正真正銘無個性少女! ヒーロー目指してやったるわぁ!! 作:めありい
もしそうであればすまんです
読者の方から感想欄にて『視点が分かりづらい』とのご指摘をいただきました!
大変失礼致しましたm(_ _)m
小説書くの初めてなのもあって気付かない穴は多いかと思います、その時は教えてくださると非常に助かりますんで今後ともよろしくお願いしますです!!
遅れてすまんの
《勝己視点》
俺はこの日、雄英合格のことでセン公に呼び出された。
そして同時にデクも受かっていたことを知った。
倍率300、偏差値79、国立のヒーロー名門校で、No. 1ヒーローオールマイトの母校————雄英高等学校
俺はその学校のヒーロー科に首席で合格した。
当たり前だ。
俺よりすごい奴なんて同年代なんかにいるわけねえ。
俺以外はただのモブ、所詮俺の引き立て役でしかない。
——だから、他の奴に俺が気を惑わされるなんて腹が立って仕方がねえんだ。
「どんな汚ねえ手使やあテメェが受かるんだよ!! 『デク』!」
そう言ってそいつを壁に突き飛ばす。
『デク』———それは俺がこいつにつけた蔑称だ。
何もできない木偶の坊、そんな意味が込められている。デクはその言葉の通り昔っから何にもできない奴だった。いつもビビってばっかで見てるとイライラする。気に食わねえのは何もそれだけじゃねえ。
何もできねえくせして何処までもヒーローに憧れて、何処までも諦めねえ奴だった。本当に何もできねえはずなのに、なんでもできるはずの俺を他の奴と同じように扱う。こいつだけは昔っからずっと、今だって気に食わなかったんだ。
俺には分からねえ。分かりたくもねえ。何がこいつをそうさせる。なんでこいつはこんなにも俺の気に障る事ばかりする、分からねえ。
なんでそんなに夢を諦めきれねえ
よく分かってんだろうが。
…テメェが一番、分かってる事だろうが…!
テメェの力じゃヒーローなんかに成れやしねえ。テメェは分かってるはずだろうが…!
「テメェはッ———」
デクのことを自分で呼び出しておきながら言葉に詰まる。
周囲の奴らの貶す声にいつもおどおどして、それでも努力を続けるコイツにたまらなく腹が立ったのを思い出す———なんでそうしていられんだよ
「…俺の道を行くんじゃねえ」
結局出た言葉はこれだけだった。
「…かっちゃん」
「あ゛?」
「…僕はッ……僕は………」
変わらずおどおどとする癖に再び苛立ってくる。
「僕は…決めたんだ…! やっと…確証が持てたんだ、、、認めてもらえたんだよ。僕は、ヒーローになる。今までだって今だって、これからだって、曲げるつもりはない…!
だから、僕は、行くんだ……!!」
「…………」
——俺には……分からねえ……!
***
《出久視点》
今日は雄英の初登校日。
僕と母さんは学校の準備で朝からドタバタしていた。
「出久! ティッシュ持った?」
「…うん」
「ハンカチも? ハンカチは! ケチーフ!」
「…んん持ったよ! 時間がないんだ、急がないと——」
母さんが玄関で慌ただしく靴を履く僕に何度も確認するものだからつい大きな声を出してしまう。本当に時間がないので急いで家を出ようとすると、
「出久!!」
「何?」
振り返ってみるとと母さんは僕を見て目を潤ませていた。
「『超…カッコいい』よ」
「———あ」
それを聞いて僕は小さい頃のことを思い浮かべていた。
『どんな困ってる人でも…すぐに、助けちゃうんだよ…?
———『超カッコいい』ヒーローさ……
…僕も、なれるかなぁ…?』
母さんも同じようにあの日のことを気に病んでいたらしい。
僕は今の言葉が、今まで母さんから何度も聞いてきた慰めの言葉なんかより何倍も嬉しかった。
やっと母さんの口から本当のことを聞けた気がした。
「うん! 行ってきます!!」
今日から僕の夢の高校生活が始まる。
と思ったんだけど、
「机に足をかけるな!!」
「ああん?」
「雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか?」
「はッ!思わねえよォ、テメェどこ中だよ端役がぁ!」
教室内では見知った顔の二人が既に口論を始めていた。
かっちゃんと、もう一人は入試の時の眼鏡の人だ。そして突如、かっちゃんがドアから入ってきた僕に気がついてこちらを見てきた。それにつられて席についていた他の生徒たちも視線を向けてきたので、ついつい慌ててしまう。
「おはよう! 俺は私立聡明中学出身の飯田天哉だ」
「…ああ…と…僕、緑谷…よろしくね、飯田君!」
「…緑谷君、君はあの実技試験の構造に気づいていたのだな、、、」
ほえ?
「俺は気づけなかった…君を見誤っていたよ。悔しいが、君の方が上手だったようだ…」
…ごめん、気づいてなかったよ、
とは思っても、口には出せず…ただただ申し訳ないと感じた僕が返答に困っていたところ、後ろから声がかかった。
「そのモサモサ頭は…! 地味目の!」
「うわっ」
あの時助けてくれたあの女の子だ!
制服姿やっべー!
「ああ、えっと…僕はあなたの直談判のおかげで…その…」
女子に耐性がないせいか、その姿を直視できずにあたふたしてしまう。
近い近い…!
とその時、
「————お友達ごっこがしたいなら他所へ行け」
その女子のそのまた背後から声がした。
突然のことに驚いてそちらに目を移すと、男子制服を着て高めに髪を結わえた人が無表情で立っていた。長い前髪のせいで顔はよく見えないが、イケメンオーラって言うんだろうか…なんか凄い。
ただ、先程の無気力そうな声にその容姿が噛み合わず違和感を覚える。
ついつい顔をじっと見てしまい当たり障りもないことを考えていると、その人は目線だけで下を見るように促してきた。その通りにその人の足元を見てみると、、、
「「「何かいるーう…!!!」」」
黄色い寝袋(?)に入った何かがいた。
「ここは…ヒーロー科だぞ…」
そう言ってその物体は立ち上がり黄色いのを脱ぎ始める。
「はい…静かになるまで8秒かかりました…時間は有限、君達は合理性に欠くね……」
その言葉を聞いて、その人が先生だと気づく。けど、雄英の教師は皆プロヒーローだったはずだが…こんな草臥れた人は見たことがないな…
「担任の相澤消太だ、よろしくね。」
聞こえるかどうかも微妙なほど小さな声でそう言われ、更に驚いた。
この人が担任…?
「早速だが、これ着てグラウンドに出ろ」
聞きたいところというか、ツッコミどころというか、いろいろ多すぎてもう何も言う気になれない。
…大丈夫なんだろうか…?
***
どもども〜!!
つーちゃんの高校生活、初の登校日だー!!
ついに前世よりも年齢が高くなりますだぜ!
ん? 聞いてない? 前世の僕中学生だったんだがなぁ…言ぅてなかったかいのぉ
それはさておき!
僕は初の登校日にワクワクし過ぎて昨夜は夜更かししてしまい、またまた寝坊したのだ
もう二度目だったもんだからマザーにヴィンタをくらわされて、僕の真っ白ほっぺに赤い紅葉が出来たのだ
寝坊したのでもちろん電車はギリちょん、駅に着いた後はナビを必死に駆使して学校に到着したのだー、頑張った、僕頑張った!誰か褒めてー!!
学校に到着して1-A教室を探す…が僕が見つけられるわけもなく、諦めムードで廊下をたよたよと歩き始めた。
そこで目の前にどデカイ黄色い芋虫が目に入った。邪魔やコンニャロつーちゃんのお通りでい!!
八つ当たりにつーちゃんキックをお見舞いしてその場を立ち去る。つもりだったのだが、
「おいそこ…」
にょーん? 空耳やろか? ワシも歳をとったからのぉ…
芋虫から声が聞こえたんだがそんなわけ…
「何蹴り飛ばしてる」
…ないよねぇ、
そのまま振り向きもせずに立ち去ろうとすると、足元に気配が…
すぐにそこを飛び退くと白いひもかわうどんみたいなやつがふわふわしてた。
はっはあ!そんなものにこのつーちゃん様がかかるとお思いか? 残念だったな!ひもかわうどん使いの芋虫めが!!
この表情が動いていれば今世紀最高のドヤ顔をお見せできただろうに、全く勿体ない!
…じゃないよなぁ。
やべえ、入学初日から人蹴っちまったよ…いや、これ気づかなかっただけなんだしノーカンになんないかな? しかもこんなとこに転がってた方も悪いじゃろがい…
「お前薙崎か…俺のクラスだな…担任の相澤消太、よろしく」
ふぁい?
今この人担任って言った? 言ったよね? ひょーん?
「1-Aなら逆方向だぞ、時間もギリギリだろ…何やってんだ…?」
あーそうだったのかー道教えてくれてあざましたーそれではお暇ー
「そっちは違う…こっちの道だ、お前には見つけられなそうだから着いてこい」
グスン
なんと哀れなことでしょう…!
つーちゃんは芋虫に連行されてしまいました!
しかも早速『見つけられなそう』とか方向音痴のレッテル貼られまくりではないですか!!
おおチクワ大明神よ!!
つかチクワのせいかなこれも…うんそんな気してきたわ、
その後、1分とかからず教室に着いた。
——くそぅ僕の長い苦労は何だったんだい!
プンスコしながら教室の入り口に目を向ける。するとそこには
原作主人公とヒロインがいらっしゃいました…!
ウオォ!やっと会えた感じか!
内心小さく感動していると某芋虫先生から皆様にお言葉が
「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け」
にょーん!? なに急に話してんですか! 今あの二人いい感じだったのに!! 全くもう! あれですか、もしかしてあれですか? リア充爆ぜろ的な? あれはいいんだよ! リア充爆ぜろには僕も共感するけどもあれはいいんだよ!!
いけないいけない、かなり取り乱してしまった
けどね、仕方ないと思うの。だってさ、さっきの芋虫先生の一言で僕の方にみんなの視線が集まってきてるんだよ? 取り乱したくもなるよ!
コミュ障保護法展開!!
「ここはヒーロー科だぞ…」
そんな僕の心の叫びも無視して芋虫先生は続ける。ゼリー飲むのはっやいなー、そう言えば現代日本には10秒飯の進化版があったんだな…
取り敢えず主人公くんと目が合ったので全力でアイコンタクト。僕から視線を外したまえ民よ!!
僕の全力のアイコンタクトは無事通じたようだな、うん、ならいいわ、とりま教室入らせてちょ
「はい…静かになるまで8秒かかりました…時間は有限、君たちは合理性に欠くね…」
おお! 感動シーンだよ! 命懸けの脱皮シーンだよ!! 見た?みんな見た?
「担任の相澤消太だ、よろしくね。早速だが、これ着てグラウンドに出ろ」
へっ?
まさかとは思いますけど、これっていうのはその寝袋から取り出したやつのことでしょうか…?
うん、気にしたら負けかな?
うん
あ、女子が更衣室に歩いていくわ…男子は教室か、
それじゃあこのままだとまずいんでトイレでスピード着替えしてくんぜ!!
***
グラウンド広いなー
つーちゃん何百周したらバテるかなー?
おっみんな来たぞ
僕は一番乗りで芋虫先生とグラウンドに着いたのだ。僕がこの15年間で極めた速着替え技術は並みじゃないぞー!
男どもから不審に見られてるけどまあダイジョブだろ
「全員集まったな…それではこれから…個性把握テストを行う」
「「「個性把握テスト!?」」」
うんそう言えばそうだったな、この辺の原作知識ならちょっとは覚えてる。
「入学式は? ガイダンスは!?」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事する時間ないよ。」
にょーん…ヒロインを一蹴りとは許すまじ
つか芋虫先生って今のセリフ言いたかっただけじゃね?
かっこいいと思ってんのかな、わはは
「雄英は自由な校風が売り文句…そしてそれは先生側もまた然り、」
「「「……?」」」
「お前らも中学の時やってるだろ、個性使用禁止の体力テスト。国はまだ画一的な記録を録り続けてる。合理的じゃない。文部科学省の怠慢だよ。」
…軽くディスってるねー
周りの反発にここまで抑え込むとは恐るべし、僕なんか目を向けられただけでアウトだぜ。
「爆豪、実技トップはお前だったな…中学ん時ソフトボール投げ何メートルだった?」
「…67メートル」
「じゃあ今からこれ投げてみろ、個性使っていい。はよ、思いっきりな…」
おおお!成る程! 入試一位がダメなのはこれか!!
納得&安心したにょ、みんなの手本とかマジ無理ゲー
「…んじゃまあ———死ねぇええ!!」
おーう威勢がええの、
爆豪勝己だったかな? 確か主人公となんか深い関係があったような…家帰ってメモ見なくてはな。
ん?その前に、この後なんかトンデモ発言しちゃう人がいたんだよねー誰だったっけ?
———ピピッ
「「「おおお!!」」」
「すげぇえ」
「705メートルってマジか!」
「何これ面白そう!」
「個性思いっきり使えんだー!」
問題発言の犯人が判明!
『芦田三奈』こいつが元凶やー!!
…何のだっけ?
「『面白そう』…か……」
「「「……?」」」
「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、『除籍処分としよう」
うん、覚えてたよ?勿論!嘘じゃないってばぁ…
取り敢えず芋虫先生が除籍魔ってことはなんとな〜く覚えてたし?
にしてもトータル最下位かー
これアニメ見た時も思ったんだけど、全員が全員超人的な記録を出してるわけじゃないはずなんだよねー、となると、それぞれの種目で平均ちょい上あたり録っとけばいけんじゃん!
解決!!
「なお、薙崎は下位5名に入らないように」
…にょーん!?
ヴィランデクにハマっておりまーす!
追記
そう言えば相澤先生ってあの個性でどうやって布動かしてんだろ、、、
むっちゃ気になるわー