40mはウルトラマンか10階ぐらいのビルと同じぐらい。常時Mt.レディの倍の身長らしい。
SF世界の全人類並みのチートになることが予想されます。また、サキエルは完全な生物となる目的としていたという設定で、この世界でもそれを貫くため自動的に中二病になります。
彼、通称サキエルは混乱していた。
完全な生命になるためアダムに近づき、自分と同じような生き物に殺されたはずだ。コアに罅が入り、もう自分は終わりだと自爆したはずなのだ。
しかし、完全に死んだはずなのに、今ここに生きている。コアもいつの間にか修復され、小さい以外の異常は一切見つからない。
だが、本能のままに理解したことはある。
このままでは駄目だ、と。たった一体の敵に破れるままではアダムにたどりつくなど到底不可能だ、と。
そして、サキエルは周りを見渡し、驚愕した。
ようやく気付いたのだ。アダムの気配を感じないことに。それどころか、まだ健在なはずの他の使徒の気配がしないことに。
(……これでは、どうやって完全な生命体になればいいのだろうか…………?)
本能に従って生きてきたサキエルにとって、ここまで深く考えることは初めてのことだった。しかし、時間をかけて今の状況を把握し、答えを導き出す。
(酷く脆いが、あの時も私の邪魔をした小さな生物。それに似た生き物が近くには沢山いる。私を生き返らせたのもこの生物だろう……理解できないが、彼らはやっている。彼らに勝つには、その方法は理解しなければいけない)
その方法は観察。
サキエルは、こうして人類の知恵を学習し始めたのだった。
その赤子は生まれた瞬間は普通の異形型だと思われていた。
しかし、生まれて数日でその評価は覆ることとなった。
黒い体に胸の赤い球体、さらに首がなく無機質な仮面のみ。しかし、それでも両親が二人で育てていこうと決めた赤子は、次の日に両親の身長を追い越した。
しかし、何をする訳でもなく、赤子?は両親をじっと見つめ続ける。
この時点で、病院側は赤子と両親を野外に移した。
一週間が経った。
「……大きくなったな。我が息子は…………」
「世界一大きくなったんじゃないかしら? やっと成長は止まったらしいけど」
身長40mの赤子?はその超高層ビルに匹敵する大きな体をかがませて、両親を見つめる。
『息子……?』
「あなたのことよ。使徒」
『私は水野使徒で、息子なのか?』
「ああ、俺たちの息子の使徒だ」
しかし、当の本使徒、サキエルはというと、未だサードインパクトを起こすことを諦めていなかった。
彼は人から知識を学習することを覚えたのも、地球を支配する完全な生物になるため。当然と言えば当然だろう。しかし、知恵に対してその脅威と力を理解したことによって、人類と敵対するという選択肢は無くなっていた。サードインパクトを起こすとしても、人類に影響を与えないようしなければと思う程に。
サキエルは考えた。
彼らは「個性」という個体別に違う能力を所持し、それを知恵を使い駆使してくるのだ。私の体は個性の影響だとされている以上、私よりも強大な個性があるのは明らか。
その個性に対策をしていっても、今の私のように新たな個性が生まれる。どうにかするには、アダムと融合しアンチATフィールドによって一撃で葬らなければいけない。
認めるのは癪だが、彼らの中にアダムが生まれる可能性は存在するだろう。また自分が知恵を付ければ不可能でもないはず…………しかし、それを防ぐ人類も少なからず存在するはずだ。
ハッキリ言おう。
私はこの生物の根絶を諦めた。
アダムの子として失格かも知れないが、敗北を知っていて挑む方が失格だと私は思う。幸いにして、今の私は彼らの同類だと認識されているようなのだ。
故に私は彼らとの共存を試みる。
ひとまずは、私の親を名乗る第二のアダムの息子とやらを演じなければ。
使徒クラスのATフィールドって、OFA並みに強いと思うのは気のせい?
原作未読なので、誰か似たような小説を書いて欲しい。