正真正銘無個性少女! ヒーロー目指してやったるわぁ!! 作:めありい
まさか初投稿でここまで皆様に評価していただけるとは思ってもいませんでした…
当初は正直不安しかなく、青バーとかも覚悟していたんですけど、凄く安心しました。嬉しすぎて嬉しすぎて、ヒアリに刺されたところもちっとも痛くありません!!
本当にありがとうございます!
今後とも、応援よろしくお願いします!
今回もつーちゃんお休みやって(・ω・`)
つーちゃんもヒアリに刺されたんかな?(^ω^)
玄関を開けたら少し遠いところから大きな破壊音が聞こえた。
僕は反射的にその方向へと駆け出す。
高ぶる気持ちや、早る気持ちを抑えて信号を待つ。早く向かいたくてしょうがない。信号を待ちながらも、足は一人でに足踏みを繰り返す。
信号が青になってすぐ、再び僕は地面を蹴った。
向かう先はもちろん音がしたところだ。だんだんと喧騒が聞こえるようになってきた。これはきっと当たりだ。
目的地に着くと思った通り、そこではヴィランが暴れていた。
「でっけぇヴィラン!」
今日は運がいいなぁ!
生でヴィランを見れるなんて!
少し興奮気味になりながら少しでも近くで見ようと、通勤中の人たちが集まっているところに野次に入る。
近くの人の会話を聞く限り、あのヴィランは『怪物化』の個性を持っているみたいだ。
もっと近くで見たいけど、僕の身長の関係で前の人に隠れてしまう。仕方がないので野次の隙間を通って一番前まで出てきた。
「誰戦ってます!?」
ヴィランから目はそらさずに近くの人に尋ねるつもりで喋る。
とは言っても、オタクとも言えるほどヒーローマニアな僕はその辺にいる人たちよりもずっとヒーローに詳しい。現場を一目見るとすぐに解説を始める。
その様子を隣で見ていたおじさんにその事を指摘された。しかもオタクと言われて少しあたふたしてしまう。
そうしているうちにもヒーローはヴィランと戦いを続ける。そしてまさに今、ヒーローがヴィランに必殺技を打つメイン場面だ。絶対に見逃せない
ヒーローが技を打つ瞬間、ついつい興奮してしまった僕はヒーローと一緒に必殺技の名前を叫んでいた。
決まる!と誰もが思ったその瞬間、全く予想外の第三者が介入してきた。個性で巨大化した別のヒーローがヴィランを蹴り飛ばしてしまったのである。
あまりに突然のことでヒーローも含め、その場にいた皆が固まってしまった。あれが手柄の横取りってやつだろうか
なんだか釈然としない…
一悶着はあったが、この件は無事解決したようだ。
通勤中の人たちが再び会社に向かい始め、野次馬は散る。取り残されていることに気づきもしない僕は先程のヒーローの個性をまとめていた。僕は凄いと思ったヒーローのことはノートにまとめている。
『将来のためのヒーロー分析』
訓練をする傍ら、趣味から始めた分析だ。オタクと言われるかもしれないが、きちんとすれば、分析だってこれから先で立派に役に立つはずだ。
「おいおいメモって…ヒーロー志望かよぉ!いいねぇ!頑張れよ?」
突然かけられた発破に嬉しい気分になる。僕は元気よく答えた。
「はい!!頑張ります!」
* * *
中学三年生の春。
青春真っ盛りのこの時期、僕らにとっては将来への進路を決める大事な時期である。
「みんなぁ!大体、ヒーロー科志望だよねー!」
担任がそう言いながら進路希望調査の用紙を教室中に散らしている。
それに合わせるように教室中の生徒たちが盛り上がり、個性を発動しだした。
「うんうん、みんないい個性だぁ。でも校内での個性発動は原則禁止な?」
みんなが個性を発動している今、僕はあまり目立ちたくなかった。すごく気不味い。なんというか、惨めだ。
先生ももう少し気を使ってはくれないのだろうか…
何もしないのは負けた気がするので、目立たないよう、そっと手を挙げておく。
先生はその様子に気づいているようだ。
そしてある生徒が先生に反論を入れた。
「センセェ!!みんなとか一緒くたにすんなよ。俺はこんな没個性共と仲良く底辺なんざ…行かねえよ。」
爆豪勝己、僕の幼馴染だ。
途端に教室全体からブーイングが響く。彼はその様子を気にも留めずにせせら笑う。
それを見ていた先生が教室の空気にもう一つの波紋を入れる。
「あー…確か爆豪は雄英高だったなぁ…」
それを聞いてブーイングはざわめきへと変わった。まあ、それだけ雄英高校とは受けるだけでも名誉な凄い学校だ。その学校に在籍しているというだけで一つの大きなステータスになる。偏差値、倍率ともに、尋常じゃない数値を誇っているマンモス校なのだ。
そのざわめきを聞いた彼は机の上に立ち上がり、自慢気に語り出す。
かっちゃんはやっぱり凄いなぁ…
模試の結果や人生設計を自信満々に語るその姿、僕には真似できそうにない。
それよりもさっきから話が嫌な方向に向いてきている。先生が仕向けているように思えるのは気のせいだろうか。
「そう言えば、緑谷も雄英志望だったな。」
…気のせいじゃなかった。
一瞬時が止まったかのように思える時間が過ぎる。
次の瞬間教室中で笑いが広がった。
突然話の中心に置かれた僕は、周りの人の馬鹿にするような発言におどおどとする。
かっちゃんもなんだか凄く機嫌が悪そうだ。
舌打ちしながらこちらを睨んでくる。
やばい!そう思って恐る恐る様子を伺う。するとかっちゃんはこれ以上ないくらい低い声でこういった。
「無個性のテメェに何ができんだよ」
普段のかっちゃんになら、多少取り乱している今の僕にも少しは反論できたかもしれない。
でもなんだかいつもと雰囲気が違った。
いつもなら言葉より先に手を出してくるだろうし、気に食わないなら大声で怒鳴ってくるだろう。
それが今回は、はっきりとはしていたものの、いつもよりずっと小さな声で苦い言葉を言われただけだったのである。
そんな幼馴染の様子に違和感が拭いきれず更に動揺した。
後ろの席にいた僕にはついぞ彼の顔を窺い知ることは出来なかった。
次回もこんな感じかなー…
ううっギャグがない!!
シリアスのガチ勢が恐ろしき!!
次回からかっちゃん視点の話も書いていきたいです、まる。
初投稿っていうのもあってか、実を言うと不安しかないのです、、、
反応が欲しい…
毎度のようだけど、感想いつでも待ってるからね?よろしくね?