ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

12 / 48
久々の投稿です。ルーブにブースカ登場しましたね。しかもあの存在感w、そして愛染社長オープニングから消えてる…。


第12話 宇宙の帝王(宇宙の帝王ジュダ、超怪獣グランドキング登場)

「ジュダ…、お前は…」

ミナはレーザーガンを構えながらジリジリとジュダににじり寄っていく。

「私自身にお前への恨みはない…、だが私の中のジークが言っている!お前は許しちゃあいけないと…!」

「そうか…、では、ここで死んでもらおう。恨むんならジークを恨むんだな」

ジュダはそう言うとビルから飛び降りた。

その瞬間、水牛のような角をもつ巨人が現れたのだ。

これがジュダの本来の姿なのだろう。

「はっ、あれは…!」

物陰から見ていたツバサも思わず目を見開く。

「いくわよ、ジーク!」

するとミナは首にかかっていたカラータイマーのような形のペンダントを外すと言った。

そしてペンダントを天にかざす。

ペンダントから2本のウイングが飛び出し光がほとばしった。

「シュア!」

ジークが現れ、構えをとる。

(出たな、ジーク…)

ジークはジュダに突進すると次々とパンチを繰り出した。

しかしジュダは俊敏な動きでそれを全てかわす。

そして、ジークに蹴りを入れた。

ジークはそれをくらって建物に倒れ込む。

さらにジュダはそんなジークを踏みつけた。

「まずい!」

ツバサはフレイスフラッシャーをかざすとフレイスに変身した。

「デュア!」

フレイスは登場と同時にジュダに蹴りをあびせた。

(ぐおぉ…)

ジュダはそれをくらいよろめく。

そのすきにジークも立ち上がった。

(おのれもう1人のウルトラマン!お前の相手は、グランドキングだ!)

2人の背後に突如、グランドキングが現れた。

グランドキングは咆哮をあげる。

グランドキングは2人に向かって突進すると、その腕で二人とも払い除ける。

フレイスとジークは地面に叩きつけられた。

2人のカラータイマーは点滅を始めた。

(フハハハハハハハ!そして貴様らにふさわしい最後を用意したぞ!)

ジュダがそう言った瞬間、フレイスとジークの身体は光に包まれ、空中に持ち上げられる。

そしてどこからともなく巨大な岩が出現し、2人を包み込んでしまった。

2人のウルトラマンはしばらく岩の中でもがいていたが、やがて、その目は光を失い動かなくなった。

(さぁ、かつてこの私が受けたのと同じ苦しみを味わうがいい!フハハハハハハハ!)

 

動かなくなった2大戦士を朝焼けが照らしていた。

 

「岩のような物質に包まれた2人のウルトラマンは依然、動く気配を見せません」

ニュース記者が倒された2人の見えるところまで来てリポートしている。

もう、どのニュースでもこの話題で持ち切りであった。

 

そして、ZETA南部隊でも…。

「まさか…、ウルトラマンが…」

隊長がニュースを見ながら呟いた。

「俺にも信じられません。隊長…」

キョウスケも言う。

「隊長、何もしないのですか?」

ミハルが問いかける。

「本来ならば…。ここは上層部の意見を求めるところだった…。しかしだ。もはやこれはそんな問題ではない。ウルトラマンは我々と共に戦った仲間だ!仲間を助けるのに躊躇する必要は無い。ZETA南部隊!総員出撃!これよりウルトラマン救出作戦を開始する!」

「了解!」

 

スーパーマザーというのがその大型飛行艇の名前だった。全長約100メートル、そしてそのブリッジにはZETA南部隊全員が乗っている。

「スーパーマザー、発進!」

ミカが言うと、ZETA基地の地下格納庫の扉が開き、そこからゆっくりと発進する。

「人間どもが動き出したか。だが貴様らごときに何が出来る!」

その様子をモニターを使って見ながら人間態のジュダが言う。

「グランドキング、ひと暴れしてこい…」

 

「目標、ウルトラマン!射程距離内に入りました!」

ミカが叫ぶ。

「待て!その前に何か現れたぞ!」

ショウが言ったその瞬間だった。

スーパーマザーの船体が大きく揺れる。

「怪獣が船体に張り付いています!」

ミカはモニターを確認しながら言った。

グランドキングは船体にしがみつくと地上に墜落させようとしていた。

「こうなったら…、艦を180度回転させろ!」

「そんな…!重力下です!」

南部が言うとすかさずシンペイが反論する。

「いいからやってみろ!」

「了解!」

スーパーマザーがゆっくりと回転を始めると、逆さまになった。

「うわぁぁぁぁっ!」

乗員たちはバランスを失い艦内を滑っていく。

「そのまま怪獣を地面に叩きつけろ!」

隊長は這いつくばりながら指示を出す。

スーパーマザーは前進しながらグランドキングを地面に叩きつけた。

その拍子にグランドキングは船体を離してしまった。

「やったぞ!体勢を戻せ!」

スーパーマザーはゆっくりとまた元の体勢に戻った。

「目標捕捉!シャイニングレーザーを発射します!」

スーパーマザーから虹色の光線が発射される。

光線は岩を砕き、そして…。

 

やがて土煙の中から2人の巨人が姿を現した。

「よし!成功だ!」

スーパーマザー艦内は歓喜に包まれる。

 

「馬鹿な…!人間ごときに!」

ジュダはそう言うと元の姿になり、巨大化する。そして、フレイスとジークの前に姿を現した。

(なるほど…、地球人とはいえ侮るなということか…)

ジュダは言った。

グランドキングもジュダの隣にゆっくりと進みでる。

(やれ、グランドキング!)

グランドキングはウルトラマン達へ突進していく。

しかし今回はウルトラマン達の方が上手だった。

突進をかわすと両側からダブルキックをあびせた。

そして後方に押し返す。

さらに2人で角を掴むとグランドキングを投げ飛ばした。

(どういうことだ!貴様らなんぞに!)

ジュダがわめく。

(人類を侮った時点で貴様の負けだった。そういう事だ!)

フレイスの中のツバサが言う。

(そういう事よ!)

ジークの中のミナも言った。

(ちくしょう!ふざけるなぁぁぁぁぁ!)

ジュダは2人に向かって突進してきた。

しかし2人はそんなジュダをグランドキングと同じところへ投げ飛ばした。

((ダブルスパイラル光線!))

フレイスのフレイシウム光線、ジークのジークロスショットが同時に放たれ、2つの光線は合体し、回転しながら、ジュダとグランドキングに命中した。

こうして、ジュダ、及びグランドキングは爆散した。

翌日…。

「おはようございます!」

ZETA南部隊の部屋に勢いよく入ってきたのは竜ヶ崎ツバサだ。

「おい!お前もう怪我は大丈夫なのか?」

ショウが訊く。

「お陰様ですっかり良くなったぜ!」

「おい、心配ばかりかけやがって!」

戦いが終わり、平和な時間が流れていた。




とりあえず、1クールの中ボス格は倒せました。
さて、次回からまた初心に帰って2クール目を始めようと思います!ハッピーハロウィン!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。