転生記SGGサイバーフォーミュラ   作:スライムパンティ

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ブラジル遠征

「はぁ~~~~っ!?」

 

「1日犬になるって約束でしょ、さっさと行って来なさい」

 

「レースは1日で終わらないって知ってるでしょ契約違反だ!」

 

「男ならつべこべ言わないものよ、大人しく従って貰うわ、それにもう既に大会への申し込みもしてあるわ、しっかりね」

 

何で、こんな事になってるのかと言うと、富士岡のレースで、ハヤトは3位入賞で、賭けは俺の勝ちではあったのだが、俺がハヤトにディスクを渡した事がバレてしまい、不正に手を貸したと言う判断な上に、敵にアレコレ色々と慣れ合ったと言う事もあって、めちゃくちゃ怒られた上に、賭けは俺の負け

 

めでたく女王様の犬になった訳なんだが、何を言い出すかと思えば、日本で開催されるスーパーライセンス獲得が出来るレースにおいて海外の招待選手が、よりにもよってランキング上位選手が何人も来た事への嫌がらせの一環で、俺が他の国でレースを行い同じように嫌がらせをして来いって話なのだ

 

元をただせば俺の責任でもあるらしいんだ、来てる奴らは俺のフランスでの活躍もあって、ダークスペリオン調査目的が1番らしい、来てるのは原作同様にハイネル、グーデリアン、ブーツホルツのみなのにだぜ?、回り回って俺のせいなんだとさ

 

で、女王様はあざ笑うかのように、俺を海外のレースに出そうってんだ、女王様の思考にはコクがある

 

「はぁ~・・・まぁ分かりました行って来ますよ」

 

「いい事?必ず優秀しなさい、いいわね?」

 

「優勝したら恨まれそうで嫌なんですけど?」

 

「貴方の探してる人物を探してあげるわ、それならどうかしら?」

 

「イエスマム!」

 

 

数日後、飛び入り参加に近い形で、ブラジル大会に出場する、以外にも嫌がられる事も無く、結構な歓迎を受けたんだけど、いいのかな?

 

さらに前回の世界グランプリ優勝者ブラジルの英雄ピタリア・ロペも参加とか、ブラジルはスーパーライセンス欲しくないのかな?って考えてたんだけど

 

後から聞いたんだが、どうやらスーパーライセンスは、一定のスーパーライセンスを持ってる選手が大会に参加する事が決められてるみたいだ、ライセンス保持者も更新する為に、一定数のレース出場が義務付けられてるらしい

 

(やっぱ俺のせいじゃないじゃないか、あの女王様は!!)

 

女王様としても実際は、全大会の優勝者であるピタリア・ロペに、俺がどれだけ通用するのかが見たい事が女王様の1番の理由、それとA・G・Sの開発状況のデーター収集が目的

 

日程としても、日本で開催される大会とかぶってるので、応援には行けないので残念無念である

 

大会の方は、英雄vs新時代の皇帝候補とかって騒いでるけど、なにそれ怖いって感じだ

 

ロペ選手とも挨拶させてもらったけど、聞いていた年齢より老けてた・・・

 

 

予選は、問題なくポールポジションをget、次いで当たり前のようにロペが来てる、他の選手の中には、知ってるとか聞いた事あると言った事も無いので

 

「作戦としては、1週目にロペを俺の前に出します」

 

「何言ってるんだい!最初からロペを抑えるべきだろう、何のためのポールポジションだと思ってるんだ」

 

「だからですよ、相手からしたら俺の事なんか、デビューしたてでマシンに恵まれた上に、まぐれでライセンスを取ったガキにしか見えてない、それにパスさせたら後は、周回遅れの露払いをして貰います。そのまま25週目で抜き始めて、抜いた後そのまま1位を頂こうと思ってます」

 

「そんな都合よくいくのかね?」

 

「やりますって、無理そうなら早い段階で抜きにかかります、駄目っすか?」

 

「・・・俺は賛成だな、少々ロペを舐めすぎてる気がするが、そのくらいは、やってくれるだろグレファールなら、それに利点は他にもあるよな?」

 

「ええ、ロペ以外のデーターって無いですよね?露払いをしてある間に、他の選手の癖とか色々なデーターが集まるはずです、それを生かして25週目から活用させて頂こうと思ってます」

 

「いいだろう、反対する者は居ないな?」

 

満場一致で作戦が決まり、細かくシュミレーションしながら、セッティングを詰めていく

 

 

レースは作戦通り、1周目でドッグファイトしてるふりをしながら、ロペに前を譲ると、ピッタリと後ろに付けて、時折抜くふりをしながら、風を車体に当ててエンジンの温度調節をする

 

流石はベテランと言った感じか、俺の考えを見抜き、仕掛けて来る少し前から、気が付かれない程度に余力を溜めて、俺のアタックをかわしてくる

 

それでも1周もしない内に、俺は前に出ると、集めていたデーターを元に、周回遅れをガンガン抜いて行く、ロペも最初は頑張っていたが、引き離されて行った

 

そのままロペに12秒差という大差で優勝をget

 

思いつめるような表情でロペは表彰台へ上がっていた、なんか悪い事しちゃったかな?

 

それでも大人の対応で、いろいろと祝福してくれたりもしたし、レースの事で話も出来たのは、本当に楽しかった

 

 

 

 

日本では原作通りの結果になったと、翌日の夕方頃に連絡が来たんだけど、今回の遠征は、何と言っても!!!

 

女王様が来ない!

 

そんな訳で、バカンスをするべく、仲良くなったロペ選手の別荘に招待され、思いっきり羽を伸ばす事にした、ホテルとかだとマスコミに嗅ぎつけられでもしたら萎えるからね

 

「いや~~~こんな嬉しーーい、ご褒美があるなんて最高っす!本当にありがとうございますロペさん」

 

「はっははは、私も君に来て貰って嬉しいよ」

 

「まぁ~大会は俺の作戦勝ちで、ちょっと気が引けてたんですけど、もう怒ってません?」

 

昨日の夕食の話の中で、大会での俺の作戦を話したら、嫌な顔をされたんだ、けど今朝は機嫌が直ったのか、結構気さくに色々と話もしてくれるようになった

 

「聞かされた時に怒っていた訳ではないよ、自分の不甲斐なさを嘆いていたのだ、先日のレースでは君にマンマとしてやられ、君に言われた様に私にも慢心があったのだろう事が分かった、だが次はこうはいかんぞ?」

 

「ええ同じ手が通用するなんて思ってませんよ、だから話したんですし」

 

(しっかし、さっきからロペさんの別荘は、やたらと美人を見かけるけど、なんなんだろう?)

 

2泊3日の短い期間ではあったけど、女王様から解放され、リフレッシュが出来きた上に、宿泊費その他全て無料!

 

英雄は太っ腹っす!しかも美女3名によるマッサージ付きなんだぜ?考えられねーだろ??

 

ウロウロしてた美女達は、俺の為に用意してくれてたらしい、なんつーーーいい人なんだ、もうロペ師匠って呼ぼう

 

しかもまた来てくれって言ってくれたので、絶対に来ますって言っておいた

 

 

帰りの飛行機で、夢の様なバカンスに、ついつい愚痴も出る

 

「あーー帰りたくないでござる、絶対に帰りたくないでござるよ」

 

「まだ言ってるんですか?、まぁ~けど確かに凄かったですよね、英雄恐るべしって事ですかね」

 

「全くだよ、けど日本に戻ったら現実に逆戻り、そして即座にワールドシリーズへ出発させられる、知ってるか?日本滞在中の俺のスケジュール」

 

「聞いてますよ、しょうがないですよ、あの英雄ロペを下した、新たな英雄って事で、新条さんよりも注目されちゃったんですから、よっ!日本の新な英雄様、期待してますよ」

 

「てめーの期待ってのは、ロペ師匠の様な別荘での接待だろうが、だが絶対に貴様だけは招待してやらねぇ!」

 

「別荘の手配をしたんですか?」

 

「自宅もないのに別荘なんかあるかよ、俺って未だに自宅が無いって知ってた??」

 

「そういやそうでしたね」

 

ホント何が日本の英雄だよ、ロペ師匠の様になる日が、俺にも来るんだろうかと、疑問しか湧いて来なかった

 

日本に戻って早々、前以上の人混みに紛れながら、もみくちゃにされる事態に、聞いた話では、バッカみたいに盛り上がってるんだそうだ

 

到着早々に時差ボケのまま、CM撮影からテレビ出演それに訳の分からん取材、秒刻みなんだぞ、分じゃなくて、おかしいだろ!

 

「いい加減にしてくれ女王様、これではレースにだって差し支える、アオイのCM撮影以外は、そっちで何とかしてくれなきゃ困る」

 

「しょうがないじゃないでしょ、会社としても急遽グレファール君を前面に売り出す様に通達が来たのよ、おかげでニューマシンの予算は相当増えたわ、これもレースに勝つ為よ」

 

「冗談じゃない、この後のスケジュールは、俺が勝手に決める」

 

「ダメよ、やって貰わなきゃ困るわ」

 

こ・この女王様は・・・首絞めたろか!!

 

「とりあえず俺の知ってる限りの情報だ、探して俺のチームに入れて欲しい、それと契約が出来た場合になるが、ニューマシンには彼女と俺の意見を取り入れるから、先にエンジンの開発をしておいて欲しいんだ、無理だった場合は素直に諦めて、俺にも開発に口出し出来る様にしておいて欲しい」

 

俺の渡した資料に目を通す女王様、一通り目を通した後

 

「どう言うつもりなのかしら?アスラーダの開発に関わってる人物をスカウトするなんて」

 

「詮索は余りしないでくれ、だがそれ程までにアスラーダと言うマシーンは、脅威とだけ思っていてくれれば間違いない、今はアスラーダの開発は行われていないそうだから、引き抜ける可能性のあるチャンスなんだ、もたもたしてて万が一にもスゴウに持って行かれたら、色々と危険すぎる、好待遇での勧誘を頼みたい」

 

「・・・そう分かったわ、その代わり3日間は頑張るのよ」

 

「はぁ~・・・勝つ為とは言え苦しい戦いになりそうだホント」

 

俺の依頼した人物は、アスラーダの開発に携わり、原作ではチート技術者として登場するクレア・フォートランって女性だ

 

アオイに入ってから、ちょいちょい調べていて、詳しい資料が集まって来たタイミングで、賭けの話が出たので話したんだ

 

まぁ~来るとは思えないけど、来たらラッキーくらいに思ってる、もし来ちゃったらシューマッハには悪い事をしちゃうかもしれないが、これも勝負って事っす!

 

 

日本滞在中は、それはもう地獄の日々が続く、流石の女王様も日本滞在の最終日だけはスケジュールを開けてくれたのが、唯一の救いだ

 

それでも翌日早朝にはアメリカに向けて出発する

 

ホテルでぐーーたらしながら、思う存分睡眠を堪能した、出発の時にも大勢のファンに見送られながら、出発する

 

「これで散々な結果を残したら、少しは静かになるかな?」

 

「ちょっと今回のスケジュールは、酷過ぎましたからね、だからと言って手を抜く気はないんでしょ?」

 

「そうなんだよなぁ~この真面目な自分が恨めしいよ、それはそうと新条さんには結局日本では会う事が出来なかったけど、何かあったんです?」

 

「スケジュールの都合で、新条さんの方も殺人的なスケジュールをやってたみたいですよ」

 

「うわ~~ここぞとばかりって奴ですかね?ドライバーをこんな形で酷使して、レースに影響したらって考えないんですかね?」

 

「新庄さんは愚痴一つ言う事無かったそうですよ、グレファール君も見習ってくださいね」

 

「マヂっすか?、やべえ新条さんが神に見えるかも」

 

「新条さんはF3のチャンプの時の経験がある分、慣れてたんでしょうね」

 

「アレって慣れるもんなんっすか?、俺は無理だぁ~~絶対に無理だっていう自信がある」

 

「当分は日本には戻れないんですし、レースに集中できますよ」

 

「そっか、そうだよね!」

 

 

 

 

 

 

そして俺達はアメリカに到着し、レース会場があるグランドキャニオンへ無事到着した

 

 

 

 

 

 

 

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