Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
華佗たちが曹操のところに行っている間に藤丸立香たちは新たな仲間と合流!!
ぐだぐだファイナル面白いですね!!
特に本物信長の件は反則級に面白かったです。
218
華佗たちは曹操が待っている謁見の間に入る。
「きゃああああああああ!?」
そして入った瞬間に何故か悲鳴が上がった。
「え、栄華ちゃん大丈夫!?」
「だ、大丈夫ではありませんわ。何ですの…あの筋肉のおばけ…」
ある女性が悲鳴を上げたのは貂蝉と卑弥呼を見たからのようだ。
その気持ちは分からくも無い。今は昼間であるが夜中に出くわしたら間違いなく悲鳴をあげる。
「だぁぁぁれが全身筋肉ムキムキマッチョな戦車前進。ガールズアンドモンスターですってぇぇぇ!!」
「そ、そこまで言ってないと思いますけど…」
「…ひっ、汚らわしいですわ。近寄らないでくださいまし!!」
「ぱんつ、あー…ふぉおおおおおおお!!」
「ひいいいいいっ、ムキムキが、ムキムキがぁぁ!?」
会話の流れが酷く感じる。
栄華と呼ばれた女性は貂蝉に対して物凄く怯えていた。貂蝉も貂蝉でこの時代では理解されない横文字を言い放っている始末だ。
そもそも彼女だけでなく曹操を含めた臣下たちは貂蝉と卑弥呼に慄いていた。それほどまでに2人の漢女のオーラは強いようだ。
あの曹操を恐怖させるほど貂蝉と卑弥呼はトンデモナイ。
「でもすごいっすねー。ええと、おじさん…おばさんっすか?」
「ちょっと姉さん!?」
曹仁に関しては平気のようである。
「うむ。私たちは身体は健やか、心は乙女。極限まで鍛え抜いた健全な肉体とそこに宿った精神はもはや年齢や性別などという些細な枠に収まりはせん!!」
「おおおー。何かよく分かんないけどすごいっす!!」
「ははは。お主、なかなか見所がありそうだな。漢女道を嗜んでみるか?」
「面白そうっすねー。それに裸でいいのも楽そうっす!!」
曹仁と卑弥呼は何故か気が合っていた。曹仁はきっと大物になる可能性を秘めているようだ。
「姉さん!?」
流石に卑弥呼たちの影響を曹仁に与えたらきっと今より苦労をすると瞬時に判断した曹純は自分の姉を止める。必死に止める。
ただでさえ、曹仁は服を脱ぎたがりの癖があるのだ。貂蝉や卑弥呼と似た系統の服を着だしたら曹純は頭を抱えてしまう。
「な…裸だと。そ、そのような破廉恥な恰好で歩いておるわけ無かろう。ちゃんとお大事は隠しておるわ!!」
確かに大事な所は隠しているが結構際どい。貂蝉の方がもっと際どい。
「えー。でもそんな格好であたしは外に出ようとしたら、柳琳は絶対『裸で出歩くのはダメー!!』って言うっすよ。ね、柳琳」
「だ、だって姉さんは女の子で…!!」
普通に考えて際どい恰好で外に出るのは過去でも現代でも駄目な気がする。常識の範囲内というのが当たり前だ。
「ぐぬぬ…裸ではない、私は決して裸では無いのだ。露出度は貂蝉よりもすっと抑えた慎ましやかでオトナな装いなのだ」
卑弥呼の言う慎ましやかでオトナな装いとは何か全く分からない。
「い、色々すいません、卑弥呼さん…」
何故か卑弥呼に謝った曹純であった。
「…大丈夫ですか華琳様」
「まっっっ…たく大丈夫ではないけれど、私の分まで栄華が取り乱してくれたしね。出来る限りあの2人は見ないようにしておくわ」
もし栄華がいなければ先ほどの彼女の反応は曹操がしていた可能性は高い。最悪、気を失った可能性もある。
外史が違ければ実際に貂蝉を見て気絶した曹操がいたものである。
曹操は視界に貂蝉と卑弥呼を入れないように気を付ける。今は平然としているように見えるが心中穏やかではない。
(何なのよあのキモイ化け物は!?)
曹操にも苦手なものくらいあるという事だ。
「それで…あなたが華佗?」
「ああ。俺を呼んだのは君だな曹孟徳」
「ちょっと、あなた頭が高いわよ!!」
「構わないわ。私の困りごとを取り除けるというのなら、それなりの敬意は払うべきでしょうよ。桂花、説明なさい」
「御意。…華佗とやら、曹操様にはね、以前から頭痛の持病があったの」
桂花と呼ばれた女性が曹操の状態について説明していく。
曹操は頭痛持ちのようで、酷い時だと夜も数日に一度ほどしかゆっくり休めないらしい。
「なるほど…睡眠は酒にも勝る千薬、万薬の長。それは辛いだろうな」
「この頭の痛み。あなたの五斗米道なら癒せると聞いたのだけれど、どう?」
「違う!!」
「何ですって?」
いきなり「違う」と否定されて「はあ?」っと反応してしまう。
「ごとべいどうじゃない。ゴッドヴェイドーだ!!」
やはり相手が曹操でも五斗米道の発音には気を付けてほしいようだ。
「ご…ごっと?」
「五斗米道(ゴッドヴェイドー)だ!!」
「ええいそれはもうよい!!」
本題は早々の頭痛が治せるのか否かだ。
「我が五斗米道に治せぬ病などありはしない。あるとすれば、それは恋の病くらいのものだ!!」
「恋の…病!!」
「ならば貴様が治せぬ時は、華琳様は…!!」
急に2人の頬に赤みが増す。『恋の病』という部分に反応している。彼女らの熱視線は曹操に向けられた。
「ああ、それはないわ」
「…ないのですか」
スッパリと曹操が否定すると何故か春蘭と桂花と呼ばれた女性は落ち込んだ。
「ないわよ」
「うう…」
「あらあら、恋する乙女のお顔ねえん」
「ええい。お前たちにこのわたしの気持ちが分かるものか!!」
「わかるわよぉん。とってもね」
恋のエキスパートを自称する貂蝉。案外、親身になって相談を受けてくれるらしい。更に恋の悩み、話は貂蝉にとって大好物である。
「ともあれ頭痛というのなら俺に任せておけ。では、早速診察させてもらおうか」
「っ、ちょっと待ちなさい!!」
「何だ?」
「どうしたの桂花?」
急に華佗の診察に待ったをかけられた。何かあったかと思って華佗は診察を止めた。
「診察ということはまさか、あんた…よもや華琳さまの裸体を見た挙句。あろうことかその汚い手で華琳さまのお身体を触ろうとでも考えてるんじゃないでしょうね!!」
「「なんだとぅ!!」」
何故か春蘭と卑弥呼の声が重なった。先ほどから『何故か』が多い気がしなくもない。
「それはそうだろう。相手は医者だぞ」
華佗は医者で相手が女性でも触診をする時もあれば、外傷が無いか確認するために服を脱いでもらうこともあるのだ。
治療行為は神聖で真剣な行為だ。その過程で欲情するなんて事は絶対に無い。華佗は真剣に患者を助けるために動いているのだ。
「っていうか、なんでおじさんおばさんまで「なんだとー」って言ってるんすか?」
「ダメ…それはダメよ。男の汚らわしい視線に華琳さまのお姿をさらさせるだけでも屈辱の極みだというのに!!」
「うむ。愛しのだぁりんが他の女の裸を目にするなどと…そんなに裸がみたいなら、この私の、私のまだ誰にも見せたことのない白い三角の内側を御開帳…!!」
卑弥呼の白い三角の内側は誰も見たくないはずだ。そもそも今ここで御開帳したら大問題である。
「桂花とこの筋肉の言う通りだ。まして華琳様のお身体に触れさせるなど、天と地、そして深山幽谷に住まう神仙が許してもこの夏候元譲が許すわけにはいかぁぁぁん!!」
「…だそうだけれど、華佗。どうなの?」
「まあ、そのままでも構わないと言えば構わないぞ」
「なんだ、いいのか」
案外すぐに問題は解消。
「我が五斗米道の前では、服などあってもなくても変わりはないからな。もちろん鍼を打つ時は別だが…」
「…それはそれで何だかいかがわしい物言いですわね」
「そうっすよ。服なんてあってもなくても関係ないっす!!」
「姉さんのそれは意味が違うからね…?」
いろいろとぐだぐだしてきたが軌道修正して元の話に戻していく。
「ならいいわ。議論の時間もったいないし、このまま見立てて頂戴」
「承知した」
華佗の診察が始まる。
219
ある飲食店にて。
「秦良玉に蘭陵王!!」
藤丸立香たちの目の前には仲間である秦良玉に蘭陵王が店で働いていたのだ。
「マ、マスター!!」
秦良玉はマスターを見た瞬間にすぐに駆け出して抱きしめた。
「ああ…マスターが無事で良かったです。もしマスターに何かあったらリャンは、リャンは!!」
「ちょ、リャン…タップタップ」
抱きしめられ方が藤丸立香の頭を胸に当ててるような形にでギュっとしているので柔らかい感触と良い匂いがするのだが息が出来ない状態である。
タップしているのだが彼女はマスターが無事であったという事実に対して安心しているので気付かない。絆レベルが上がって忠義心が振り切ってしまっている彼女はマスターを大切に想っているのだ。
「秦良玉殿…主殿が」
「ハッ…!?」
やっと自分自身でマスターを窒息死させようとしたのに気付いてすぐに頭を離す。
「す、すいませんマスター!?」
「大丈夫。てか、ありがとうございました?」
「ぐぬぬ…やはり胸が良いのか胸が」
武則天が自分の胸に手を当てながら秦良玉の胸を見るのであった。
「主殿、無事で良かったです」
「蘭陵王も!!」
この店で再会した2騎の英霊は秦良玉と蘭陵王であった。
まさか陳留で新たに仲間と合流できるとは思いもしなかったものだ。
「秦良玉に蘭陵王よ。何故ここにいるかは等について話をしようか。此方の状況も説明しないといけないからな」
諸葛孔明の言い分は最もである。秦良玉たちは仕事を切り上げて休憩に入りがてらお互いの事情を説明しあう。
「実はランランリョウリョウで…」
「こっちはぐだぐだぐだぐだ…」
「え、何を言ってるんです?」
「秦良玉…よく分からないと思うがたぶん理解できるから」
「え?」
謎の説明会話に首を傾けた彼女だが何故か理解できてしまった。
「なるほど…蘭陵王たちも気が付いたらこの外史にいたと」
「外史。三国志を元に創られた世界ですか。信じられませんが…今、我々がその外史にいることが真実ですからね」
2人の説明を聞くと藤丸立香たちと同じように気が付いたら外史に転移していたとの事。
最初は状況が分からなかったが何もしないという判断はなく、2人はこの外史を旅して情報を得ながら大陸を周っていたのだ。
時代が時代なので盗賊が現れた時は秦良玉は容赦なく倒して回ったようである。
話を聞くと案外ニアミスした部分があったらしく近くにいた事もあったようで、それが揚州での地だ。
藤丸立香たちが揚州に向かった時に秦良玉たちは揚州を出る所だったらしい。運さえ良ければ合流していただろう。
その後、2人は路銀を稼ぐためにこの店で短期間だけ働いていたとの事だ。
「なるほどなー」
「ですが、まさかここで主殿に再会できるとは思いませんでした」
「それはこっちもだよ」
藤丸立香が2人の合流に喜んでいる時、諸葛孔明は考えていた。彼等もまた中国圏内の英霊である。この外史に呼ばれる条件に中国に関わる人物というものが入っていたら他の中国圏内の英霊も既にこの外史に転移している可能性があるからだ。
(中国に関係するという条件ならば何故に俵藤太がいるのかが矛盾するがまずは置いておこう。気になるのが既にこの外史に始皇帝とかが呼ばれてたらいろいろと大変な気が…)
その予想は遠くない未来で答え合わせできる。それまでは悩んでいても仕方ない事である。
「しかし…大陸を混乱招く方士于吉ですか」
「うん。今は外史の管理者と名乗る貂蝉と卑弥呼たちと一緒に于吉を追っているんだ」
「ということは私たちの目的は于吉の打倒ですか?」
「その通りじゃ。相手は于吉1人だけではない。貂蝉が言うには左慈と呼ばれる仲間がいるそうじゃぞ。それに于吉は妖魔どもを従えておる奴じゃ」
今のところ敵は于吉1人だ。しかし彼が従える兵馬妖軍団や妖魔軍団に油断は出来ない。
特に妖魔に関しては特別な力を持つ存在がいるからこそ侮れない。于吉は強大な力を持つ妖魔を控えているかもしれないのだ。
実際に于吉はこれまでに大きな2つの策によって藤丸立香たちやこの大陸に住まう者たちに苦しみを与えてきた。
まず最初は洛陽にて兵馬妖と太平妖術の書を使った策。2つ目は孫呉を巻き込み、妖魔と黄祖を利用した策。この2つの策は簡単に攻略出来るものでは無かったのだ。
「マスターがここに来たということは于吉はまさかここに…?」
「いや、ここに訪れたのはこの外史で仲間になった華佗って人の付き添いみたいなもん」
于吉を追って陳留に来たわけでは無い。于吉が今どこにいるかは分からない。
しかし、于吉が仕掛けた策はどうやら群雄割拠が本格的に始まる前に起こる大戦で発動するらしい。それまで情報を集めながら待っているしかないのだ。
歯がゆいが未だに後手に回っている状況なのである。
「大戦……あまり良い言葉ではありませんね」
『大戦』という言葉に『于吉の策』という言葉だけで良いイメージは無い。恐らく孫呉で起きた戦い並みに恐ろしい何かがあるはずなのだ。
「この蘭陵王、主殿の剣。私も力になります」
「リャンもです。この身は全てマスターに全て捧げたもの。いくらでも力を使わせてください!!」
まさかの出会いであったがこの陳留で新たな仲間と合流。戦力が増えるのは良いことだ。
(それにしても秦良玉はまこと忠義心がマスターに対して振り切っておるのう。それに…秦良玉はいずれマスターを押し倒すかもしれん)
絆レベルを深めて藤丸立香と秦良玉の仲はいろいろとある。いろいろと。
「ところで蘭陵王聞いてもいい?」
「何をですか主殿?」
「女性客がいっぱいいるのってやっぱ蘭陵王のせいなの?」
「…いえ、私は何もしてないのですが」
異様に女性客が多い店内。よく見ると女性客たちは蘭陵王に視線を送っているのが丸分かりだ。
絶対に女性客は蘭陵王目当てで来ている。
「そう言えば店主も蘭陵王殿が来てから女性客が増えたと言っていましたね」
「やっぱり」
蘭陵王の素顔を女性客が見たらきっと気絶するかもしれない。
(いや、絶対に蘭陵王の素顔を女性客が見たらイケメンフェイスでやられるな)
彼の宝具が顔面宝具になっている程のイケメン度だ。一般の女性が見たら目を焼かれるのではないのだろうかと思ってしまう。
フェイスフラッシュでエネミーを攻撃するくらいなのだから。
「何はともあれ、新たな仲間と合流出来た。恐らく于吉は更に苛烈な策を用意しているだろう。戦力増員は願っても無い」
これ以上の苛烈な策。過去改変をしようとした策以上なんて考えてしまうとウンザリでもあり、怖くもある。
「ですが待つしか無いのですか」
秦良玉は眉を曲げてしまう。先手を打てれば于吉の策を台無しにすることが出来るのだが今の段階だと後手に回ってしまっている状態なのだ。
先手、先手を打ちたいところである。
「…もしかしたら貂蝉や卑弥呼が知ってるかもしれん」
諸葛孔明は貂蝉と卑弥呼が何かしら情報を持っていると予想していた。彼等は外史の管理者ならば何か知っていてもおかしくはない。
そもそも諸葛孔明は卑弥呼から外史の未来や進むべき複数のルートについて聞いた。ならば貂蝉たちは外史の時系列を知っているはずなのだ。
(…2人が知っていると仮定して、話さないのは外史の管理者という立場からか?)
貂蝉と卑弥呼は何か秘密を持っている。
「あの…そういえば管理者の貂蝉と卑弥呼って」
「ああ、この世界の貂蝉と卑弥呼だよ。筋肉モリモリマッチョマン」
「「え?」」
「会えば分かる」
貂蝉と卑弥呼が筋肉モリモリマッチョマンという単語に首を傾げた2人。しかしそれが真実である。
「それってどういうーー」
「あ、あの蘭陵王さん!!」
「おや、君は…」
貂蝉と卑弥呼について詳しく聞こうとしたところに女の子の声が入り込む。その声について蘭陵王は知っているようだ。
「今日も来させていただきましたわ」
今度は藤丸立香たちが知っている声が聞こえて来た。視線を移すとそこには可愛い女の子と妙齢で艶やかな女性がいた。
「陳珪さん?」
「あら、もしかして立香さん?」
前に色々とお世話になった陳珪であった。
220
「戻ったぜー」
炎蓮たちは徐晃と食事を終えた後は宿屋に戻って来ていた。
徐晃とは食事がてら良い会話が出来たものだ。色々と情報を手に入れる事が出来たからである。
口数は少ない徐晃であったが教えてくれる事は教えてくれた。
「あ、おかえりー」
「□□」
戻ると張三姉妹と呂布奉先は何事も無く宿屋にいた。
「何も問題ないようだな」
「何も起きないで欲しいわよ」
ため息をはく人和。黄巾党の首魁だった彼女たちからしてみれば曹操がいる陳留に居ること自体が不安であるようだ。
それは尤もな答えである。張三姉妹からしてみれば出来る限り早く陳留を出たいのだ。
「あ、そうだ。あれって荊軻たちの?」
「あれってどれだ?」
地和が指さす方向に視線を移すと薄紫の布に包まれた小さな箱があった。
箱には特に封がしてあるわけではなく、気になって中身を確かめると金の鍼があった。
「これは私たちのでは無いな」
「これって華佗の仕事道具じゃないか?」
「それっぽいな。何だ忘れもんか…患者を診に行くって言ってたのに仕事道具忘れちゃマズイんじゃねえか?」
金の鍼を見て「ヤレヤレ」といった燕青。
「これ届けて来た方がいいんじゃないかしら?」
「確かに人和ちゃんの言う通りかもね。華佗さん困っちゃうとお姉ちゃんは思うな」
「じゃあ燕青が届けてきなさいよ」
「え、面倒だな」
つい本音が出てしまった燕青。だが己のマスターもきっと届けるという選択を選ぶ。
ならば結局やることは同じである。
「ま、しゃあねーか」
ポリポリと頭を掻きながら「しょうがない」と言いたそうな顔をしながら小さな箱を見る。
薄紫の布に包まれた小さな箱を持って燕青は華佗たちが居る場所へと赴くのであった。
しかし、華佗たちのところではよく分からない事が起こっているとはこの段階では分からなかった。
何故なら今頃、華佗は病魔と闘っている。その戦い方が色々な意味で理解不能である。
読んでくれてありがとうございました。
次回は2週間後予定です。
ついに始まった華佗の診察・・・どうなる!?
立香たちは新たな仲間と合流しました。みんな分かってたと思いますが秦良玉と蘭陵王でした。2人も合流してこの3章では活躍していきます!!
そして燕青は華佗に忘れ物を届けに行くんですが、その届け先でよく分からない状況に出くわします。
やっとカルデア側が華佗のハチャメチャの治療を目にします。