僕アカ×東方 〜私の個性はほぼ全キャラの能力〜   作:響緑

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悩みました。
誰と誰を戦わすか、主人公と誰が戦うか。
悩んだ結果、このような感じになりました。


決勝戦 一戦目

決勝戦の内容が発表された。

1対1のガチバトル。

成る程。

個から団体、そして個へ戦わせるのか。

その中、私と同じ騎馬の砂藤さんと尾白さんが決勝戦を棄権した。

その為、三人(上鳴さんも)分空いてしまった。

そのため五位の鉄哲チームから鉄哲さんと塩崎ちゃん、六位の葉隠チームから小槌さんが選ばれた。

そして対戦相手はこのようになった。

 

一回戦 緑谷さん vs 心操さん

二回戦 私 vs 百さん

三回戦 小槌さん vs 轟さん

四回戦 飯田さん vs 発目ちゃん

五回戦 瀬呂ちゃん vs 常闇さん

六回戦 芦戸ちゃん vs 塩崎ちゃん

七回戦 切島さん vs 鉄哲さん

八回戦 爆豪さん vs お茶子ちゃん

 

最初の相手は百さんか。

誰の個性で戦うか・・・

私は尾白さんと一緒に、緑谷さんに心操さんの個性について話す。

緑谷さんは緑谷さんなりに考え、答えを導き出したようだ。

私も対戦が近いため観客席には戻らず、控え室へと向かった。

よし、あの子でいこう。

 

 

(八百万視点)

 

相手は穂稀ちゃん。

家族同士の仲だけど手は抜けない相手。

私の実力はほぼ変わらないが、穂稀ちゃんは違う。

彼女が使う能力により、戦い方は変わってくる。

 

「悩んでも仕方ないわね。私は私ができることをやるだけよ。」

 

私は気合を入れ、試合会場へと向かった。

 

end

 

 

《一回戦はなんかしょぼかったが、次はどうかな!複数の能力は仇と出るか吉と出るか!ヒーロー科、東方穂稀!対するは、万能個性で上位の成績かつ推薦組!同じくヒーロー科、八百万百!》

 

「穂稀ちゃん、勝たせて頂きます。勝ったら百ちゃんって呼んでもらいますね。」

 

「手加減はしないよ、百さん。」

 

《いくわよ、レディー・・・・ゴー‼︎》

 

私は速攻でにとりさんへと変わる。

 

『創造には創造をぶつけるわけね、盟友。』

 

そう言うこと。

相手は棒を創造しているのに対し、私が作ったのは鉄砲。

 

「っ!私と同じ個性をお持ちだったんですね。」

 

「(これはにとりさんが作ったものだから、厳密には違うけど)そうよ。百さんには悪いけど、手加減するつもりはないから‼︎」

 

発泡すると中から煙玉が飛び出す。

視界はにとりさんお手製のゴーグルで確保。

死角から押し出して終わり。

百さんもそう簡単には対応・・・

 

「甘いですわ!」

 

《死角からの攻撃をかわしたぞ!》

 

《棒ならではの戦い方だな。東方の攻撃に上手いこと合わせられた。》

 

まあ、予想の範囲内だ。

続けざまに鉄砲を発射。

しかし出てきたのは煙玉ではなく、水。

煙玉だと油断していた百さんは避けれずに直撃した。

 

「ダメだよ?それに毒でも入っていたら、百さん死んでたよ?」

 

「そんなことをして後悔するのは穂稀ちゃんですよ?」

 

「それもそうね。」

 

二人して笑みがこぼれる。

やがて完全に霧が晴れた瞬間、再度ぶつかり合った。

私は鉄砲を捨て、扇風機を作り出す。

かなり強風だったが、百さんは耐えた。

まあ、ここまでが準備段階なんだけれどね。

さとりさんに変化しつつ、百さんに近づく。

棒による攻撃をするが、心を読めるため当たらない。

棒では無理だと気づいた百さんは、違うものを創造しようとするができなかった。

 

「なっ!」

 

「さっきの煙玉に、水と使うとのりに変わる粉を入れておいたの。のりが邪魔で個性が出にくくなっているでしょ?」

 

「こ、降参。」

 

《八百万さん、降参。よって東方さん、準々決勝進出‼︎》

 

「いい試合でした、百ちゃん。」

 

「え?私負けましたのに・・・」

 

「前々からさんはやめようと思っていたの。きっかけを作ってくれてありがとう。」

 

私達は握手を交わすと、会場から拍手が起こる。

さて、二回戦は緑谷さんとか・・・

誰でやろうかしら?

うっ、速く阿求さんに戻らないと・・・頭が割れてしまいそう。

阿求さんに変化し、客席に戻るとちょうど三回戦目が始まるところだった。

 

 

(宿儺視点)

 

《次は男同士の対決だ!きっと白熱した戦いが見れるぞ‼︎もう一人の推薦組!ヒーロー科、轟焦凍!対するは、小さな体に大きな心を持つ男!ヒーロー科、小槌宿儺!》

 

なんかどこかの探偵みたいなセリフだ。

 

〈真実はいつも○つ〉

 

〈神さま、暇なんですか!〉

 

〈暇ではないさ、今日全ての神に聴き終わったら報告しに来たんだ。やはりと言うべきか、彼女達は君がここにきたせいで起きたイレギュラーだね。〉

 

やはりか・・・そんな気はしていた。

 

《いくわよ、レディー・・・ゴー‼︎》

 

開始と同時に氷が会場を埋め尽くした。

轟が開始早々決めにきたように見えたが、私はその氷を巨大化した腕で壊した。

 

「そう簡単にやられないぞ、轟!」

 

《早期決着かと思いきや、巨大化した腕で叩き壊したぞ!どうなっているんだ!》

 

《奴は自分の腕でだけを巨大化させているな。攻撃力は凄まじいだろうが、合理的ではないな。》

 

確かに攻撃力は凄まじいが弱点はある。

それはバランス。

今利き手側だけが巨大化。

利き手側に重心がいっているせいで、上手いこと力が込められていない。

逆に言えば、バランスさえ保てれば力を込められる。

後、両手でできないないのも弱点の一つかな?

ル○ィみたいになってやりたかったな・・・

 

「左使ってこいよ!氷だけなら、全部叩き壊してやるからよ!」

 

「・・・悪いが終わらす。」

 

次の瞬間後ろから氷が迫ってきた。

しまった、後ろを取られた!

慌てて後ろに向かって攻撃しようとするが、バランスを崩し氷の中に閉じ込められた。

 

《小槌君、行動不能。よって轟君、準々決勝に進出‼︎》

 

こんなことなら、もう少し練習しておくんだった。

 

end

 

 

四回戦が始まったが、発目ちゃんのプレゼン化し始めた。

10分間のプレゼンが終わると、自ら場外に出た。

サポート科か・・・今度行ってみようかな?

五回戦は拘束しようとする瀬呂ちゃんに対し、常闇さんは個性を上手いことを使い瀬呂ちゃんを場外に押し出した。

六回戦は酸を操る芦戸ちゃんが終始塩崎ちゃんを圧倒し、塩崎ちゃんは降参を宣言。

七回戦はほぼ同じ個性の対決。

そして男と男の殴り合いだ。

相手の攻撃を避けることなく、己の個性が上だと言うために・・・

結果は引き分け。

二人とも意識を失ったらしい。

意識を取り戻したら、腕相撲で決めるみたいだ。

そして八回戦目。

私はお茶子ちゃんの控え室へ訪れた。

しかし緑谷さんと飯田さんがいるようだ。

私は部屋に入らずに廊下で聞き耳をたてた。

緑谷さんが爆豪さん対策を伝えにきたようだが、お茶子ちゃんは断る。

自分の力だけで勝ち進みたいとのこと。

 

「決勝戦で会うぜ!」

 

お茶子ちゃんが外に出た時、私に気づきはしたがステージの方へ向かっていった。

私は観客席に戻って、二人の対決を見た。

最初の方は私の予想通り何度も爆豪さんの爆破に晒され、苦戦を強いられていたお茶子ちゃん。

それもめげずに突進し続けるお茶子ちゃん。

そんな爆豪さんの女子に対しての苛烈な扱いに、会場にいるヒーロー達も見ていられなかったのか爆豪さんに酷いブーイングの言葉を何度も投げかけた。

しかしそこで相澤先生が、

 

《今、遊んでいるっていったのは何年目のプロだ?本気で言っているなら、帰って転職サイトでも見ることだ。》

 

と、言い放った。

爆豪さんは決して油断できない相手だと思っているから、本気でお茶子ちゃんと戦っている。

次の瞬間、今まで爆破を続けていた爆豪さんの散らしたステージの破片をお茶子ちゃんは空に浮かばせて、さらにはそれを最後まで爆豪さんに気づかせなかった。

そして準備が整ったお茶子ちゃんは、爆豪さんに捨て身の流星群を叩き落とした。

これでなんとかすれば勝てる!と思ってたが、爆豪さんはなんと空の破片全てを爆破させたのだ。

それには会場から歓声が消えるくらいで、みんな開いた口が塞がらない状態だ。

最後にはお茶子ちゃんの許容重量キャパオーバーで動けなくなってしまい、そのままリタイアとなった。

やはり、爆豪さんは強い。

おそらくだが決勝戦は爆豪さんと戦うことになるだろう。




備考
・対戦表(原作変更)
七・八回戦目は変わりませんが、その他は変更しています。

・真実はいつも◯つ
殺人を呼ぶ探偵の名台詞。
年間1000人は超えているだろうな(呆)

主人公のヒーロー名を決めかねています。3つほど候補を立てておきます。因みにチェンジストはチェンジ+イースト(東)を合わした物になります。

  • 変化ヒーロー チェンジスト
  • 変化ヒーロー ほまれちゃん
  • 変化ヒーロー Orient(東方)

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