使徒のヒーローアカデミア   作:nani

5 / 11
見切り発車だったので、プロットを考えてみました。
結果としては、神野の悪夢まで何とかできそうです。ステインをどうするとか、まだ決まっていませんが。


Ex常闇の。

「それでは皆、良い受難を!!!」

 

 …………合格、したみたいだな。

 

黒影(ダークシャドウ)。初撃、闇を使い切るつもりでやるぞ」

 

 筆記はできた。次は実技。夜じゃないが、負けるつもりはない。

 

 

 

 ……周りが騒々しい

 

 たった一人ライバルが減った? それよりも、まともにポイントを取れるか心配するべきだ。

 

「ハイスタートー!」

 

「! 飛ばせ!」

 

 黒影に俺を空に打ち上げさせ、目標を捕捉する。

 

 ……左の方が障害物が多いな。

 

「進行方向より左は俺がやる! 右は頼むぞ!!」

 

「アイヨッ!」

 

 黒影からその左手をもらい受け、他一切の制御を手放す。

 

「「影よりし穿つ爪!!」」

 

 ダークシャドウは一体しかいないが、その黒影は伸縮自在。

 目に見えない程細い黒影を地面付近の影まで伸ばし、同一の爪を83作りリンクし、視界の左側に入った仮想ヴィラン83体を穿つ。

 

 強度、反応速度どれもサキエルには遠く及ばず。

 

「索敵重視!」

 

「オウ!」

 

「「深淵領域!!」」

 

 そこからさらに黒影を地面に沿って広範囲に展開。同じ方法で感触だけで見つけた仮想ヴィランを倒していく。

 

 日光に当たる面積が加速度的に増加し闇が削れるが、既に試験会場の7割の制圧が完了した。もう少しだ……!!

 

 

 

 

 殲滅を完了し、地に舞い戻る。

 

 ……昔、暴走して使徒、今のサキエルと戦ったことがあった。

 

 俺の嫉妬が発端だった。サキエルの家で修行をしていた時黒影(ダークシャドウ)を上手く制御できなくて、一瞬サキエルに嫉妬した瞬間に黒影(ダークシャドウ)が暴走を始めた。

 

 しかし、サキエルも力を持て余していたようで『ここに人はいない。どちらが強いか白黒つけたい』とサキエルの家のある山で、山をも揺るがす戦闘が始まった。

 

 最初はサキエルが優勢だったが、『今、黒影(ダークシャドウ)のストレスを発散したら、暴走しても操れるかも知れないと話していただろう。心配はATフィールドに罅を入れてから言え』と、サキエルが余裕そうにしていたので制御を手放してしまった。

 

 それで、途中から黒影(ダークシャドウ)の支援をして、サキエルのコアに一撃を入れる寸前で我に返った。

 

 ………完全に黒歴史だが、サキエルは黒影(ダークシャドウ)の弱点の光線も打てるので、一瞬でも動きを止め黒影(ダークシャドウ)に当てれば弱体化する。

 

 しかし、瞬間移動も熟達しあれからさらに強くなったサキエルが相手だと、これでも心もとないかも知れないな。

 

 

 

 ……………………

 

 

 

 

「救助ポイント0点で3位とはなあ!」

「後半、他が鈍っていく中、派手な個性で敵を寄せ付け迎撃し続けた。タフネスの賜物だ」

「対照的に敵ポイント0点で9位……」

 

 ……今年は戦闘能力が高いやつが多い以上、そういうやつがいた方が教育は楽だ。まぁ見込みなしと判断すれば躊躇しないが。

 

「一位は推薦を蹴っていたらしいぞ」

 

 ………は?

 

「同じ中学の二位と入試を受けたかったらしい」

 

 合理的じゃない。推薦以上の強個性なら入試なんて確実だっただろう……どちらも400点。筆記も確実に合格圏を超えていた。

 

「わざわざ、ここでやるなよ…………」

 

 

 

 

 

 

 四月。

 

「見えるか? サキエル」

 

『ああ、これは凄い。ここ以外じゃこんな待遇は受けられなかっただろう』

 

 サキエルは雄英高校に作られた巨大な机に座っていた。その身に見合った制服に身を包んで。

 

 しかし、脚の長いサキエルの目線が丁度教室と同じになるよう、空いている空間に作れたため、教室との距離は1kmを超えている。完全にサキエルの五感と念話に依存した設計だが、教室から見ると、高さと距離で少し小さく見える。

 

 実質、教室にいると言っても過言ではないのかも知れない。

 

『やはり人間観察がやりやすいのは嬉しいことだ』

 

「程々にしておけ。サキエルのそれは常軌を逸している」

 

 他の生徒に聞こえないように常闇と話している間にも、他の生徒が次々とやってくる。

 

 たまにサキエルに話しかけてくる人もいるが、サキエルは即座に一言で対応していく。

 

「……てめぇ、入試で一位のやつだな。何をしやがったんだ?」

 

 と、窓ごしに睨む爆豪には「連続瞬間移動による不意打ち」と。

 

「入試の巨人! 何か困ったことがあったら、俺に言ってくれ! それと、今の説明を皆に伝えられるよう看板を作らせてもらってもよいだろうか!」

 

 と、常闇に窓に向かって話しかければいいと言われた飯田には「有り難い」と。

 

 

 そうして、飯田の看板作りを手伝い終え、他の生徒を見て時間を潰しているとあの試験官が来た。

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ」

 

 どうやら、入口の生徒に向かって言ったようだ。だが、友達じゃない。好敵手だ。

 

「ハイ。静かになるまで八秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠くね」

 

 彼が担任か?

 

「担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

 他の教師に信頼されているのは分かっていたが、このクラスの担任もか。凄い人物だ。彼からは何を学べるだろうか?

 

「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ。使徒も体操服は地面にあるロッカーにあるからそれを着てグラウンドに来い」




常闇の個性って、こんなこともできるのか不安。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。