でも今回はあいみょんが出ている(半年前からのファン)から、どっち見ようか悩む所。
次の日
いよいよ学校が本格的に始まることになる。
午前は普通の高校生の授業。
全て有名なプロヒーローで驚きはしましたが、至って普通の授業。
午後の授業は皆お待ちかねのヒーロー基礎学。
担当の先生はオールマイトだ。
いよいよ生のオールマイトを見ることが出来る。
今日はこのために学校に来たといっても過言ではない。
「わーたーしーがー‼︎普通にドアから来た‼︎」
オールマイトが教師をしているって、本当だったんだ‼︎
画風が違いすぎて鳥肌がたっているのが分かる。
「早速だが、今日はコレ‼︎戦闘訓練‼︎そしてそいつに伴って・・・こちら‼︎入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた戦闘服コスチューム‼︎」
私の要望したコスチュームは普段着と代わり映えはあまりしないが、より伸縮性に優れた生地にしてもらった。
一回ルーミアから勇儀さんに変わった時、破れてしまった為の対応だ。
「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ‼︎」
更衣室で着替えをする時、気づいてしまった。
みんな発育が良すぎる。
耳郎ちゃん、私達はあんな風にはなれないかも知れない。
着替え終わり、グランド・βに向かう。
「形から入る事も重要だぜ少年少女。自覚するのだ‼︎今日から自分は・・・ヒーローなんだと‼︎」
「さあ!始めようか有精卵ども!!」
みんな様々な衣装を来て集合する。
緑谷君はまるでオールマイトみたいだね。
オールマイトの話を纏めると今回の実習では、ヒーローチームと敵チームに別れて行なう、二対二の屋内演習らしい。
敵が核兵器を持ってビル内に立てこもったというシュチュエーションで、ヒーローチームは核兵器を回収するか敵チームを拘束するのが目的だ。
逆に、敵チームは時間いっぱいヒーローチームに核兵器を触れさせないか、ヒーローチームを拘束するかすれば勝利と言う感じらしい。
とてもアメリカン的な設定だ。
「先生‼︎一つ質問があります。」
声的に飯田さんですね、凄く・・・メカメカしいです。
「何だい飯田少年?遠慮なく聞いてくれ‼︎」
「では失礼します‼︎このクラスは全員で21人なのですが、チーム分けはどうするのでしょうか‼︎」
「あ、私もいいですか?相澤先生の時みたいに、除籍処分とかあるんですか・・・?」
「・・・ぶっ飛ばしてもいいんですか?」
「このマントヤバくない?」
「んんん〜〜〜、聖徳太子ィ!!」
不覚にも、プルプルと震えるオールマイトを可愛いと思ってしまった。
新米教師な訳だから、いくつもの質問が一気に飛んでくると処理が追いつかないのだろう。
「ええっと。まずはチーム分けについてだが、一つ3人のチームを作り戦ってもらうことになる‼︎
除籍処分はもちろん無い‼︎相澤くんは、ああいう性格ではあるがそこまで怖いやつではないぞ?避けることなく、むしろ積極的に接してあげてくれ。
戦闘訓練という題目だから、もちろん対戦相手への直接攻撃はOKだ‼︎だが、私がこれ以上は危険だと判断したら、容赦なく中止するからな?
あとそのマント、恰好いいぞ‼︎」
凄い全てに全力で答えた。
こんなことなら、私も何か聞けばよかった。
くじ引きの結果このようになった。
A:緑谷・麗日
B:瀬呂・轟・小槌
C:峰田・八百万
D:爆豪・飯田
E:芦戸・青山
F:口田・常闇
G:耳郎・上鳴
H:蛙吹・東方
I:尾白・葉隠
J:切島・障子
「梅雨ちゃん、よろしくお願いします。」
「ケロケロ♪」
よかった。
仲の良い梅雨ちゃんと一緒でよかった。
「対戦者はこれだ‼︎」
ヒーロー 敵
A vs D
B vs H
F vs C
G vs J
E vs I
私は敵側か。
で、相手は三人か。
これは聞けるチャンス。
「ハンデとかあるんですか?」
「ない‼︎なぜならある人を呼んでいるからね。」
ある人?
「まさかとは思ったが、娘と組むことになるとはな。」
「私も驚いています。」
「禁止ヒーロー銀次さん⁉︎それに娘っ‼︎・・・そっか東方さんのお父さんか。でも親からの遺伝はあまり受け継いでいないのか?となると母方の血液が強いのかな?でも銀次さんの奥さんなんて聞いたことがないし、プロヒーローじゃなかったのか?」
「勿論銀次さんからは助言をすることはしないし、個性を使わず素の力と銀次さんとの通信不可のハンデはつけてもらった。それでいいよな?」
「ああ、勿論。さあ、思う存分楽しもうぜ?」
最初に戦う二チーム以外は、モニターが置いてある部屋へ移動した。
モニター室
最初の対決は緑谷さん・お茶子ちゃんvs爆豪さん・飯田さんか。
試合早々、飯田さんを置いて爆豪さんが出ていった。
一分もすると爆豪さんが奇襲、しかし緑谷さんが瞬時に回避。
「奇襲。敵としてありえる行動だが、上手いこと回避したな。」
「緑谷少年と爆豪少年は幼馴染だから、手の内は分かっているのだろう。」
《麗日さん、ここは僕に任せて‼︎》
《デク君、気をつけて。》
お茶子ちゃんが核の確保に向かう。
つまり爆豪さんvs緑谷さん、飯田さんvsお茶子ちゃんの対決になる。
途中爆豪さんが籠手のピンを外し、最大火力をぶっ放した。
「危ないわね、緑谷ちゃんが避けなかったら死んでいたわ。」
「爆豪少年、次それを使ったら君の負けとする。」
「オールマイト、ぬるいぞ?」
「銀次の言うことも分かるが、まだ子供だ。少しくらい甘くたっていいさ。」
試合は続いていき、爆豪さんが二発目を発射。
しかし緑谷さんの個性により、その衝撃は真上で戦っている二人を襲った。
お茶子ちゃんはその破片を柱で打ち、飯田さんが怯んでいるうちに確保。
緑谷さんの腕が紫に変化している。
本当に個性使い始めの子供ね。
まるで自分の個性に付いていけない。
それにあれ・・・オールマイトの技に似ている。
まあオールマイトが好きみたいだし、真似しているだけとも言えないんだけど・・・
それから、さっきからさとりさんの個性が出来ない。
何か見られると困るもんがあるのだろうか?
・・・
「さて、敵になった訳だが・・・」
私達は四階の角部屋に核をおいて作戦会議をした。
「瀬呂ちゃんはテープ、轟君は氷結、小槌君は大きくなったり小さくなったりする個性。」
「三人のうち注意が必要なのは、小槌ちゃんかしら?寸前まで小さくなられたら見つけにくいわね。轟ちゃんとは相性が悪いわね。」
「蛙だもんね。」
本当、どうしたもんかな。
「作戦とも言わないけど、お父さんは轟君を、梅雨ちゃんは瀬呂ちゃんをマークと核の保守。小槌君は私がマークしたほうが良さそうね。」
「「分かった(わ)。」」
さて、ヒーローを待ち構えようかしら?
(小槌視点)
さて、相手は自分の上位互換の可能性のある東方と、梅雨ちゃんとプロヒーロー銀次か。
「私が核の場所を確認後、轟君が氷結。そして核を確保。中々いい考えね。」
「どうかな?相手にはプロヒーローがいるしな。」
「三対一ならこちら側が有利よ、いいと思うけど小槌はどう思う。」
「・・・そうだな、相手のキーマンは娘の方だろう。多分蛙吹は蛙の個性だろうから、寒い所は苦手。銀次さんは、プロとはいえ個性の未使用。だが彼女の個性が分かっていないことかな。100mの時みたいに突然目の前に現れる可能性もある。幅跳びみたいに飛べるのなら、その氷結も飛んで防げそうだしな。」
現に東方のキャラには、飛べないキャラは先代くらいしかいないからね。
「小槌と瀬呂、二人で彼女止めれそうか?」
「プロと当たる気⁉︎」
確かにこの中で一番強いのは轟だ。
一番抑えられる可能性はある。
「分かった、その作戦で行こう。捕獲次第核を狙いに行く方向で。」
問題はこっちの方だな。
やれるだけやるとしよう。
備考
・くじ引きの結果
これはルーレットを使い決めました。
二回やって二回とも爆豪と緑谷が同じチームになった為、原作を採用。
どんだけ仲がいいんだよ、君たちは。
・助っ人でお父さん登場
本当はオールマイトが出る予定だったらしい。
しかし個性なしのハンデが出来ない為、親友で卒業生でもある銀次に依頼。
新登場キャラ及び使用キャラ・・・なし
来年もいい年になりますように。
良いお年を。