活に必要な材料も揃えている」
「それは良かった。陛下に任せた計画は主軸にすらなるものなので…もしも女カ様が敗北したとしても、其方でカバーできます」
お茶(玉露)を啜る吉野の御方。
「寧ろこっちの方が主軸になるのではないのか?」
「そうかもしれませんね」
その墓標には兵馬妖が異様な程に埋まっていた。
ここは秦始皇帝陵。大陸至上最大の皇帝である墓。
2032
三国七夕祭の開催。
「何とか無事に七夕が開催か」
三国で初めての七夕。
準備に色々とあったり、問題があったり、鬼と戦ったりとあったが無事に開催。
国中に七夕飾りが飾られて鮮やかだ。豪華絢爛や幻想的とは違うが、それでも「綺麗」と言える。
北郷一刀と藤丸立香は日本の有名な七夕祭りを知っており、三国の初開催の七夕祭りも日本の負けないくらい大規模だ。
「良いんじゃない?」
「だな。色々と周ってみようぜ」
男二人で七夕デート。
そこは女の子じゃないのかとツッコミがありそうだが、野郎同士で祭りを楽しむのもまた悪くない。
人によっては彼女とデートするよりも野郎同士で遊んだ方が気兼ねないと言う場合もあるものだ。
「色んな飾りがあるなあ」
「確か…短冊や吹き流し、紙衣、網飾り、巾着だっけ」
「中には関係無い物も飾られてるような…」
初めての七夕祭り。色々な人が準備をしているが中には良く分からなずに適当にソレっぽい物を飾る場合もある。
「ま、それでも悪くない」
「日本にいた時の七夕祭りを思い出すね」
「お、立香は七夕祭りとかよく行っていたのか?」
「うん。地元の七夕祭りとか友達とよく遊びに行ったなあ」
「俺も俺も。よく友達と七夕祭りに行って食べ歩きしたっけ」
七夕の意味を理解せずとも祭りは楽しめる。屋台飯を買って、歩き食いしながら友達と駄弁る。
それだけでとても楽しいもの。祭りを楽しんだら友達の家に行ってゲームしたりして遊ぶのもまた一興であったものだ。
「早速、屋台がたくさん並んでるから見に行こうぜ」
「いいね」
祭りであれば商売根性よろしくで屋台を出す人は多くいる。七夕祭りの実行委員である三国からしてみれば「どうぞどうぞ」だ。
屋台が多ければ多いほど祭りの規模は大きい。楽しむ人も多くなるものだ。
「お小遣いもあるし、屋台でいっぱい食おうぜ」
「一刀は蜀のトップの1人なのに小遣い制なの?」
「うん」
蜀の天の御遣いであり、蜀王である桃香に並ぶトップなのに小遣い制。
「そういう立香は?」
「稼いだ給料は普通に自分で使えるけど…まあ、でもQPは1億あっても足らない」
「1億あっても足りない!?」
変な言い方だがサーヴァントは金(QP)が掛る。
「取り合えず…屋台の総なめだ!!」
「腹の空かし具合は十分だ!!」
男2人で屋台巡り。食って喰って喰いまくる。
「あ、朱里に雛里。それに白蓮!!」
「亞莎も」
ある屋台に朱里、雛里、亞莎、白蓮がせわせわと索餅を売っていた。
小麦粉と米粉を練って縄状にねじり、油で揚げたお菓子だ。
「いらっしゃいませご主人様」
「索餅美味しいですよ」
「そ、それに安いですよ。立香さんもい、如何です?」
「買ってってくれ。たくさん作っちまったんだ」
「うん。頂くよ亞莎。いくら?」
「朱里、雛里、白蓮。そこは俺らの仲という事でタダになんない?」
「ふふ、駄目ですよご主人様」
「桃香からたくさん小遣い貰ってんだろ」
「白蓮。その言い方だと俺が桃香のヒモなんだが」
むぐりと索餅を食べる。
むっちりとした噛み応えのある食感で、ほんのり甘い。素朴な味だが好きな味であるという北郷一刀と藤丸立香の感想だ。
「頑張って作ったんですよ」
「は、はい。頑張りました」
「朱里や雛里、白蓮が作ったんだから美味いに決まってんな。毎日食いたいぜ」
「うん。亞莎は良い奥さんになるよ」
しれっと男2人は素で一級フラグ建築士みたいな事を言う。
「ま、毎日…」
「ご、ご主人様。それって…」
「ったく、お前はすぐそういう事をなあ」
「あうあう…り、立香さん」
好きな人。気になる人から好意的な言葉を貰うとどうしても嬉しくなってしまうものだ。
「いや、本当に美味いよ。もくもくと食べれる」
「ああ。俺なら50本は喰えるぞ」
「おいおい一刀。それだと他のが食えないぞ~」
「それもそうだな。はっはっは」
屋台はまだまだたくさんあるのだ。
今は屋台通りにおり、周囲を見渡せばいくらでもある。そんな中で、次に見つけた屋台はちらし寿司だ。
屋台でちらし寿司とは意外にも珍しい。地域によってはあるかもしれないが藤丸立香は見たことがない。
「あ、華琳じゃん」
「武則天もいる」
「魏の王が屋台でちらし寿司を売るとか」
「それなら中国至上初の女帝も屋台でちらし寿司売ってるよ」
魏の王と中国女帝が屋台でちらし寿司を売っているのは何ともシュールである。
彼女たちだけでなく流琉や秋蘭、祭、傾の4人もちらし寿司を売っていた。
「よく来たわね一刀に立香。さっさとちらし寿司買いなさい」
「着た瞬間に買えとは」
「冷やかしはゴメンよ。この魏王たる私が作って屋台で売っているのよ。当たり前じゃない」
「そうじゃぞ。この神聖皇帝たる妾が自ら作ったのだ。無論買うよなマスターよ」
「勿論だよ」
魏王と神聖皇帝が作るちらし寿司とか凄すぎる。
特にこの外史世界で魏王 華琳の作るちらし寿司とか普通であったら希少すぎて誰もが食べたくなるはずだ。
特に屋台は一般開放されているのだから民たちは挙って食べに来るだろう。
「うわ、いつの間に後ろめっちゃ並んでるだけど!?」
「流石は華琳」
「ほら。買うならさっさと買う。後ろに客を待たせるんだから」
「「はーい」」
「私渾身のちらし寿司の美味しさに震えなさい。それと一刀。貴方が最初に私が作ったちらし寿司を食べるのだから感謝なさい」
「それは光栄だ」
華琳が作ったちらし寿司を最初に食べれる。それは誰もが羨むものだ。
(こりゃ桂花や春蘭に羨まれるな)
「ちょっと華琳様の初ちらし寿司を食べるとか許せないわよ!!」
「そうだぞ北郷。ずるいぞ!!」
「居たよ!?」
きちんと列に並んでいた桂花と春蘭であった。
「まあ、姉者と桂花なら並ぶだろうからな」
「華琳様ならお料理なら誰もが食べたいものですよ。私も食べたいですし」
「秋蘭に流琉。よっ、お疲れさん」
魏の中でも料理の上手い2人だ。華琳も含めれば3トップ。
この屋台のちらし寿司が不味いわけがない。
「妾手ずからのちらし寿司じゃ。感動しながら食うのじゃぞマスター」
「わあ。凄い高級感のあるちらし寿司だ」
ちらし寿司に使われている食材全てが高級だと見て分かる。
「おお、立香か。儂の作ったちらし寿司も食べてくれ」
「祭さんのも美味しそう!!」
祭の作ったちらし寿司。武則天よりも高級感はないが、とても美味しそうだ。
敢えて言わないが「お母さんの料理」だ。
「祭は良い奥さんに、お母さんになるよ」
また似たような事を言う藤丸立香であった。
「ぬ、ぬう…お主はそういう事を簡単に言うのう」
最近の祭はある時からより藤丸立香を意識するようになった。ある時というのは過去の記憶を思い出した時である。
「立香か。私の作ったちらし寿司とやらも食え」
「わあ、ちらし寿司じゃなくて肉丼なんだけど」
「文句あるか?」
傾もまたちらし寿司作り班の一員だ。彼女は肉料理が上手いのでちらし寿司も肉でアレンジしたのだ。
アレンジした結果が肉丼になっているのでちらし寿司ではない。
「うお、肉々しいちらし寿司…」
「肉は美味いぞ」
「まあ、肉々しいちらし寿司も良い」
わんぱくボーイなら涎もののちらし寿司だ。藤丸立香もガッツリ食べる派なので嬉しい逸品である。
藤丸立香と北郷一刀。これで一人三品のちらし寿司を食べる事が決定。
2人共どちらかといえば、わんぱくボーイなので三人前のちらし寿司なんてペロリであった。
「あ、そうだ。傾」
「なんだ立香?」
「この後、演劇見に行くから。牛さん」
「来んでいいっ。というかお前も出るだろが!!」
「え、そうなの!?」
「それに北郷。お前もだぞ」
「俺も!?」
初耳だった2人。どうにか逃げれないかと考えるのであった。
「滑稽な姿を期待してるわよ一刀」
「趣味悪ぃぞ華琳」
こうなったら屋台で飯食いまくって動けないくらいになるまでしかないと思うしかなかった。
「こうなったら次の屋台だ!!」
「次の屋台は…あ、藤太」
次の屋台は何にしようかと思えば大賑わいな屋台があった。
その屋台とは素麺の屋台で、俵藤太たちが売り出している。
「ここは藤太たちの屋台だったんだね」
「ああ、マスターか。吾らの作った渾身の素麺をたらふく食っていってくれ!!」
「わんこ蕎麦の勢いで食べる」
親指をグッと立てて、早速素麺を買う藤丸立香と北郷一刀。
「素麺つゆもいっぱいあるぞ。めんつゆに胡麻、ごま油にネギに天かすにラー油その他諸々」
「いっぱいあるね!?」
素麺よりつゆ関係の方を用意するのが大変だったのではないだろうかと思ってしまう。
「ご主人様。此方をどうぞ」
「お、ありがとう美花」
「はい、どんどん」
「すずるずる」
「はい、どんどん」
「ホントにわんこ蕎麦なんだけど!?」
わんこ蕎麦ならぬわんこ素麺。
「はい、どんどんです」
「柳琳まで!?」
「あはは…ちょっと面白いですねコレ」
「美味しいけど大変なのコッチ!?」
わんこ蕎麦(素麺)は美味しく楽しいけど、どんどん大変になるものだ。
「立香さんどうぞ」
「はい、どうぞ」
「月に紫苑さん。ちょっとペース速い速い!?」
紫苑と月が素麺を入れるペースが早いのではなく、藤丸立香が食べるのが早いのである。結果、自分のせい。
本当にこのまま腹いっぱい食えば演劇に出なくても良いかもしれない。しかしそれは叶わない。
結局は藤丸立香と北郷一刀は演劇に出る羽目になるのであった。
2033
三国七夕祭りは初開催にしては成功を収めた。
七夕飾りも好評で民たちも楽しく作っては飾り、屋台で出された七夕料理もまた好評であった。
演劇もまた好評で天の御遣いや恋(呂布奉先)たちが出たのも良いものだった。お忍びとはいえ、霊帝である空丹もちょっと出たのも民を覆いに沸かせた。
願い事を短冊に書いて笹に飾るというのもまた良し。本当に敵うかどうか分からないが願い事を願うのは自由である。
叶うかもしれないというちょっとの望みさえあれば人は願うもの。子供も大人も楽しく短冊に願い事を書いては笹に飾っていく。
「はあ…」
ため息を吐いたのは月。
「星が綺麗」
七夕も既にもう夜。
夜空には満点の星空だ。七夕はどちらかと言えば夜のイメージだ。
幻想的な星空と鮮やかな七夕飾り。五色の短冊が吊られた笹に賑わう周囲。
まさに七夕飾りだ。月は七夕の良さに感動してため息を吐いたわけではない。
「好きな人…」
月がため息を吐いた理由は倫安鬼との戦いだ。
戦いであまり役に立たなかったというのもあるが、実際は『恋の病という呪い』を受けてからは『想い』がより強くなってしまったからだ。
呪いは解除されたが想いはより強くなったままだ。それが恋の病の恐ろしい所である。
「立香さん…」
倫安鬼との戦いでより好きな人を自覚してしまった。
月は藤丸立香に好意を抱いている。その想いは心内に仕舞っている。
仕舞ったままで、その想いを開放する予定は全く無かった。しかし最近の出来事や倫安鬼との戦いで変化が起きている。
「立香さんの事が好きな人はご主人様と同じでたくさんいます…」
同じカルデア所属で武則天や秦良玉。更に孫呉の蓮華たち。他には傾や瑞姫はちょっかいをたくさん出している
ライバルはたくさんいる。他にも魏や蜀にも藤丸立香に気になっている人がいるかもしれない。そう思うと月の心はもやもやする。
「いつからか…立香さんに対して距離が凄く近くなっている人が多い気がします」
物理的にも精神的にも。
カルデアでは秦良玉や武則天たち。三国では炎蓮や雪蓮、蓮華たち。傾もそうだが意外にも冥琳とも距離が近い。
「何かあったのは間違いないと思います…いえ、何かあったのは確かなはず」
前までは何ともなかった。淡い想いがあり、悪い気持ちではなかった。しかし今では辛いまでもある。
我慢も時には身体に悪いというがまさに月の今の状態だ。この最終状態が恋の病に至るのかもしれない。
「はあ…」
「月ちゃん。こんな時にそんなため息は似合わないわよ」
「あ、紫苑さん」
紫苑がお茶を月に渡す。
「あ、ありがとうございます」
「どうしたの月ちゃん。悩みがあるなら聞くわよ?」
悩みはまさにあるが、それを話しても良いかと考える。考えるが無駄だった。
月は結局の所、解決が最初から思いつかないのだから。しかし自分の事で話すのは何となく恥ずかしいので少しだけ嘘を交える事にした。
「あの鬼との戦いで思う所があって」
「…報告は聞いているわ」
「今回戦った鬼はただ好きな人に会いたいだけだった。それなのに私たちは討伐してしまって」
「優しいのね月ちゃん。でも討伐しないと私達が危なかった…そればかりは戦と同じよ。月ちゃんが気にする事じゃないわ」
月たちが倫安鬼を討伐しなければ死んでいたかもしれない。
倫安鬼と怠劫鬼の再会に「三国の滅び」が関係しなければ戦う事はなかったのだ。
2人の鬼とは会話が可能であった。それならば戦わずに済んだかもしれない。
「ただ好きな人に会いたいだけだった。狙われると分かっていても好きな人と会いたいものなのでしょうか」
「それは……分からないわね。その人の想いの強さによるから」
人は理屈ではない。ただ感情的に想いの強さだけで行動に出る時がある。
それこそリスクや損得すら関係無いのだ。
「やっぱり好きな人に会えないの辛いんですかね」
「そうね」
「気持ちを…想いをずっと秘めているのも辛いですよね?」
ここは月の本音である。
「ええ…それこそ恋の病にかかってしまうかもしれないわ」
「恋の病……対策というか治す方法はあるんですかね」
「やっぱり、その想いを告白するしかないわ」
想いの告白と聞いてドキリとさせられる月。
「でも…告白して…その」
「その想いが成就するか分からないわ。そればっかりわね…でも成就すれば幸せだし、成就しなかったら次に進めるわ」
恋とは難しい。
失敗(失恋)したらとても辛いはずだ。しかし次に進めるのだ。気持ちははっきりとスッキリする。
「でも、なかなか告白は難しいですよね」
「ええ…そうね」
好きな人に告白する。男であろうと女であろうと告白する人はとても勇気がいる。
「何か切っ掛けがあれば…勇気が湧けば、気持ちが強くなる事があれば良いわね」
「切っ掛けか…」
星空を見る月。何か切っ掛けや勇気を貰える時があるのだろうかと思うのであった。
(ふふふ…月ちゃんも恋する乙女なのね)
クスリと微笑する紫苑。
(でも人の事言えないわね。私もまた…)
三国七夕祭りは無事に成功するのであった。
こんにちは。読んでくださってありがとうございました。
次回からついに夏編…というか水着編に入ります。
リアルだとあるだけど、関係ありません。水着回をついに書くぞ!!
水着回は長編になる予定です。
2031
于吉と吉野の御方の反省会
まあ、反省会してないけど。
吉野の御方もあの2人には目を掛けてました。ただ恋する、愛する人たちだったので。
吉野の御方も人の恋路を邪魔しないし、悪いとは思わない。
吉野の御方が任されている計画。場所が場所なので外史世界のあの方に関わるモノです。
2032
七夕祭り
子供の頃は地元の七夕祭りに遊びに行ったなあ。
彼女と遊びに行っても、野郎と行っても、家族と行っても楽しいよね。
北郷一刀と藤丸立香もこの外史世界で七夕祭りを楽しんでます。
FGOでも七夕イベントやってくれないかなーって思う今日この頃。
2033
そろそろ彼女たちも動きます。たぶんな。