僕アカ×東方 〜私の個性はほぼ全キャラの能力〜   作:響緑

22 / 66
本当は分けるつもりでしたが、思ったより文字数が足らず二つを合わせました。
今回二人ほどオリジナル(東方)キャラがでます。
そこそこ重要な役として・・・


準決勝&決勝

(???視点)

 

「藍しゃま、藍しゃま。例の人を見つけました。」

 

《よくやったぞ、(ちぇん)。今、どこにいる?》

 

「雄英体育祭の一年生の部です。名前は東方穂稀、今の所幽香さんとにとりさん、美鈴さん。そして死を招くと言っているので、幽々子様でしょうか?」

 

《確かに、可能性は大だな。引き続き確認を頼む、私は校長と掛け合ってみるよ。》

 

「分かりました、藍しゃま。」

 

さて次は誰で出てくるのだろうか。

相手はエンデヴァーの息子さんらしいし、かなりの鬼門になるだろう。

 

 

end

 

芦戸ちゃんと常闇さんの戦いは、芦戸ちゃんの酸を気にしないダークシャドーが芦戸ちゃんを場外に追いやり常闇さんの勝利。

切島さんと爆豪さんの戦いは、防御をする切島さんだったが攻撃を緩めなかった爆豪さんが勝利。

しばしの休憩後、準決勝が始まる。

 

《続いて注目の対戦が実現したぞ!複数持つ個性で上位を出し続けるヒーロー科、東方穂稀!対するは、強力な個性で圧倒し続けるヒーロー科、轟焦凍!》

 

「轟さん。貴方が氷だけでいくっていうのなら、私はこの個性で貴方に勝ちます。」

 

変身するのは、勇儀さん。

 

《行くわよ、レディー・・・ゴー!》

 

「それ、握力ん時にやったな。ということは強化系の個性ってところか。」

 

覚えていたんだ。

片手を後ろに回して構える。

 

「どういうつもりだ?」

 

「今の貴方ならこのくらいのハンデで十分よ。」

 

途端に氷が迫ってくるが、普通に粉砕。

勿論、片手しか使っていない。

 

「チッ!」

 

再度氷が迫ってくるが粉砕。

更に追撃、氷の壁を後ろに作った為場外には行くことはなかった。

そんなやり方もできたのか!

にとりさんとチルノちゃんでも応用できそうだ。

暫く試合が続くと、轟さんのスピードが遅くなった。

それだけではなく威力も弱くなっているようだ。

 

「スピードも威力も、戦闘前と全然違うわ。氷ばっかし使っているから、体が寒くなって動きづらくなっているんじゃない?」

 

「・・・・」

 

「左側を使えば、体温調節とか簡単になるんじゃないの?」

 

「戦闘で左は使わねぇ。」

 

「裏でも言ったけど、右も左も君の個性だよ!みんな全力出して頑張ってきているの!本気でやんなさいよ!」

 

すると轟さんが左側を使い始めた。

熱い、これが彼の本気か!

エンデヴァーが何か吠えているけど、今は気にしている暇はなさそうだ。

 

「ありがとうよ、東方。」

 

もう片手も前に出し、くるであろう最大の攻撃を迎え撃つ。

迎え撃つは勇儀さんの十八番。

 

「四天王奥義『三歩必殺』」

 

《セメントス、早く壁を作れ‼︎》

 

一歩目で息を大きく吸い、二歩目で筋肉を増強し、三歩目で思いっきり殴る。

殴った瞬間、セメントのような感覚があったが一瞬で砕け散った。

セメントってこんなに柔らかかったっけ?

 

 

(橙視点)

 

確かあの人って、鬼四天王の一人の勇儀さんですね。

幽香さんといい、かなり強者の力を使っているにも関わらず、きちんと言うことを聞いてくれているようです。

それに今した攻撃、あれはキャラが持っているスペカの一つだったような・・・

ぶつかった時におこった煙が次第にはれてきて、ステージ上には一人の影があった。

 

《轟君、場外!よって東方さん、決勝進出!》

 

ミッドナイトさんのアナウンスが終わると、通常状態に戻る東方。

通常状態は阿求さんみたいだ。

藍しゃま、確定しました。

彼女が悲しき運命を担わないといけない人なのでしょう。

 

 

end

 

(藍しゃま視点)

 

「お久しぶりです、根津校長。」

 

《八雲藍だね。卒業式以来だね、どうしたんだい?》

 

10数年ぶりに話したはずなのに、よく覚えている。

流石ハイスペック生物だ。

 

「東方穂稀さんをスカウトしたいんですけれど、できますかね?」

 

《ヒーロー事務所を構えたのかい?》

 

「・・・」

 

《・・・彼女が選ぶかどうかまでは不明さ。出してみてはどうだい?》

 

「そうですね、そうします。」

 

end

 

 

決勝戦。

爆豪さんと常闇さんの対決は、光が弱点であった常闇さんが降参。

よって爆豪さんとの対決になった。

 

《さー、一年生の部もこれで終了だぜ!数々の個性で相手を倒してきたヒーロー科、東方穂稀!対するはヒーローより敵の方が似合うヒーロー科、爆豪勝己!》

 

「なんだと、プレゼントマイク!敵じゃねぇ、ヒーローじゃボケ‼︎」

 

「そう言う所が敵っぽいのよ。」

 

爆豪さんはこちらを睨んできた。

 

「変化女、決勝で会うのは轟かテメェかだと思った。どんな個性を使ってくるか分からんが、ぶっ殺す!」

 

正直言って爆豪さんに有効な個性はない。

さらに言えば勝てる要素が見当たらない。

だからといって降参はしたくはない。

もっともまともに戦えそうな、萃香さんに変化。

 

《いくわよ、レディ〜・・・ゴー‼︎》

 

「ミッシングパワー。」

 

「「「「で、デケェ〜‼︎」」」」

 

その大きさはMt.レディより小さいくらいだ。

服は一旦霧にして、大きくなった服を生成。

放送事故にはならない。

スカートの中はドワーフだからバンツは見えないはずだし、空中で浮遊しているため、場外扱いにはならない。

現にミッドナイトが判決をしていないから、OKなのだろう。

 

「巨大化かよ、それで俺を捉えられるのかよ!」

 

確かにこの姿だと爆豪さんを捉えることはできない。

出来ないからこそ、この姿なのだ。

爆豪の攻撃で脇腹あたりにダメージが通る。

巨大化した私は崩れ落ちた。

 

「「「「ありがとう、爆豪さん。これで準備は終了したよ、おまたせ。」」」」

 

ステージ上には通常サイズの私が15人。

 

「チッ。そう言うことかよ。」

 

「そう言うことよ。」

「一体一体が本物と同じ力を持っているよ。」

「偽物だからといって、弱体化はしないからね。」

 

やったのは凄く単純なことだ。

分身を作れば作るほど身長は縮み続ける。

そこで私はミッシングパワーで本体自体を大きくすれば、通常サイズの私が作れるのではと考えついたのだ。

結果は大成功。

会場がなければ、もう少し数多く出来たかもしれない。

 

「は!それがどうした‼︎全部ぶっ殺せばいい話だろう!」

 

「左のストレート。」

 

「なっ!」

 

「分身は一回だけ変身は可能なの。」

「だからその私は霊夢さんに変化したってわけね。」

 

「そう言うことかよ!」

 

別の私に攻撃したがこちらは美鈴さん。

己のタフネスさを武器に攻撃を受けきる。

それでも爆豪さんは二・三回攻撃を仕掛け、攻撃をやめた。

 

「やはりな。分身が変化できるは分身が変化していねぇ奴だけだな。テメェが手を抜くとは思わねぇからよ。」

 

気づかれた。

爆豪さんも緑谷さんと同様、戦いながら学んでいくタイプのヒーローなのか。

そうこの分身が変化できるは、分身が変化していない個性のみ。

 

「テメェのことだから氷女や花女は使えねえんだろう⁉︎俺と対決しても生き残れる奴しか選んでねぇ証拠だ!」

 

やっぱり、やるしかないか。

 

『本当にやるのかい、盟友?七人目以上に変化することはしてこなかったけど大丈夫なのかい?』

 

おそらくデメリットが発生するかもしれないけれど、負けたくはない。

 

「爆豪さん、君は強いよ。」

「だから・・・私は切り札を使うよ。」

「本来は人に向けて打つことはないんだけどね。」

 

残り変身していない分身と私は、パチュリーさんに変身する。

同時変化なら全て同じ人にもできるのだ。

 

「「「いくよ、爆豪さん。日符『ロイヤルフレア』」」」

 

「死ねぇー!!」

 

セメントス先生がセメントの壁を作るが、いとも簡単に壊れぶつかる。

熱風に耐え忍んでいたが、限界はすぐにきた。

背中に壁が強く当たり、意識を失った。

 

《東方さん、場外。よって爆豪君、優勝‼︎》




備考
・ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん
藍しゃま、うるちゃいでしゅ

・分身も変身一回
後々のRTA(嘘)でも使います。
覚えておきましょう。

・七人目以上について補足
デフォ(阿求)・幽香・にとり・さとり・阿求・美鈴・勇儀・萃香・パチェと変化しています。
因みに体力測定では、デフォ・咲夜・勇儀・紫・萃香・天子・魔理沙・デフォと変化しているわけですね。

主人公のヒーロー名を決めかねています。3つほど候補を立てておきます。因みにチェンジストはチェンジ+イースト(東)を合わした物になります。

  • 変化ヒーロー チェンジスト
  • 変化ヒーロー ほまれちゃん
  • 変化ヒーロー Orient(東方)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。