ある日のことだった。一筋の流れ星が岐阜県の山中に落下した。それは、ただの流れ星ではなかった。ひとつの宇宙船だったのだ。
「岐阜山中に落下した隕石から大量の異常電波が発信されていることが分かった」
南部隊長はツバサとショウに今回の任務を説明している。
「異常電波…ですか?」
「そうだ。恐らくその隕石は宇宙船かなにかなのだろう。そこでだが、君たちには早速調査をしてもらいたい」
「了解!」
ゼータウィングという二人乗りの戦闘機がZETA基地より発進する。
乗っているのはもちろん、ツバサとショウの2人だ。
「宇宙船かぁ、だが墜落しちまったんだろう?たとえ侵略者だったとしても俺達にはもはや害はないさ」
ショウは言う。
「待て、そんなに楽観視しすぎるな。奴らはいつでも俺たちの思いもよらない方法で襲いかかってくるんだからな」
その時、ショウが窓の外を指さして言った。
「お、おい!あれじゃあないのか?原型をとどめているぞ!」
見ると指さした先の森の中に、20〜30メートル位はあるであろう楕円形の青と白の円盤があるのが見える。
「驚いたなぁ。降りていってみるか?」
ゼータウィングはそのまま円盤の近くに着陸する。
ツバサとショウの2人は円盤の周りを廻って調査をしていた。
「不思議だ…、出入口や窓と思わしきものが全くないぞ」
ツバサが言う。
すると、ショウがまたしても何かを見つけた。
「なんだあれは?」
ショウが指さした先には人間くらいの大きさのカプセルがあった。
2人はそのカプセルに向かって歩いていった。
すると、そのカプセルには小窓があり、ちょうどその中で1人の少女が休眠状態になっているのが見える。
「綺麗だなぁ…」
ショウは思わず呟いた。
「お前…、なるほど、こういう子が好みなんだなぁ?」
ツバサがすかさずからかう。
「うるせぇ!お前は綺麗だとは思わないのか?」
「ま、まぁ思うけども」
「だろぉ?」
ショウが勝ち誇ったように言った。
少女は回収され、カプセルから出されてZETA基地のベッドに寝かされていた。
「ふーん、なかなか可愛い子じゃあないの?」
宇宙人少女を回収したと聞いてやってきた相馬隊隊長の相馬ミナが言った。
「そうだなぁ」
ツバサは上の空で答える。
「まさかツバサ君、この子に惚れちゃったりして?」
何故か今度はツバサがからかわれる番になっていた。
「い、いや、まさかそんな訳ないですよ」
やがて何故か2人で別室でいると技術職員のひとりが解析結果を報告しに来た。
「驚きました…、彼女、生物じゃあありませんでした。よく出来た本物そっくりのアンドロイドです」
「あっツバサ君ちょっと残念そう」
ミナがすごい余計なことを言った。
「相馬さん!?」
その時、誰も気づかなかった。誰一人としていなくなった部屋で、アンドロイド少女がゆっくりと起き上がったことを…。
「さぁーて、そろそろこの部屋も片付けないとな」
技術職員が1人その部屋に入ろうとしたその瞬間、向こう側から扉が開き、アンドロイド少女が現れた。
「あっ」
少女は手から電流を流し職員を気絶させると部屋から出ていった。
「うん、じゃあねっ」
「では、またいつか…」
ツバサとミナは廊下でちょうど別れた瞬間であった。
そこでアンドロイド少女に出くわしたのだ。
「あっ…お前は…!」
すると少女が初めて口を開いた。
「お前達、ただの地球人ではないな。反応が少し違う」
「一瞬でバレた!?」
「あなたは誰なの?私たちの敵?」
すると少女は答える。
「私の名はサーシャ。そしてお前達を滅ぼすようにインプットされている」
それを聞いた瞬間、ツバサはレーザーガンを構える。
しかしミナは言った。
「ツバサ君待って、この子、この子だけじゃあないわ。絶対なにか…、強力な兵器となる武器を持っている…」
「何故そんなことが分かるんです?」
「この子は滅ぼすって言った。でもこの子だけじゃあ無理よ」
するとサーシャが答えた。
「よく分かったな。その通りだ。だが気づいたところでもう遅い…!」
ツバサ、ミナ、そしてサーシャの3人はZETA基地の屋外へ急いで移動する。
それとほぼ同時だった。
上空に滞空していたあの円盤が変形し、巨大なロボットの姿になったのだ。
「あれは…!」
「あれは我が侵略兵器バルバイザー、そして私はその核となる存在…。私が一体化することによりバルバイザーは無敵となる!」
サーシャはご丁寧にも説明してくれる。
そしてサーシャはゆっくりとバルバイザーに向かって歩き始める。
「待て!止まれ!」
ツバサはそんなサーシャを引き留めようとするがサーシャは手から電流を放った。
「うわぁぁぁぁっ!」
ツバサは後ろに吹き飛ばされる。
しかしそれと同時だった。
サーシャが爆発した。
見るとミナがレーザーガンを構えている。
「行くわよツバサ君!」
ミナはジークペンダントを構えた。その瞬間、ペンダントのウイングが展開しジークに変身する。
ツバサもそれに続いてフレイスに変身した。
「シュア!」
「デュア!」
2人は同時に構えをとる。
するとバルバイザーは顔面のモノアイから光弾を次々と発射した。
フレイスとジークは左右に側転してそれを避ける。
しかし次にバルバイザーは胸のシャッターを開きそこからミサイルを乱射した。
フレイスとジークはバランスを崩して倒れ込む。
するとバルバイザーは背中からジェット噴射をし、飛び立った。
(まずい!市街地に向かうつもりよ!)
ジークの中のミナが言った。
2人はバルバイザーを追って飛び立つ。
バルバイザーは市街地に飛来した。
そして顔面からの光弾で市街地への攻撃を開始した。
しかしその前にフレイスとジークも飛来した。
「シュア!」
「デュア!」
2人は再び構えをとると、バルバイザーに向かって突進した。
そして全力でバルバイザーを抑え込む。
だがバルバイザーによって払いのけられてしまった。
2人のカラータイマーが点滅を始める。
バルバイザーは倒れ込んだ2人を無視して、進撃を始める。
(ダメだ…、どうする…!)
(大丈夫、私に任せてっ)
ジークはそう言うと立ち上がり、右手から光の鞭、ジークウィップを伸ばす、そしてそれをバルバイザーの首に巻き付けると引っ張った。
バルバイザーはゆっくりとこちらへ引き寄せられていく。
(ツバサ君!今よ!)
フレイスは腕を十字に組んでフレイシウム光線を放った。
バルバイザーは爆発した。
2大戦士はそれを見届けると光に包まれ消え去った。
もうあとがきなんて書(ry