ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

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久々の投稿になります。第3話です。前回決着がつかなかったので今回つけることにしました。なので2話見てない人はぜひそちらも


第3話 光と闇と(宇宙昆虫キングバーディン、地底暴獣ルーディアス登場)

怪獣はフレイスに突進する。

「トゥアッ!」

フレイスは地面へと倒れ込んだ。

怪獣はさらにその上にのしかかる。

カラータイマーの点滅が速くなっていく。

怪獣は両腕の鎌を使ってトドメをさそうとした。

その時だ。

「デュゥゥアァァ!」

フレイスは赤く光り始める。

「テュアァァァ!」

怪獣はフレイスの蹴りをくらい後方に飛ばされていった。そしてビルをなぎ倒しながら地面に倒れ込む。

再び立ち上がったフレイスの姿は赤と金色の体色に変化していた。

バーニングモードという形態で、熱攻撃とパワー攻撃に特化している。

そしてフレイスは腕をL字型に組んだ。そこからバーニングショットと呼ばれる赤い光線が放たれる。

それを喰らった怪獣は爆散した。

やがてフレイスは光に包まれ、その場から消滅した。

「ウルトラマン…」

キョウスケは呟く。

翌日、マスコミの話題は突如現れたウルトラマンの話題で持ちきりだった。

「すっかり有名になったもんだなぁウルトラマンさんも」

ショウは街中を歩きながら言った。隣にはツバサもいる。

今日は珍しく休暇を貰ったのだ。

「しっかしお前もよく無傷でいられたなぁ。あんな目の前で光弾が爆発して…」

ショウはしゃべり続ける。

「まぁ…運が良かったというかなんというか…」

ツバサは曖昧に言った。

「ま、いいや。それより見ろよアレ」

ショウが指さした先、そこには特大のウルトラマンのポスターがビルの壁に貼られている最中だった。

「まじかよ…」

ツバサは呟いた。

「ウルトラマンを構成する分子の解析が完了しました」

ZETA南部隊の部屋。ミカはコンピュータから顔をあげた。

「どうだ?結果は」

南部隊長は訊く。

「完全に未知の物質です。しかしその性質は光に近く、おそらく、宇宙由来のものかと…」

「そうか…」

「するってーと、ウルトラマンは宇宙人だと?そういうことか?」

キョウスケも言う。

「そういうことになります」

「ますます謎が深まってきたな」

キョウスケは言った。

「そこで、提案です。もし次にウルトラマンが現れた時、我々とコンタクトをとってもらう、というのはどうでしょう?」

「ほう…」

一方その頃、ツバサたちはあるカフェのテーブルについていた。

「いや、まずだな。ウルトラマンの目的をはっきりさせないといかん」

ショウは熱く語っていた。

「ちょっと待ってくれ、せっかくの休暇なんだ。そろそろ仕事とは関係ない話でもしようぜ」

ツバサはそれを遮った。

するとショウは意外にもあっさりとその話をやめた。

「そうだなぁ、じゃあ…、お互い趣味の話でもするかい?」

「おう、いいぞ」

しかし、会話が開花しそうだと思われた次の瞬間、地面が大きく揺れたのだ。

 

地面を引き裂き現れたのは最初にフレイスが戦った怪獣、ルーディアスの同族だった。

ルーディアスは咆哮すると地上に立ち上がる。

「ちくしょう、俺たちの休暇を返せ!」

ツバサはそう言うとルーディアスの方へ走っていった。

「おい、待て!今は武器すらないだろ!」

「東京都渋谷区にてルーディアスが出現!直ちに駆逐せよ!」

ZETA基地では南部が部下達に命じた。

「了解!」

南部隊一同は敬礼をする。

「おいバカ!待て!」

逃げ惑う人々に逆行して、ショウはツバサを追いかける。

「今は俺達も逃げなきゃダメなんだ!」

しかし、ツバサは黙々とルーディアスの方へ向かって走っていく。

そしてとうとう、逃げ惑う群衆の中でショウはツバサを見失ってしまった。

そして次の瞬間だった。ルーディアスの放った火球がショウ達の方へ飛んできたのだ。

しかしその行く手を阻む何かがいた。

「あれは…」

「ウルトラマン…」

スターイーグルに乗ったミハルは呟いた。

フレイスはルーディアスの火球を受け止めると立ち上がった。

ルーディアスはフレイスに突進していく。フレイスはそれを受け止めるとルーディアスを押し返した。

しかしルーディアスはフレイスに下から頭突きをして跳ね飛ばした。

地面に倒れ込んだフレイスをさらにルーディアスが蹴り飛ばす。

そして、首を掴んで締め上げた。

だがフレイスも負けてはいない。寝たままの姿勢でルーディアスの首に手を回すとそのまま地面に倒したのだ。

その拍子にルーディアスはフレイスを離した。

「デュアッ!」

フレイスは立ち上がると構えをとる。

しばらくしてルーディアスも立ち上がった。

そしてフレイスがトドメのフレイシウム光線を放とうとしたその時だった。

突如として天から青い光線が放射され、ルーディアスを包み込んだ。

「あれは…!」

キョウスケが呟く。

ルーディアスは光線に包まれて消滅した。

フレイスはその様子を眺めていたがやがてルーディアスと光線が消えると自らも光となり消滅した。

「今のは…」

ZETA隊員達も唖然としている。

そんな中、シンペイだけが言った。

「やばい…、コンタクトなんて取ってる暇がなかった」

 

ショウはやっとの事で破壊された街に佇むツバサを発見した。

「おい、ツバサ、心配したぞ」

ショウは声をかける。

「お前…、見たか?あの青い光を」

ツバサは言った。

「あぁ、見たぜ。一体ありゃなんなんだ?」

「俺だって知りたい。だが…なんか嫌な予感がする」

暗い空間、その中に所々白い証明がついているがそれでもこの空間を明るくするくらいの量はついてはいない。

「これがこの地球…という星の怪獣か」

部屋の真ん中に立体映像としてルーディアスが投影されている。

そして、今喋っているのはその容姿からして明らかに人間ではない。

「クックック…、なかなかに面白いのではないか?」

どちらも水牛のような角を生やしていた。

「どのみち私たちの敵ですらないわ」

これは女の声だがやはり角を生やしている。

「あまり自惚れるなよ」

最初に喋った宇宙人が言った。

「まぁ、私の実力を知らないっていうの?」

女の宇宙人が食って掛かる。

「まぁいい、戦うに際し士気は重要だ」

「解析が不可能です。かなり高度なカモフラージュ技術を使っていて…」

ミカは例の青い光線の解析をしながら言った。

「まさかお前でも苦戦するとはな…」

南部が言う。

「ただ…」

「ただ、なんだ?」

「これはウルトラマンとは違い明らかに敵対勢力のものです。これは勘ですが分かります。私には…」

ミカは力強く言った。

この世界の地球にも大きな危機が始まろうとしていた。




今回はここまでです。ちなみにフレイスの由来は炎(フレイム)と氷(アイス)を繋げ合わせた造語です。
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