僕アカ×東方 〜私の個性はほぼ全キャラの能力〜   作:響緑

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マスゴミ襲撃からUSJに入るまでの話です。
本当はUSJで敵登場らへんまでの予定でいたが、書いていくうちに膨大に・・・
今回東方キャラ(会話文にて)登場。
このキャラの口調じゃないとかあるかもですが、ご了承下さい。


後処理

「東方 穂稀です、入ってもいいですか?」

 

「入りたまえ。」

 

中に入ると、教師が私を迎えた。

何人かは校門の方で警備をしているようだ。

 

「まず、謝らせて貰うよ。本来はプロである私達がいながら、被害を受けたことを詫びるよ。」

 

根津校長が頭を下げた。

相澤先生が私に質問してきた。

 

「東方、何故食事をしていなかった?」

 

「悪い予感をしたからです。ちょうどブザーが鳴った時廊下にいまして、相澤先生とプレゼントマイクさんが報道陣を止めているのが見えました。報道陣が犯罪をしてまでこんな行動はしないと考えた時、敵が仕掛けた陽動ではないかと思いました。」

 

「校門が壊されたのは陽動だと・・・私達はまんまのしてやられたわけか。」

 

「仕方ないことさ、私だって騙されていたさ。それ程我々は平和慣れしていたってことさね。職員室に来た理由と、敵の顔は見たかい?」

 

「敵が学校でやることを考え、生徒の個人情報・カリキュラムなどがある職員室が狙われると導きました。勿論、リカバリーガールか校長先生が狙われる可能性もありましたが、可能性が低いと考えました。職員室に入った時二人の敵がいました。一人は黒霧と言われた男性で、多分ですがワープ系の個性を持っています。もう一人は私と同じくらいの女の子がいました。多分その子が主犯で、変身系の個性で私に、おそらく爆破系の個性で穴を開けました。」

 

それを聞いてリカバリーガールとお父様、オールマイトが反応を見せた。

しかしそれは一瞬であり、他のヒーロー達は気づいている様子はない。

 

「そいつは複数個性持ちか?ありえねぇぜ!そう簡単に複数個性持ちがいるって言うのかよ?」

 

「デハ聞クガ、アノ穴ニツイテハドウ説明スル。ソノ子ガ個性ヲ無闇ニ使ウコトハ無イダロウ。」

 

いや、職員室に向かうために個性を使っちゃったけれど・・・

 

「それはそうだが・・・」

 

暫く沈黙が続く。

 

「一旦話し合いは終了なのさ。授業をしない訳にはいかないからね。教師諸君今まで以上に警戒すること。」

 

私は会議室を後にした。

教室で私を心配する声がかけられた。

 

 

 

「まさか、東方少女がみた敵って・・・」

 

「間違いないね、個性と姿。どれもあの子に似ている。」

 

「ああ、そうだな。」

 

トゥルーフォーム状態のオールマイトとリカバリーガール、銀次そして校長がこの場にいる。

この四人はオールマイトの秘密を共用している。

 

「先程のあの様子だと、まだ言っていないようだね。」

 

「二人して話せていないとは、男どもは勇気がないのかい。」

 

「「面目もないです。」」

 

「盗まれたのがまだカリキュラムでよかったよ。生徒の個人情報なんかが盗まれたら、学校として大恥もいいとろさ。」

 

「どうする?どこで攻めてやもしらんぞ?」

 

「ああ、分かっている。だからこそ、今日ある程度は話そうと思う。」

 

 

 

その放課後、緑谷さんが飯田さんに委員長を譲るという謎の行動があったが、家に帰ることになった。

校門にはいつもと同じく爺が待っていた。

車に乗り込むとお父様も乗っていた。

 

「穂稀、大事な話がある。」

 

いつにも増して真剣な表情をする。

これはただ事ではない。

車に乗り込み、車を走らせた。

 

「本当は誕生日まで待って、話そうと考えていた。だが今日の事件でそれでは遅いと思った。穂稀・・・穂稀には妹がいる。」

 

「・・・まさか!」

 

「ああ、穂稀があった敵の主犯だ。幼くして『破壊』の個性を持ち、政府の意向で殺されたはずだっんだが・・・」

 

『破壊・・・もしかしてフランドール・スカーレット‼︎め、盟友。や、やばいよそれ。』

 

にとりさん?

 

『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を持っていて、幻想郷の中でも指折りのチート能力です。』

 

『よりにも寄って私の妹が敵になっているとは、厄介ね。』

 

『妹様の能力は、あらゆる物に存在する目を潰すことによって、対象を破壊します。今回はわざと外した可能性が大いにあります。』

 

上から美鈴・レミリア・咲夜さんの話だ。

間違いなくチートだ。

 

『そう言えば幽々子様と空さん、それに妹紅さんは?』

 

『分からないが、纏めて敵に移ったとなると・・・』

 

『オールマイトが四人いても難しいかもしれないぜ。』

 

上から妖夢・慧音・魔理沙さんの話だ。

オールマイトが四人いても難しいってことは、その三人もチート能力なんだろう。

 

「私の中の人達に聞いたところ、やはりあちら側の個性みたいです。」

 

「穂稀からその話を聞いた時は驚いたが、全員がこちらに来ているわけではないのだろう?」

 

「それは分かりません・・・が、少なくとも30人はこっちに来ています。」

 

「そうか・・・要件は後二つ。一つは穂稀の個性を禁止している。どれも使い方を間違えれば危険なものばかりだ。二年生になるまでは禁止を解くことはないだろう。」

 

もしかすると、その中の一人は私の中にいるのかも知れない。

 

「最後に私の個性についてだ。私の個性は禁止、これは世間の殆どが知っている個性だ。私にはもう一つのメモリージャックという個性がある。相手が苦手とする個性を発動するという個性だ。」

 

「対人戦で氷が迫って来たのは・・・」

 

「あれは私の個性を止めるために、轟が使った個性だ。周りが見えなくなるから、あまり使えないからほとんどの人は知らない。」

 

「お母様はどうだったんでしょうか?」

 

「・・・利鋂(りばい)か。誰もが羨む美人でもあった。」

 

その後、お父様は黙ってしまった。

お父様と爺、それからこころに幻想郷のことについて話をした。

そして三人の個性はその中の一人だと伝えた。

最初は理解してくれなかったが、慧音さんの分かりやすい説明のお陰で理解してくれたようだ。

 

「お父様と爺、こころと宿儺君、敵側の主犯絢香、そして私の中にいる約30人。後どんだけの人がこっちに来たんだろう?味方?それとも・・・」

 

そんな相手とどう戦って勝つか。

使えるのなら、どうすべきか。

私は頭を悩まし続けた。

 

 

 

翌々日。

 

「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見る事になった。内容は災害水難なんでもござれの人命救助訓練だ。」

 

相澤先生はコスチュームの着用は各自で判断し、訓練場まではバスで移動すると言い放ち、すぐに準備を始めろと生徒たちに告げた。

 

「私の独壇場はどこなんでしょう?」

 

「私と一緒で被災地での救助に向いているかも。反復のあれって何人まで出せるんだ?」

 

「今は30人が限度ですが、まだまだ出せると思います。」

 

「穂稀ちゃんって、熱心ね。」

 

「どうしても戦い方とかが偏りがちになってしまいますから、定期的に使うようにしているの。」

 

個性がばらけているため、それぞれに合った戦い方は模索中だ。

 

「バスの席順でスムーズにいくよう、番号順に二列で並ぼう!」

 

準備を済ませてバスが待機している場所へ行くと、飯田さんがクラスメイトを並ばせていた。

だが、乗り込んでみるとバスの席は対面するタイプだったので意味が無く、飯田さんは落ち込んでいた。

バス内では、個性がオールマイトと似ていると言われた緑谷さんが妙に焦っている姿が印象的だったが、弄られた爆豪さんがキレて急に騒がしくなり、相澤先生が低い声で注意するまで騒がしかった。

大きなドーム状の建物の前でバスが止まる。

相澤先生に引率されて中に入ると、そこには某アトラクションテーマパークに似た光景が広がっていた。




備考
・妹登場
破壊と言えば、敵のイメージが強すぎて主人公向きじゃないと思い使えないことに。

・封じられている個性
さて誰の能力でしょうか。
どれもチートには違いないけれどね。
出たとしても、出番は少なめ予想。

エクトプラズム先生書きづらい。

使用キャラ及び登場キャラ・・・なし

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