ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

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小説版TDG読破しました。やっぱり俺はガイアが好きだなぁって思いました!この作品にもガイア怪獣いくつか登場させたいなって


第27話 ZETA、機密実験(戦車怪獣恐竜戦車登場)

その実験場は関係者しか知らない山奥に存在していた。

そして今日、そこには続々と車が集まってきていた。

側面にはZETAのマーク、そう、ZETAの兵器実験場なのだ。

「いよいよですね…」

ZETA上層部の人が実験場を眺めながら話している。

「そうだな…、ついに我らの高性能火薬スパイナーの実験が…、始まるわけだ」

その時、通信が入った。

「なんだ」

男はその通信に出る。

「まもなく、長官が到着されるそうです」

「わかった」

そして彼は通信を切ると言った。

「すぐに長官を迎えに行くぞ」

 

一方、その頃、ツバサ、ミハル、キョウスケの3人もその現場に到着していた。

しかしこの実験場、上層部しか実際の場所を知らされていないので、彼らも任務に着いてはここにたどり着くまで秘密だった。

しかも、連れてくる途中、終始目隠しをされていた。

「もう、外していいぞ」

3人を運んできた運転手の指示で、目隠しをはずす。

「一体どういうつもりなんだ?俺たちをこんな…」

キョウスケは言いかけたところで口をつぐんだ。

周りにいるのは皆、上層部の人々だったのだ。

「これは…?」

しかも目の前に広がっている光景も、一面の荒野、日本にこんな場所があるなんて聞いたことがない。

「驚いただろう?ここは衛星写真ですら加工されて映らないようになっているからな」

3人は振り返ると、そこにはZETA長官、大道寺ヒデキが立っていた。

「大道寺長官!?」

3人は敬礼をする。

「君たちに来てもらったのは今回行われる新型高性能火薬、スパイナーの実験、その護衛のためだ」

長官は説明した。

「スパイナー…?」

ツバサは呟く。

「今までの火薬の何倍もの破壊力を持つ、新型高性能火薬だ」

すると、長官のそばにいた男が説明を引き継いだ。

「今回の実験は大掛かりだ。それゆえ、ここにいる長官及び上層部の人間の命を狙ったもの、スパイナーを狙ったもの、はてやZETA全体に関わる機密を狙ったものなど様々な犯罪、及び異星人などが想定されている。そこで君たちにはここの会場、及び人員の警備を担当してもらいたい」

「了解!」

そして最後に、男はこう呟いた。

「まぁ、終わったらあなた方は記憶処理を施されますがね」

 

2人がいなくなるとツバサは言った。

「ちくしょう!記憶処理だなんて…!」

「だがしょうがないだろう。こんな所に来れただけでもありがたく…」

キョウスケがそれを宥める。

「それだけじゃあないんだ。ZETA、どこまで兵器開発を続けるつもりなんだ?こないだの某遊星の件だってそうだったが…、何故そこまでする必要があるんだよ!」

「まぁ待て、上層部だって人類のためを思ってのことだろう?」

だがツバサはもうそんなことを聞いてはいなかった。

気がつくと、その場を飛び出し、実験場とは反対方向の森の中に行っていた。

「おい待て!」

追おうとするキョウスケをミハルは制して言った。

「待って、私が説得します」

 

ツバサは森の中で1人、歩いていた。

そして、呟く。

「ちくしょう…、上層部なんかの…、思うようにされて…たまるかってんだ…」

「ツバサ?」

不意に、後ろから声をかけられた。

見るとそこに、ミハルがいた。

「記憶処理はさすがに私だって抵抗はある。…でも…、いいんじゃあないの?だって今すごくムカついてることだって忘れられるのよ」

「あのなぁ…」

「どうしてツバサはそうやって悪い方に考えようとするの?結局はみんな人類のために戦っているだけじゃあないの?正義にも色々ある。いや、正義なんて本当はないのかもしれない…。でもそんな中、同じ目的を持った者が共に戦う、それだけでいいんじゃない?…それに…、逃げてちゃあ何も変えられないわよ。もし、不満があるなら直接言ってしまえばいいじゃない!だから、戻りましょ…、一緒に」

「ありがとう…」

だがツバサが言いかけた瞬間だった。

地面に激震が走る。

「なんだ!?」

一方、実験場では、なんと、怪獣が現れていた。

しかもその怪獣、肉食恐竜のような体に、戦車のようなキャタピラがついている。

「な、なんなんだあいつは…!」

キョウスケは呟いた。

怪獣はこっち目がけて目からレーザーを放ってきた。

「まずいっ!逃げろ!」

上層部の人達は逃げ出した。

だがレーザーは命中し、キョウスケの目の前が炎に包まれる。

キョウスケも後方に吹っ飛ばされた。

「く…、ちくしょう!」

力を込めて立とうとするが、立つことが出来ない。

そして、脚に激痛が走った。

折れているのだ。

だが向こうに逃れていた長官はそれを見て叫ぶ。

「おい!貴様!何をやっているんだ!立て!それがお前の仕事だろ!」

怪獣はどんどんこっちに迫ってきた。

その頃、ようやくツバサとミハルは実験場にたどり着いた。

そこに広がっていたのは見事に破壊された光景だった。

そして怪獣がこっちに迫ってきていた。

その時、ミハルはキョウスケが倒れているのを見つけた。

「黒田さん!」

ミハルとツバサは、そこに駆け寄る。

だがそれを見ていた長官は2人に支持する。

「お前ら!そんなやつはいい!そんなことより怪獣を倒せよ!」

「ちくしょう…!」

ツバサは怪獣の元へ駆け出した。

そして、怪獣の正面まで来ると、フレイスフラッシャーを…。

だがそうはいかなかった。フレイスフラッシャーがない。

なんとツバサはここに連れてこられるときに、フレイスフラッシャーを上層部に没収されてしまっていたのだった。

「しまっ…!」

怪獣は体の下にある砲台から一斉射撃を開始した。

ツバサは爆発に巻き込まれ、吹っ飛ばされる。

だが気がつくと、その手には、フレイスフラッシャーが自ら飛び込んできていたのだ。

「フレェェェェェイスッ!」

ツバサはフレイスに変身した。

 

「デュア!」

フレイスは怪獣の頭部に飛び蹴りを浴びせる。

そして、怪獣の正面に着地すると構えをとった。

だが怪獣はそれを見ると、再び一斉射撃を開始したのだ。だがフレイスはそれをサークルバリアで防ぐ。

それを見た怪獣は全力でキャタピラを回転させ突進してきた。

だがフレイスはそれをバク宙するとかわした。

そして怪獣の後ろに着地する。

怪獣はフレイスに向き直った。

そして、目からレーザーを発射する。

フレイスはそれを喰らって後方に吹っ飛ばされた。

さらにそこに、怪獣は砲台の一斉射撃を撃ち込んだ。

フレイスのカラータイマーが点滅を開始した。




今回の恐竜戦車は結構強めに設定されてます。てか恐竜戦車、テレビの方でも再登場されないのかな。キャタピラの部分が難しいのかな。
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