Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
FGOでは運命の三女神編のウルズ編をクリアしました!!
とても面白かったです。過去のやり直しとはいえ、ロマンと出会えたのは嬉しかったです。
そしてちょっととはいえ、ロマンとダビデの絡みもあって良かった!!
新たなる新イベントが…来る!!
「春の終わりに君を待つ」
どのような物語なのか。そして新たに登場する英霊は誰なのか。
またまた気になりますね。というか着ぐるみのサーヴァントかあ。
まったくもって真名が予想出来ませんね。
カルデニアか…。
2048
翠たちのサマーレクリエーションと凪たちのサマーレクリエーションを楽しめた。
次は第三のサマーレクリエーションが待っている。蜀、魏と来たので恐らく呉陣営の誰かだろうと予測する。
チラリと蓮華たちを見ると、どうやら彼女たちも「うちの誰かよねきっと」と思っている顔だった。
「あ、待ってましたよ皆さ~~ん」
「お、おお、お待ちしてました」
「やっと来ましたね。包は待ちくたびれましたよ」
待っていたのやはり呉の陣営の者たち。
孫呉が誇る軍師陣である穏、亜莎、包の三人であった。
「穏、亜莎に包じゃない」
「楽しくて面白い海の鍛錬(遊び)を考えて待ってましたよ~」
「それは楽しみだ。どんな鍛錬(遊び)なんだ?」
「その前に~~~私たちの水着をご紹介です~」
まずは水着紹介から。
夏で海と言ったらやはり水着が主役なので水着紹介は大事である。
「どうですか~?」
穏の水着は朱色を基調としたチャック付きビキニタイプだ。動き易そうなスポーティーな装いで、インドアからアウトドアに転身している。
赤い玉の着いたビーチハットを被り、首元にはホイッスル。そして白いビーチサンダルを履いている。
バスト部分にチャックが付いているのは胸元を閉める機能だ。ただ彼女の胸が大きいのでチャックを閉める事が出来ない。
パンツ部分の左右についているチャック機能は分からない。人によっては性癖に刺さるかもしれないが。
そんな彼女はまるで海の監視員のような装いに見えなくもない。ただこのような綺麗な監視員がいれば男はドキドキしてしまうはずだ。
もしくは注意されたい男子が増えるかもしれない。しかも男子の目線は穏の顔より下に向けていそうだ。
「どうですか立香さ~ん?」
「うん。とっても似合ってるよ。可愛いね」
「ええ。似合ってるわ穏」
「えへへへ~」
とても嬉しそうな穏。
「うふふ~。水着姿な私と個人勉強しますか立香さ~ん」
「こら穏」
くっつきそうな穏を蓮華が制する。
「亜莎の水着も可愛いよ」
「ひゃ、ひゃう。あ、ありがとうございます立香さん」
「ユウユウも可愛いと思います!!」
亜莎の水着は白桃色を基調としたフリンジビキニタイプ。日焼け対策に薄手のパーカーを羽織っている。
ヒラヒラとビキニに装飾されたフリルが靡き、桃色のリボンが付いたカチューシャも付けている。腰元には赤いリボンを結び、花の装飾を付けていた。
可愛らしい女性である彼女に似合った可愛いふりふりでふわふわな水着だ。褒められて亜莎の顔は水着の色よりも真っ赤になっていた。
(恥ずかしがって姿もいいな)
恥じらう女性が性癖に刺さる男もいるらしい。
「包の水着はどうですかぁ?」
うっふーんとセクシーポーズを決める包。
「似合ってるんじゃないか?」
「まあまあじゃの」
「なんか包だけ評価低くないですか?」
包の水着はトロピカル色を基調としたフリンジビキニとショートスカートビキニの合わせたモノだ。
首元にはハート型ネックレスと掛け、頭には赤い花飾りが目立つ。両手首には水色のブレスレット嵌めており、左胸元にはお洒落にハートのシールを張っていた。
ポジティブな彼女にはトロピカルな色合いであるふりふりの可愛い水着が似合う。普段もテンションが高いが夏で水着になった彼女はよりテンションが高い。
元気で可愛い彼女に此方もまた元気を貰えそうだ。
「ねえねえ立香さん。包の水着似合ってますよね!?」
「あー、似合ってる似合ってる」
「だから何か雑じゃないですか!?」
「ごめんごめん。でも似合ってるのは本当だよ。可愛いし、この中で一番好みかも」
「「「「っ!?」」」」
本当かどうかは置いておいて、余計な事を言った藤丸立香であった。
「へえ、分かってますねえ立香さん。もうしょうがないですねえ。もっと見てもいいんですよ~」
調子を取り戻した包。しかし藤丸立香の背中を突き指すように視線を送る蓮華や武則天たちであった。
(むむむ、やはりライバルが多いです)
孫呉軍師陣の水着紹介は終了。彼女たちの水着もとても素晴らしいものであった。
「そうだ。穏たちはどんな鍛錬(遊び)を?」
「私たちが提案する鍛錬(遊び)は『心』です~」
「心?」
「翠さんたちが『体』。沙和さんたちが『技』。そして包たちが『心』を司っているのです!!」
「司るって」
穏たちが言う『心技体』。
精神力(心)・技術(技)・肉体(体)の三要素。全てがバランスよく整った時、人は自身の持つパフォーマンスを最大限に発揮できるという。
今までの鍛錬(遊び)を思い出すと確かに『心技体』に沿っていた気がする。
「なるほどな。翠も凪も何も言ってなかったが、そういう意図も隠れてたのか」
「楽しく鍛錬もしよう…まさにそうだったわね」
華琳は翠たちと凪たちのレクリエーションを思い出す。つい先ほどの事だが楽しい思い出として記憶に残っている。華琳だけでなく桃香や蓮華たちも楽しい思い出になっているのだ。
きっと『心』を沿ったレクリエーションも面白く、楽しい競技のはずだから良い思い出になるに違いない。
「穏たちはどんな鍛錬(遊び)を?」
藤丸立香が尋ねる。
「ますらお勝負です!!」
「「「「「ますらお勝負?」」」」」
『ますらお』という言葉は分かるがどういう競技かは全く分からない。
「どういう勝負なんだ穏?」
藤丸立香は競技が分からないのでみんなの代表として説明を求む。
「説明しますね~。亜莎ちゃんが」
「はい。私がし、しますね。うう~~…」
亜莎が緊張しつつ、競技の説明をする。何故か説明する際に恥ずかしそうである。
「え、えとえと。立香さんと北郷さんが磔にされます」
「「え」」
楽しい鍛錬(遊び)ではないかもしれない。色々と不穏な情報がこれから説明されていく。
「その後に…み、皆さんがお二人をゆ、誘惑します」
「「「誘惑?」」」
「ゆ、誘惑して立香さんと、北郷さんを…その、は、反応させた組が勝ちです。うう~~」
「「「反応?」」」
競技の説明をされたのだが全く分からない。
「ますらおに必要なのは不動の精神力との事です~」
「その前にますらおって何?」
蓮華が聞きなれない単語の説明を求めた。藤丸立香として「ますらお」よりも競技内容の詳しい説明を求めている。
「ますらおとは強靭で不動な精神力を持つ人を指す言葉です~」
『ますらお』。
強く勇ましく、立派な男性を意味する言葉。心身ともに優れた立派な男子や勇敢な兵士・武人などを指す言葉として使われている。
「どんな戦場や強敵を前にしても折れない心が大切なのです!!」
感情のコントロール、集中力、プレッシャーに負けない強い意志や、困難に直面しても諦めない精神力はとても重要だ。
しかし優れた技術や体力があっても、本番で緊張して力を発揮できなければ意味が無い。故に「ますらお勝負」とは強固な心を鍛え上げる競技なのである。
「この競技は精神力を鍛えるものなのです!!」
陸の言葉に変な所はない。武人として戦士として強靭な精神力は必要な要素である。
今後の五胡との戦いに不動の精神力は鍛えておくのは重要だ。しかし彼女の言葉は真っ当なのだが説明された競技が意味不明すぎた。
「穏」
「何ですか立香さん?」
「競技内容をもう一回説明して」
「いいですよ~」
まず藤丸立香と北郷一刀が磔にされる。
磔にされたニ人は各陣営の前に連行され、各陣営の女性たちはニ人を誘惑する。
今回の場合は一人に対して二陣営ずつに分かれる。藤丸立香には呉陣営とカルデア陣営。北郷一刀には蜀陣営と魏陣営。
誘惑はどんな手を使っても良し。こらえる二人に対して反応させた陣営が勝者となる。
「やっぱり説明されても意味が分からないんだけど」
「立香に同意なんだが」
磔にされる男子二人はやっぱり「ますらお勝負」の意味が分からない。精神力を鍛えるという意味は理解できたが競技内容が分からない。
藤丸立香と北郷一刀は分からない。
「誘惑って…」
「蓮華様。その…呉の軍師は意外と独特な考えなのですね?」
「待って華琳、秋蘭。たまたまだから。きっと夏が穏たちをそうさせたのよ」
蓮華は穏たちの考えた競技に微妙そうな顔をしていた。何なら少し恥ずかしそうにしていた。
「心を鍛えるのにご主人様を誘惑するとは。そんな、ご主人様をゆ、誘惑」
「ご主人様を誘惑…それって意外に初めての事かも」
「誘惑ってどうするのだ?」
「包と亜莎は何をしてるんだ」
「穏様を止められなかったのでしょうね。包はノリノリかもしれませんけど」
「マスターを誘惑。何をしても良いだなんて」
「ふむ。マスターを誘惑とな」
最初は色々と理解するのに意味不明すぎたが徐々に理解していく。
「これって精神力を鍛えるの一刀と藤丸だけじゃないの?」
「はい。立香さんと北郷さんは精神力を鍛えて頂きます。お二人は天の御遣いです。もしかしたら五胡にお二人を誘惑して拐かす輩がいるかもしれません」
天の御遣いというのは重要な存在。
武田信虎の時は王である桃香たち三人を誘拐した。なれば特別な存在である天の御遣いを利用しようと誘拐される可能性だってあるのだ。
「俺らはそんなホイホイ誘惑されて怪しい人について行くほどスケベじゃないぞ」
「「「え」」」
「おい。流石に傷つくぞ」
男はスケベと言われて否定できないが、流石に敵の誘惑に騙されてまでリスクを冒すスケベではない。
「でも一刀でしょ」
「ご主人様だしねえ」
「おい」
まさかそこまでスケベと思われていた事にちょっと傷ついた。
「マスターなら逆に相手を絆しそうですけどね」
「確かに。実際に実績があるしの…しかし誘惑という術は場合によっては悪辣じゃ。それに五胡には相当な妖術者がいると聞くぞ」
五胡には怪しい術者や女カを名乗る存在もいる。もしも誘惑なる術式があったら藤丸立香たちも危ない。
「そうなのです。だから精神力を鍛えるのは必要なのです~!!」
「精神力を鍛える意図は理解できたわ」
今回の「ますらお勝負」は男子側を鍛える寄りのようだ。
「パッと見これは立香さんと北郷さんだけを鍛えるだけに見えますが女性陣も鍛えられますよ」
「そうなのか?」
「場合によっては私たちも敵を誘惑する事があるかもしれません」
「無いんじゃない?」
「無いと思うが」
「……あると思います!!」
包が強引に話しを通す。
「誘惑して敵を油断させる。戦略の一つとして考えてもいいかと包は思います」
人によっては誘惑を策略として使う。誘惑の術自体に華琳も否定はしない。しかし自分がする事は無いだろうと思うのであった。
それは愛紗や春蘭たちも同じように思うのであった。各自陣で誘惑を策として使う者は中々いない。
(私の陣営だと意外と燈が策として使うかもしれないわね)
(瑞姫さんがしてそう。いや、してるよね?)
(誘惑か。うちだと冥琳なら誘惑専門の斥候部隊とか作るかも?)
誘惑(ハニートラップ)なんて引っ掛からないと男は言っていても引っ掛かるものだ。
それは歴史が証明しており、誘惑の術は過去から現在まで廃れる事なく策として使われているのだから恐ろしい。
「誘惑を実行する女性もまた勇気がいります。恥ずかしがっては意味もありません。故に誘惑する側も精神力が鍛えられるのです!!」
(((そうなのか?)))
包の説明に「それはどうだろう?」と思う女性陣であった。
「それにこれは孫子の鍛錬書にも記載があるんですよ」
「兵法書ではなく?」
包はズイズイと『孫子の鍛錬書』という書物を出した。
「あ、本当だわ」
「著者も孫子ね…」
「それ本当に孫子が書いたものか?」
偽物じゃないかと思うのであった。
「さあ皆さん。ますらお勝負を開始しますよ~!!」
何はともあれ『心』を鍛える鍛錬(遊び)である「ますらお勝負」の全容は公開された。
「ま、誘惑する事を五胡での戦いで使うか分からないけど頭の片隅に知識として入れておくのもいいでしょう」
「覚えておいて何かの役に立つかもしれないかな?」
「今回ばかりかと思って試してみるのもいいかもしれないわね?」
華琳は試しにと、桃香・蓮華は疑問を思いながらもとりあえずやってみようと思いながら「ますらお勝負」に臨む。
「じゃあ立香さんと北郷さんは磔になってくださ~い」
「「嫌なんだけど」」
まだ藤丸立香と北郷一刀は了承していないのだが強制的に磔にされた。しかも十字架に磔にされるという。
「何で十字架?」
特に意味はない。
「ちなみにお二人の身体には判定絡繰を取り付けます」
「判定絡繰?」
「もしかしなくても真桜が発明した物か?」
穏の手にはよく分からない絡繰りが二つ。
「はい。真桜さんの説明だと確か誘惑によって血液の流れが変化してとかうんたらかんたらで判断するみたいです」
「はあ…」
「そして反応したと判断されたら何か爆発するみたいです~」
「「なにぃ!?」」
急に危険な勝負になった。
2049
不動の精神を鍛える『ますらお勝負』が開始された。男性二名の意見は聞かれずに強制参加である。
女性陣たちは夏の魔力に充てられてるのか「ま、いっか」で済んでいる。普通ではやらないし、相手が藤丸立香と北郷一刀だからこそ成り立ったのかもしれない。
「何故こんな事に…」
十字架に磔されている藤丸立香。
目下にはカルデア陣と孫呉陣(穏たちも含む)の水着美女たちが並んでいる。寧ろ磔された藤丸立香を全員が注目しているのだ。
「マスターを誘惑して反応させるなんて」
「まさかこんな事をするなんてのう」
「私が立香を誘惑…」
「く、何故こんな事を」
「り、りり立香さんを、ゆ、誘惑」
「いっぱい誘惑しましょ~」
「あわあわわわ」
「包にかかれば一撃ですよう」
恥ずかしそうな面々もいるが何故か乗り気でもある。
何をされるのかと身構える藤丸立香。身構えると言っても彼はどんな事があっても我慢するしかない。
このような面前で反応する姿を見せるなんて恥辱でしかないし、反応したら爆発するなんて恐怖しかない。
確かにある意味、精神を鍛えられるかもしれないが。
「さあどうやって立香さんを反応させますか~?」
穏が藤丸立香をどうやって誘惑するか皆に相談する。
「全員で行きますか。それとも一人ずつ行きます~?」
「ふっふっふ。まずは包が行きますよ。というか終わらせてあげます」
自信満々な包が前に出る。
「何せ包の水着が立香さんの一番の好みらしいですからね~」
悪気は無いのだが今の言い方は他の面々に煽っているようになってしまっている。
蓮華や武則天たちは少しだけイラッとするのであった。
「うっふーん。どうですか立香さぁん?」
脇見せポーズを決める包。
彼女は美少女であり、セクシーポーズを決めている姿は様になっているのは確かだ。
中身が生意気で余計な一言が多い女性だとしても。
「どうですか立香すわぁ~ん?」
「うん。魅力的だよ」
「うっふ~ん。包の事、襲いたくなったんじゃないですか~?」
「いや、そこまでは」
「何でですかー!?」
「何でって言われても」
包が美少女で魅力的であることは事実だ。水着を着て夏の魅力も一層上がっている。
しかしそれで包を性的に襲いたくなるかどうかは別である。
「何でですか。こぉんな魅力的な包を前にして襲いたくならないんですか。不能なんですかー!?」
「失礼な。正常だよ」
まだまだ元気いっぱいの男性である。
「まあ、もしかしたら今のマスターはちょっと賢者かもしれませんからね」
「楊貴妃。立香が賢者って?」
「あ、何でもないです」
楊貴妃が口笛を吹いて何かを誤魔化す。その様子に「ん?」と思う蓮華であったが気にしない事にした。
背後に武則天が鞭でパシンパシンと叩き音で脅してくるのも無視した。
「包が魅力的なのは本当だから」
「本当ですかー?」
ジト目で見つめてくる包。
「じゃあ今晩さ、包の部屋に行っていいの?」
「ひゃうっ」
まさかの台詞に反撃された包。
これには彼女も後ずさった。てっきり自身の誘惑にタジタジになる姿を想像して優位に立てていると思っていたのだが自分自身がタジタジになりかけている。
「今晩いいね?」
「ひゃわ…あわ」
包はグイグイ行くタイプの人間だが、相手から逆にグイグイと攻められるのは弱い。
「あ、それは…その、そこは要相談と言いますか。あ、いえ、包も嫌ってわけじゃないんですけ…ど」
いっきに形勢逆転。
「立香って意外と攻めるのね」
「マスターは凄いですよ。急に攻め攻め男子になったりしますから」
藤丸立香は受け身だったり、攻め手だったりと状況によって変化する。特に攻め手になると英霊もびっくりの漢となる。
「そうだのう。ワザとなのか、狙ってやってるのかと思う時もあるしの。妾的にはマスターは攻め攻めタイプ」
「ユゥユゥもそう思います」
「私もそう思うわ」
武則天、楊貴妃、蓮華の三名は藤丸立香が攻めるタイプの男と認識しているようだ。
何はともあれ藤丸立香が包の誘惑を耐えきって逆にノックアウトさせるのであった。
「次は私と」
「わ、私が行きます」
二番手は明命と亜莎のペア。
早速二人で攻めてくるとは予想外だが問題ないと藤丸立香は自分に言い聞かせる。
「で、では…遠慮なく攻めさせてもらいます!!」
「お、お覚悟ください。り、立香さん」
二人は脚の間に手を添えるポーズを決める。
両方とも知り合いとはいえ、異性を誘惑するという行為を恥ずかしがっていた。顔を真っ赤にしているのがいい証拠だ。
なにせ明命も亜莎を男をたぶらかせるようなキャラではない。しかし恥ずかしながらも男を誘惑する姿は何処かクるものがある。
「二人とも可愛いね」
「ひゃうっ」
「はうっ」
二人は藤丸立香を攻めると言うが逆に藤丸立香が二人を攻める。
ほめ殺し攻撃である。
「何度も言うけど明命の水着似合ってるよ。明命の活発さとよく合ってる水着だ。いつも可愛いけど今日は魅力もぐんっと上がってる」
「にゃわわわわわわわわ」
「亜莎だって魅力的だよ。普段はいつも大人しいけど今回は攻めているのか魅力を開放してるね。眼鏡姿もいいけど眼鏡なしもいい。もっと自分が可愛いって誇ってもいいんだし、普段も可愛い服を着ている姿を見てみたいな」
「あうううううううう」
慣れない誘惑ポーズをして顔を真っ赤にしている二人だが藤丸立香の褒め殺しで完熟トマトみたいに真っ赤になってしまっている。
「ねえ明命」
「は、はい!?」
「何度も言うけどとても魅力的だ。抱きしめたくなるよ」
「にゃわああ!?」
「亜莎」
「は、はははい!?」
「今度二人きりになったら可愛い服を着て見せてよ」
「ふ、ふふふ、二人っきりで!?」
明命と亜莎は顔を超真っ赤にしてボンっと蒸気を上げて倒れた。
褒め殺しによって二人はノックアウトである。
「二人とも魅力的だから口説きたくなっちゃうよ」
(((もう口説いてるし…)))
二回戦目の誘惑に耐えて逆に相手をノックアウトをした藤丸立香。
慣れない台詞を連続発言して自分も恥ずかしさがあるが、反応して爆発する未来になるくらいならマシである。
(よし。これで三人耐えきった。次は誰が来るんだ?)
「くっふっふっふー。そろそろ妾の出番じゃの」
「不夜奶奶頑張ってください~!!」
「あ?」
「あ、ごめんなさい」
三番手は武則天。満を持して登場といった雰囲気を醸し出している。
「妾の魅力でマスターなぞイチコロじゃぞ?」
武則天が出てきてちょっとホッとした藤丸立香。
「おい、マスター。なんかホッとしておらんか。妾なら大丈夫か的な意味で」
「そんな事ないよ?」
正直に言うと「武則天なら大丈夫。ヨシ」と思った藤丸立香であった。
確かに彼女の水着姿は可愛いし、魅力的だ。しかし見方を変えれば可愛い水着を着た童女と認識してしまえば問題無いという事である。
人それぞれの性癖は多く、業が深いし、否定はしない。藤丸立香という人間の性癖は至ってノーマルである。童女の水着に性を感じない。
(オレは大丈夫。オレはノーマル。オレは大丈夫。オレはノーマル)
そう心で呪文のように呟くのであったが空耳オベロンの声で「清姫やライネス(司馬懿)はどーしたw)と聞こえてきて「やっぱオレってノーマルじゃない?」と疑問に思い始めてきた。
「英霊だからセーフ」と思ったら、また駄目な気がするが藤丸立香は色々ともう歪んでいるかもしれない。もしくはもう手遅れである。
(あれ…なんか俺って駄目な気がしてきた)
しかし藤丸立香の性癖が歪んでいるのはある意味しょうがないと言える部分が多少ある。何せ魅力ある様々な英霊(女性)に囲われれば多少なりとも性癖は歪む可能性があるのだから。
(でも武則天のキャスター霊基よりはマシだと思って耐えるしかない)
深呼吸をして精神を落ち着かせる。
「ふん、マスターよ。妾の魅力に溺れるがよいぞ」
武則天は艶のある顔をしてアヒル座りのポーズを決めた。
「どうじゃ?」
「可愛い」
本心で答えた。本当に素で、反射で「可愛い」と口から出たのだ。
「む、そこはセクシーと言うところじゃろう」
(そのポーズでセクシーは無いと思いますよ不夜奶奶。だってそのポーズはカワイイ寄りですから)
アヒル座りポーズはどちらかと言えば可愛さとあざとさの印象があるポーズである。武則天は無意識で選んだポーズであるのだから、やはり身体に少し精神性が引っ張られているのかもしれない。
「本当に可愛いよ武則天」
「む、むう。本心のようじゃな」
真っすぐに見つめなら褒める。その直行さに照れてしまっている。
(不夜奶奶チョロイ気がします。でもそんな不夜奶奶可愛いです)
武則天による誘惑を第三者目線から見て楽しむ楊貴妃であった。これもまた揶揄う事を止められない要因である。
「勿論本心だよ。武則天に対して全て本心で喋ってる」
彼女だけでなく他の者たちにも本心で話しているのだが今はそういう事にしておく。
「武則天の言葉には重く受け止め、はっきりと本心を答える。信頼しているからこそだよ」
「くふ。それは妾もじゃぞ」
「それに…武則天に共同統治者として認めてもらうように頑張ってるし、一人には絶対にしないって約束したしね」
「マ、マスターそれって」
今の言葉も本心である。本心であるがゆえに武則天は藤丸立香の先ほどの言葉に心を揺さぶられる。
はっきりと「武則天に共同統治者として認められるように頑張ってる」とは別の意味に置き換えるとプロポーズみたいかもしれない。
ただ藤丸立香がプロポーズとして言っているかどうかは不明であるが、武則天に認められるほどの人間として成る為に努力しているのは確かだ。
「ストーップ。時間切れですーー!!」
「こりゃ楊玉環。まだ妾の番は終わってなっ」
「はいはい次次!!」
強制的に止められる。
「そうね。武則天の番は終わりよ」
「呉の王まで妾を端に押すでなーい!?」
楊貴妃と蓮華は武則天に何か全部持っていかれると危惧して強制停止させるのであった。
(もうマスターはユゥユゥとの蜜月をもう忘れたんですかー!?)
(立香ってこんな本当にこんなグイグイ言ったかしら…)
藤丸立香も夏の魔力に充てられているのか。それとも別の要因か。
「はい。次の方ーー!!」
「次は私だ。…はあ」
四番手は思春。ため息を出しながら前に出る。
「まったく…なぜ私が」
思春は今回の「ますらお勝負」に関しては不服というか乗り気ではなさそうだ。
これならば藤丸立香も変に意識せず、やり過ごせるかもしれない。
「確か…こうだったか?」
思春はI字開脚ポーズを決めてみせた。
「なん…だと」
I字開脚ポーズは直立または床に座った状態で片脚を真上に高く引き上げ、両脚がアルファベットの「I」の字のように一直線になるポーズである。
身体が柔軟な者でしか出来ないポーズだ。思春は難なくポーズを決めて見せた。
「これでいいのか穏?」
「はい。決まってます~」
どうやら穏の入れ知恵のようだ。
(く……アレンジされた白いモノキニ水着に、普段とは違うロングヘアースタイル。そのうえ大胆なI字開脚ポーズだと!?)
意外な誘惑攻撃に意外なダメージを負うのであった。ただ反応を我慢しただけでも藤丸立香を褒めるべきだ。
「………特に反応はなしか。ふん、ではこれで私の番は終わりだな」
「ますらお勝負」をくだらないと思っている思春はさっさと切り上げようとする。
「思春」
「む、何だ立香」
「メッチャイイ。口説いていい?」
「馬鹿か!?」
思春に砂をぶっかけられた。しかし作戦通りである。
これである意味、頭を冷やせたのだ。
「全く立香のやつは何をほざいているんだか…」
「思春」
「はい何でしょう。蓮華様?」
「……ちょっとずるい」
「どういう事ですか蓮華様!?」
まさかの嫉妬に思春は動揺した。
「さて、次は私の番ですよ~」
五番手は穏。
正直に言ってこのメンバーの中である意味一番怖い。
(う…穏か。正直に言って呉の中でも色気ある人員の一人。そして何をしてくるか想像できない)
「えへへ~。覚悟してくださいよ立香さ~ん」
「お、お手柔らかに…」
「では」
スチャっと穏は七節棍の紫燕を取り出す。
「え、何で武器?」
「ちょわ~」
可愛い掛け声で紫燕を振って、藤丸立香が磔にされている十字架の幹を叩き折る。
「え」
叩き折られてそのまま仰向けに倒れた。
「何で!?」
「え、穏!?」
「なにやってんですか穏様!?」
まさかの行動だが当の本人はニコニコ笑顔のまま。
「これでいいんですよ~」
「いいって…本当に穏さんは何してるんですか」
誘惑攻撃というよりは普通に武器で攻撃しただけだ。何なら相手を誘惑というよりも恐怖させているようなものだ。
「今のところ皆さんは全然攻めてませんからね。ここで私がズズイって攻めますよ~」
「そうですかね。包も含めて皆とても立香さんを誘惑で攻めてましたよ?」
「ちっちっちっち~。誘惑するならこれくらいしませんと~」
そういって穏が藤丸立香に近づく。そして四つん這いポーズで覆いかぶさった。
「え」
「うふふふ」
「「「ちょっ」」」
まさかの行動に藤丸立香はギョっとした。蓮華たちもギョっとした。
「どうですか立香さぁん?」
四つん這いのセクシーポーズ。正面から見るのではなく真下から見るという状況。
藤丸立香の視界には穏のナイスプロモーションが埋めつくされた。そして甘い香りさせも鼻孔をくすぐる。
「そ、それは反則じゃろうが本狂い!!」
「反則じゃないですよ~」
十字架を叩き折って藤丸立香に覆いかぶさっていいという反則は無い。
「ふふふ~更にコレ~」
どっからか取り出した分厚い本。
「本?」
「はい。これはとっても貴重な本です~」
彼女が取り出した本はある市場で発見した兵法の新解釈なる書物。
「とってもぉブ厚いですよねえ~」
「まあ、確かに分厚いね」
穏の顔が三分の二ほどの厚みがあろうかという本。
いきなり分厚い本を出されて意味が分からなかったが、おかげで少しだけ意識を変える事が出来た。
「内容もさることながら。素晴らしいのはこの装丁なんですよぅ」
「え、あ、うん」
「高級感溢れる革細工の拍子を金色の糸で綴じていてですね、この格調高さがもう、たまらないんですぅ」
「た、確かに凝ってる装飾だね」
「でしょぉ~。加えてこの作者の知識を片っ端から注ぎ込んだ無骨な厚さ。読破に何ヵ月もかかると思うと、それだけで…あぁぁぁぁ」
彼女の本好きの奇行は呉の面々は知っているし、楊貴妃たちもある程度知っている。
それにしても四つん這いになってかぶさって来た時が驚いたが今は冷静になってきた。ただの本自慢なら問題無しと。
蓮華たちも「なんだ…いつもの穏か」なんてちょっと拍子抜けしていた。しかしここで穏が危険な状態になっている事えお皆は忘れている。
「ま、まあ…本が綺麗にされて装飾されていると特別感はあるよね?」
装丁が豪華な本にトキメクのは分かる気がする。
本屋でチラっと見かけても視線を奪われ、その存在感に「おっ」となったりするものだ。
「この気持ちが分かるんですか立香さん!?」
穏ほどの心情ではないが気にはなる。
「そ、そうだね。カルデア…天の国でもそういう本を見かけると結構驚くよね」
「結構…ということは、天の国にはこのような書物がたくさんあるんですか!?」
「探せばたくさんあると思うよ?」
「こ、こんな、私が初めて見たような分厚さの書物が…たくさん!?」
世界で一番分厚い本でも約四メートルはあると言われている。
「え…私の身長を軽く超える分厚さの書物が天の国……ある?」
目がトロンとし出す穏。
「な、なんて夢のような空間なんでしょうかあ…想像するだけでも、じゅるっ…」
(涎垂らした…)
「くう…そんな分厚い本に囲まれている事を想像するだけでも胸の高まりがどんどん強くぅなっちゃいます~」
そのまま穏は身体を沈めて藤丸立香と密着した。柔らかい感触が身体全体に広がった。
「穏!?」
「どぉおですかぁ~?」
声も甘ったるい。
「穏それは流石に反則じゃないの!?」
「蓮華様。これも反則じゃないですよ~」
身体を密着させてはいけないというルールは無い。
そもそも誘惑方法については特に指定はしていないのだ。藤丸立香を誘惑する方法は本人次第である。
「ねえ、立香さぁん」
「な、なに穏」
ぷよぷよと胸板に柔らかい感触が伝わってくる。まさかの行動に先ほどまで落ち着いていたのが急に反応し出してしまいかける。
「お胸からドキドキと音が聞こえてきます~」
(バレてる…というか流石に心臓がバクバクするってこんな状況は!?)
「うふふ。立香さんたまりませんかぁ。高まってませんかぁ?」
更に悩ましげな声すら発してくる。
「私は高まってますうぅ。それはとても素晴らしい本と出会った時のようにぃ」
更に更に目を潤ませてくる始末。
「あぁん…立香さぁん、私のこの高まりを鎮めてくださいませぇ…」
今はまだ太陽の日差しが差す真昼間。だというのに穏の誘惑はアダルトな夜中を思わせる。
「の、穏。お、落ち着いて」
「立香さんは目の前に貴重な本があったら我慢できるんですかぁ。いいえ、出来ませんよね~。私は出来ません~」
「できるよ」
本好きであっても貴重な本が目の前にあっても我慢くらいは出来る。
「はあ、身体が火照ってたまりませんよぅ」
「あ、ちょっ、ダメダメ!?」
穏が藤丸立香の海パンに手をかけ始めた。
「だめだめばっかり言われても困りますぅ…はぁ」
悩まし気な吐息を藤丸立香の耳元で吐く。異様にゾクゾクとしてしまうのはしょうがない。
「こういうため息がぁ…止まらないんですよぅ」
「うあああ!?」
これ以上のウィスパー攻撃と柔らかな感触で我慢がきかなくなる。
やはり危険人物だった穏。ここまでの我慢が水の泡になりかけそうになった時にある方向から「ちゅどーーん」という爆発音が聞こえてきた。
皆が「なになに!?」という反応をするのは当然だ。しかし爆発音の理由はすぐに分かった。
「どうやら北郷さんは誘惑に負けちゃったみたいですね~」
北郷一刀は桃香たちなのか華琳たちなのか分からないが、彼女たちの誘惑にノックアウトされたようだ。
弧を描くように北郷一刀が海まで飛ばされてボチャンと落下した。
「どうでもいいですねぇ~」
「どうでもよくないよ!?」
友達が爆発で吹き飛ばされたのはどうでもよくない。
「私はもう我慢できません~」
「だから海パンを脱がしちゃ駄目だっ、それは流石に反則だって!?」
トンデモナイ誘惑攻撃に藤丸立香はタジタジだ。しかしここで救いの一手が入る。
「穏さすがに止めなさい!!」
「駄目ですよ穏さん!!」
蓮華は穏の大事な書物を奪って楊貴妃にパス。
パスされた楊貴妃は書物を適当に放り投げた。ここで海に投げなかっただけマシというもの。
本好きの皆さまに楊貴妃はあとでゴメンナサイだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ~~~!?」
穏はすぐに立ち上がって何処かに放り投げられた書物を急いで取りに行くのであった。
(あ、危なかった。ほんとに危なかった…)
穏の誘惑攻撃は危険すぎた。これほど濃厚な誘惑攻撃はマタ・ハリ並みかもしれない。
「さすがにやり過ぎよ穏」
「はわー…どんでもないもの見ました」
「あやつは軍師よりも色気を武器にして斥候に転職した方がよくないか?」
武則天の言葉に包は心の中で「実際に適任かもしれませんね…」と思うのであった。
「ふう…」
藤丸立香は再度、深呼吸をする。
本当に危なかったが何とか耐えきった。そして残りは二人である。
「次は私と」
「ユゥユゥです」
六番手もといラストは楊貴妃と蓮華のトンデモナイ組み合わせ。
「また二人…しかもユゥユゥに蓮華のペアだと!?」
最終戦でとんでもない高難易度クエストが待っていたものだ。
「穏さんに負けていられませんよ蓮華さん」
「そ、そうね」
そう言って蓮華は半透明のシャツ(シースルー)を脱いだ。
女性が服を脱ぐという行為はグっとくるものがある。それは藤丸立香も例外ではない。
(うく…蓮華の素肌が露わに)
褐色肌に日焼け跡がより目立つ。夏の暑さで汗もかいて妙に色っぽい。。
「さあ、行きますよ」
「え、ええ」
「やっちゃってください蓮華さん!!」
「うう…こ、これでいいのね?」
「え!?」
蓮華は藤丸立香の胸あたりに優しく座り込んだ。そして脚を開脚。水着の紐を少し伸ばして胸と肩部分をほんのちょっとだけ露わにする。
これは定番のセクシーポーズであるM字開脚であった。彼の正面にある意味恐ろしく、凄い光景が広がった。
「まさかの!?」
「う…うう」
M字開脚はまんま膝を曲げながら両足を開く姿勢の事。正面から見ると、両足の形がMの字に似ているからM字開脚。
この態勢で状況の蓮華はとても恥ずかしそうだ。顔が悠久の実や鬼炎鬼灯のように真っ赤である。
「こ、これは駄目なんじゃないかな!?」
「穏さんだって似たようなのやったんですからセーフですよマスター」
穏でさえ危険な状態だったのに今はもっとヤバイ状態になった。
「ね、ねえ本当にコレでいいのよね楊貴妃!?」
「はい。バッチシです蓮華さん。見てくださいよマスターの顔」
チラリと蓮華が藤丸立香を見る。
「あ」
彼もしっかりと意識している。それが分かっただけで何処か恥ずかしいような嬉しいような気がする。
意中の相手が自分の水着姿と誘惑が効いている。何処かゾクリとイケナイ気分になるのであった。
「ユゥユゥも攻めますよ~」
楊貴妃は藤丸立香の顔を覗き込むようにセクシーポーズを取る。
その名も女豹ポーズ。これもセクシーポーズに定番なものだ。
「ユ、ユゥユゥまで…」
楊貴妃による女豹ポーズ。
世界三大美女の女豹ポーズなんて全世界の男たちの夢の1つかもしれない。
その夢を藤丸立香は見る事が出来たのだ。ここで反応しなければ男でないのだが、反応したら爆発するので我慢するしかない。
「むむむ…なかなか反応しませんねマスター。先ほどの穏さんの誘惑を我慢しただけはあります」
先ほどの穏の誘惑は凄かった。
楊貴妃でさえ目を見張るものがあったのだから。そして我慢したマスターである藤丸立香も凄いと思った。
カルデアで何人かの英霊や神霊の本気だったり、揶揄いだったりの誘惑を耐えてきたマスターは流石だという事だ。尤も楊貴妃が要因で今の藤丸立香は少しだけ鎮まっているという部分もあるのだが。
「ならアレやりますよ蓮華さん!!」
「ええ!?」
(アレって何だ!?)
何か嫌な予感がする藤丸立香。
「ア、アレだけは流石に出来ないわよ!?」
「打合せの時はやるって言ったじゃないですか。それに前をどうしても譲らないとか…ユゥユゥ的には後ろも前もどっちでもよかったですけど」
「そうだけど」
(何だ…前とか後ろって?)
羞恥の顔の蓮華。
「流石に皆の前じゃ…」
「でもコレ心の訓練ですし。場合によっては敵とかにも」
「立香以外にはやらないわよこんなの!?」
「まあ、そうですね」
彼女の言葉に武則天や包たちは頷いた。思春でさえも静かに頷いていた。
「でもやりますよ。ほら」
どんっと蓮華の背中を押して位置を変える。
「きゃっ」
「え…んむ!?」
「ユゥユゥはこっちです」
蓮華は藤丸立香の顔面に乗り、楊貴妃は藤丸立香の下半身に乗った。
「……………………………………っ」
藤丸立香の上から下までの全身にトンデモナイ刺激が走った。
「あ、んぅ、立香の息が…」
「あ、マスターの…」
カチリと何か絡繰音が鳴った。
「「あ」」
スっと蓮華と楊貴妃が静かに退く。そして武則天たちも含めて離れる。
カッチカッチカッチカッチカッチカッチカッチと絡繰音が連続で鳴り響き、絡繰音が止まった瞬間に無慈悲に爆発した。
男二人が海の藻屑になって『ますらお勝負』は終了。男はやっぱスケベという事だけが分かったのであった。
読んでくださってありがとうございました。
次回の更新も未定。早かったり、遅かったりです。
2048
今回は呉の軍師陣がサマーレクリエーションを立香たちに提供していきます。
まあ、その内容が今回アレですけど。
実は今まで「心技体」を軸にレクリエーションをしていたのでした?
たぶん。沿っていたよね…たぶん。
呉の軍師陣たちの水着紹介。
穏は天下統一伝のモノです。
包と亜莎は英雄譚4からのモノです。
水着紹介の文を書くのは難しい…。
「ますらお勝負」
この競技名と内容を聞いた事がある人は多いかもしれません。
これはとある作品のモノです。実は砂崩しの内容もそうなんですよね。
実は戦国恋姫オンラインでコラボしてましたね。
あの作品も面白かったです。というか起用されていた声優さんたちが豪華過ぎた。
2049
なんか始まった「ますらお勝負」
藤丸立香が誘惑される!?
どんどんと過激になる誘惑攻撃に、ある程度体制がある立香でも我慢するのは辛いでしょう。
ユゥユゥや蓮華達も彼だからこそできる誘惑攻撃でした。
ハニートラップの書き方ってわかんね。
というか後半はやりすぎたかな?
そして海の藻屑になる藤丸立香と北郷一刀でした。
男は皆スケベだからハニートラップに引っかかるのでした。(個人的感想)