Fate/Grand Order 幻想創造大陸 『外史』 三国次元演義 作:ヨツバ
今回の話は前話に予告した通り、北郷一刀組の話がメインとなっております。
310
「死ね北郷一刀!!」
白い道士服を着た男は孫乾と燕青を文字通り通り抜けて北郷一刀に突き進む。凶拳を握り北郷一刀に向けた。
「燕青様。脚をお貸しください!!」
「あいよぉ!!」
孫乾は軽く跳んで燕青の脚に乗った瞬間に勢いよく白い道士服を着た男に向けられて投げ飛ばされた。
即席でよくできるものだと思うが上手くいったものである。普通に走るよりかは投げられた方が速い時がある。
「北郷様!!」
「…ちっ」
凶拳が北郷一刀に届く前に孫乾が白い道士服を着た男に到達する。手に持った短剣を頭目掛けて突き刺すが手応えが全くない。
「え!?」
「うわ!?」
孫乾はそのまま白い道士服を着た男の体をすり抜けて北郷一刀に衝突した。
「も、申し訳ありません北郷様。大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫…」
北郷一刀の顔面には孫乾が覆いかぶさり、胸が当たったくらいなので痛みもない。だがラッキースケベを堪能している場合ではないのだ。
すぐ近くには自分を殺しに来る男がいるのだ。孫乾は短剣をすぐさま構え直す。
「もう少しだったんだがな」
白い道士服を着た男の前には孫乾、後ろには燕青がいる。前後を挟まれていても焦りもしていない。
「ふ!!」
孫乾が短剣を投げ飛ばした瞬間に燕青も動き出した。
短剣は白い道士服を着た男をすり抜けた。次は燕青が蹴り払うが、それすらもすり抜けた。
「またかよ!?」
「ふん!!」
今度はお返しと言わんばかりに謎の男は燕青に蹴りを喰らわせる。
「ちぃっ!?」
「はあああああ!!」
「むん!!」
白い道士服を着た男の凶拳を受け止める燕青。
凶拳の一撃はとても重い。まるでアサシンクラスの李書文並みだ。
(こいつ…やっぱただもんじゃねぇな)
「は!!」
孫乾はまたも短剣を敵の頭に投げ飛ばすがすり抜ける。短剣がすり抜けたと同時に拳の連打をしていた燕青の攻撃もすり抜けた。
「やはり…すり抜けますね」
先ほどから攻撃する度に攻撃がすり抜けているのだ。その事実は北郷一刀たちはもう分かっている。
どんなに攻撃を繰り出しても通じない。もはや物理的な攻撃は効かないのではないかと汗がタラリと垂れてしまう。
白い道士服を着た男を倒すには魔術や妖術が必要ではないかと考えに至ってしまう。
(まじーな。キャスタークラスいねーし)
(今こちらに妖術師はいません。燕青さまはどう見ても妖術師では無いですし…こういう事態に備えて妖術について学ぶべきでしたでしょうか?)
2人はどうやって倒そうかと頭を捻る。頭を捻るが解決策は全く思いつかない。
どんな物理的な攻撃もすり抜ける謎の能力。回避や無敵と言った概念では無い。何もない虚空を殴っているイメージが近いのである。
「…ふん」
白い道士服を着た男孫乾たちが考えあぐねているのを見てすぐに跳び込んでいく。だが狙いは孫乾でも燕青でもなく、北郷一刀なのは変わらない。
「また北郷さまに!?」
「ほーんと、お前さんに恨みでもあんのかねぇ」
「俺は全く身に覚えは無いんだけど!!」
孫乾と燕青は2人がかりで相手取る。短刀を投げたり、拳を叩き込んだり、蹴りを繰り出したりとするが全てすり抜け、躱される。
全て攻撃が無効化されているので未だに勝利への道筋が見えない。そんな中で北郷一刀は些細な事に気付く。
「……躱した?」
北郷一刀は守られている。その事実に彼は最初から分かっているつもりだ。だからこそ情けないと思うし、何か自分出来る事は無いかと思ってしまう。
その感情は藤丸立香にもあった。だからこそ彼は出来る事を出来る範囲でしているのだ。その出来る範囲とは何かに気付くというのがある。
守られているからこそ冷静になって周囲を広く見ることは出来る。そのおかげで戦っている者よりも何かに気付く事があるものだ。
「……何で躱したんだ?」
白い道士服を着た男はすり抜ける能力を持っている。だが、無敵のような能力を持っておきながら孫乾と燕青の攻撃を時々、躱す事があるのだ。
物理的にすり抜ける能力を持っているのならば躱すといった回避行動をする事はしないはずである。しかし男は時折、回避行動をする。そこに何か打開策があるかもしれない。
北郷一刀はもっと冷静に観察する。
「やっぱり時折、回避行動をしているな」
回避行動をするという事はすり抜ける能力を持続的には使えないという事だ。
持続的にどれくらい使えるかはまだ分からない。もっと観察しなければ分からない。
北郷一刀は男が回避行動してから次に回避行動をするまでの時間を計算する。
(約10秒!!)
回避行動をしてからすり抜ける能力を発動後、次の回避行動したのは最大で約10秒であった。
タイミングよく燕青と孫乾が一旦、戻って来た。
「2人とも、ちょっと耳貸して!!」
「何だぁ?」
「何でしょうか北郷さま」
気付いた事を2人に伝える。その判明した事実に2人は即興で次にどう動くか考える。
まだ完全には相手の能力は解析していない。しかし、打破する材料は分かったのだ。
「やってみる価値はありますね」
「んじゃま、即興だがやってみっか」
「何を企んでいるか知らないが無駄だ!!」
白い道士服を着た男はもう終わらせると言った含みのある言葉で駆けてくる。両拳は堅く握って凶拳を作り出す。
「狙いは最初からお前だ北郷!!」
「させません」
孫乾はまた短刀を投げる。飛来してくる短刀を気にせずに突っ込んで顔からすり抜けた。
その瞬間に燕青も一瞬で間合いを詰めて拳を突き出すがすり抜ける。すり抜けられた後に貸してもらった短刀を後ろから投げるが、それすらもすり抜ける。
「まだまだ」
孫乾は連続で投げるが全てすり抜けられる。近づいて蹴りを繰り出すが意味をなさない。
「まだまだぁ!!」
いつの間にか追いついた燕青が連続で拳を繰り出すが全てすり抜ける。
攻撃の流れを止めさせない。攻撃と攻撃の空く間を作らせない。
燕青と孫乾は即興にしては攻撃の流れを止めないように動いた。たった10秒でありながら達人同士の戦いでは長く感じる。
「無駄だ」
(長く感じたぜ…だがこれで10秒!!)
10秒の経過。孫乾と燕青は合わせるように攻撃を繰り出す。
回避行動をさせないように上手く攻撃する。燕青は男の下半身部分を蹴り上げるように。孫乾は男の上半身部分を短刀で斬り付けるように。
正面と背後から同時に攻撃を繰り出す。回避行動は不可能。もしも耐えるとしたら受け止めるしかない。
タイミングが完璧である。やっと勝利への道筋が見えたと思った。
「無駄だと言っただろう」
思ってしまったのがいけなかった。
2人の攻撃はすり抜けた。
「嘘だろ!?」
「そんな!?」
白い道士服を着た男は2人の攻撃範囲からすり抜けて北郷一刀に向かった。
「俺の能力を解析したつもりだろうが無駄なことだ。しかし少しは解析した事には素直に驚いてやるさ。ただ、見誤ったな」
完全に北郷一刀は白い道士服を着た男の間合いに入った。燕青と孫乾は急いで戻るが間に合わない。
「恐らく俺の能力の持続時間を…そうだな約10秒と計算したか?」
「……っ」
「悪いが違うな。まあ、そうなるように敢えて10秒くらいまで発動していたからな」
すり抜ける能力の持続時間を最初から誤魔化していた。そうなるともっと継続時間があるということだ。
「死ね」
凶拳が北郷一刀に向けられた。その瞬間に時間が遅くなったかのように感じる。
相手の動きがスローになったかのようにも見えるが自分自身は動けない。
「これ死…」
死んだと思った。死とは人間にとって恐怖でしかない。だが死ぬ間際は恐怖とは案外無いものだと思ってしまった。
これから死ぬと分かったのに恐怖なんて感じる事自体が意味をなさないからだ。ただこれから死ぬというシンプルな考えがあるだけ。
「うおぅらああああああああああああああああああ!!」
死ぬと分かった瞬間に野太い声が響く。
「なに!?」
壁を突き破って出てきたのは貂蝉であった。
「一刀ちゃんには指一本触れさせないわよぉおおおおおおお!!」
貂蝉の鍛え上げられた拳と白い道士服を着た男の凶拳がぶつかり合う。
「ふんはああああああああああ!!」
「貂蝉か!?」
貂蝉はそのまま力を込めて白い道士服を着た男を追い返した。
「ふぅうううう……久しぶりね」
「…チッ。最後の最後で邪魔が入った」
正面には貂蝉。背後には燕青と孫乾。
「……このまま相手をしてやってもいいが、流石に貂蝉まで加わると厄介だな。それに時間切れのようだ」
忘れてはいけないのが実は周囲にいた亡者兵やスケルトンたち。何故か戦いに参加してはこなかった。
まるで白い道士服を着た男が邪魔をするなと言わんばかりに動かなかったのだ。しかし、気が付けば亡者兵たちは崩れて地へと還っていく。
「あらん? もしかして怪異の方は解決したのかしらん」
「貴様の言う通りだ。どうやらカルデアのマスターが解決したようだな」
「立香ちゃんたちの方も上手くいったのねん」
貂蝉の言う通りで怪異は解決に向けている。今頃、他の箇所に出現した亡者兵やスケルトンも消滅しているのだ。
「于吉の策も失敗に終わったか」
「その于吉ちゃんが居ないようだけど」
「奴はもうここにはいない。今回の策はどうやら全て怨霊となったあいつに任せたそうだからな」
「怨霊?」
「もう消えた存在だ」
白い道士服を着た男からは殺気と闘志が消えている。もう戦闘を続行するつもりはないようだ。
「それにしても…八つ当たりは良くないわよん」
「……そんな事は分かっている。だがそいつはあいつだ」
白い道士服を着た男は北郷一刀を見る。見られている事が分かっているが理由が全く分からない。
北郷一刀からしてみれば理不尽な因縁をつけられただけである。
「あらん。帰るのね…顔くらい見せていきなさいよ」
「チッ…」
白い道士服を着た男はフードを降ろすと整った顔立ちの青年であった。
「左慈ちゃん…敵ながら良い男。好みじゃないけど」
「死ね」
貂蝉の言葉をバッサリと斬り裂く。
「次は殺す北郷一刀」
「お前は一体…」
「左慈だ」
左慈と名乗った男はすり抜ける能力を使って消えた。
張り詰めた緊張が切れ、北郷一刀は地面にへたりこむ。
「北郷さま大丈夫ですか?」
「大丈夫かしら一刀ちゃん。痛い所無い? ナデナデしてあげちゃうわん」
「だ、大丈夫。あと、どこも痛くないからナデナデしなくていいからな貂蝉」
左慈による強襲を耐え抜いた北郷一刀たち。
「……悪い。俺が左慈って奴の能力を見抜いたかと思ったけど駄目だった」
北郷一刀は左慈の能力を見抜いたが完全ではなかった。
「もしかしたら…」
「いんや、手柄だったぜ北郷」
ポンポンと北郷一刀の頭を軽く叩く燕青。
あのまま戦っていれば燕青も孫乾も左慈の能力には気付いていたかもしれない。しかし、誰よりも先に気付いたのは北郷一刀である。
速く気付ければ気付くほど戦いは有利になる。あのまま気付くのが遅ければ殺されていたかもしれないのだ。
「燕青さまの言う通りです。北郷さまが気付いていなければ私たちはあのまま窮地に立たされていたかもしれません」
「そうそう。それにあいつの能力の持続時間は10秒以上って分かっただけでも十分だ。何も分からないよりかは全然マシってやつだな」
北郷一刀は何も出来なかったわけではない。彼は出来る事をやったのだ。
「もしかしたらあんたもマスター適性があるかもな」
「マスター適性が?」
「いや、そこんところ詳しく分からんけど。ともかく観察し、気付くってのはどの場面でも役に立つもんだぜ」
北郷一刀も守られてばっかりではない。彼も何か出来る事があるのである。
「あら~。アタシも一刀ちゃんの勇士を見てみたかったわ~」
「いや、勇士って言う程の事はやってないよ」
「謙遜する一刀ちゃんもイイ…」
「それよりも貂蝉はあいつ…左慈ってやつと知り合いなのか?」
実は気になっていた事がある。それは貂蝉と左慈との会話で彼らは知り合いだというのが分かったのだ。
「そうねぇ……同門みたいなもんかしら。ま、そこんところはいずれ詳しく話すわ」
「…貂蝉」
「それよりも今は董卓ちゃんの捜索でしょ」
「そうだった。急がないと!!」
北郷一刀たちは急いで隠し通路から禁城へと向かうのであった。
311
洛陽の各箇所で亡者兵やスケルトンは消滅した。董卓軍と反董卓連合を大混乱に陥れた怪異は完全に消え去ったのである。
怪異も消え去り、後は董卓軍と反董卓連合の決着だけだ。最も既に董卓軍は壊滅状態。反董卓連合が完全に勝利の状況である。
「逃がしてよかったのか孔明殿?」
「あのまま戦っても被害が大きくなるだけだ」
「しかし、孔明殿の妖術で封じたと思いますが」
「いや、あの呂布は力を封じられても立ち上がった気力がある。ああいうのはあがく時が恐ろしいものだ」
「…確かに」
諸葛孔明が呂布こと恋を宝具で封じた後、討伐する事ではなく見逃す事にしたのだ。
封じたとは言え、恋の力はまだ底が見えないというのが諸葛孔明の本音である。
(まったく、こっちの呂布もこの世界の呂布も底が見えんな)
あのまま戦えば勝てたはずだ。しかし、無傷で勝てたかと言えばそうではない。
宝具によって封じられたにも関わらず立ち上がった。彼女の目を見て思ったのは凶暴な獣である。手負いの獣程、怖いものはいないということだ。
「ま、見逃したのは私も賛成ね。あのまま戦っていたら確実に被害が大きくなってたかもね」
「華雄の奴も見逃してよかったのか?」
「確か…文醜だったか」
「おう、そうだぜ。よろしくなー」
「構わんさ。もうこの戦の勝者は反董卓連合だ。ならば無駄な戦いをする必要はない」
勝利しているのならば無駄に戦って傷つくことはしたくないものだ。
「相手も撤退してくれて良かったよ。あのまま呂布が戦いを辞めなかったらもっと戦場は荒れてたからねー」
梨晏はグッタリとしながら雪蓮にもたれかかる。それは鈴々も同じで愛紗にもたれかかっていた。
「疲れたのだ愛紗~」
「こ、こら鈴々。もたれかかるな」
「……斗詩~」
「え、文ちゃんもその流れに乗っかるの!?」
ベッタリと抱き着くように文醜は顔良にもたれかかった。変なところを触りながら。
「ほ、ほら。戻って軍を編成をし直すよ。すぐに麗羽さまのところに向かわないと。あんな事があったんだから心配だよ」
「だな。でも麗羽さまなら無事な気がすんだよなー」
「…まあ麗羽さまなら大丈夫ってのは私もそう思うけど」
文醜と顔良の理由は無いけど無事だと思われている袁紹だが、実際に無事であった。
「もう、一体何なんでしたの!?」
「うう…七乃。ガクガクブルブル」
「な、なんとか逃げられたみたいですね。それにもうあの亡者は何処にもいないようですよ」
袁紹たちは禁城へと向かう最中に亡者兵たちに襲われて逃げていたのだ。無傷で逃げていたのだから彼女たちの悪運は高い。
「ま、まさかの事態が起きましたが今は天子様ですわ。空丹様、白湯様ー!!」
袁紹達は急いで天子たちを探すのであった。
312
反董卓連合の戦は終戦に向かっている。今回の戦は今までの戦いの中で一番大きく、人生初の怪異と遭遇したのである。
「何か起こると思っていたけれど…まさか怪異と遭遇するなんてね」
「華琳様」
「桂花。戦況はどうなっている?」
「は。怪異は収まり、戦いは我々連合軍の勝利です」
反董卓連合の勝利。それは曹操が聞くまでも無いくらい分かっていたが確認はしておきたかった。
更に状況を聞くと怪異は完全に消えさり、董卓軍も壊滅状態。しかし、怪異の大混乱によって軍の編成は崩れている。すぐさま編成を直すために楽進たちが動いているのだ。
曹操の軍がどの陣営よりも早く動いているのだ。流石はどの陣営からも注目されている事はある。
「しかし怪異とは…初めて見ました。知識では知っていましたが」
「ええ、私も初めてだわ。あれが人の理から外れたモノなんでしょうね」
曹操は考える。これから覇道を歩む過程に今回のように怪異が立ちはだかるかもしれない。
今回は数と武力で倒した。実際は耐えていただけであるが怪異や妖術の類を対処するには同じような力が必要である。
今の曹操には妖術といった力は持っていない。これからの事を考えると必要になると思い至る。
「…諦めていたアレをもう一度探してみましょうか」
「アレとは?」
「太平要術の書よ。燃えただか、破られたかで諦めていたけど…あの書は一冊だけではないのよ」
太平要術の書は元々、曹操も探していた代物だ。黄巾の乱が終息後は諦めていたが今回の事を踏まえるとやはり必要になってくる。
「太平要術の書ではなくて他には無いかしら?」
「では、そういった類の物を調べます」
「ええ、頼むわね桂花。でもこの戦が完全に終わってからでいいわ。今を集中しなさい」
「はっ、華琳様!!」
「さて、春蘭は張遼を降したかしら」
件の夏侯惇であるが張遼こと霞と李書文と亡者兵たちを殲滅していた。
「どうやら亡者共はもう出てこないようだな」
大量にいたスケルトンや亡者兵たちは消滅した。怪異は解決したというのがすぐに分かる。
「ふぃーー…やっと終わったんか」
今回の怪異を見て悪龍となった張譲を思い出したがすぐに首を横に振るうのであった。
これで一時的な共同戦線は終了。夏侯惇は霞を見る。
「水を差されたが…待たせたな張遼。さあ、一騎打ちの続きを行こうではないか」
「な……」
怪異を退けた瞬間に夏侯惇の発言に絶句してしまう。非常識ではあるが彼女の発言に気を悪くしない。寧ろ、良いと思ってしまう。
「ん? 来んのか? 来んのなら、こちらから行くぞ?」
「なんや…アンタっちゅう奴は…ええ、ええなぁ…最高や。鬼気迫るっちゅうのは、そういうのを言うやろうなぁ…ホンマたまらんわ。まさかあの世へ逝く前から修羅と戦えるなんざ、思うてもみんかったわ!! 李書文は見届け人になってくれ!!」
「御託はいらん。来るなら来い!!」
「おう。ウチは霞。アンタと戦うためにここにおる者や。征くでえええええええ!!」
「来ぉおいいいいい!!」
早速の一騎打ちの再開を李書文は見届け人として見るのであった。
読んでくれてありがとうございました。
次回は未定ですが…今年中に第3章を終わらせるつもりで書いています!!
(今年も残りわずか…間に合うかなぁ)
310
皆さまも分かっていたと思いますが謎の男の正体は左慈でした!!
彼との決着はいずれ今度となります。北郷一刀はちょい役でしたが、左慈との決着は大いに活躍させる話となっていますので!!
能力云々や貂蝉との関係性はまた今度になりますね。
311
異変も終結。
恋やねね達は原作通り撤退していったという流れです。
件の袁紹達は悪運のおかげで生き延びていました。原作でも彼女の幸運というか悪運はすさまじいですからね。
312
曹操は早速怪異に対して対処する算段を考えます。
元々、太平要術の書を探していたくらいですから、そういう知識を持っていてもおかしくはないと思いましたから。
未だに魏sideの話は書いていませんので次の第4章は彼女たちの話を書く予定ですね。
流れ的に『あの戦い』の話です。そうなると必然的に袁紹達も活躍させます!!